鷲鼻と黒い痘痕が特徴の老魔導士。
事実上
マグノシュタットの王とも言えるが、ムスタシム王家へのクーデターは決して権力を欲しての事ではないとして、本人は自身の身分をあくまで「学長」と名乗っている。
ただし、国家建設の際に国民から望まれれば、王としての責任を負う事もやぶさかではないと発言をしている。
魔導士は世界を良き方向へと導く
ルフに選ばれし者と考え、逆に
非魔導士は管理されるべき家畜と同等の存在という思想を持つ。
絶対数の少なさと、特殊な能力故に世界各地で差別にあい、不当な扱いを受け続けていた
魔導士を救済すべく、
魔導士の国を作ろうとしている。
その信念に基づき、全ての
魔導士に対して立場や国境、思想の違いに分け隔てなく、絶対の愛情と優しさを注ぐ
魔導士限定の博愛主義者。
反面、
非魔導士に対しては人間とすら思っていない、極端な差別主義者でもある。
かつては
魔導士は
非魔導士を支える為に存在すると語るほどに
非魔導士に献身的に尽くし、その博愛を全ての人々に向けていた。
しかし、
非魔導士から欲望鬱憤の捌け口にされ無残に死んでいく
魔導士たちを鑑み、齢を重ねるごとに現在の考え方へと変わっていった。
ムスタシム王家が所持していた魔法の全権利の引き渡しを求め、国民と国の重鎮を先導して、反乱を誘発させた。
最終更新:2013年10月04日 22:44