キットの改修 頭編
ちょっと慣れてきたら、キットをそのままつくるだけじゃなくて改修とかやってみようじゃありませんか。
というわけで、ガンプラを作る上で一番重要な「頭」の改修方法について紹介してみようと思う。
ここでは1/144HGのインパルスガンダムの頭を改修することにする。
まずはノーマルのパーツ。
人によって好みはあるだろうが、あまり格好良いと言えたものではないと思う。
だが、単に「格好悪い」というだけではどこをどう改修すべきなのかわからないので、具体的にどこがいけないのかを指摘する。
この場合
① 全体的に面長 ②この部分の彫りが浅く、全体的に緩いイメージ
さらに横からも見てみると
③ 頬あての形状が箱絵とちょっと違う ④この部分が若干長い
と、改修すべき部分が決まったら早速改修
※最近、前後に長い頭が好まれているため、頭のパーツの合わせ目にプラ板を挟みこんで前後に長くするという改修方法をよく見かけますが、この方法だとただでさえでかい頭がさらにでかくなってしまうのでオススメできません。
今回は頭を全体的に小さくすることで相対的に頭を前後に長くします。
頭の改修の基本は「切刻み」。
作業しやすいように頭のパーツを切刻んでやろう。
今回は
⑤ 全体的に面長であるのを改善するため、目尻から後頭部まで切断
⑥ ②の彫りが浅かった部分を切断
⑤の部分は切断面を削った後に再接着します。
こうすることでヘルメットが小さくなります
⑥でヘルメットとマスクを切断した後、フェイス(マスク、ツインアイ、アゴ)の部分を自分好みに形を変えてやります。
こんな感じに。ヘルメットとの整合性や全体のバランスを考えながらやらないと後で大変なことになるので注意。
後は③の部分を箱絵を参考に形状変更。④の部分は上から鉄ヤスリでガリガリ削ってやります。
途中で穴が開いちゃいますが、そこはプラ板で埋めてやります。
全部できたら組み立てて見ます。
黒い旬着やらラッカーパテやらでぐちゃぐちゃ。
だけど形はわかるはず。。。。。
全体的に小さくなったので前後に延びて見えます。
ちょっとアンテナ基部が前に出すぎてるかな。。。。
ひさしもエポパテや旬着で延長しています。
延ばす際には前から見てツインアイが隠れないように注意すること。
比較。ノーマルよりもかなり引き締まって見えると思います。
あとは隙間の部分を接着して、表面処理の後に塗装すれば完成です。結構簡単でしょ?
こんなの俺にはできねーよとか言わずに挑戦してみようじゃありませんか。
頭を改修するだけでプラモの印象は随分と変わるもんですよ。