バトル譜面

【バトルふめん】

バトル譜面

概要

ポップンミュージックシリーズにおける譜面の一種で、文字通りバトルモード専用の譜面。
3ボタンで構成されており、2Pの譜面配置が1Pの配置のミラーとなっていて線対称になっているのが特徴。
ポップンミュージック6（AC版）で初めて登場して、ポップンミュージック8でバトルモードにもハイパー譜面が追加された。
以降はほぼ全ての楽曲にハイパー譜面が用意されるが、CSから登場した曲など、一部の楽曲でハイパー譜面が入っていない楽曲も見られる。
また、ポップンミュージックポータブル2やポップンミュージック Livelyに収録されている曲も入っていない。

またバトル譜面の特徴として、クリアに影響しないモードのためか、ボタンが少ない分無茶な縦連打をさせる譜面が多い。
ハイパー譜面はノーマル譜面にそのままオブジェが付加されたものとなっている（9ボタンのようにNでしか演奏できないパートがない）。
つまりノーマル譜面の配置はそのままということになる。

ポップンミュージック eclaleから登場した楽曲はハイパー譜面の存在しない楽曲が多い（基本的に版権曲のみハイパーもある）。
またポップンミュージックうさぎと猫と少年の夢で登場した新要素のロングポップ君も、この譜面には存在しない（※後述する譜面の仕様の問題と思われる）。
後述する譜面データの仕様による制作のしづらさや制作スタッフの確保がしづらくなったこともあってか、実質最低限の部分しか用意されていない程度であるのが現状である。

レベル表記について

レベルの設定の基準がバージョンごとにバラバラになっていることも多いため、このモードでの譜面はメインモードの9ボタン譜面とは別枠で考えるのが望ましい。
ポップン11の頃まではノート数を20で割った値をレベルとして扱っており、ポップン12からその法則から外れて基準があいまいになった。
メロパンクHが46、オイパンク0Hが48という、当時はとんでもない数値のレベルが算出された。

特にポップン14AC・CS初出の楽曲とポップン20の譜面は、レベル設定の割りに体感難度が詐称レベルの譜面が多いので要注意。
逆に言えば、クリアの概念が無いため、レベル表記の割に予想外の難易度で驚きつつも楽しむのが、バトルモードの楽しみとも言えるかもしれない。

ポップンミュージック Sunny Parkでは9ボタン譜面がレベル50段階に合わせた難易度変更を行ったが、バトル譜面はどの譜面も行われていない。
このため旧難易度基準をベースに体感難易度を考えるのがいいだろう。
なお、長らくレベル3・44・45・47に該当する譜面が無かったが、その中で47以外の譜面が実に20年以上経ってポップンミュージック UniLabで初めて登場した。

最大レベル	NORMAL	［ma plume］（UPPER）	45
最大レベル	HYPER	オイパンク0	48
最小レベル	NORMAL	サザエさん	2
最小レベル	HYPER	モッズ（WATCHINGOUT）ポンポコリンヴイエスサウンド	7
最多ノーツ	NORMAL	［virkatoの主題によるperson09風超絶技巧変奏曲］（UPPER）	1124
最多ノーツ	HYPER	ブルガリアンリズム	1293
最小ノーツ	NORMAL	サザエさん	48
最小ノーツ	HYPER	モッズ（WATCHINGOUT）猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」［Rhythm in Pocket］	143

※削除曲を含めてポップンに収録された全楽曲での比較。

追加譜面が用意されることは基本的にないものの、ポップン17ではポップン16で作り忘れていたと思われるスムーズソウルとそばかすにバトルHが追加された。
バトル譜面の追加譜面としては唯一のケースであったが、後にポップンpeaceで復活した一部のウラ譜面に新規のバトル譜面が入った。
ラウンジ・パワーフォーク4の2曲は、HYPERが9ボタン譜面に存在しないがバトル譜面に存在する稀有な曲である。
これは全曲にバトルH譜面を設けていたポップンミュージック8に収録された名残であり、この時は9ボタンにHYPER譜面が無かったモンドポップ・ヘヴィロックも該当した。
ポップンミュージック6のCS版やポップンミュージックベストヒッツ!#?、ポップンミュージックポータブル2、ポップンミュージック Livelyは未収録となっている。
ポップン20では若干ながらレベル変更された譜面が数曲見られる。
ただし5ボタンでレベルが変更された楽曲がほとんどとなっており、悪魔城ドラキュラSLOT2はレベル表記がNとHで逆転していた故のLvの入れ替えによる修正である。
アンセムトランスやハードルネッサンス2など、バトル譜面でしか叩けない演奏パートが存在する譜面も若干ながら存在する。
ポップンミュージック eclaleから登場した版権曲（TV・Jポップカテゴリに属する曲）では、バトル譜面のハイパーが無い曲は［リクライム］・［はなまるぴっぴはよいこだけ］・［Awakening Wings］の3曲。

譜面製作において一番苦労するのが、このバトル譜面らしい。
公式ページにおいてアドベンチャーの楽曲コメントでは、wacがこのように語っている。

あまり知られていませんがというか知りようも無いでしょうが、実は一番譜面を作るのが大変なのはバトルモードの譜面だったりします。
ポップン８でのバトルハイパー譜面登場時、ノーマル譜面と同時にしかも差分を計算して作らなくてはならないという厄介な仕様にしてしまったため、作りながら極めて脳トレクルクルラボラボなのです辛いですビーくん助けて。

システム的には1つの譜面データに片方（1P側）の譜面のみが作られており、2P側にも配置するときはミラーをかけた状態で配置するという仕組みになっているようだ。
差分の譜面（H譜面で追加する分）も同じ譜面データ内に作っているらしい。
スーパーランダムがバトル譜面では使えない理由が、上記に起因すると考えると納得か。

この譜面のシステムの関係からか、ポップン9～11においてオブジェが2重に重なったりするバグなどが目立った（ジャズワルツなど）。

楽曲別のバトル譜面の備考

音源（楽曲構成）・表記BPM（BPM変化）・判定が9ボタン NORMAL譜面と同一であることを前提とする。
これに当てはまらない場合などに記載。

【H追加】は、後のバージョンで譜面が追加された楽曲の場合。
この表記の後に追加されたポップンバージョンを記載。

楽曲	備考
ポップス	ポップンミュージック20 fantasiaで音源が微変更・譜面も変更
スパイ	判定は9ボタンH譜面と同様
デジロック	【H追加】ポップンミュージック20 fantasia 同時に音源・N譜面も変更
アニメヒロイン	【H追加】ポップンミュージック20 fantasia 同時に音源も微変更・N譜面も変更
アンセムトランス	音源は9ボタンH・EX譜面と同様
ミスティ	判定は9ボタンH譜面と同様
ポップン体操	BPM変化は5ボタン譜面と同様
麻雀格闘倶楽部	最後に読み上げる役名は「九蓮宝燈九面待ち」
スーパーマリオブラザーズBGM	花火の回数はEXと同じ
スムーズソウル	【H追加】ポップンミュージック17 THE MOVIE
ダージュ	音源は9ボタンH・EX譜面と同様
ハードルネッサンス2	音源がEvans-prototype-仕様
そばかす	【H追加】ポップンミュージック17 THE MOVIE
イノセント2	ポップンミュージック peaceでACに収録された際、H譜面がなくなっている
［ピアノ独奏無言歌 "灰燼"］	音源がH・EX譜面と同じ仕様

ポップンミュージック6（AC版）収録における楽曲の備考

ポップンミュージック6で初収録となったバトル譜面で、新曲は後にバトルHYPER譜面として収録されている。
ポップンミュージック5で登場した曲はバトルNORMAL譜面として収録されている。

この状況下でノート数に差異のある譜面は以下の通り（※アニメヒロインはポップン20での変更を含めない扱い）。