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第11話

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ara_arcana

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今回予告

 ロダニアにて瘴気に対する秘策を得たミラ達。しかし、休んでいる暇は無い。
 単身で女帝に挑んだ友を救うべく、ミラ達は廃滅の地へと向かった。そこでは狡猾なる罠が幾重にも張り巡らされているのは想像に容易い。
 だが、それでも。このまま心を弄ぶ毒蛇を野放しにするわけにはいかない。奴を斃さねば、多くの大切な者が傷付いていくのだから。
 そして――、一行の知り得ぬところで運命の輪は回り始めていた。
 アリアンロッド・アルカナ第十一話
『絶望は狂宴の後で』
 斃すべき相手が君を待つ――


登場人物

PC


アルカナを司るPC関係者

  • 『隠者』シユウ・セイエン(ヒューリン、男性、27歳)
 いつの間にか超有能キャラになった錬金術師。瘴気浄化装置を作製し、ミラ達の探索をサポートした。
 幻の坑道の道中では、コーネリアスと共に装置の作製を行った。錬金術について語り始めると大変なことになる。

  • 『魔術師』リムちゃん(魔族、女性、年齢不詳)
 自称とってもあたまがいい魔族。現在はルクスのファミリアとなっている。
 リムちゃんぱわーでみんなのたっせいちをちょっとつよくしてくれる。

  • 『死神』グレイ(ドゥアン(天翼族)、男性、年齢不詳)
 砂嵐のリーダー。超絶的な機械音痴という欠点を除けば完璧なイケメン。
 ササメと共に何処かへと調査に向かったようだ。

  • 『戦車』ササメ・ユウナギ(エルダナーン、女性、検閲により削除)
 敏腕爆乳メイド長。優れた戦闘力を持つが、異形の血を取り込んだことによる副作用で倒れてしまう。
 一命は取り留めたようだが、危険な状態にある。

  • 『皇帝』ジョルジュ(ヒューリン、男性、45歳)
 アレックスが所属していた組織で、部隊長を務めていた男性。人格者ではあるが、過去の関係でアレックスからは快く思われていない。
 幻の坑道にて現れ、持ち前の指揮能力でミラ一行の進行をサポートした。コーネリアスにマカロンさんの名刺を渡され、困惑する。

リア充組

  • 『女教皇』レイシャ(ヴァーナ(兎族)、女性、16歳)
 信じて送り出したウサミミ彼女が魔族のおばさんの触手調教にドハマりして闇堕ちダブルショット撃ってくるなんて…
 無事救出できたが、時間の関係で戦闘と描写をスキップしたのが心残り。まあ、描写はあっさりなんだけどね。

  • 『星』アステール(ヒューリン、男性、20歳)
 水の魔術とルーンを得意とする青年。レイシャを救うべく、瘴気の中でも多数の中位魔族や魔獣、木材を相手に奮闘する。
 瘴気により弱ったところをレイシャの姿を模した花に捕まり、服を剥がれて触手凌辱されてしまった。当然、しっかりと描写はしたよ。

  • シズク(妖精(ニクシー)、女性、年齢不詳)
 アステールのファミリア。人の頭の上に乗るのが大好き。語尾に「でし」をつけるのが特徴。
 木の枝に引っかかっていたところを、フィールによって救助され、二人を救うために同行した。

PC周りの人物

  • イズモ・ソ=バー(エクスマキナ、女性、稼働7年)
 シユウの手伝いをしているエクスマキナ。彼が暴走した時のツッコミも彼女の役目。うどんとは犬猿の仲。
 最近、騎竜に乗り始めた。名前はハルサメ号で、「フォー」と鳴く。

  • バンバン(フィルボル、女性、15歳)
 アマルの住人。多くの移動・転移系のスキルを身につけており、普段は配達の仕事をしている。
 騎竜のカブを駆り、ミラ達を廃滅の村へと送り届ける。その後はシユウと共に予備の浄化装置の作製と配達に勤しんだ。

  • カブ(竜、オス、15歳)
 ボディにYAMAHAと書かれた鎧竜。何故か「漢カワサキ」と鳴く。
 抜群の耐久性がウリ。天ぷら油でも動くという噂が。

  • ヴォルト・ウェーバー(ヒューリン、男性、)
 ルクスの父。以前は『剛毅』のアルカナの所持者だったが、ルクスへと引き継がれている。
 幻の坑道にて現れ、ウサギさんとヤギさんを一刀両断し、一行の戦闘をサポートした。

名状しがたい何か

  • ソルト(ドゥアン(有角族)、男性、年齢不詳)
 筋骨隆々とした体格を持ち、ちょっぴり強面。だが、中身がシャイボーイ過ぎて言葉を発することが出来ない。
 ぷるぷる、ぼく悪いオーガじゃないよ。

  • ジョニー(エルダナーン、男性、39歳)
 一行の中で、唯一人語を話せる人。人格者なのだが、立ち上る悪臭が玉に瑕。瘴気の柱の破壊で大活躍する。
 ファミリアはよく暴言を吐くが、食用であるために何度も代替わりしている。今回はカワセミらしい。

  • エルドラ(フィルボル?、女性?、年齢不詳)
 グレネードを追求する何か。味方なのだが、うどんを初めとする者達からは魔族と間違われた。残当。
 グレネードの精密性は相変わらず。今回も見事に味方を巻き込んだ。残当。

  • ウルトラマンタ・ロウ(ハーフエクスマキナ、女性、稼働4年)
 光の巨人の異名を持つ何か。エルドラの言葉が理解できるが、肝心の本人は「デュワッ」としか言わない。
 アレックスが適当にデュワデュワと言ったら、何故か話が通じてしまった。


敵対者

  • 『女帝』ヴェレーナ(魔族、女性、?)
 呪いや毒で他者を甚振り、幻影で惑わせて同士討ちをさせるといったことを好み、それを「演劇」として愉しむ下衆。
 瘴気によりミラ達を苦しめるものの、激昂した彼女達の前についに斃されることとなった。

  • 『太陽』ラスヴェート(ヒューリン、男性、28歳)
 お嬢様の為なら如何なることもやってのける、強い意思を持った男。声かけ事案。
 メアンダールの路地裏に現れ、エメラルとリーゼロッテを誘拐した。何故かロリコン疑惑がより強まってしまった。

その他

  • ロキ(?、男性、?)
 女帝と共に行動していた謎の少年。ヴェレーナが斃された後にミラ達の前に現れ、まるで全て知っているかのような態度を取る。
 「運命の輪は回り始めた」と意味深な言葉を残し、去って行った。

  • 旧版エネミーガイドP137参照
 木。

セッションまとめ

概要だけ。希望あれば書く

OPENING PHASE 1

マスターシーン
ヴェレーナの触手に嬲られるレイシャ
それでもなお反抗するレイシャだが、ヴェレーナは彼女を強制支配

アレなシーン中に、前の話の冒頭で現れた少年が再び登場
余裕ぶっこいているヴェレーナに対して、忠告
運命の輪は思ったよりやるみたいだよ、と
しかし、ヴェレーナは少年の忠告を適当に流す

OPENING PHASE 2

マスターシーン
最寄りのテレポート地点からやってきたアステール
焦りながらも、高濃度の瘴気の中で奮闘

木「人間風情が随分と粋がっているではないか。だが、ここから先は通さぬ。我が名は――」
アステール「どけ、木材!」
木「」

当然ながら木材は前座で、中位魔族や魔獣の群れに襲われる
焦るアステールだが、頭上のシズクにより渇を入れられて我に返る
そう、レイシャに何かが起きた筈なんかない(フラグ)
信じて送り出したんだ(フラグ)
絶対大丈夫だ。敵の手に堕ちてるなんてことは有り得ない(フラグ)

OPENING PHASE 3

バンバンが駆るカブに乗り、幻の坑道を駆け抜けるミラ達
シユウは錬金術でロダニア石を加工

FS判定で坑道を突破するギミック。目標値は30だったが、前回のお話で最高の結果を残したために20に
途中で坑道内で、おにいさん、ヤギさん、ウサギさん、ゆるキャラが襲い掛かってくる
こうやって書くと緩く見えるが、分類は魔族。エネミーガイド参照

途中でヴォルトとジョルジュのサポートが入る
コーネリアスはジョルジュにマカロンさんの写真を渡す。ジョルジュは困惑していた


MIDDLE PHASE 1

無事、幻の坑道を突破したミラ達。コーネリアスとレイシャの故郷アッテムトに到着
なお、ラウンドをかけ過ぎた場合、エリア全域に以下のトラップが発動していた

幻惑の空間
種別:トラップ 構造:魔術
レベル:15 カスタマイズ:×
条件:コンティニュ型
探知値:- 解除値:-
対象:接触 射程:場面
対象が行う「対象:範囲(選択)、場面(選択)」のスキル・アイテムの効果を「対象:範囲、場面」に変更する。
敵味方の区別を難解にする幻術がかけられたトラップ。

到着地点で待機している謎の人物(?)が二人。ソルトとジョニーである
レイシャとアステールを救出し、女帝を斃すには、まず村全体の瘴気を浄化しなければならない
シユウが作製した浄化装置で、高濃度の瘴気により形成された瘴気の柱を破壊していく

瘴気の浄化のため、チームを三つに分けることに
Aミラ・フィール・アレックス
Bルクス・サヌキ・コーネリアス
Cジョニー・ソルト・イズモ

うどんはそばと行動することを「ぶっ殺すドーン」と嫌ったために、別チームに
配達担当のバンバンは、シユウと共に浄化装置の予備の作製に
何人かをキャンプに配置し浄化装置作製のサポートにも回せたが、シユウとバンバンを除く全員が探索へ向かった


MIDDLE PHASE 2

瘴気の柱の破壊に活躍したのが、なんとNPCチーム
ジョニーが次々と瘴気を浄化

ルクス達は変な生物を見つける
グレネードを持った、よく解らないやつ

エルドラ「くぁwせdrftgyふじこlp;@」
ルクス「……?」
うどん「なんかエネミーがいるドーン!」
コーネリアス「ちょっと識別出来ないですね」

エルドラ「(私は敵じゃない、と解読不能な文字で書く)くぁwせdrftgyふじこlp;@」
うどん「やっぱりエネミーだドーン!ぶっ殺すドーン!」

遠くからのジョニーの心の声で、何とかエネミーではなく「分類:一応人間」であることは認識してもらえた


ミラ達は、光の巨人と遭遇
意味の解らない相手に対して、意志疎通を図るアレックス
ウルトラマンタ「デュワッデュワデュデュワッ!」
フィール「何か変なのがいるわ!」

アレックス「デュワッ!デュワワッ!」
ウルトラマンタ「デュワッ!!」
アレックス「どうしよう、適当に言ったら通じちゃった」
ミラ「いや、私に言われても」

言葉は通じなくとも、心は通じたようだ
無事に光の巨人は同行することとなった


MIDDLE PHASE 3

レイシャの姿を象った花に惑わされるアステール
アステールは心を壊されて触手責めに。全裸で全身汁塗れ。男だけど

シズクは花が偽物であると看破していたが、吹き飛ばされてしまう
そして、二人きりのお楽しみタイムへ。薄い本が出るな


MIDDLE PHASE 4

途中でミラチームとジョニーチームが合流
彼ら瘴気の浄化の過程で、フィールは枝に引っかかっているシズクを発見

シズク「マスターを助けてでし!このままだと薄い本がでちゃうでし!」
フィール「えぇ……」


アステールの操がヤバいとのことで、合流組は彼の救出へ
花の中に囚われた、全裸のアステールを発見
対峙するミラ達に、女帝と思われる声が響く。どうやら、幻影でアステールを惑わしていたようだ
しかし、そのあざ笑うかのような声をものともせず、アステールを瘴気に戻すべく彼へと殴りかかるミラ達

エルドラ「くぁwせdrftgyふじこlp;@」グレネードポイー
ジョニー「なにをやってんだああああああああああああああ!!!!!!」
巻き込まれたイズモ「グレネードはやっぱダメデスネ…」

というような事故もあったが、無事にアステールを救出
ミラは電撃を纏った触手に巻きつかれたが、特にダメージも無かった
おかしい、電撃責めとかそういうの期待したのに


アステール「ありがとう、助かったぜ」
アレックス「えーと」
アステール「ん?」
アレックス「……とりあえず服を着ようか、女の子いるんだし」

お色気シーンをもっと入れていきたい


MIDDLE PHASE 5

合流後に別行動を取っていたルクス達
こちらは人数が少ないこともあってか、襲い掛かる触手に苦戦していた
薄着のルクスに対して襲い掛かる無数の触手

ルクス「おい、飯にあり付きたかったらちょっとは働け」
リムちゃん「えー、仕方ないなあ……」

戦闘不能に至るダメージは、リムちゃんの魔力で肩代わり
最後の柱を浄化し、アッテムトの瘴気を払うことに成功


MIDDLE PHASE 6

レイシャ救出の為の戦闘だが、時間の都合によりカット
ほぼ消化試合のため、成功したものとして扱う


CLIMAX PHASE 1

浄化を終えたミラ達が向かったのは、村の深部にある洞窟
コーネリアスはこの場に見覚えがあるようだ。村が壊滅した日に、此処を訪れていた

ヴェレーナは最深部で待ち受けていた
浄化の様子を全て見ていたようだ。思い通りに行かなかったのが、少し悔しい様子
それでも強がっているのか、一行を挑発するかのような態度を取る

ヴェレーナ「ほんと、しらけちゃう。あのまま苦しみ続けるのを見たかったのに。仲間同士の殺し合いになる素晴らしいエンディングが台無しだわ」

このゲスが。ミラ達がそう思ったのは間違いないだろう
邪悪な触手おばさんを斃すための戦いが始まった


ヴェレーナは手始めに、得意とする呪詛をかける。強力な呪詛で、スキルを使用する度に体力を削られるというもの。しかし
サヌキ「こんな呪いたいしたことないドーン」
呪いなどものともせずに、正面からぶつかって行くことに

コーネリアスは過去のことを思い出しながら、ヴェレーナを識別する
すると、想像した通りの厭らしい戦い方をすることを改めて認識した
そして、サヌキが事前に呪いが大したことないと感じたとおり、女帝自身の力は然程強くないことを看破する
呪いと毒さえなければ、敵ではないようだ


フィールは強化魔術をかけるが、魔力を固定化させる呪いにより、対象が狭められる
フィール「ほんと性格悪いわね!!」
尤も、この程度の妨害など想定の範囲内であるため、戦闘への影響は然したるものではなかった

毒の魔術を詠唱するヴェレーナだが、ミラが浄化装置を使用したことにより魔力が霧散
呪詛を付加しての詠唱だったため、不発だった分の魔力が自身に跳ね返り、ヴェレーナさんブチ切れ。小物臭がちょっと強くなる

サヌキは属性操作の魔術をヴェレーナへとかけ、更にミラ・ルクス・アレックスの武器にそれとは対抗属性となる精霊の力を付与する
これにより、女帝の防御は何の意味もなさないモノと化した。この時点で、ほぼ勝敗は決していたと言えよう
三人は続け様に女帝へと斬りかかる。ヴェレーナは毒による反撃を行うも、ミラとアレックスの高精度の攻撃には対応できず、ルクスの強靭な肉体には毒針はまるで歯が立たなかった

焦る女帝はアルカナの力を使い、同士討ちを狙おうとするも……
ルクス「無駄だ。お前のやろうとしてることはお見通しだ」
ルクスが掲げた『剛毅』により、無効化されてしまう


呪いの力は女帝にとって、裏目となって襲い掛かった
連続で詠唱した魔術はミラの妨害により失敗と終わり、此処でも再び自らへと跳ね返ってしまう

更に、呪いでアレックスの体力を削っていたのは致命的とも言えただろう
アレックス「体力を削ってくれれて感謝するぜ。いや、これでも足りないくらいか」
傷を怒りへと変換した彼の一撃は、女帝に大きなダメージを与える

続け様にルクスが斬りかかり、自身の防御力を攻撃に乗せた重たい一撃を放つ
女帝は呪いでダメージを減らそうとするも、最早焼け石に水であった


ヴェレーナ「おのれぇぇぇぇぇ!いい気になりやがって!!死ねッ、死ねッ!!」
再び『女帝』のアルカナを使おうとするヴェレーナだったが、誰も恐れてはいなかった
完全に余裕を失っている女帝に対して、ミラは涼しい顔で答える
ミラ「いい気になってるのはそっちじゃない」
これも、ミラの『運命の輪』によって不発に終わる

全ての切り札を失ったヴェレーナは、最早ミラ達の敵ではなかった
次々と攻撃を浴びせられ、詠唱した筈の魔術は一度も発動することなく斃されるのだった


ENDING PHASE 1

ボロ雑巾のようになったヴェレーナに、ミラは短剣を構えて近づいていく
そんな彼女を睨みつけながら、ヴェレーナは悪態づく

ヴェレーナ「こんなの有り得ないわ!仲間同士が傷つけ合い、愛し合う者同士が殺し合う喜劇……それを一切見ることなく終わるなんて……」
ミラ「私はそんな結末は望んでいない!」

卑劣なお前などに、物語の結末を決められてたまるか。ミラの一喝に、ヴェレーナは声にならない悲鳴を上げる
他者の心を弄ぶような者は、いざ自分がその立場になると、脆い
尻もちを突いたまま後ずさりをするヴェレーナに、ミラは躊躇うことなく短剣を翳すが――

ヴェレーナ「と、取引をしましょう。私を助けてくれるなら、アルカナに関する情報を……」

この期に及んで命乞いとは、何処までも腐りきった奴だ
勿論、一行がそれを許すはずもない。ミラは再び短剣を振りおろそうとするが、それはアレックスによって止められた

アレックス「こういうのは俺がやるからさ」

何処か悲しげに武器を振り下ろすアレックス
多くの者達の心を弄んだ女帝は、アレックスによってとどめを刺されることとなった



程なくして、辺りに竪琴の旋律が流れる

「済んだみたいだね」

透き通った声と共に、一人の少年が現れる。出で立ちから吟遊詩人のように思えるが――
女帝と似たような雰囲気を持つ彼に対し、ルクスは警戒を解かなかった

ルクス「何者だ」
ロキ「そんなに警戒しないでおくれよ。ボクはロキ、見ての通りただの吟遊詩人さ」
ルクス「ただの吟遊詩人がこんなとこに来るかよ」

明らかに怪しいのだが、敵意は感じられないので武器を降ろす
少年ロキは一行が警戒を解いたのを確認すると、ミラ達が女帝を斃したことを褒め称えた


ロキは一枚のカードをミラ達へと託した。彼曰く、偶然見つけたものらしい
カードには二つの杯を持った天使の絵が描かれており、『ⅩⅣ TEMPERANCE』の文字が刻まれている
コーネリアスはこのカードに見覚えがあるようだ

アレックス「お前が持っておいたら?」
コーネリアス「そうします」

効果は色々と調整中です。ごめんなさい



ロキは一通り話終えると、意味深な言葉を残してその場を去って行った

ロキ「運命の輪はもう廻り始めている。お喋りをしている時間は、あまり無いみたいだよ」



ロキと入れ替わるようにやってくるシユウ
女帝を斃し、星と女教皇の救出に成功したとはいえ、彼の表情は冴えなかった

シユウ「マズイことになった。戦車がぶっ倒れたらしい」
フィール「ウソでしょ!?ちょっと説明しなさいよ!」

恩人が倒れたことで動揺するフィール
命に別条は無いが、様子がおかしいらしい。アマルで療養中のようだ
一行は休む間もなく、アマルへと戻ることとなった


ENDING PHASE 2

メアンダールの路地裏を歩くエメラルとリーゼロッテ
女子トーク(お兄ちゃんのお話中心)をしながら下校中

曲がり角に差し掛かったところで、リーゼロッテは何かを察知
戦闘は苦手だが、罠や危険察知という能力には人一倍長けていた

ラスヴェート「おやおや、見つかってしまいましたか」

不意に現れる眼鏡の青年。声かけ事案発生
リーゼロッテが危険を察知したのは、この男からだった

エメラル「あれ、この人確か、クリュエちゃんの……でも、その前に何処かで……」

エメラルはこの男に見覚えがあった。いつも神殿で、友達のクリュエを迎えに来ていた男だ
彼女の保護者であるのは認識していたが、それ以前にも何処かで会ったような気がしていた。だが、何故かそれを思い出せない
何かを思い出そうとするエメラルに対し、リーゼロッテはより警戒を強めていた

リーゼロッテ「エメラルちゃん、逃げるよ。この人ヤバい」
エメラル「え?ちょっと……」

その場から全力で逃げようとする二人だが……

ラスヴェート「いけませんねぇ。最近の子供達は、礼儀を知らない。大人に声をかけられたら、しっかりと挨拶をする。学校で習いませんでしたか?」

あきれ顔の裏に見え隠れする、狂気じみた笑み
ラスヴェートは密かに呪歌を唱えると、二人の身体を拘束。そして、何かの薬品を嗅がせたのか、二人の意識を奪う

ラスヴェート「もう少しサンプルが欲しいですが、あとはお嬢様とロキがやってくれるでしょう」


ENDING PHASE 3

アマルに戻ると、グレイが一行を出迎えた
ベッドにはササメが寝かされており、グレイは全身から血を流しながら呼吸を荒げていた

アレックス「随分と素敵な格好じゃないか」
グレイ「ああ。ご覧の有様だ」

軽い冗談のつもりだが、グレイ程の男がこれだけの傷を負っているのだ。ただ事ではないのはすぐに解った

フィール「ササメさんは無事なの!?」
グレイ「今のところはな」


ササメが倒れたのは、アルカナの影響ではなく、身体に流れる血が原因だという
ドラグーンであるササメは、竜の血を己の中に取り込んできたが、それを応用して魔族や魔獣などの血も取り入れたようだ
その結果、人間離れした力を手に入れることが出来たが、その代償として異形の血によって身体を少しずつ蝕まれている
なお、何故ササメがそこまでして力を求めたのかは不明のようだ。魔族の血を喰らわずとも、充分過ぎる強さは持っていたというが――

フィール「助ける方法は!?」
グレイ「ある。鍵は、古代竜だ」

異形の血を浄化することが、ササメを救うために必要だという
だが、そのためにはドラグーンの力のもととなっている、古代竜の力を借りなければならないようだ
滅多に会うことのできない存在だが、一柱だけ心当たりがあるという。それが、古代竜『緑のネツァク』だという

※過去の公式の設定から漁ってきたものをGMが勝手に解釈したものなので、今後の公式リプレイとかで矛盾とか出たらごめんなさい



一先ず希望を見出すことができた。だが、悪い知らせは重なるものである
珍しく慌てた様子で、ダイチがやってきたのだ

ダイチ「大変なことになったぞ」

ダイチから知らされたのは、砂嵐のメンバーが何者かに攫われたということだ
そして、その全員が十代前半から半ばの少女達だという。その中には、エメラルとリーゼロッテも含まれていた


攫われた少女達の救出と、古代竜との邂逅
ミラ達は大切な者を救うため、二手に分かれることとなった
目安箱バナー