『一日限りの憑依体験』 1. 男「…うっく、出る…ッ!   …はぁ」 霊「気持ちよかったぁ」 男「どわぁあああ!!! おま、いつの間に!!」 霊「男だけ気持ちいいことしてずるいよぁ」 男「うわっなんてこった、鬱 _| ̄|○ 」 霊「ふむぅ、やっぱり女の子のとは違ってあまり余韻を感じないねぇ   にしても男のものって、結構「らめぇええええ!!!」 霊「はいはい。ところで話は変わるけど、男は幽体離脱してみたいと思わない?」 男「ううっ、俺には一生童貞がお似合い…、え? 幽体離脱?   それって霊みたいになることか?」 霊「簡単に言えばそうだけど、別に死ぬってわけじゃないよ   意識だけが体から抜け出して自由に浮遊できるような感じになるって言えばいいかな   別にわたしが男の体を永遠に乗っ取ったりとかできるわけじゃないから安心して」 男「ふ〜む、たしかに興味はあるが」 霊「幽体の状態でも、私が男にしてるみたいに同調したり、相手を呪ったりすることもできるよ   ただし呪いの場合はそれなりの代償があるけど」 男「誰かを呪いたいってわけじゃないけど、まぁ霊みたいに空中散歩できるというのはいいな」 霊「んじゃさっそくやってみましょ」 霊「まずは体の力を抜いて、腹式呼吸よ」 男「おっけ〜」 霊「いきなり自力で幽体離脱できるわけじゃないから、わたしがアシストするね   とりあえず意識を集中させたまま、体のほうは眠るようにもっていって」 男「……」 霊「それじゃ、抜くよ! それ!!」 男「うおっ! びっくりした!   …あれ、俺がいる?」 霊「やったぁ! 成功♪」 男「あら〜、ほんとに幽体離脱しちゃった」 霊「わたしも初めてだったからうまくいくかどうか自信なかったんだけどね   今、どんな感じがする」 男「なんだか不思議なかんじだ   うまく言い表せないが、夢を見ているような状態っていえばいいかな   ところでずっと浮きっぱなしなんだけど、どうやったら霊みたいに動けるんだ」 霊「こう動きたい、念じれば自然と動けるようになるよ。そうだね   最初は慣れないからわたしが男をエスコートしてあげる。男はわたしに意識するだけでいいよ」 男「ふんふん、おっ、動き出した動き出した。なんだか乗り物に乗ってるような感じだなぁ   んじゃまずは巫女さんのところだ」 霊「え゛、なんで!?」 男「だって霊の言ってることをそのまま鵜呑みするわけにはいかないし   危険だったらヤバイじゃん」 霊「そ、そうだね。でもお邪魔虫のところへいきたくないなぁ   でも男の言うとおりにやばかったら大変だもんね」 男「そう邪推するなよ。巫女さんだって悪者じゃないんだから   じゃさっそく神社へレッツゴー!」 巫「危険です。今すぐ取りやめなさい。男さんの命にかかわります」 男「んなぁ!! やっぱり!」 霊「こらぁ!! 嘘つくなぁ!!」 巫「はい。嘘です」 男「がくぅ」 巫「まぁこの程度くらいなら別に問題はありません   ただ次の日は極度の身体疲労に陥ってもかまわないのなら止めませんが」 男「マジっすか。まぁ夢の空中散歩比べたら安いもんだがな」 巫「男さんの幽体に細い線があるのがわかりますか」 男「あっ。確かに」 霊「ぜんぜん気づかなかった」 巫「その線が男さんの幽体と肉体がつながっている証です   この線が切れると男さんは死んでしまうので注意してください   まぁ物理的に切られたりとかはしませんから特に注意を払う必要はありませんけど」 男「なるほど」 巫「それにその線に異常がでることの事が起きればまず強制的に肉体のほうへ戻されますしね」   ただ、さっきも言ったように、肉体のほうが極度の疲労で死ぬことはありますので、   あまり調子に乗りすぎないように。わかりましたね、霊さん」 霊「わかってるよ〜」 男「心配だなぁ」 霊「んじゃ街のほうへ行ってみよ! おすすめのところはいっぱい知ってるよ!」 男「すいません、わざわざ。それじゃ」 巫「………」 巫「はぁ。私ってつくづくお人好しだなぁ」 2. 霊「みてみて、人が米粒みたいに小さいよ」 男「おおっ、すげぇーーっ!!!」 霊「男はじゃぎすぎ〜」 男「こんな光景は滅多にみられないぞ。自分の住んでた街って、空から見たらこんなのなんだな   いや〜幽体離脱も悪くない」 霊「でしょ〜」 男「おっ、男友じゃないか。まーた秋葉原で物色してんな   こいつが買ってきたものを全部言い当てたらビックリするだろうな」 霊「ほら、デパートにも入ろうよ」 男「そうだな、って壁から入るのか」 霊「幽霊らしくていいでしょ」 男「まぁ確かに…!! ここはぁ!!!」 霊「ランジェリーショップ」 男「そそそ、そういうのは霊一人だけで、って俺の姿は見えないんだっけ」 霊「そういうこと〜。これなら気兼ねなく見ていけるでしょ」 男「でも恥ずかしいなぁ。女の下着を見てくのは」 霊「男〜、こんな下着とか興奮しない〜?」 男「ぶっっっっ!!! おま、こんなとこで脱ぐなぁあああ!!!」 霊「誰も見えないんだから平気だって、それよりどう? 興奮しない?」 男「ま、まぁ、でもちょっと派手すぎるかな?   そっちの白下着のほうでもいいと思うんだけど…」 霊「清純だねぇ。でもあんまり過ぎて経験豊富だとか思われたくないしなぁ   ま、いっか。男にはこの白下着でも」 男(いまのうちに……コソコソ) 霊「あ、男逃げちゃだめ!!   男はこういうところをしっかりと経験しておかなきゃいけないんだから」 男「は、はい… 教授させていただきます(しくしく)」 霊「ちょっと休憩しましょ」 男「……(へんじがないただのしかばねのようだ)」 霊「もう、こんな程度でまいってたら先が思いやられるわ   わたしも長い間憑依霊やってるけど、大体のことは知ってるよ   男が知らなさ過ぎるだけだよ」 男(うぐっ、ぜったい俺もてあそばれてる) 霊「…」 男「…」 霊「…」 男「なぁ」 霊「え?」 男「霊ってさ、俺に憑く前はこんなふうに一人で幽霊やってきてたのか?」 霊「そうだね〜。たまに巫女さんみたいに霊感の強い人とも接触したこともあったけど   こんなにも長く憑いたのは男が初めてかな」 男「それまではこんなふうに当てもなくぶらぶらしてたのか? 家族の元に戻ったりはしないのか?」 霊「最初死んだころは家族もみんな悲しんでくれたの   だけどね、たとえ家族でも時間がたてば忘れられていく   そうするとだんだんと元の自分の家には居られなくなるの。自分はそこでは死んだ人間なんだから   あ、でもお盆の日は必ず戻ってるよ。でもそれ以外はそこでは自分の家じゃなくなるの」 男「でも家には仏壇があって、墓もあるんだろ? それが霊の家なんじゃないの?」 霊「あれは霊界に旅立った霊がお盆の日に戻るためにあるの。厳密にいうと家ってわけじゃないわね」 男「そっかぁ」 霊「男?」 男「…霊も寂しい思いを過ごしてきたんだな   こんな誰も見てくれない、話してもくれない、聞いてもくれないような生活なんて俺にはキツイや」 霊「そうでもないよ。幽霊になっても面白いことはたくさんあるし   でもそのかわりに現世に愛着をもっちゃったから成仏しにくくなったんだけどね   もちろん今は男がいるから成仏なんて真っ平よ」 男「そういわれると嬉しいな」 霊「さっ、湿った話はおしまい! 男にはもっといっぱい知ってもらいたいことがあるんだから」 3. 霊「ところで男。せっかくだから女のからだも味わってみない?」 男「ぶっ! いきなりなにを!」 霊「最初にも言ったけど、幽体の状態でも相手に同調することはできるの   まぁわたしみたいに相手に乗り移って操ることまではできないけど   俗にいう取り憑くってやつだけど、どう?」 男「どうって、でも、それはさすがに…」 霊「あ、恥ずかしいのかなぁ。でも今の男に拒否権はないのでした」 男「え? ちょ、ちょ〜〜〜〜〜!!」 霊「ふむ、この子あたりはないすばでぃかな」 男「って、女子高生じゃん! うわ、マジで心臓がばくばくしてきた」 霊「んじゃ、取り憑かせるよ、それっ」 男「……ッ!!」 霊「どう、取り憑いてみた感想は」 男「なんか肉体に戻った感じだなぁ   この娘の意識、かなぁ。なんか心のなかもそのまま聞こえてくる」 霊「同調してるからね   あ、あまり興奮したりして考え込んだりしないでよ。相手に違和感をもたれるから」 男「うん、あっ、股間あたりがスースーする。体も自分よりも軽いのがわかる。すごいふわふわする。   それに胸かな、たぷんたぷん揺れてるな。これが女の子の胸の感触かぁ」 霊「女の感触も悪くないでしょ」 男「/// これ以上は恥ずかしくて死にそう。外してくれぃ!」 霊「はいはい」 男「ふぅ死ぬかと思った」 霊「大げさねぇ」 男「誰だって女の子の体を見たら興奮するよ」 霊「まぁわたしだってそうだったしね」 男「…霊もそうだったのか?」 霊「さ、次にいきましょ!」 男「…こいつは想像以上に穢れていると見た」 4. 霊「さてと、やはり幽体になったらのメインイベントはしなきゃいけないでしょう」 男「なんだ、また誰かに取り憑くのか?」 霊「男は憑依霊のお楽しみをぜ〜んぜん味わっちゃいない。本当は乗り移りまで教授したんだけど   それやると男の肉体との結びつきがなくなっちゃうかもしれないからねぇ」 男「うげっそれはカンベン。俺はまだ現世を満喫したいんだ」 霊「冗談だって。でもさっきの女の子に憑いてみて悪くなかったんじゃない?」 男「ま、まぁ確かに。でもこれじゃホントに相手の全部を知ってしまうみたいで…」 霊「男はピュアだねぇ。そんな男がわたしは大好き   けど今日はわたしがエスコート役なので男にはどうしても味わってもらいます」 男「うおっ、おい霊なにをする気だ!」 霊「何って、異性のあちこちを知り尽くしたいってのはドリーム溢れると思わない」 男「って、霊まさか」 霊「そ、オナニー」 男「ちょ、いくらなんでもそれだけはダメだ。相手の体を無条件で犯すのは」 霊「わかってるよ。だから手ごろな誰かを探して…   ん?」 男「どうした」 霊「…いいこと思いついた♪ 予定変更」 男「ちょ、何をする気だ!?」 霊「ねぇ男知ってる? 巫女さんはね、夜になるとすごいんだよ」 男「す、すごいって…、なにが…?」 霊「やっぱり欲求不満が溜まってるのかなぁ。男は1週間に1回しかやらないのに   巫女さんったら毎日しちゃってるもん」 男「おい、まさか。冗談だろ」 霊「そ、男には巫女さんで味わってもらうわ」 霊「わたしこんな憑依霊だけどさ、やっぱし女だからさオナニーもしたくなっちゃうの」   だけど、わたしって見ず知らずの誰かの借りてやっちゃうのは悪いと思うからさ、   たま〜に巫女さんの体を借りてやってるの。巫女さんも承知の上だし」 男「いや、それでもよくないだろ」 霊「そうでもないよ   男もわかるでしょ。オナニーって、何の想像しなくてすることはできないじゃん   裸でエッチな姿とか、異性にしてもらったりする場面を想像したりするよね」 男「確かにそうだが、それとどう関係があるんだ」 霊「それは憑いてからのお楽しみ」 霊「お、溜まってるねぇ」 男「…ゴクリ」 霊「もし体があれば、男は襲っちゃうかな?」 男「ば、ばかいえ!」 霊「でもこれから男はあれを味わうんだよ   すごいよ。エッチになった女の体は。   自分の体験談から言うとね、男なんか一回で終わっちゃってつまんないけど、   女はいったんエッチになると止まらないよ。たぶん男は気持ちよさのあまりに失神しちゃうかもね」 霊「…だ、だけど、それは巫女さんに、悪いだろ」 男「あら、まだまだ理性が残ってるのかな〜   でも顔は嘘をついてないみたいだね」 霊「や、やめてくれ。ホントに」 男「でもわたしもそろそろ男に巫女さんの気持ちに気づいて欲しいからね   本当は嫌なんだけど」 霊「え、それは」 男「それ! 憑依!」男「ちょ、まだ心の準備が…」 5.(ここから文体を変えます) 巫女は今日も鬱ついた夜を過ごしていた。 毎晩考えることは男のことと一緒にいる霊のこと。 神職の私がこのことについて言うのもはばかれるが、男はそこらにでもいるような普通の男であった。 だけど、お人好しでおせっかい焼きな性格をありのまま曝け出せた者は私にとって彼が初めてだった。 また、成熟した異性に十分に触れたことも彼が初めてだった。 自慰なんてものはほとんどしなかった私だが、彼を想像するたびに寂しい気分になってしまう。 正直あの霊がうらやましいと思う。いつも彼のそばにいられるから。私もあんな楽しい会話を夜通ししたい。 だけど彼女は憑依霊。彼と体を交えることは叶わない。彼女が死んでいる以上どうしようもないこと。 もしかしたらあの幽霊は私以上に私のことを羨ましがってるのかもしれない。 けど私はあの憑依霊みたいになんでもかんでも打ち明けられるような性格ではない。 なんの恥ずかしげもなく好きだと本気でいえるあの幽霊のたくましさを見習うべきだ。 今なら思える。私も彼と一緒に居たい。もっと楽しい会話がしたい。 願わくばあの幽霊さえいなくなればと最初は思っていた。 だけどそれは彼にとって、なにより自分にとって一番よくない。 邪魔者を押しのけるような真似をするのは心が弱いせいだ。 そんな卑怯な真似は恥ずべきことであり、そんな自分を許してはならない。 私はみんなが幸せになってほしいと思ってる。私にとって、男にとって、あの霊にとっても。 霊も気づいてるだろう。霊にとっても、男にとっても何が一番最良な道が。 だけど怖い。彼の本心を知ることが。彼の心ひとつで私の全てを決定づけられそうで。 その壁はあまりにも厚く、あまりにも高い。 彼がもし私に好意があればこれでもかというほど舞い上がれるだろうし、そうでなければボロボロに打ち砕かれるだろう。 この思いを伝えるのが怖い。でも彼と一緒にいたい。 そうしたジレンマに挟まれながら、私は今日も彼を抱き、抱かれる夢想を抱く。 6. ※18禁エリア 男は巫女に憑いた瞬間、今までにない感触に襲われた。 うずく下半身。服にすれる乳首。下半身から脳髄へ走る感覚。 憑かれたときは巫女は廊下を歩いていた。だけどその足取りがあまり重く辛い。 すぐにでも地面に膝をつけ、アソコに指を突っ込みたい。男のときと比べてはるかにもどかしい。 だけど布団の上でないとため、と男の意識に声が飛び込む。 彼との一緒に気持ちいいことをするには布団の上が一番なのだと。 それならはやくしてほしい。我慢できない。はやくしたい。 男の声が届いたのか、巫女の足取りはやや速くなったような気がした。 もう男は巫女に憑いただけで意識は混濁してしまった。それほどにまで彼女の思いは強かった。 もはや彼に残っていた最後の理性さえも吹き飛び、本能だけの存在になっていた。 床の間についたとき、男はやっとできると歓喜した。 はやく、と男は急かすが、巫女は勿体付けるかのように一枚ずつ布を剥がしていく。 なにをしているんだと男は憤った。体があればこんな邪魔な服、無理やり剥ぎ取れるのに。 その男の叫びに関係なく、巫女は一枚ずつ、一枚ずつ剥ぎ取っていく。 はやく、も、もうだめだ、イっちゃう!! 巫女が最後の衣類を地面に置いたとき、股間部から壮大に液体が噴出した。 下半身はガクガクとふるえ、男は意識が霧散しそうになる。 だが失神できない。まだしてもいないのだから。 巫女は布団に向かって倒れこんだ。 意識に浮かび上がったのは男のことだ。 私の細い体を彼のたくましい体で受け止めてくれる。そんな想像が浮かんだ。 男は飛び込んできた意識に抵抗する気はなかった。そんなことはもはや気にするべきことではないのだ。 自分は巫女なのだ。男に抱いてもらいたい。アソコを激しく突いてもらいたい。 そこからはもう我慢しなかった。指が勝手にアソコに突っ込み激しくかき回す。 男に激しくアソコをかき回されている。男の指が私の秘所を犯している。 巫女は10秒もしないうちにイッた。だけど男はそんなことなどおかまいなしにまだかき回してくる。 イキっ放しが30秒も続いた。背中は弓なりに反れ、下半身と肛門部の筋肉は痙攣したかのように収縮する。 男の指がようやく止まる。今度は舌を使って巫女の口内を犯してきた。 だが実際は巫女がだらしなく口を開けているだけだった。これだけではイけないと思った。 男の舌から唾液が伝わるように想像が流れ込んできた。次に体温が伝わるような想像が流れ込んできた。 そのころには巫女の頭はすっかりできあがってしまい、現実で男にされているのと想像のとでは区別できなくなった。 幻覚ではないのかと疑いたくなる。これ以上やったら本当に逝ってしまうのではと初めて恐怖心が湧いた。 だけどそんな恐怖心は、巫女が感じている歓喜に比べればあっさり洗い流されてしまうほどちっぽけなものだった。 今度は乳房を愛撫される。敏感になっている乳首をうまく避けるように揉まれ、背骨がふやけてしまう。 もう巫女の体は力が入っていない。しかし自慰している腕の力はしっかりとしている。 次は男に抱かれる。もちろん想像でだ。だが、想像だけで巫女はイってしまう。 もう完全に巫女は虚脱状態だ。だけど想像の男はそんなことはお構いなしだ。 巫女の右手には自慰用のバイブが握られていた。握られてくるバイブは熱い。事前にお湯で温めていたのだろうか それをそのまま巫女の秘所へと当てた。男は巫女を仰向けにし、今まさに貫かんとしている。 巫女の体にに期待感が宿り、疲れ果てていた体が一気に覚醒する。あの人のものが私の中へ入ってくる。 ローションはすでに必要なかった。それほど巫女の秘書は濡れていた そして巫女はバイブを一気に突っ込んだ。 突っ込まれた瞬間、あまりの歓喜と快感のあまり、ああん! と叫んでしまった。 イって意識を失いそうになるが、いちもつが引き抜かれることで意識を戻され、そしてまたイかされた。 快楽でイキそうになるところを快楽で呼び戻され、もう心臓も脳みそもグチャグチャになったような気がした。 下半身が熱い。快楽はどんどん貯蓄されていく。処理できないほどの快楽が今まさに爆発しようとしている。 そして男のいちもつが次第に膨張していく。 ああ、彼もようやくイクのね。私もイクわ。一緒に、一緒に! そして下半身にたまった熱が一気に爆発し、目の前がチカチカと点滅し、ようやく意識を手放せた。 7. 朝日に照らされ、男は目を覚ました。 意識はぼんやりとしていて、何も考えられない。体中が虚弱状態になったかのようだ。 落ちそうになる意識を必死で持ちこたえながら、男は霊の姿を確認した。 「おはよっ! いい朝だね」 だがそこからの返事ができない。口も動かせない。何かを考えるだけでも鬱屈である。 「あちゃー、さすがにやりすぎたかぁ」 何が、なんだ、と考えることもできない。ていうか昨日の出来事さえ思い出せない。 「一日限りの憑依体験っていう私のデートプランだったんだけど、これは予想外だったなぁ」 ? 憑依、確かに俺は霊に幽体離脱をしてもらった。 そして、最後にとんでもないことをしてしまったような…、あ!! 「へへー思い出した? 巫女さん、すごかったでしょ」 「//////////」 恥ずかしさと嬉しさのあまりに死にそうだ。自分が巫女さんになってあんなにイってしまうなんて。 しかも他ならぬ自分で想像してくれたなんて。想像の自分はあんなのだと思うととても恥ずかしい。 「私もね、巫女さんに憑依を頼んでオナニーしてもらったことがあるのよ  それがすごいのなんの」 男は恥ずかしさ故に霊の話をほとんど聞いていなかった。穴があればそれことずっと入っていたい気持ちである。 「うう、巫女さんになんて顔して会えばいいんだ」 「恥ずかしがったらダメだよ。巫女さん傷つくよ」 「そんなこと言われたって、」 「あ、男さん」 「巫女さん」 「…」 「…」 「////」 「////」 「やれやれ」 「霊さん、これはあなたの仕業ですね」 「そうだよ。どうだった?」 「…それは…、////」 「やれやれ」 おそらく、昨日の出来事は憑かれた時点で巫女さんにはバレバレだったんだろう。 巫女さんの秘めたる思い。そして盛りついた自分もすべて巫女さんに知れ渡ってしまっただろう。 「///」 「////」 「…はぁ」 霊がため息をつく。 そりゃため息をつかれて当然である。霊がここまで導いてくれたのだ。 俺だって、巫女さんには気があった。だけど霊とこんなちゃらんぽらんとやってきた。 自分に期待などされるはずなんかないと思っていた。 そんな俺に霊は見破られたのだろう。 だけど巫女さんの思いを知り、自分の思いも相手に知れた以上、自分は成すべき事をしなければならない。 「巫女さん」 「な……なんでしょう」 巫女さんの顔はこれでもかというほどこわばっている。 あの凛とした表情を崩さない巫女さんからは想像できなかった。 俺は緊張のあまり唇が固まりそうになったが、一度戸惑ったりしたら唇が動かなくなってしまうので、 意を決して言った。 「もしよければ、付き合いませんか」 そして俺は巫女さんに向けて右手を差し出す。 巫女さんはそれを聞いたとき、一瞬きょとんとした顔になった。 それから徐々に顔がほころんでいき、満面の笑みになった。 「よろこんで!」 Last.(文体を元に戻す) 霊「これで私が頑張った甲斐があったよ!」 男「うおっ!」 巫「ひゃっ!」 男「…」 巫「…」 男「////」 巫「////」 霊「やれやれ」 巫「でもこれでよかったんですか、このような結果になって」 霊「何をいってるのさ、それがわたしにとっても一番だからわざわざ協力したんだよ」 男「え、どうゆうことだ、霊。まさか、」 霊「心配しないで。まだ成仏はしたくないから」 巫「あなたのような前向きな憑依霊が成仏するには100年の月日が必要です」 男「あははっ。ごもっともだ」 霊「もうっ! 男ったらもっと心配してよぉ」 男「はいはい」 男(まったく、霊にはお礼をいくつしても足りないな) 巫「せっかくですから朝ごはんご一緒にどうですか?」 男「もちろんですとも!」 霊「やったー。巫女さんの手料理ひさしぶり〜」 巫「あまり食い意地はならいで下さいよ」 霊(ところで、巫女さん。めでたく男とするときは必ず呼んでくださいよ) 巫(わかってますよ。あなたには是非お礼をしなくてはいけませんからね) 男「おーい。2人で何の話をしてたんだ」 霊「秘密だよ」 巫「秘密です」 男「なんだよ。俺も混ぜてくれよ」 霊「男がもっと大人になってくれたら教えてあげる!」 めでたしめでたし 後書き 時間なさすぎて推敲してないwwwwwww 徹夜しすぎて頭がパァ\(^0^)/ レポ爆死wwwwwwwwうぇwwwww 番号は適当に振っただけで、特に意味はありませんのであしからず 3.についてもっと時間をかけられなかったことが唯一の心残りです 楽しく憑依霊やらせてもらいました。スレ住民に感謝