基板

【きばん】

アーケード版の筐体の内部に設けられた機器(ハードウェア)のこと。
ポップンミュージック筐体内部のハードウェアは、現在まで4世代のバージョンが存在する。

初代

五鍵盤beatmaniaと同じ物。ソフト供給はHDD。

二代目

beatmaniaIIIKEYBOARDMANIAParaParaParadiseと同様の設計で、細かい仕様は各機種用にコンポーネントされている。
BEMANIシリーズ用に開発された基板だが、RTC(リアルタイムクロック)を維持するRTC-65271にボタン電池(BR1225)を2個を使用しており、電池が切れるとRTCが初期化され停止してしまう。
これが起こるとゲームが実行できなくなるため、復旧するには電池交換後にメーカーへ電話してパスワードを発行してもらう必要があり、ユーザー側はこれ以外にRTCを再設定する方法は無いという、ある意味致命的な欠点が存在する。
電池切れを防ぐため、放置せずになるべく電源投入をした方がいい。
ソフト供給はCD-ROMおよびDVD-ROMで、前者にはプログラムデータや画像ファイルを収録し、後者にはBGMやゲームプレイにおけるキー音のファイルを収録しているという仕組みである。
ポップン以外の一部機種はCD-ROMが2枚という形式になっている。

三代目

新たにe-AMUSEMENTに対応した基板。
プレイステーション2(PS2)の基板をベースに設計されているため、筐体の起動からゲームタイトルの表示までが非常に早い。
メイン(PS2)基板とサブ基板の2枚構成になっており、ポップンのバージョン認識や制御などに使われている。
ソフト供給は2.5インチのHDDで、大幅に容量が上昇した。

四代目

9th styleで内部ハードが変わったbeatmaniaIIDXと同様に、WindowsXP Embeddedをベースとしている。
ポップン15~17は起動時の読み込みが長いため、筐体の起動からゲームタイトルの表示まで約10分ほどかかってしまう。
ポップン19でドライバが組み込まれたためか、この時間が若干改善されている。
ソフト供給はHDD。

関連用語

筐体

アーケード
基本要素・システム

最終更新:2021年11月13日 08:04