動画エンコード設定 - XMedia Recode

KENWOOD MDV-727DT・MDV-737DTでの動画変換・エンコードについて - XMedia Recode

1.

MDV-727DT・737DTではmp4動画が再生できるようになりましたが、エンコード時の仕様用件が厳しく、あれこれ試したけどなかなか再生できない!とか困っている人が多いようです。
自分自身も、マトモに再生できるようになるまで何度も何度も車を往復しました・・・orz
そこで、自分なりのやり方ではありますがエンコードの方法を書いてみようかと思います。

使用するエンコードソフトはXMedia Recodeというソフトです。
運次第で、たまに落ちますw(最近はアプデで少しずつ改善されてきましたが
またたまに文字化け?してファイル名の先頭数文字が消えてしまいますが、諦めて手直ししましょう。
エンコード後の動画はナビでの再生のほかに、スマホやタブレットでも再生できます。

でははじまりはじまり。
まずは、XMedia Recodeを起動して、ファイルを放り込みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.

このソフトは動画の仕様を簡単に解析して表示してくれる機能があります。
動画の変換は16:9と4:3で分けて行う必要があるため、まずは16:9の動画だけを選択します。
この時、矢印のような欄外からドラッグを開始してファイルを選択します。
一般的なWindowsの操作のように一度ファイルをクリックしてShiftを押しながら下キー・・・とか、Ctrlを押しながらクリック・・・していくと不都合が置きます。
どういう事かというと・・・最初にクリックしたファイルの再生時間までしかエンコードしてくれなくなってしまいます。
何故かはわかりませんが。
そのうちアプデで直るかもしれませんけどね。

ファイルを飛ばして選択する場合は、Ctrlを押しながら、欄外からドラッグを開始して選択していけばOKです。

 

 

 

 

 

 

 

 

3.

形式タブから、画像のように設定。
 

 

 

 

4.

 

ビデオタブから、画像のように設定。

ポイントはプロファイルをBaselineにすること。
レベルはなんとなくLevel3でやってますが、そのほかでもいいかもしれません。
プリセット・Tuneの項目をこれ以外にすると、たしかナビで再生できませんでした。
フレームレートは諸説ありますが、とりあえず30fpsで。
レート調整モードもいくらか試しましたが、とりあえず品質で、2.0にします。
ナビで見た時の画質とファイル容量のバランスで決定しています。

なお、Open GOP以下の設定をこれ以外にすると、どうやら再生できなくなってしまうみたいです。
よくわかりませんけど・・・。

また左側の一覧にあるいろいろな項目はとくに変更しなくても良さそうです。
お好みで、いろいろ試してみるのも良いかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.

音声トラックタブで、画像のように設定。

複数の音声トラックがあるファイルをエンコードする場合は、「ストリーム」にいくつか出てきますから、そこから「変換」か「除去」を選択します。
ビットレートは128で十分ですが、こだわる方はここで微調整。
一番下のMid/Sideのチェックボックスはジョイントステレオのことだと思うんですが・・・なんか気に入らないのでチェックしてません。

 

 

 

 

 

6.

クロップ/プレビュータブで、画像のように設定します。

幅・高さ(解像度)は720x408でやっていますが、16:9の範囲で720x480以内であればお好みで。
704x396というのが一般的みたいですけどね。
スケーリングモードはBicubicにしていますが、これを変更することでシャープになったりぼんやりしたりするみたいです。
詳しくはggr
アスペクト比はもちろん16:9で、アスペクトエラーのところは勝手に数字が出てきますので、放っておいておk

なお、最初のほうで説明したCtrlを押しながらドラッグがどうたらこうたらってやつが成功していれば、動画再生時間は0秒~0秒になっているはずです。
複数ファイルを選択して設定する時はこれでいいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

7.

4:3の動画を727DTなどで再生すると横いっぱいに引き延ばされてしまいますが、そうならないためには動画の左右に黒い帯?を付けてやらなければなりません。
4:3動画をエンコードする際は矢印のところから「付加」を選択し、左右それぞれに84と入力します。
それ以外の項目は一切変更しなくてもおkです。
ただし動画解像度を720x408以外にした場合は、付加する84という値をそれに合わせて変更する必要があります。
ちなみにこの方法でエンコードすると4:3動画も黒帯付きの16:9動画になります。
ワイドモニターでの視聴には影響ありませんが、4:3などの四角いモニターでは全体的にちっちゃくなっちゃいますね(ちっちゃくないよ!

矢印のメニューにはいろいろありますが、その中にインターレース解除という項目があります。
プログレッシブソースの場合はオフ、インターレースソースの場合はオンにしてください。
プログレッシブソースにさらにインターレース解除をすると・・・悲惨な目に・・・(´Д`)
よくわからない人はヤフーでググれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

設定が終わったら、上部メニューから「リストに追加」します。
先ほど途中で4:3の説明をしましたが、基本的には16:9の設定をしたらリストに追加、4:3の設定をしたらリストに追加、というように分けて行ってください。
あとはエンコード開始をすれば「保存先」に保存されていくでしょう。
運が悪いとエンコード中に落ちたりしますが、もう一度やりなおすと上手くいったりします。イミフ

ここまで設定してきた内容は左上の「ファイル」メニューから設定を保存できます。
ただしバグなのか仕様なのかわかりませんが保存されない項目もあるため、設定を読み込んだあとも今回と同じ手順で各種項目が正常に設定されているかよーーーーく確認してください。
そうでなければ間違った設定で数百というファイルをバッチエンコードして数十時間後・・・とんでもない画質の動画が出来上がります☆(ゝω・)vキャピ

解説は以上です。
ソフトの操作そのものやエンコードそのものについては、他に詳しいサイトがいっぱいあると思うので、そちらを参照してください。
今回のエンコード設定では24分の動画でだいたい160MB前後に落ち着きます。
エンコードする人の好みで画質と容量のバランスを取っていくのも面白いかと思います。
最終更新:2012年02月26日 11:44