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    <title>素直ヒート　まとめ @wiki！！</title>
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    <description>素直ヒート　まとめ @wiki！！</description>

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    <title>男は静かに暮らしたい。目次</title>
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      -[[男は静かに暮らしたい。その１]]∫[[2&gt;男は静かに暮らしたい。その２]]∫[[3&gt;男は静かに暮らしたい。その３]]
----

[[SS置き場に戻る&gt;http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/pages/552.html]]    </description>
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    <item rdf:about="http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/pages/995.html">
    <title>男は静かに暮らしたい。その３</title>
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    <description>
      **１
男「予約は入れていないが、今は大丈夫ですか？」
美容師「男くんじゃないっスかwwww男くんなら、例え、他に予約が有ってもＯＫっスよww」
男「おい！商売人として駄目だろ！それは！」
美容師「まあまあww堅いことは言いっこ無しっスよww今日は、どのように？」&amp;ref(vipper14567.jpg)
男「ちょっと伸びてきたからな。少し切ってもらって、いつもの髪型にしてくれ。」
美容師「ま～た“ギャルゲー主人公”カットっスかwwたまにはイメチェンしたら、どうスかww」
男「(いつ聞いても、凄い名前の髪型だな。)良いんだよ。コレが一番、無個性で目立たないから。」
美容師「無個性なのが良いなら“エロゲー主人公”カットってのも有るっスよwwww」
男「なんだ、それは？また美容師オリジナルの新髪型か？」
美容師「今の男くんの髪型と見た目は変わらないっスが、女性をムラムラさせる効果が有るっスよwwww」
男「何だよ、それは！髪型で出来ることの限界を越えてないか！？」
美容師「現に、今の男くんの髪型は、女性にモテやすくする効果がa
男「俺の今の現状は、オマエのせいでも有ったのか！！」&amp;ref(vipper14568.jpg)
美容師「冗談っスよ～。最近、大変なのは当事者達から聞いてるんで、リラックスしてもらおうと思ったんスよww」
男「当事者達から聞いてるだと？」
美容師「女ちゃん、義妹ちゃん、敵女ちゃんは全員ウチの、お得意さんっスよwwww」
男「そうなのか？その割には、誰ともココで会ったこと無いぞ？」
美容師「散髪なんて月に一度程度のことで、偶然に顔を合わせる方が確率的に難しいっスよwwww」
男「そう言われれば、そうかもしれないな。」
美容師「……ちなみに今、全員集合してるっスけどねwwwwwwwwww」
女・義妹・敵女「「「………どうも。」」」&amp;ref(vipper14569.jpg)
男「なんだって～～～～～」&amp;ref(vipper14570.jpg)
続く？

**２
女「男もココを利用してるのは聞いていたが、まさか偶然、会うとはなぁぁぁ！！」
敵女「偶然も重なれば、それは必然、運命と呼べるだろう。やはり私と結ばれる運命だな。」
義妹「何が偶然よ。何が運命よ。どうせ兄ぃをストーキングでも、してきたんでしょ。」
男「――――っ！！？」&amp;ref(vipper14575.jpg)

美容師「はいはい！店内では、喧嘩厳禁っスよ。それにストレスは髪にも悪いっスよ！」
男「………頭、痛くなってきた(俺に安住の時は来るのか？)。」
美容師「！！？大丈夫っスか！？男くんの美しい髪にダメージでも有ったら大変っスよ！！！」
男「気色悪いわぁぁぁ！！！！」&amp;ref(vipper14576.jpg)

男友「……………公式戦の前だから、黒に染め直しに来たらコレかよ。」
女友「ますます平凡から程遠くなっていくわね。男くん。」
男友「男を好きな女子が三人揃ってる所に、ノコノコ来るようじゃあ、当分無理だな。」
女友「ま、私達もココで出くわしてるんだから、まったく無関係じゃないわね。」
男友「俺達も平凡には暮らせないってことか。」

**３
男は映画を観るのが好きだ。平和、平凡な人生を送ることを信条としていても
非現実的な物語や、刺激的な物語に憧れるのは人間として仕方ないのかもしれない。
一人暮らしを始めて、新聞等で手に入るチケットを使い、休日は良く映画を観に行く。

男(最近はTSUTAYAAAAa!でレンタルばっかだから、久し振りに映画館で観るぞ～～。)
義妹「あ。兄ぃ！兄ぃも買い物でココに？」
男「…………いや、映画をね。」

男は義妹を装備した！
&amp;ref(1286225093.jpg)

義妹「奇遇だね！買い物に来て、会うなんて。これは運命かもね！！」
男「……………………。」
敵女「おや？男ではないか。君も、このモールを利用してるのかい？」

男は敵女を装備した。
&amp;ref(1286225586.jpg)

敵女「私と君は、美容室の件といい、赤い糸で結ばれてるとしか思えないな。」
義妹「何を言ってるだか。敵女先輩、お邪魔虫なの見て分かりません？兄ぃも困ってますよ？」
敵女「何を言ってるのかな？男だって、両手に…いや、両腕に花で喜んでるに決まっている。」
男「あ～～～～～。道行く人達の視線が痛いんで、離れてもらえるかな？」

呪われているのか装備が外れない！！！

**４
男「はぁ～～～～～。なんで、こんなことに………。」
女「あ！男ぉぉぉ！奇遇だなぁぁぁぁぁぁ！！」

男は女を装備……………
&amp;ref(1286225181.jpg)

敵女「ふふん。後から来て、場所が有ると思ったかね？」
義妹「ですね。定員オーバーですよ。メスぶt……女先輩は帰ってください。」
女「だぁぁぁぁぁぁ！！！！」

男は強制的に装備させられた！
&amp;ref(1286225722.jpg)

義妹・敵女「「その手が有ったか！！！？」」
男「どうでも良いから、離れろぉぉぉ！！」

**５
結論から言うと、映画を観終わるまで男に安息や逃げ出すチャンスなど無かった。
装備は映画館まで外れなかったし、誰が自分の隣に座るかでも揉めたし
決まった席順も心休まるモノでは無かった。
&amp;ref(1286225233.jpg)

男「は～～、疲れた(どんな映画だったか、全然覚えてねぇし)。」
女・義妹・敵女「「「映画も観終わったし、私の買い物に付き合って。」」」
女・義妹・敵女「「「む！？私と買い物に行くんだ！邪魔するな！」」」
男「(今だ！！？)俺、目的も達成したし帰るよ！じゃあな！」
女・義妹・敵女「「「あっ！！！？」」」

三人が自分から目を離して睨みあった瞬間を、男は見逃さずに全力で駆け出した！
元々、全員が別々の目的でココに来たのだから、目的を達成した者が帰るのは当たり前なのだから
男が帰るのは、なんら問題は無い。問題が有るとすれば、追ってくる三人に気を取られて前方不注意だったことだけである。

男・？？「「うわっ！！？」」
男「イテテ………。すいません！大丈夫ですか？」
美容師「大丈夫っスよwwwwへっちゃらっスwwww」
男「オマエかよぉぉぉぉぉぉ！！！」

女・義妹・敵女「「「捕まえた！！」」」
男「はっ！！？ぐわぁぁぁぁぁぁ！！？」

美容師「いったい、なんだったんスか？まるで、嵐のようだったスよ。」

こうして男の貴重な休日は、心休まることなく終わっていったのだった。

**６
女「今日は楽しい部活の日！私の料理で、男はイチコロだぁぁぁ！」
男「確かにイチコロだろうよ(不味さで)。そんなことよりだな………。」
敵女「何だね？不服そうな顔して？」
男「何で、敵女までココに居るんだぁぁぁ！！」

先輩「まあまあ。仮入部は、生徒なら誰でも行う権利が有るんだし、邪険にしないの。」
敵女「その通りだぞ、男よ。私は仮入部として部活見学に来ているだけだ。」
男「このまま入部して、俺の心労を増やそうとするなら、オマエのことを嫌いになるぞ。」
先輩「うわ～～ん！せっかくの新入部員候補を邪険に扱わないでよぉぉぉ！」
&amp;ref(1287064656.jpg)

先輩「さて。今日の課題は仮入部の人も居るし、簡単にクッキーにしましょう。」
男「簡単な物で実力を見て、余った時間で本格的に勧誘するつもりでしょ？」
先輩「……………………。各自、材料は揃ってるから始めてね。」

先輩「皆～～～。焼き上がったようだから、楽しい試食タイムにしましょう。」
敵女「では、新人である私のから食べて頂こうかな。」
男「…………(すでに新入部員きどりか)。」

**７
先輩「う～～～ん！美味しい！素晴らしいわぁ。これは期待の大型新人ね。」
男「はいはい、入部だろうが、勝手にしてください。……じゃあ次は、俺のを。」

敵女・先輩「「こ……これは！！！？」」
先輩「……流石ね。同じ材料で作ったとは思えない出来だわ。」
敵女「……私も腕に覚えが有ったが、男に弁当を作っていたのが、恥ずかしくなるくらいだ。」
男「いやいや、誉めすぎだろ。一人暮らしなんだから、これくらい出来るだろ？普通。」
敵女「悪気は無いんだろうが、謙遜のしすぎは嫌味にしか聞こえないぞ。男よ。」

女「次は、私のだぁぁぁ！！！」
&amp;ref(1287064715.jpg)
先輩「………いつも言ってるけど、皆で試食すること考えてないでしょ？せっかく、作ったのを砕く気なの？」
男「先輩、良いんです。他の部員に辞められないように、俺が一人で食べるんですから。」
敵女「“アレ”を一人で食べるのか！？大丈夫なのか？」
男「大丈夫なもんか！いい加減に料理が上手くなってもらわんと、体を壊したら責任取ってもらうからな！」
女「うん！！責任取って、死ぬまで男と連れ添うぞぉぉぉ！！！」
敵女「―――――っ！！？その手が有ったか！！」
&amp;ref(1287064788.jpg)
男「“その手が”じゃねぇぇ！！真似なんかしたら、本気で怒るぞ！」

**８
男友「あははははは！とうとう、敵女も部活にまで進行してきちゃったか～。」
男「笑い事じゃねぇよ！最近、俺が何か動く度に、イベントが発生して困ってるんだからよ～。」
&amp;ref(1287595412.jpg)
男友「マジで、ギャルゲーの主人公じみてきたなwwww」
男「本気で、そう思うぜ。おちおち風邪にも、なれんよ。」
男友「風邪にでもなったら、看病イベントで修羅場確定だもんなwww」
男「ああ、マジで体にだけは気を付けないt………… ヘックション！！！」

男・男友「「………………………えっ！？」」

男「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！？」
男友「お、落ち着け！男、落ち着けぇぇ！！」
男「そ、そうだ！落ち着けぇ、俺！円周率を……円周率を数えるんだ！！」
&amp;ref(1287595477.jpg)
男友「だから、落ち着け！幸いにも明日は日曜だ。一日で治せば、女ちゃん達に知られずに済む！」
男「ゴホゴホ。成程！分かった。なんとしても一日で治してみせる！ゴホゴホ。」
男友「その意気だ！明日は、俺が看病に行ってやるからよ。」
男「ゴホゴホ。それは勘弁だ。何が悲しくて男同士で看病イベントしなきゃならんのだ。ゴホゴホ。」
男友「え～～。確かにそうだけど、心配してるのに言い方が酷くねぇか？」

**９
～そして、日曜～

男「ゴホゴホ。なんとしても今日中に治さないとな。外の天気が悪ければ
女達が、俺を外に誘おうと家に押し掛けることも無いだろうから、確認しとくかn
&amp;ref(1287595530.jpg)

男「ゴホゴホ。いつから、窓の外に居たんだ？」
義妹「いつからだって、良いじゃない。病人は、おとなしく看病を受けなさい！」

ピンポ～ン

敵女「女性の私が、男性に料理で負けるとは屈辱だ。教えを乞いに来たぞ。」

ピンポ～ン

女「男ぉぉぉ！勉強で分からない所が有るんだ！教えてくれぇぇぇぇ！！」

男「結局、こうなるのかよぉぉぉぉぉぉ！！！」

**１０
男友「……心配だったから、様子を見に来てみれば……凄いことになってるな。」
男「ゴホゴホ。平和だった日々が懐かしい。ゴホゴホ。」

女「男ぉぉぉ！風邪には、ネギを突っ込むと良いらしいぞぉぉ！何処にかは知らんが！」
敵女「下品なことを、知らないくせに言うんじゃない！」
義妹「突っ込むなら、私が突っ込む！兄ぃのだったら、私は平気だよ！」

男友「……貞操が奪われる前に、ウチのジジイが煎じた薬を飲んどけ。効くぞ。」
男「あの仙人みたいな爺さんのか。それは有り難い。」

男「お……オ…オクレ兄さ～～～～～～ん！！！」
&amp;ref(1287595575.jpg)
女・義妹・敵女「「「変な幻覚、見てる～～～～！！？」」」

男「ふ～～、マジで効いたぜ。すっかり良くなった。アリガトな、男友。」

女・義妹・敵女「「「………せっかくの看病イベントを邪魔したなぁぁぁ！！」」」
男友「なんで、怒られてるの？俺。」
---- 

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    <dc:date>2012-01-05T12:20:37+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/pages/992.html">
    <title>男は静かに暮らしたい。その２</title>
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    <description>
      **１
“口は災いの元”とは昔の人々から語り継いできた伝統的な諺である。
昔の人は偉い。だてに語り継がれてきてはいない。この世の真理を捉えている。
男「あ～～……。熱いんで離れてもらって良いですか？女さん。」
女「男は、いつもどうりの元気な私が好きなんだろぉ？だったら良いじゃないか！」
男「物には限度が有って“好き”じゃなく、“嫌い”じゃないって言ったんだが……。」
女「――――っ！！！」&amp;ref(vipper14204.jpg)
男「あ～～…分かったよ。分かったから、そう睨むな。病み上がりを相手に喧嘩したくないしな。」
女「…………なら…離れるかわりに…１つ聞いて良いか？」
男「何だ？離れるのなら、答えられるのは何でも答えるぞ。」
女「……何で高校から一人暮らしなんだ？事情が有るって言ってたけど。」
男「………………そんな話もしたな。…それは、まだ言いたくない。」
女「……そっか。言いたくないなら良いんだ。」
男「やけに素直だな。てっきり、しつこく聞かれると思ったぞ。」
女「男は私なんか適当な嘘で騙せるのに、正直に答えられないって答えてくれたし、それに………
男「それに？」
女「質問の答えを“聞いてない”から、まだ抱きつけるもん！！」
男「ほほう。言うようになったが、残念だな。そろそろ別れ道だ。それとも俺の家まで抱きついてるか？」
女「～～～～！……分かった。じゃあ、また明日な！男ぉぉぉ！！」&amp;ref(vipper14205.jpg)

男「ただいま～。って、誰も居ないがな……。………ん？」
男「部屋が片付いてる…夕飯の用意まで…女の訳は……無いな。………なら、アイツか。」
？？「へっぷち！？……(誰か噂してるのかな？)」&amp;ref(vipper14206.jpg)

**２
&amp;bold(){一応、注意。この後に投下する・男は静かに暮らしたい・は、少し怖い絵が混ざってます。}

日曜日。学生に限らず、多くの人々が休みとなる曜日だ。
この日で英気を養い、また魔の月曜日達と戦うための準備をする日だ。
男「……………。オマエは、俺の家で何をしている？」
？？「見て分からない？朝御飯を作ってるんだよ。」&amp;ref(vipper14264.jpg)
男「―――っ！前にも言ったが、そういうことをするな！しかも、寝てる間に勝手に入ってきおって。」
？？「勝手にじゃないよ～。ちゃんと合鍵で入ってきたし。」
男「そういうことのために渡したんじゃな………もういい！出掛けてくる！」
？？「あ！？何処行くの？そろそろ出来るよ？」
男「うるさい！！俺が帰ってくるまでには、帰れよ！！」&amp;ref(vipper14261.jpg)

男「すまないな。急に呼び出して。」
女「何を言うかぁ！男からのデートの誘いなら、いつだってオッケーだぁぁぁぁぁ！！」
男「まあ、喜んでくれてるのは素直に嬉しいよ。(男友を呼び出せなかっただけだが。)」

女「映画、面白かったなぁぁ！御飯も奢ってもらったし、今日は楽しかったぞぉぉぉ！」
男「急に誘ったんだし、それくらい当然だろ？楽しんでもらえて何よりだ。」
女「じゃあ、また明日！学校で！！」&amp;ref(vipper14262.jpg)
男「ああ。また明日な。」

女(そういえば今日一日、妙な視線を感じたが、何だったんだろう？)

**３
女「最近、幸せすぎて死にそうなんだが。」
女友「…………具体的には？」
女「最近、休日になると男からデート誘いが来るようになって。」
女友「(ノロケ乙。)はいはい。それで？」
女「私宛てに“男と別れろ！メス豚！”って、匿名の手紙が届き始めた。周りから見ると、そんな関係に見えるらしいんだぁ！」
女友「えっ！？」&amp;ref(vipper14286.jpg)
女「この間なんか、手紙に剃刀がプレゼントとして入ってたし&amp;ref(vipper14287.jpg)
女友「マジで、物理的に命の危機じゃないのぉぉぉ！！？」
男「………それは、いつ頃からだ？」
女「あ、男！ん～～～～～～と……確か初めて、デートに誘われた時からかな。」
男「………犯人に心当たりが有る。後のことは、俺が何とかする。」
男友「男ぉぉぉ！！大変だ！校門に“あの娘”が居る！！」
男「！！？飛んで火に入るなんとやらだな。皆は、裏門から先に帰っていてくれ！」

生徒Ａ「誰だ？あの娘？可愛くね？」
生徒Ｂ「あの制服、○○女学院の中等部のだぜ。」
生徒Ｃ「誰か待ってるのかな～？彼氏？」
？？「………！あっ、待ってたよ～～！」&amp;ref(vipper14288.jpg)
男「“待ってた”だと？俺はオマエと待ち合わせをした覚えは無いぞ！」
Ａ・Ｂ・Ｃ「「「なんだって～～～～！！？」」」&amp;ref(vipper14289.jpg)

**４
Ａ「男の野郎！女ちゃんというものが在りながら～～～！！」
Ｂ「それなのに年下の女学生に手を出すとは！不届き千万！！」
Ｃ「浮気！二股！ダメ！絶対！」
？？「誰が“２号さん”ですって？正式には、フリーと伺ってますが？」&amp;ref(vipper14295.jpg)
Ａ・Ｂ・Ｃ「「「はい！男はフリーです！ちょっと嫉妬して冗談を言っただけです！」」」
男「…………話が有るから、場所を変えるぞ。」

？？「で、何？話って？愛の告白なら知ってるから今さら要らないよ。」
男「そんな話じゃないし、オマエとは付き合えないと伝えてあるはずだ。」
女「男ぉぉぉ！！無事かぁぁぁぁぁ！！」
？？「チッ！！(二人っきりだったのに。)」&amp;ref(vipper14296.jpg)
男「オマエ！帰れって言っただろう！後は何とかするって。」
女友「事が自分じゃなくて、男くんの事になると途端に心配しだしてね。」
男友「何か起きたら、俺も居るし何とかなるだろ。許してくれよ。」
女「男！いったい、どういうことなんだ！この娘っ子は誰なんだ！？」
男「こうなったら仕方ないか。コイツは、俺が一人暮らしをする原因でも有るんだ。」
女「何だと！？実家に居れなくなるくらいの事を、しでかされたのか！！？」
男「…………コイツは、俺の義理の妹なんだ。」
女「なんだって～～～～～～～～！！？」&amp;ref(vipper14297.jpg)

**５
男を昔から知る男友は、男の性格・人生観の形成には生い立ちも大きく関係していると思っている。
男は幼稚園の頃に父親を事故で亡くし、小学校の頃に母親が再婚。義父・義妹・母・男の四人家族になり
再婚した頃から男の平和・平凡を目指す生き方は、より強く固まったように見えたからだ。
そして、男の唯一の肉親である母が中学の頃に病気で亡くなってから
男友「母親という壁が無くなってからなのか、義妹ちゃんが積極的になってな……。」
女友「それで実家に居づらくなって、一人暮らしか。ある意味、当然かもね。他人の家みたいなものなんだもん。」
女「そういえば中学の時、男の母親の葬儀で、遺族の席に座ってたな。あの子。」
女友「クラスメイトは焼香をしに行ったもんね。私は、よく覚えてないけど。」

男「どういうつもりだ。女に嫌がらせをしてるみたいじゃないか？」
義妹「…………………。」
男「それに、いくら迫られても俺はオマエと付き合うつもりは無いぞ！」
義妹「………………。」&amp;ref(vipper14303.jpg)
男「おい！聞いてるのか！？何か言うなり反応しろ！！」
女「お……男。家族なんだから、そんなに叱らなくても。私なら平気だったからぁ。」&amp;ref(vipper14304.jpg)
義妹「……………！！」
男「そういう問題じゃない！悪いことは悪い、無理なものは無理と、しっかり教えないとだな
義妹「そうやって！！私から、兄ぃを奪おうとしたんだね！！！」&amp;ref(vipper14305.jpg)

**６
義妹「そうやって、『私は平気だよ』なんて健気なところをアピールしちゃってさ！&amp;ref(vipper14324.jpg)
どうせ、兄ぃの気を引くための計算でしょ？そうに決まってる！それに引っ掛かる兄ぃも兄ぃだけど
それは兄ぃが優しくて、人のことを疑わないような素晴らしい人だから仕方ないよね。
許してあげる。というか悪いのは、この泥棒猫なんだから、兄ぃは何にも悪くないよね！
そうだよ、泥棒猫だよ！私の方が先に兄ぃを好きになったんだ！きっと兄ぃだって
この泥棒猫より先に私のことが好きだったはず！！その証拠に私と出会った小学校以降
兄ぃに浮いた話なんか、これぽっちも無かったんだから！！でも、勘違いしないでね？&amp;ref(vipper14325.jpg)
それは兄ぃに魅力が無かったんじゃなくて、魅力をワザと隠してたんだから！
それは何でかって？それは私のために決まってるじゃない！兄ぃは人が良いから
強引に迫られたら、相手を可哀想に思って付き合っちゃうでしょ？だからよ！
誰かと付き合うことで私を悲しませないために。私の場所を確保するために隠してきたのよ！
それを！この泥棒猫が！兄ぃが優しいから強く断われないからって！何！？彼女面しちゃってさ！
だから、私が離れさせようとしたのよ！兄ぃは優し過ぎて、そういうの向かないしね。
お互い足りない所を補い合うって素敵じゃない？兄ぃと私って、やっぱり相性が良いのね。…違う！
ここまで良いと運命ね！一緒になる運命！そうでしょ？そう思うでしょ！？兄ぃ。」&amp;ref(vipper14326.jpg)
男「いい加減しろ！！！！」&amp;ref(vipper14327.jpg)
義妹「―――――っ！！？」

**７
男「さっきから黙って聞いてれば、どっちが先に好きになっただの
頼みもしないのに俺のために嫌がらせしてただの………俺を人間として見てないのか！！」
義妹「え！？私は、兄ぃを素晴らしい人と思っ
男「オマエの言う素晴らしい人ってのは、先に見つけた奴の物になって自分で考えられない奴のことか！？」
義妹「――――っ！！」&amp;ref(vipper14331.jpg)
男「付き合うっていうのは、お互いに好きになった時からで、順番で決まるもんじゃない！
俺は、オマエのそういう相手に強く依存する性格が治るようにと実家から出たし、家族になった時から
オマエのことは妹としてしか見ないと心に誓ったから、今さら付き合うなんて無理だ！」
女「男ぉぉぉ！！！それは違うぞぉぉぉ！！」
男・義妹「「！！！？」」
女「付き合うのは順番じゃないと言ったな！なら、好きになるのに、今さらとか妹とか関係無いぞぉぉぉ！！」
義妹「メ………メスぶt……いえ、女さん！」&amp;ref(vipper14332.jpg)
女「私も男を振り向かせる努力をしてる！だから、義妹さんの気持ちが良く分かる！！
だが、目標は男だ！ライバルを排除してる暇が有ったら、目標に向かって突き進めぇぇ！！！」
義妹「はい！おかげで、目が覚めました！でも、負けませんからね！メスぶt……女さん！」
男「えっ！？何で、そうな
女「望むところだぁぁぁぁぁ！！！」&amp;ref(vipper14333.jpg)
男「おい。俺の長年の問題が簡単に解消しようとしてるんだが、どう思う？」
男友「凄く、滑稽です。まあ、初めてのライバルの熱気で目が覚めたってことなのか？」&amp;ref(vipper14334.jpg)

**８
祭の後は寂しさだけが残る。それを噛み締めるものが二人。
男「(今日は義妹のおかげで疲れたぜ。)ただいま～。………！！？」
義父「………お邪魔してるぞ。」

義父「そうか。その女さんという娘のおかげで、どうにかなりそうか。」
男「父さんは、そのことを話し合いに来たのに無駄足だったね。」
義父「最近、娘がコッチに無断で来ているのが気になってね。ま、たまには男同士、お茶をするのも悪くない。」&amp;ref(vipper14336.jpg)
男「……俺、女に気付かされたよ。俺がアイツを遠ざけすぎたのも悪いんだって。」
義父「人は、手に入りにくい物ほど欲しがるからな。オマエらしくない判断だと思ってはいたよ。」
男「でも、俺の一人暮らしには反対しなかったよね？」
義父「オマエは賢すぎるからな。失敗せずに成功してしまう。良い機会だと思ってね。娘にも……息子にも。」
男「経験させてみるのは良いけど、失敗しろ！ってのも酷い話じゃんか。」
義父「ふは、まったくだ。」&amp;ref(vipper14337.jpg)
男「俺は、これからどうすれば良いかな？問題が解消されれば、家賃も無駄だし実家に帰ったほうが
義父「せっかくだ、一人暮らししとけ。若いうちに、エロ本とか女の子を連れこむとか楽しんどけ！」&amp;ref(vipper14338.jpg)
男「人の親が言うことか？そういうこと？」
義父「ふはは！オマエは堅苦し過ぎるからな。これくらいで丁度いいんだ。真面目な話、女さんにせよ、娘にせよ
世間体とか考えずに感じたまま、好きなほうを選ぶも良し。新しい子を探すも良し。私の息子のすることだ。応援する。
さてと、そろそろ帰るが、問題も解決しそうなんだし、週末くらいは実家に飯でも食べに来いよ。」
男「うん。分かったよ、父さん。今度、近いうちに遊びに行くよ。」

ヤンデレ妹編……完……

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    <title>母ヒートのようです目次</title>
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    <item rdf:about="http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/pages/994.html">
    <title>母ヒートのようですその９</title>
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    <description>
      **８１
うちの母が喧しくて困る。

放課後、同じクラスの男女数人とダベって話をしていた時のことだ。

友人が家族の結婚式の話をしたせいで、結婚式はチャペルが良いか神前が良いかという話題になった。

女子連中は大半がチャペルで、男連中はどちらでも良いという態度だったが、俺にはそのどちらもピンと来ない。

その理由は、俺が結婚式の様子に我が家の両親を当てはめているせいだろう。

父はともかく、母に和装は似合わないような気がするが、かといって

裾の長いウェディングドレスなぞ着ると、誤って踏んづけて倒れるのではと気が気でない。

なぜそんな妄想が湧いたのかと言えば、父と母は、籍を入れただけで結婚式を挙げていないそうだからだ。

それを聞いて、いつしか俺は二人のために、式を開いてやりたいと考えるようになっていた。

そのせいでこんな埒の空かない妄想が膨れ上がってしまったのだが、事情を知らない女子連中には

それが無関心の顕れだと映ってしまったらしい。

結局、その態度が女子の怒りを買い、無駄な激論に一時間ほども費やす羽目になってしまった。

さすがの俺もこればかりは、喧しい母のせいには出来なかった。

**８２
うちの母が喧しくて困る。

荷物持ちを頼まれたので、母の買い物についていくことになった。

細々とした買い物は、極力近所の商店街で済ますようにしているのだが、今日は買いだめを

するつもりらしく、少し足を伸ばして駅前のデパートまでやって来ていた。

生鮮食品、消耗品、生活用品など、母の買い物がある程度済んだところで

俺はルーズリーフが切れていたのを思い出し、ついでに買っていくことにした。

母に待っていてもらっても良かったのだが、それでは荷物持ちの意味がないので、母も文房具売場についてくる。

目当ての物はすぐに見つかり、さて帰ろうと思うと母がいない。

見れば、母はキャラクター物のボールペンをしげしげと眺めている。

俺が近くに来たのに気付くと、最近の文房具は可愛いねぇとしみじみ言う。

その顔が、どこか物欲しげなように見えたので、そんなに気になるなら買っちゃえば？と俺がいうと

母は年甲斐もなくとか無駄遣いだとか言いながら、結局買うことに決めたようだ。

レジで精算を済ますと、たまには子供みたいな買い物をするのもいいねと言ってはにかんだ。

その可愛い物を愛でる女の子の笑顔に、不覚にも萌えたのは内緒の話である。

**８３
うちの母が喧しくて困る。

ある暇な日曜の昼下がり、する事がなさすぎて居間でダラけていると、父がやってきて隣で新聞を読み始めた。

難しい経済新聞なぞ眼中にも入らない俺は、眠気を覚えアクビ混じりに伸びをしたのだが

そうすると何故か、父が新聞から顔を離して俺をじっと見つめていた。

どうかした？と俺が問うと、何でもない、と返してまた新聞に目を移すのだが

どうも先ほどまでより気がそぞろで、新聞に集中していないようにも見える。

しばらくして父は、あぁそうかと言って急に合点のいった顔になった。

父は、お前が暇そうにしている時の仕草が、昔の母に似ていたのだ、と言った。

なんでも結婚したばかりの母は、父が新聞を読みだすと、邪魔すまいという心と

父に構ってほしいという心の間で揺れ動き、ついにはそのまま隣で寝てしまったのだそうな。

その眠りにつくまでの間、母は今俺がしたように、アクビをしたり伸びをしたりして、懸命に眠気と戦っていたらしい。

どこかで見たことある仕草だなぁと思っていたんだよ、と、父は昔を懐かしむように言う。

あの母に似ていると言われるのは、喜んでいいのか内心複雑な気分だった。

**８４
うちの母が喧しくて困る。

朝、俺が寝ぼけ眼で歯を磨いていると、父が洗面所を使うために後ろへ並んできた。

そしてその父の後ろに、母がぴたりと引っ付いてくる。

こういう場合、父は時間を無駄にしないため、トイレへ行ったり新聞を読んだりするのだが

母に着かれているとそれもままならないらしく、身動きが取れないようだ。

母はその様を見て、なんだかカルガモの親子みたいだねという。

言われてみればなるほど、洗面台の前に三人で立ち並ぶその様子は、

先頭の親ガモに倣って続く、子ガモの群のように見えないこともない。

それなら父が先頭になるべきでは、と俺が言うと、父はたまにはいいさと俺の頭をぽんぽん叩く。

そして母はその間も、父の背中にべったりと張りついて離れようとしない。

それはカルガモというより、オシドリのような仲の良い光景だった。

**８５
うちの母が喧しくて困る。

ふとした弾み、という言葉が示す通り、自分では予期せぬことが起こることはままある。

それは、母が家の大掃除をしはじめ、廊下にワックス掛けを始めたことに由来した。

それ自体は別に構わなかったのだが、何を考えたのかそれとも何も考えていないのか

玄関前の廊下のワックスから掛けてしまったために、家の出入りが相当不便になってしまったのだ。

ワックスが乾くまで靴下なしで廊下を歩くことができず、その上馬鹿に滑りやすい。

その滑りやすさの第一の犠牲者が、俺であった。

学校から帰ると、例の廊下が嫌に艶々と光を反射している。

俺が疑問に思いながらも家に入ろうとすると、母が危ないと叫び俺を制止しようとした。

しかしその努力も虚しく、俺は吉本新喜劇もかくやというような見事なコケ方を見せ

廊下の奥にいる母へ向かって、飛び込んで行く形になってしまった。

母は俺が無様を晒す寸前で俺を抱き止め、二人してその場にへたりこむ。

大丈夫かと母は問うてくるが、俺としては母に抱きしめられる格好になっているのでそれどころではない。

早く離して欲しい一心から顔を上げると、母と目が合ってしまい、妙に気恥ずかしい気分になる。

母も俺の照れに気づいてしまったらしく、離すどころか余計に強く俺を抱きしめる始末である。

俺が止めろと言うと、母はうっかり転ぶ子を離すことは出来ないと屁理屈をこねた。

そして、こんなに大きくなってたんだねと、瞳に涙すら浮かべるのである。

どうやら母は、数年ぶりに息子を抱いて、その成長に驚いてしまったらしい。

思えば俺が母の身長を追い抜かした時も、母はどことなく寂しそうにしていた。

子供の成長は単純に喜ばしいだけのものではないらしい。そしてだからといって

こうしていつまでも母と抱きあっている訳にはいかない。

俺は母をふりほどくようにして立つと、今度こそコケないよう、慎重に自室へと向かって歩みを進めた。

そして案の定、本日二度目の転倒に苛まれる羽目になった。

**８６
うちの母が喧しくて困る。

仕事が終わり、スーツを脱いでハンガーへかける父と、そのスーツを父から受け取る母。

父はそのまま風呂場へと向かい、母はスーツを箪笥へしまうのかと思いきや、

周囲を伺った後、ポケットを漁って何か探しているようである。

たまたまそれを見かけた俺は、その不審な行動に違和感を感じ、物陰から母を観察することにした。

すると母は、父のスーツから財布を取り出し、それを開き始めたのである。

いかに傍若無人な母といえど、家族の財布を勝手に開けてよいはずがない。

まさか母に限って、中のお金を抜き取ったりはしまいと思うのだが。

そんな俺の心配をよそに、母は父の財布から何かを取り出す。

それは、父の運転免許証だった。

母はニコニコしながら免許証を見つめ、そうした後に軽く目を閉じ、写真の中の小さな父に口づけした。

そして免許証を財布に戻し、何事もなかったかのようにスーツの内ポケットに入れようとした。

その行為の意味が分からなかったため、俺は思わず母へ向かって、何してるのと尋ねてしまった。

母は俺に一連の行動を見られていたことを知ると、存外簡単にその意味を説いた。

母は、父に怪我や問題が起きないよう、毎日免許証をお守り代わりに願掛けしていたのだそうだ。

しかし果たして、キスをするのが願掛けになるのだろうか。重ねてそれを聞くと、

だって免許証の写真写りがよくてつい、と悪びれずに答えるのである。

もちろん実物が一番格好いいんだけどね、と母は胸を張る。

母の願掛けの成果なのか、父は毎日擦り傷一つ負わずに帰宅する。

そういう無駄とも思える努力が、母の真骨頂なのかもしれなかった。

**８７
うちの母が喧しくて困る。

父の書斎は出入りフリーで、普段から鍵がかかっていない。そこから何を持っていっても

きちんと返しさえすれば構わないということだそうだ。

と言っても父の書斎には、表紙すら直視するのを躊躇うような分厚い経済書や

聞いたこともない著者の書いた哲学書など、およそ一般人が見向きもしない本しか置いていない。

息子である俺としてはエロ本の一冊でも置いていてほしいものだが

とかく子供の興味を引きそうな物が何一つない部屋であった。

本来なら俺も滅多なことでは近づかないのだが、試験勉強のための資料が必要になり

やむを得ず父が帰宅する前に、勝手にお邪魔することにした。

父の書斎は本の分類整理まで完璧なので、目的のものを探しだすのは比較的楽である。

その中から社会科の勉強に使う統計の資料を取り出そうとしたところ

本棚からひらりと一枚の写真が落ちてきた。

それは、大きくなったお腹を自慢げに突き出し、元気にＶサインを決める母の写真だった。

その姿から察するに、俺が産まれる前の、二十代前半の頃なのだろう。

なんだか、ファインダー越しに笑う父の顔まで、想像できるような写真である。

こんな写真を父が持っていることに感心した俺は、その写真の裏を見て、さらに驚愕することになる。

そこには一言、父のものらしいかっちりした筆致で、『最愛の妻』と書かれていた。

普段そういうことを口にしない父だけに、こういう目立たない形で愛情が噴き出すようだ。

その写真はもちろん、母の目の届くところへわざと落としておいた。

**８８
うちの母が喧しくて困る。

今年も寒い冬がやってきた。全く嫌な季節である。

我が家は母以外寒がりなので、冬になると厚着が欠かせない。

もこもこと着太りしている俺たちの姿を見て、母は他人事のようにあははと笑う。

そんな母は冬でも常時半袖生足で、見ているだけで手足が縮こまってきそうだ。

母は寒さを感じる神経がショートしているのではないだろうか。そんなことを口にすると

私はこうすると体が熱くなるからいいの、と言って俺に抱きついてきた。

不意を打たれて一瞬ドキリとしたが、母を相手に動揺する訳にはいかないので、黙っておくことにした。

重ね着した服越しに、母の体温がじわりと伝わってくる。

冬だというのに、寒気に動じることのない熱気を体から放っているようだ。

数十秒ほど、母と俺の鼓動が重なり、そして互いに身を離した。母の熱量は俺に移動し、母は母で

蒸気機関車さながらに顔から湯気を上らせている（ように見える）。

いつもはお父さんにやってもらうんだけど、と断っておきながら、それでも母はご満悦のようである。

なんだかなぁ、と思いながら、少しだけドキドキしてしまったのは、母には内緒にしておこう。

**８９
※ちょいエロ(ry

うちの母が喧しくて困る。

その日は祝日で、珍しく日中から家族全員そろって我が家にいた。

家でのんびりするのも悪くはないが、俺とて遊びたい盛りの若者である。

少し日が高くなるのを待って、俺はよく行く本屋まで出かけることに決めた。

着の身着のまま家を出て歩くこと十分、そこまで来てようやく、俺はリビングに財布を忘れて来たことに気がついた。

あまりの間抜けぶりに自分で自分に呆れてしまったが、手ぶらで出かけてもあまり意味がない。

仕方なく俺はまた十分かけて、財布を取りに家まで引き返した。

我が家へ入るのに警戒する人間はいない。それはどんな聖人君子でもそうだろう。

玄関の戸を開け、何の気なしにリビングまで歩く。その途中、俺は自分がその後目の当たりにする光景を、ちらとも想像し得なかった。

それはそうだろう。まさかこんな真っ昼間から、両親がリビングで乳繰りあっているとは夢にも思うまい。

俺がリビングの戸を開けた時、父は母のブラウスを捲り上げ、豊かとは言いがたい乳房に顔を埋めているところだった。

母は生娘のような声できゃあと叫び、あわてて何事か弁明しようとしている。

俺は血の気が引くのを感じ、ごめんと一言だけ残したまま家を飛び出した。

両親の情事というのは、何故にこうも気まずいものなのだろう。結局財布も取れずじまいだったし、最悪な一日だった。

**８０
うちの母が喧しくて困る。

ある日学校で、俺の友人Ａが暗い顔をして溜め息をついていた。

聞けば、両親が夫婦喧嘩をし、家に居場所がないらしい。

友人Ａの両親は、一度喧嘩をすると長いらしく、双方なかなか折れないのだという。

残念ながら、他人の家庭にどうこう言えるだけの経験や器量は持ち合わせていないので

その悩みに対しても、当たり障りのない返答しか出来なかった。

しかし、そうでなくても、我が家の両親が参考になることなどあるのだろうか。

うちの父と母は、喧嘩をすることもあるにはあるが、その日の夜には仲直りし

すぐさま寄り添いあうおしどりに戻ってしまう。

そんな姿を見て育ったものだから、俺には世に言う男女の修羅場というのが、上手く想像出来ないのだ。

友人Ａの懊悩を聞きながら、俺は改めて、自分が得難い環境にいることを再確認し、

その当たり前の日常を大事にしようと思った。

---- 

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    <dc:date>2012-01-05T11:41:58+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/pages/993.html">
    <title>母ヒートのようですその８</title>
    <link>http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/pages/993.html</link>
    <description>
      **７１　父クールのようです
うちの妻が喧しくて困る。

毎朝私のベッドに潜り込み、おはようの挨拶とキスをしようとする。

必然、私は早く起きねばならなくなり、仕事に遅刻するようなことはなくなった。

昼は開くのをためらうほど愛情のこもった愛妻弁当を作り、周囲の視線を独占する羽目になる。

おかげで、昼食を誰かと一緒に食べようとは微塵も思わなくなった。

夕方、帰宅すると疲れた私に一番にお帰りを言い、寂しかったと抱きついてくる。

それをかわすのに使う労力より、好きにさせるべきなのだと気づくまでにそう時間はかからなかった。

夜は一緒にいれなかった時間を埋め合わせようとするように、私にすり寄って甘えようとしてくる。

暑苦しいが邪険にも出来ない。これも好きにさせることに決めた。

これを新婚当初から何年も続けている。私も奇特な旦那だなと、つくづく思う。

**７２　父クールのようです
うちの妻が喧しくて困る。

怖い夢を見たと言っては泣き出すうちの妻。お前、今年でいくつになったと問いかけたい。

仕方ないので、寝つくまで頭を撫でてやることにする。

固く目をつむり、すがりつく妻はまるで子供のようでもある。

しかし、普段は気丈な妻がここまで怯えるのも珍しい。一体どんな夢を見たのだろうか。

妻がまだ寝ていないのを確認すると、私はそれを妻に尋ねた。

妻は思い出すのも嫌だという表情を見せ、家族が離ればなれになる夢を見たの、と答えた。

なるほど、妻が怖がりそうな夢である。昔から妻は、仲の良い人との別れを異常に嫌う傾向があった。

気休めにしかならないだろうが、そんなことにはならないから安心しろ、と言っておいた。

うちの妻は芯が強いようで実は脆い。それを知っているからこそ

私が守ってやらねばという意識を改めて強く持った。

**７３
うちの母が喧しくて困る。

母は相合い傘を好んでしたがる。それは、家族の間だけに留まらない。

雨宿りしている人を見ると、それが大人だろうと子供だろうと自分の傘に入るよう熱烈に誘い

そのまま相手の目的地まで送り届けてしまうのである。

むろんそうそう都合よく雨宿りしている人間などいないし、いたとしても断られることがほとんどらしいのだが

それでも希に、母の差し出す傘の恩恵にあやかる人間はいるようだ。

きっと、年齢よりはるかに若く見られがちな母の容姿にも原因はあるのだろう。

母は、誰かと一緒に雨の中を歩くのが好きなのだと言っていた。

その時の相手も、うら若くとは言わないまでも、そこそこ美人な母と共に歩くのは

まんざらでもない気分なのではないだろうか。

もしもそれを父が見たら、どんな反応を示すのだろう。

俺は最近、そんなことをよく夢想している。

**７４
うちの母が喧しくて困る。

母が珍しく長電話をしていた。相手が誰なのか気になるところである。

電話を切った母が俺の視線に気づくと、俺が質問するより早く、OL時代の友達から連絡があったのだと言った。

母にOL時代があったことすら初耳である。てっきり俺は、父と結ばれてすぐ家庭に入ったものとばかり思っていた。

母もそんな俺の思考を察したようで、大学を出てから一年だけ、父と同じ職場で働いていたのだという。

いわゆるオフィスラブという関係だったらしい。職場内恋愛が禁止されていた訳ではないとはいえ

公然の秘密とばかりに白昼堂々イチャついたであろう母を思うと、父の気苦労も察するに余りある。

母の話では、その後すぐ俺を授かり、寿退社せざるをえなくなったそうだが

それでも自分の能力をあらんかぎり使って、愛する人と一緒に働くのは楽しかったと言った。

若かりし頃の母は、きっと父の後ろ姿を見ながら、きびきびと仕事をしていたのだろう。

それを思うと、少しだけその現場に居合わせたかったような気もした。

ちなみに、後に父から聞いた話によると、母はあらんかぎりの力を使いすぎて

お茶汲みもコピー取りもことごとく失敗し、クビになる寸前だったそうな。

なんというか、実に母らしいオチのついた話だと思った。

**７５
うちの母が喧しくて困る。

我が家に女の子がやってきた。と言っても、俺が連れてきたのだが。

別段彼女という訳でもなく、仲の良い女友達といった関係の娘なのだが、彼女を見た瞬間、母はあらと黄色い声を上げた。

どうやら母は、俺とその娘に関して、どうしても穿った見方をしたいらしい。

俺とはどういう経緯で付き合うことになったのか、とか、俺はこの娘のどこを好きになったのか、など

聞かれたところで答えられるはずのない的外れな質問ばかりしてくるので、やりづらいことと言ったらない。

俺としても、さすがに自分の部屋へ彼女を連れ込んで二人きりになるのは憚られるので

どうしても母の目の届くリビングで、応対せざるをえないのだ。

あまりに鬱陶しいので、ちょっと席を外してほしいんだけど、と怒り気味に頼むと

母はしゅんとして部屋から出ていき、ドアの隙間から顔を半分覗かせてこちらを見ている。

彼女は、お母さんと仲が良いんだねと言い、くすくすと笑みを漏らしている。

それを聞いて、俺の耳から首筋にかけてが熱くなってゆくのが分かる。

母の行為にもはや恥ずかしさは感じないと思っていたが、まだまだ意外な局面はあるようだ。

もう二度と彼女はうちに連れて来るまい。そう誓いながら、俺は初めて心底から母を恨んだ。

**７６
うちの母が喧しくて困る。

母が自転車を買った。これで行動範囲が広がると喜んでいる。

徒歩圏内に駅や商店があるためか、母は免許を持っていない。だから自転車があれば

そのアグレッシブさに磨きがかかり、どこまでも遠くへ行きそうである。

しかし、それから一週間後。買い物へ出かけていたはずの母が、青ざめた顔をして家まで引き返してきた。

なんと、十字路で飛び出して来た人を自転車で轢いてしまったのだと言う。

慌てた俺はすぐさま救急車と警察を呼び、母とともに現場へ駆けつけた。

幸いにも被害者に出血はなく、大きな怪我もなさそうだったが、母にぶつかられて頭を打ったのか、その人は意識を失っていた。

母は被害者を心配したが、表立った怪我がない以上どうすることも出来ず、ただ救急車が来るのを待つしかなかった。

母はあの人が死んじゃったらどうしよう、と今にも泣き出しそうな顔をしたが

そんな母を慰める暇もなく、俺と母は事情を聞くため、二人して交番へ連れて行かれる。

俺としても、母の今後が気がかりでやきもきしていたのだが、今度はその交番で、驚きの事実が発覚した。

母が轢いたのは、ひったくりの常習犯であったらしい。しかもその被害者改め犯人は

今まさに老婆のセカンドバッグを盗んで逃亡中だったのだ。

さらに目撃者の証言から、母が自転車で犯人を轢いたのは、犯人の完全なる

前方不注意だったことが証明され、母へのお咎めは軽い注意だけで済んだ。

唖然とする俺たち二人を尻目に、警察は今後同じことがないようにとだけ言って、家へ帰してくれた。

母は帰路の途中、人生わからんもんだねぇと自転車を押しながら言った。

俺は人生で初めて、塞翁が馬という言葉の意味を知った気がした。

**７７
うちの母が喧しくて困る。

基本的にほとんどモテた試しのない俺ではあるが、それでも女子との交流を持つ機会はある。

かつて恋人だって居たことはあるし、人とのコミュニケーション能力もない訳ではない。

しかし、世の女性陣を見ていると、不思議と何かしら違和感のような感情を覚えることがあった。

相手が冗談を言えば笑い、真面目な相談をすれば真摯な態度で聞いてやる。

そういった当たり前のことが、どこか当たり前でなく感じるのだ。

話がつまらない訳でもなく、興味がない訳でも決してないのだが、少し冷めている自分に何度も頭を捻る。

その感覚に名前をつけることが出来ず、モヤモヤは募るばかりだったのだが、ある日不意にそれは解決した。

俺が悩ましげにしているのを見た父が、どうかしたかと声をかけてくれたのだ。

父にこれこれしかじか、と悩みを話すと、しばし瞑目した後、それは物足りなさではないのか、と教えてくれた。

それだけではいまいち合点がいかなかったのだが、父は

あれと毎日過ごしていると感覚もおかしくなるだろうと、母をこっそり指差して笑う。

そこまで言ってようやく、父の言った物足りなさの意味が分かった。

そりゃあ、あの母を比較対象物にしてしまえば、どんな女性も物足りなく感じてしまうだろう。

家族だからと言ってしまえばそれまでだが、どうやら俺の中で女性に対する価値判断基準が

知らぬ間に母の無体な元気を元にするようになっていたらしい。違和感を感じて当然である。

腑に落ちた顔をする俺の頭をぽんぽんと叩き、まぁ頑張れと無意味な励ましをする父。

その父の姿を見とめるや、すぐさま隣に立ってべったりと離れない母。

あの物差しが俺の中から消えるまで、だいぶ時間がかかりそうな予感だけしている。

**７８
うちの母が喧しくて困る。

俺の家に、母の古くからの友人が遊びに来た。

その人は女友さんというらしい。母は突然の来訪に感激した様子で、久しぶりだねと彼女に抱きついていた。

なんでも、両親の高校時代からの知己であるという。連絡は取り合っていたが、会うのは久々らしい。

たまたま週末で学校が休みだった俺は、母と女友さんとの再開に同席させてもらえることとなった。

席につくや、女友さんは俺に向けて、お父さんそっくりだねとのたまった。

そんなに似ているだろうかと微妙な心境になっていると、今度は母が誇らしげに、

自慢の息子ですから、と俺の頭を抱きよせながら誉めた。
それを見てくすりと笑う女友さんは、でも性格だけは男くんに似ちゃあ駄目よと難しい顔をした。

あれは女を不幸にする性格だからね、と女友さんが言うと、母が慌てて、でも今の私は誰よりも幸せだよ、と憤慨する。

それがよほど可笑しかったのか、女友さん呵呵大笑し、ツンデレツンデレと言いながら気をよくした。

父がツンデレであることは薄々勘づいていたが、まさか他人がそこまで父のことを把握していようとは。

伊達に父と母の友人はしていないようだ。

父は昔から母を憎からず思っていたクセに、なかなか素直になれなかったそうだ。

でも今はその分まで愛してもらっているから、と母が言うと、女友さんはハイハイのろけのろけと聞き流す。

これが長年付き合った者だけに醸し出せる、阿吽の呼吸というものなのだろうか。

熟達した漫才コンビにも似たそれは、俺の心を終始和ませた。

**７９
うちの母が喧しくて困る。

ハロウィンを迎えるにあたり、母がいそいそと準備をしている。

近隣の幼稚園の子供がお菓子をもらいに家々を巡るそうで、母はその子供らを、自分も仮装して出迎えるつもりらしい。

何もそこまでする必要はなさそうなものだが、母のやる気は止まるところを知らない。

魔女の被る尖り帽子に、どこから持ち出したのか黒いドレスを合わせ、やたらめったら張り切っている。

俺はそんな母に少し意地悪したくなり、そこまでするならもちろん

ハロウィンの由来も知っているんだよねと質問した。

母はドレスの裾をひらひらさせながら、要するに海外のお盆みたいなものでしょ？と、あっけらかんと言ってのけた。

正しい見解のような、そうでないような。正直に言うと俺もハロウィンの由来なんか知らないのだ。

当たらずとも遠からずかな、と言ってお茶を濁す俺を意に介さず

母は子供たちが来るのを今か今かと待ちわびている。

母にとっては、それが遠い海外の行事であろうと、またその由来を知ろうと知るまいと

お祭り事を誰かと祝えるならそれでいいようだ。

ある意味誰よりも母らしい精神性だが、そんな母に俺は、

園児より目立つことがないよう釘を刺すのだけは忘れなかった。

**８０
うちの母が喧しくて困る。

季節がいよいよ冬へと移行してゆく中、母が星を見ようと言い出した。

ちゃんちゃんこを身に纏い、父と俺の袖を引っ張って瞳をキラキラさせている。

母の行動が突拍子ないのは今さらなので驚きもしないが、何もこんな時期にと思わないでもない。

とはいえ母一人で外へ行かせるのも可哀想なので、父と俺は母に付き合って、庭に出ることにした。

表はしんとした空気が張りつめており、狙い違わず星がきらきらと輝いている。

母はその星をひとつひとつ指差してゆき、あれが白鳥座だよねと、父に向かって確認していた。

父は母のその指を、腕ごと３０度ほど横にずらし、白鳥座はあっちだと冷静に返した。

その後も母は、いくつか星座の名前を挙げて指差していったのだが、

そのことごとくを間違えて父に訂正されていた。

母は少し残念そうな顔をして、全然覚えてないやと苦笑いする。

昔は父とよく星を見に行ったそうだが、その頃の記憶が曖昧になっているのが寂しいようだ。

そんな母を見て父は、忘れたら俺が何度でも教えてやると、珍しく母を慰めた。

母はそれを聞いて嬉しそうに笑い、父の傍らに立って二人で星を眺めはじめた。

もしかしたら母は、父の姿ばかり追っていたせいで、星座の位置をきちんと見てはいなかったのではないか。

なんとなくそんなことを思わせる、二人の後ろ姿だった。

---- 

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    <dc:date>2012-01-05T11:29:34+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/pages/958.html">
    <title>母ヒートのようですその７</title>
    <link>http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/pages/958.html</link>
    <description>
      **６１
うちの母が喧しくて困る。

父が残業明けで帰宅した夜、疲れはててベッドまで戻る気力もなかったのか、ソファにスーツ姿のままで眠っていた。

夜半トイレに起きた俺は、父のその姿を見て起こすべきか否か迷ったが、結局そのままにしておいた。

早朝、目が覚めがてら父の様子を見に行くと、母が父の横に布団を持ってきて静かに寝息を立てていた。

父はすでに眠りから覚めており、母の寝顔をしみじみと見つめている。

俺の気配に気づいた父は、寂しくて一人で眠れなかったんだと、と母を指差しながら言った。

いい歳して何をしているんだかと父は呆れ顔だったが、それを言うなら起きてベッドに移動しなかった父も同じである。

これは推測だが、恐らく父は母が起きてしまうのを危惧して、移動出来なかったのではないだろうか。

母は父にぴったり寄り添うように眠っている。あながち間違いでもなさそうだ。

このツンデレが、と心中で思いながら、俺と父は二人して母を起こすことに決めた。

**６２
うちの母が喧しくて困る。

身体が熱っぽくてダルい、と父が言う。

母はあわてて父の目の前に立つ。

父は薬を飲んで行くから心配するなという。

母はそれでも、父に大事を取って仕事を休めとのたまう。

父がそれをスルーして、出社の支度を淡々と済ます。

母は父のおでこに自分のおでこを当て、やはり熱があると事態を大袈裟に表現する。

父は苦笑いするしか出来ない。

ついには俺まで巻き込んで、父に仕事を休むよう言ってくれと頼まれる。

それが毎年のことなので、次第に父は、多少体調が悪くとも母には黙っているようになる。

すると今度は、調子が悪いのに何故黙っていたのかと怒り、心配し、ついには泣き出してしまう。

母が相手だと、父は無理をすることすら叶わない。では一体、母をどうやって説得すべきなのだろう。

その答えは、未だに見つかっていない。

**６３
うちの母が喧しくて困る。

去る12日24日、夜中に物音がしたので目を覚ますと、母がサンタの格好をして枕元に座っていた。

何をしようとしていたのかは何となく察したが、一応尋ねるとクリスマスイブのプレゼントを渡しにきたという。

別にサンタの格好でなくても良さそうなものだが、母のこだわりは底知れない。

はいと手渡されたプレゼントも、きちんと靴下型の入れ物に入れられ包装されている。

まだ半寝ぼけの俺を尻目に母は、次は父のところへ行くのだと張り切っている。

父には何をプレゼントするのかと聞くと、母は私の全部をあげるのだと、

およそ息子に対する返答とは思えない答えを返してきた。

きっと息子の目の届かないところで、また二人してイチャつくのだろう。

ここまで来ると、もはや好きにしてくれとしか言えない。

ちなみに俺へのプレゼントは、使い勝手の良さそうなアンクルソックスだった。

日用品を送るのはかねてからの母の習性だが、靴下型の入れ物に靴下を入れるセンスは

ある意味とても母らしいと思った。

**６４
うちの母が喧しくて困る。

今時律儀に節分を祝う家庭も少ないとは思うのだが、我が家では未だに毎年豆まきを欠かさない。

俺と父が鬼の面を被り、母が福娘の面をつけて豆をまくのである。

母が豆をまくのに合わせて俺と父は家の中を逃げまどい、最後は玄関から表へ出て終了する。

しかし、母はそんな俺たち二人を見て、なんとなく不服そうにしているのだ。

それに気づいた俺が理由を尋ねると、追い立てられる鬼が可哀想に見えて仕方ないのだと言う。

節分のたびにそんなことを考えていたのだろうか。だとすれば、母はあまりに真っ正直過ぎる。

頬を膨らませて鬼役の父にすがる母は、もう豆まきなんかしないと涙目になっている。

父は呆れながらも、厄払いに感情を込め過ぎる母を嫌いになれないらしい。

結局、一年に一度のことだからと母を納得させ、来年からも節分を祝うことに決めた。

ポリポリと大豆を食べる父と母が、今年も仲良く息災であることを祈ってやまない俺であった。

**６５
うちの母が喧しくて困る。

いつも日が昇るより早く起きる母が、珍しく寝坊をした。

台所には代わりに父が立ち、いつまで経っても部屋から出てこないのだ。

父の負担になるようなことは絶対しない母が、一体どうしたことなのか。

仕方なく、両親の寝室へ母を起こしに向かおうとすると、父は俺が起こすからいいと、ぶっきらぼうに言いはなった。

それから先、五分待てど十分待てど、父も母も部屋から出てこない。

さては木乃伊取りが木乃伊になったかと思い、意を決して寝室へと向かうと

父と母の密やかな話し声が聞こえてきた。

母は、いつも通りに起きれなかったことを、父に必死で謝っているらしい。

そして父はそんな母へ、お前の寝顔があまりに可愛かったから、起こすに起こせなかったと言いはなった。

そして部屋から物音が途絶え、沈黙が支配する。

何かとてつもないロマンスの気配を感じたので、俺はそそくさと退散を決め込んだ。

今年の夏も暑い。リビングで父の作った目玉焼きをかじりながら、俺はそんなことを考えていた。

**６６
うちの母が喧しくて困る。

家族揃って出かけることにほとんど抵抗のなくなった俺であるが、

それでも微かに羞恥心を覚える瞬間というのがある。

それは、買い物へ行く途中の信号待ちの時間だ。

我が家では家族三人で歩く時、父と母が並んで歩き、その後ろを俺がついてゆくのだが

赤信号で歩みを止めると、母が必ず父ににじり寄るのだ。

そしてそのまま父に体を預け、腕を絡め、指を絡めする。

いかに見慣れた光景とはいえ、人目が多い交差点でやられると、一抹の恥ずかしさを禁じえない。

それでも父は、平然と前だけを向き、信号が青に変わるやスタスタと横断歩道を渡ってゆくのである。

つかの間の逢瀬がすぐに終わってしまった母は、名残惜しそうに父の後を追い

またすぐ隣に立って、父と歩調を同じくする。

そうまでするなら普段から腕を組めば良いものを、父は母に絶対それを許可しない。

ゆえに母は、まるで小鳥が枝葉に止まるがごとく、父が歩みを止めた瞬間にだけ腕を組むのだ。

我が親のことと思うと、その瞬間がむず痒く耐え難いので、

俺は信号待ちの間だけ他人のフリをすることに決めている。

**６７
うちの母が喧しくて困る。

母がやたらに俺の顔を見つめてくる。どうかしたのかと問うと、俺の額にニキビができていると言う。

鏡を見ると確かにぽつねんとニキビがあるので、無造作に潰そうとしたら母に腕を掴まれた。

ニキビは潰すと痕になるから薬を塗らなきゃ駄目だと言いはり、救急箱から軟膏を取り出す。

自分で塗るからいいと言うのに、母は私が塗ってあげると言って聞かず

仕方なく母のしたいようにさせてみることにした。

人差し指に軟膏を乗せ、ニキビをつつくようにちょんちょんと指を動かすと

こそばゆいような気恥ずかしいような、不思議な気持ちになる。

母が言うには、昔は母が父のニキビにいち早く気付き、潰そうとする前に薬を塗ってあげたのだそうだ。

一見するとそういうことに無頓着そうな母だが、意外に気は回るらしい。

だからだろうか。母のその手つきは、大事な物に触れようとする瞬間のそれに似ている。

壊れやすいものを力いっぱい、けれど愛情深く包むいつものやり方なのだ。

さすがは愛情ゆえに様々な物を破壊してきた母である。その加減を覚えるまでに、一体幾年かかったのだろうか。

俺がそんなことを考えているとは露知らず、母は早く治るといいねと言い、にこりと笑った。

その笑顔もまた、母の魅力の一つであることは、言うまでもないだろう。

**６８
うちの母が喧しくて困る。

挫折した。泣きたくなった。誰かにすがりたいのに誰もいなかった。

そんな時、俺の様子がおかしいことを心配した母がやって来て、話を聞いてくれた。

普段なら母に愚痴なぞ絶対言わないのだが、この日は心が弱っていたせいか、ぽろりと口をついて愚痴が出てしまった。

誰それはこんなに成功しているのに、自分は何をやっても上手くいかない。

もしかしたら自分には、生きている価値なんかないのではないか。

そんなことを呟く俺を、母は黙って見つめている。

どこか、いつもの母と違う雰囲気であったのだが、落ち込んでいた俺はその事に気付かない。

その時の俺は忘れていたのだ。母はその純真さから、人の痛みすら共に共有しようとする人間だということに。

母は途方にくれた顔をし、大丈夫だからと何度も俺を励ました。

安易な言葉をかければ嘘臭くなることを、恐らく母は知っているのだ。

いつもなら瞳に涙を溜めていてもおかしくないのに、それすら耐えて、ただ落ち込む俺を励ましている。

その母の懸命さに打たれ、ついには俺の目から、涙が溢れ落ちた。

母はそれを見て困惑したが、それでも俺の目から涙が止むことはなかった。

俺が挫折から早く立ち直れたのは、間違いなく母のおかげである。

母には、いくら感謝してもし足りない。

**６９
うちの母が喧しくて困る。

ある日のこと、俺がリビングでテレビを見ていると、母がお風呂に入るねと言ってきた。

夕飯の支度も終わっていたので、一度はうんと返事をし聞き流してしまったが、よくよく考えると

いつもは父と一緒に入るか、父が入浴を終えた後に入るかのどちらかのはずだ。

それに疑問を抱き、なぜこんな中途半端な時間に風呂を使うのか尋ねると

寒くなってきたから風呂上がりの温かい身体で、父の冷えた身体を温めてあげたいのだと言う。

確かに、外から帰ってくると冷え込みが厳しくなって、温かいものが恋しくなる季節ではある。

母の願い違わず、父はちょうど母が風呂から上がるタイミングで帰宅してきた。

ほこほこと湯気の上がる母が、ネクタイを緩める間も惜しいとばかりに、父へと突進し頬擦りする。

父は慣れた様子で母の頭をぽんぽんと叩き、離れるよう促すのだが

母は父の手の冷たさにショックを受けたらしく、いつも以上に父から離れようとしない。

そのせいで、我が家の夕飯が30分ほど遅れたのは、是とすべきか非とすべきか

いまだに判断が着きかねている。

**７０ 
うちの母が喧しくて困る。

日曜の昼下がり、父が珍しく本を片手に、居間で居眠りしていた。

ソファーにどかりと腰掛けたままの姿勢で、すやすやと気持ち良さげに眠っている。

何の気なしにそれを見つめていると、母がやってきて、俺と同じに父の寝姿を見定めた。

母は疲れてるのかなと俺に問うと、くすりと笑って父の傍らに座る。

そして、父の鼻を自身の赤く長い髪の毛で、こしょこしょとくすぐり始めた。

父はすぐにうなされ始め、空を掻くように手を上下させてもがき、やがて大きなくしゃみと共に目を覚ました。

困惑する父を尻目に、母はおはようとだけ言って、父の胸へ飛び込む。

髪の毛は汚くないのか、そして父にイタズラなどして後で怒られないのか。

それだけが目下の心配事である。
---- 

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    <dc:date>2011-11-09T05:52:03+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/pages/991.html">
    <title>男は静かに暮らしたい。その１</title>
    <link>http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/pages/991.html</link>
    <description>
      **１
個人的な見解を言わせてもらうと、人生は映画やドラマ、漫画やアニメのように
劇的で面白く、なおかつ幸福な結末を迎えるとは限らない。
全てのことは有限で、良いことが起きれば、何処かで同じだけ悪いことが起きる。
他人の幸福を極力邪魔せずに出来るだけ幸福な人生を送るには
波風を立てない平凡で普通の人生を送るのが一番だと思っている。
憧れの、理想とする生き方としては殺人しない(超重要！)吉良吉影のような
女「男ぉぉぉぉ！！」男「人Seiっっ！！？」&amp;ref(vipper14072.jpg)
静かとは反対・相対・対立・決別しているコイツのせいで、それは難しそうだ。
男「静かに暮らしてぇぇぇぇよ！！！」&amp;ref(vipper14073.jpg)

**２
物心が付いた時から俺は平凡な人生を目指して暮らしてきたはずだ。
程々に目立たず、疎まれず、嫌われずに日々を過ごしていたはずだ。
そんな俺が何処で、こんな変人奇人にフラグを立ててしまったのか不思議でならない。
男「と、いうわけでだ。理由を教えろ。」
女「なんだ！！そんなことかぁぁ！？男と私はな、同じ中学なんだぞぉ！」
男「(こんなヤツ居たか？こんな超個性知らんぞ？)中学で何があった？」
女「中学で私はぁぁぁ…………そのぅ………あのぅ…ぅぅ」
男「どうした？急に元気が……」&amp;ref(vipper14078.jpg)
女「他の皆が居るし、聞かれそうで、なんか恥ずかしいぞぉぉぉ！！」
男「四六時中、デカイ声で愛を叫んでおいて今更じゃねぇの！！」&amp;ref(vipper14079.jpg)

**３
中学で男とは三年間同じクラスだったけど、きっと女のことは覚えていないだろう。
中学までの女は目立たなくて、おとなしくて今とは想像出来ないくらいだったから。
男は、周りからは目立たない平凡な人間に思われていたけど、クラス中心だった。
ほどよい言動・人付き合いをして、目立たずに自分の周りを平和で普通にする。
女はソレを純粋に凄いと思えた。女と同じで目立ってなかったのに、そんなことが出来るなんて。
そう思ってから、男を目で追うようになって、気付いたら好きになっていた。」&amp;ref(vipper14100.jpg)
その想いが爆発しそうで、告白しようと思った三年の時に、男がココを受験すると知った。
必死で勉強した。女は馬鹿だから合格出来ないと言われたけど、男と一緒に通いたかったから
爆発しそうな想いを一年間勉強で押さえ付けたせいで女は…………
女友「大・爆・発☆……したというわけです。」」&amp;ref(vipper14099.jpg)
男友「男の処世術そのものがフラグって訳だ。それは防ぎようが無いわな。」
女友「女に言われるまで、私も男くんの目立たない立ち回りに気付かなかったよぅ。」
男友「もう目立たないのは無理そうだけどな。」」&amp;ref(vipper14101.jpg)

**４
男の目指す平凡で静かな人生は、平和でなくてはいけない。
たった一言だけでいい。お礼の言葉を言われるだけで、やって良かったと思える。
ほんの少しだけでいい。前もって、やってもらえると作業がスムーズになる。
ほんの少しの言葉、行動であっても積み重なれば、周りは順風満帆、平和になる。
その少しのことを周りに気付かせずに目立たず行っていたはずなのに
男「まさか男友以外で気付いたヤツが居たとは……。しかもそれが、あんなのとは……。」
男友「ま、幼稚園の頃から一緒の俺と違って、中学からの女ちゃんが気付いたのは単純に凄いな。」
女「これぞ愛の力だなぁぁぁ！！」&amp;ref(vipper14106.jpg)
男「その愛の力とやらで、もう少しマシな弁当を作ってくれ。」
女友「いっつも文句言うわりには、完食するよね～。男くん。」
男「馬鹿もの！残したりしたら、この弁当の食材を作った人達に失礼だろ！！」
女「―――っ！そういう細やかな心遣いが出来るところが大好きなんだぁぁぁぁ！！」&amp;ref(vipper14107.jpg)
女友「…………。弁当を作った女のために無理して食べてるんじゃないんだ。」
男友「…どうだろな。(作らせないって選択肢が無いのは何でかな。)」&amp;ref(vipper14108.jpg)
続く？

**５
普通を求める自分の人生観は、他人にとっては物足りなく不幸なものに違いない。
だから、幼い頃から必要以上に他人から好かれないように平和に過ごしてきた。
他人を自分の人生に極力関わらせないためだったのだが、ソレが関心を生む原因だったとは。
これは恋心ではない。興味・憧れ・尊敬・羨望に似たものを勘違いしているに違いないのだ。
男「おまえに１つ忠告しておく必要がある。」
女「なんだぁぁ！？男！改まってぇぇい！ついに私を受け入れt &amp;ref(vipper14139.jpg)
男「その気持ちはな。俺に対する尊敬みたいなものの勘違いだ！吊り橋効果みたいなもんだ！」
女「えっ！………えぅ……ぅぅ」&amp;ref(vipper14140.jpg)
男「それにお前は見た目も可愛いし、元気で明るい！俺以上に良いのを捕まえられるはずだ！」
女「かっ！？かわ……ぃい…！！？」&amp;ref(vipper14141.jpg)
男「だから俺のことは忘れて、お前は自分の人生を送ってk
女「……ん～～っ！…！！！」&amp;ref(vipper14142.jpg)
男「―――っ！？どうして、そうなるんだぁぁぁ！！！！」
女「うわぁぁぁぁあ！男のいけずぅぅぅ！熱く抱き締め愛の言葉を囁いて、寸止めかぁぁぁぁぁ！！！」
女友「恋は盲目って言うしね。男くんが、何を言っても無駄だと思うけどね～～。」
男友「今のは男も迂濶じゃねぇか？周りから見たら、そういうの始める風にも見えるぞ。」

**６
男「さて帰ろうぜ、男友。」
男友「悪い。今日は柔道部に顔を出さないと駄目だから、今日は無理だわ。」
男「幽霊部員のオマエが珍しい。何か有るのか？」
男友「試合が有るからな。さすがに選手として、試合前くらい顔を出さないとさ。」
男「幽霊なのに試合に出るのか。まあ、オマエは家が道場だし当たり前か。」
男友「ガキの頃からやってて、学校でもやりたくないから幽霊してたけど、試合なら打ち合わせとかで行かないとさ。」
男「俺みたいに月１くらいしか活動してない料理部とかにしとけば良いものを。」
男友「俺が料理って柄かよ。良いんだよ、俺は食べる専門で。」
女「私は男のために作る専門(妻)だぁぁぁぁぁ！！」&amp;ref(vipper14152.jpg)
男「前言撤回！月１とはいえ、こいつの料理を部活で試食する羽目になるからな！！」
男友「おおうぅ……。そいつはヘビーだぜ。よく他の部員は辞めないな。」
男「ああ、俺にくっついて入部したようなもんだからな。俺が責任を持って完食してる。」
女「『こいつの作った物は俺の物だ！』と言って、全部食べてくれるんだぁぁ！」&amp;ref(vipper14153.jpg)
女友「事情が分からない人には、独占欲の強い彼氏のセリフにも聞こえるわね…。」
男友「外堀が埋まるというか、墓穴というか……。」

**７
～前回のあらすじ～ 女(の作った料理)は俺が(責任を持って)喰う！！！
男「おい。聞く人が誤解しそうな、あらすじを言うな。」
女「いてっ！二人っきりだから良いだろぅ！これくらいぃぃ！」
男「何が二人っきりだからだ！ったく、男友が部活でなきゃあな～～。」
女「んお？雨が降ってきたぞぉ！」
男「別れる場所の手前で助かったな。仕方ないから、俺の家で雨宿りしてけよ。」
女「え？男の家って別れ道のとこから、私の家と距離あまり変わらないはず！？」
男「あぁ。中学までの家はな。高校から事情が有って、この近くに一人暮らしなんだ。」
女「！！！？(一人暮らし！男女二人きり！濡れた衣類！)」&amp;ref(vipper14161.jpg)
男「ん？どした？急に立ち止まっ
女「そういうのは私たちには、まだ早いと思うんだぁぁぁぁぁ！！」
男「あ！？おい！(訳が分からない！)」&amp;ref(vipper14162.jpg)

**８
～前回のあらすじ～ (雨に)濡れたし、俺の家で(雨宿り)してけよ。
男「女！だから、変なあらすじを入れるなって言っただろうが！！！」
男友「うお！？どした？寝言か？」
男「ん……あぁ。ちょっと幻聴が聞こえた気がした。」
女友「さすがの女も家からココまで声は届かないでしょ～。風邪で休みだし。」

女「へっぷち！」
女母「もぉ～～。ずぶ濡れで帰ってきて風邪ひくなんて、子供じゃないんだから～。」
女「～～～～。ごめんなさい。」&amp;ref(vipper14170.jpg)
女母「ま、だいぶ良くなったし、明日は学校に行けるわね。下に居るから、何か有ったら呼んでね。」
女(はぁ～～～。何、やってんだろ。一人で舞い上がって空回りして………)
女母「女ぁ～～。お友達が御見舞いに来てくれたわよ～～。」
女「女友が？」
男「………女友じゃなくて、俺で悪かったな。」
女「え！？あ、えぇ！！？男！！！？」&amp;ref(vipper14171.jpg)
女母「では、後は若い者同士で……ごゆっくり～～。」
男・女「「…………………」」&amp;ref(vipper14172.jpg)

**９
男「……悪かったな。あの時、無理にでも引き留めて雨宿りさせてけば風邪にならなかったかもな。」
女「ううん！？私が……変なこと考えたから……私の責任だ。」
男「でも、人の厚意を素直に受けないから、こんなことになるんだぞ。」
女「うん。すまない。」
男「オマエは、いつもいつも勢いだけで暴走しすぎだ。ちょっとは落ち着いて行動しろよ。」
女「ああ。まったくだ。」&amp;ref(vipper14173.jpg)
男「………。何を落ち込んでるんだ。いつものオマエは、どうした？」
女「だって、いつもの私は嫌いなんだろ？そうだよな。空回りしてばかりで
男「馬鹿か！俺が、いつオマエを嫌いだと言った！！！」
女「！！？だって、いつも静かにしろ、落ち着けって言うじゃないか！」
男「それはオマエの為に言ってるんだ！物には限度が有るからな！」
女(『オマエの為』！？)
男「限度は有るが、元気が良いってのは……まぁ…その……嫌いじゃないしな。」
女(『オマエの為』『嫌いじゃない』！！！！？)
男「それに……なんだ。女が元気じゃないと……調子狂うしさ。」
女「ぉおぉ男ぉぉぉ！！！私“も”大好きだぁぁぁぁぁ！！！」
男「うぉ！！？(“も”って何だ！！“も”って！！)」
女母「女～。男くん。飲み物持ってき
男・女・女母「「「………………」」」&amp;ref(vipper14174.jpg)
女母「男くんって、意外と積極的ね。でも、女は本調子じゃないから治ってからね。」
男「いやいや！誤解だし！ていうか、アンタ落ち着きすぎだし！」
女母「アンタじゃなくて“お義母さま(おかあさま)”って、言って欲しいねぇ。」&amp;ref(vipper14185.jpg)

**おまけ
#blockquote(){
男が吉良吉影みたいになりたいならヒートは猫草になればいい


女「男の行く手を阻むものはあぁぁぁぁぁぁぁっ、私の愛の空気弾で滅殺御礼えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい！！」

男「……」(毛糸玉コロコロ)

女「にゃあぁぁぁぁぁぁぁっ！！　猫だからっ、猫だから毛糸玉には弱いのおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！」

(じゃれつくヒート、無視して出かける男)


以上、俺の妄想
}
&amp;bold(){作者}猫草とはwwwその発想はなかった！&amp;ref(vipper14077.jpg)

---- 

[[男は静かに暮らしたい。目次&gt;男は静かに暮らしたい。目次]]∫[[男は静かに暮らしたい。その２へ進む&gt;男は静かに暮らしたい。その２]]    </description>
    <dc:date>2011-11-09T04:59:14+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/pages/899.html">
    <title>姉ヒート目次</title>
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      [[姉ヒートその１&gt;姉ヒートその１]]∫[[２&gt;姉ヒートその２]]∫[[３&gt;姉ヒートその３]]



---

[[SS置き場へ戻る&gt;SS置き場]]    </description>
    <dc:date>2011-10-11T23:37:37+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/pages/552.html">
    <title>SS置き場</title>
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    <description>
      短かめのSS

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