閉ざされた窓辺で
朝になるのを待っていた
窓辺に吊るされた風鈴
閉ざされた窓辺で
風が吹いてくれるのを
しずかに待っていた
ときどき空気の振動で
ものたりない音色を鳴らして
やっと朝がきて
開け放された窓辺に
風たちは今か 今かと
この時をまっていた
風鈴もまっていた
やっと風にふかれて
きれいな音色で
真夏の朝の窓辺に
一日の始まりを告げるように
きもちよく 心地よい音色を
風が奏で
風に吹かれるままに
夏の窓辺に彩り添えて
チリン チリン チリリン ♪
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最終更新:2006年08月06日 20:32