第2話 悪魔の(いざな)

今回予告

 メアンダールには、相変わらず不穏な空気が流れていた。
 再びめぐり合う若者達。これは必然か、それとも運命の悪戯なのか。
 そして――
 いたいけな美少女達に迫る魔の手――
 アリアンロッドRPG・アルカナ 第二話『悪魔の誘い』
 冒険の舞台がキミを待つ!

登場人物


PC


砂嵐(ハムシーン)メンバー

  • グレイ(ドゥアン(天翼族)、男性、年齢不詳)
 ご存知、砂嵐リーダー。どうやら、何か目的があるようで、度々出歩いているようだ。
 非の打ちどころのないイケメン(今のところ)
 シナリオ後半で、影の二十二神将(シャドウ・アルカナ)の一人であることが判明する。

  • カルロス(ドゥアン(牙爪族)、男性、23歳)
 砂嵐のサブリーダー的存在。熱血漢。
 ただ、おつむは悪く管理能力がないためか、行方不明者リストを無くしてしまう。
 カップリング妄想被害者。

  • リーゼロッテ(ヒューリン、女性、15歳)
 今回も情報収集を担当。出来る妹キャラ。
 ミラが罠解除に失敗したのを、遠くから察知して爆笑していた。

  • シェラザード(ヒューリン、女性、16歳)
 砂嵐団員。風の魔術に長けたメイジ。今回の事件でロリコンに誘拐される。
 劇中では描写できなかったが、砂嵐内でのカップリング妄想を広めた原因。腐女子。

  • スフィ(ネヴァーフ、女性、17歳)
 砂嵐団員。斧の扱いに長けたウォーリア。ロリコンにより誘拐される。
 劇中では描写できなかったが、彼氏持ち。彼氏の種族は考えていない。

メアンダール住人

  • ササメ・ユウナギ(エルダナーン、女性、年齢不詳)
 敏腕メイド長。黒髪ぱっつんで童顔だが、中身は姑。
 笑顔のまま毒を吐く怖い人。この人を敵に回してはならない。
 その正体は、影の二十二神将の一人、戦車。

  • セルド・ベラーノ(ヒューリン、男性、61歳)
 ポメロと共に部屋に引きこもっていたため、今回は出番なし。

  • イサドラ(ドゥアン(天翼族)、女性、15歳)
 今回の事件の被害者。ロリコンにより誘拐される。
 ディアマンテ商会に務めるメイドだが、能力は壊滅的。末期の邪気眼系厨二病。

  • カイツ・レガイン(ドゥアン(有角族)、男性、57歳)
 頼れるおやっさん。
 ルクスにお使いを頼むと同時に、サラーブの娘サクラが帰ってこないことをルクスに伝える。

  • サラーブ(ヴァーナ(兎族)、男性、37歳)
 デザートイーグルの得意先、サラーブ食品店の親父。
 一人娘のサクラが姿をくらましてしまい、あわてていた。
 豪放磊落な性格だが、外見はショタっぽい。

  • サクラ(ヴァーナ(兎族)、女性、16歳)
 今回の事件の被害者。夜中に出歩いていたところをさらわれてしまった。
 外見は美少女だが、中身は江戸っ子気質。一人称は俺。

その他

  • ロレンツォ(魔族、男性、年齢不詳)
 ロリコン。クライマックスフェイズのボス。
 顔をボコボコにされた挙句、グレイによってトドメを刺される。
 残念なイケメン。

  • 幻惑のアネモネ(魔族、女性、年齢不詳)
 前回の事件の首謀者。シナリオ冒頭でグレイによって倒され、消滅する。

  • フォクスボア(ハーフフィルボル、男性、22歳)
 物語冒頭で、サヌキに手紙と情報を提供し、衛生面に気をつけるように忠告する。
 うどんは薄味が好きらしい。

  • キリヤタン(ドゥアン(天翼族)、女性、45歳)
 手紙のみの登場。何だかんだいって、サヌキが心配のようだ。
 うどんは薄味が好きらしい。

  • ユージェン(魔族、男性、年齢不詳)
 前回の事件に関わってたこともあり、捕まっていた。
 とあるフィルボルの少女によって逃げだせたようだが……?

  • マイケル(ヒューリン、男性、35歳)
 やあ、ボブ。お困りのようだね! そんな時はこいつの出番さ!

  • ボブ(ネヴァーフ、男性、32歳)
 凄いじゃないかマイケル。でも、高いんだろう?

セッションまとめ

 ミラ達によって倒されたアネモネは、満身創痍で砂漠をふらついていた。痛い目に遭った彼女だが、壺を取り返そうとする意志は消えていなかった。そう、何としてでもあのお方が封じられた壺を取り返せねば――
 だが、突如現れたグレイにより、その野望は一瞬にして潰えることとなる。渾身の力を込めて放った石の弾丸は、グレイの前に発生した障壁により防がれ、アネモネは彼の鎌によって斬られて消滅してしまう。
 その頃、アネモネに雇われていたユージェンは牢屋の中で助けを求めていた。彼の声が届いたのかどうかは解らないが、彼の前に一人のフィルボルの少女が現れる。彼女の手引もあってか、何とか脱出することに成功したようだ。

 前回の事件から数日後――
 ミラ、フィール、サヌキ、ルクスの四人は何気ない日々を過ごしていた。
 サヌキは再びメアンダールの街でうどん作りに励んでいた。そこで同業者フォクスボアから手紙を受け取り、砂嵐の動向を探るように指示される。
 ルクスは日課のお使いを頼まれると同時に、得意先のサラーブ食品店の一人娘サクラの様子を見てくるように頼まれる。どうやら、最近反抗期らしく、なかなか家に帰ってこないようだ。このところ治安も悪いため、ルクスは不安に思いつつもお使いを済ませて帰路についた。
 フィールは敏腕メイド長、ササメの指示を受けて商会の宣伝――の名のもと、デザートイーグルでイケメン探しに励んでいた。そこで、フィールは金髪の美男子を発見し、思わず惹かれそうになる。しかし、そこにルクスとカルロスが割って入り、何とかナンパを阻止することに成功した。
 ミラは砂嵐の詰め所で雑用をこなしていた。そこに、リーダーのグレイが現れて街の近況を知らせる。どうやら、行方不明者が何名か報告されているようだ。

 サヌキがうどんを茹でていると、烈風が目の前を駆け抜け、のれんがバッサリと切られていた。暫くすると、広場の方向から悲鳴が響いた。のれんを切られたことに腹を立てたサヌキは、風が吹きぬけていった方向へと 転がる 走るのだった。
 広場では、ストームランナーとサンドバグを相手に砂嵐の者達が奮闘していた。だが、多勢に無勢のためか旗色は芳しくない。そこに、異変を聞きつけたミラ、フィール、ルクスの三人もすぐに駆けつけて、撃退することに成功する。
 魔物を撃退した後、グレイはこの騒ぎが近頃活動を始めたという邪教団によるものだと推測し、ミラ達に協力を求める。此処に、ギルド『アルカナフォース』が結成するのだった。
 手始めにデザートイーグルへと赴くと、いつものようにチンピラ達が暴れていた。ルクスは彼らを締め上げて、夜中に楽器の音を聴いたという情報と、楽器で魔物を操る技術があるという情報を手に入れる。また、彼らが少し前に、アウリラとオルニスの少女が夜中に怪しい男についていったのを目撃したという情報も手に入れる。
 ミラは持ち前の素早さを生かして、路地裏で活動していたリーゼロッテからアジトの地図を手に入れる。この時、罠解除は余裕だよねと、遠回しにからかわれたのは言うまでもない。
 詰め所では、カルロスがデスクワークに疲れて突っ伏していた。管理能力が乏しいらしく、行方不明者リストを無くしてしまったらしいが、何とか見つけることに成功する。そこで、行方不明者がヒューリン、ネヴァーフ、アウリラ、オルニスの四名で全員が女性、そしてヒューリンとネヴァーフが砂嵐のメンバーであるという情報を手に入れる。
 ディアマンテ商会では、ササメがただならぬオーラを発しながら埃のチェックをしていた。それにビクつきながらも、フィールは何とか声をかけることに成功する。そこで、ササメの部下が一人行方不明になったという情報を手に入れる。ササメはフィールが少し出かけることを聞くと、彼女をギュッと抱きしめ、『戦車』のタロットカードをお守りとして貸すのだった。

《アルカナの守護:戦車》
 セットアップ 場面選択 鑑定不可 購入不可
 そのラウンド中、すべての判定のダイスを+2Dする。この効果は1シナリオに1回まで使用できる。
 1シナリオに1回、アルカナ関係のスキルを打ち消す。この効果は、そのエネミーがそのスキルを利用した時に自動的に使用される。

 情報を集めたアルカナフォースの一行だが、街中で胡散臭い二人組ボブとマイケルを発見する。服装はディアマンテ商会の執事のもので、何やら怪しい商品を通販番組のノリで紹介していた。
 何とか値切り交渉に成功し、殺虫剤『フマジェット』を手に入れるのだった。

《殺虫剤フマジェット》
 エンゲージしているサンドバグをすべて死亡させる。
 このアイテムは使い捨てである。

 アジトに乗り込むと、そこには多彩なトラップが設置されていた。
 難解な罠に悪戦苦闘しつつも、まず行方不明となっていた二人の少女、サクラとイサドラを救出することに成功する。サクラはルクスの前で照れを隠し、イサドラは意味不明な言葉を発しながら去っていった。
 途中、ルクスは奇妙な壺を発見する。そこからはサンドバグが沸いて出ており、何かを閃いた彼はその壺に向けてフマジェットを噴射するのだった。当然、壺の中にいたサンドバグは全滅する。
 奥へと進んでいくと、砂嵐のメンバーである二人が倒れているのを発見する。ちょうど行方不明になっていたシェラザードとスフィである。彼女達曰く、夜の警備中に楽器の音色を聴いて正気を失い、気が付いたら此処にいたのだという。
 この先に敵がいる――
 ミラ達は意を決して、扉の奥へと進んでいった。
 すると、そこにはサンドバグを意のままに操る変態ロリコン、ロレンツォが竪琴を奏でていた。ロレンツォは自分が邪教団の一員であること、そして影の二十二神将のひとりであることを告げる。彼の目的は、『世界』の封印を解くこと、そして自分の周囲を美少女達(20歳未満、出来れば1桁)で囲うことだった。
 余裕の表情を見せていたロレンツォだったが、内心焦りを覚えていた。思ったよりも早くミラが到着したため、自分の術――チューニングが完全ではなかったのだ。また、サンドバグを呼ぼうとするもなんの反応もなく、不完全なままでの戦闘を余儀なくされた。
 初め、彼は耳障りな音を奏でるも、『戦車』のタロットカードがその旋律を掻き消す。身体の自由を奪う旋律に一時は苦戦するも、アルカナフォースの面々はロレンツォの顔をボコボコにし、撃破することに成功した。
 ロレンツォはほうほうの体で逃げだそうとするが、突如現れたグレイによって斬られ、消滅するのだった。

 事件の後、グレイは自分が影の二十二神将のひとり『死神』であることを告げる。
 あまり人を近付けようとしない彼だが、ついにアルカナフォースの面々に頼むのだった。
 俺に力を貸してほしい、と――