おてんこさま
「ここが白き森か・・・
この森のどこかにサバタが
・・・」

???
「ヘクションッ!!」

トリニティ
「う~、さむっ!!
まったくなんだってこんなトコに・・・」

おてんこさま
「トリニティ・・・
付いて来なくてもいいんだぞ」

トリニティ
「冷てぇなぁ、
それでも太陽の使者かよ
太陽ってのはもっとこう、あったかいもんだろ?
クールなのはオレ1人で十分だぜ!」

トリニティ
「そうそう、やっぱ太陽はホットじゃなきゃな!」

トリニティ
「ところでサバタってのは何者なんだ?
ただの闇の一族(イモータル)ってわけじゃあねぇみてぇだな」

おてんこさま
「・・・サバタは闇の一族(イモータル)ではない
闇の女王(クイーン)の元で暗黒少年として育てられはしたが、
ジャンゴと同じ、太陽と月の血を受けつぐ人間だ」

トリニティ
「コイツと同じ?」

おてんこさま
「そうだ
サバタはジャンゴに残されたただ一人の家族・・・
血を分けた兄弟だ」

トリニティ
「まさかオメェ・・・
ソイツを助けようとか思ってんのか?
兄弟って言ったって闇の一族(イモータル)の仲間なんだろ?
そんなヤツ・・・
本当に信じられんのかよ?」

トリニティ
「まっ、オマエの好きにするがいいさ
オイラはオイラで、好きにやらせてもらうぜ
さて、お宝お宝!!」

おてんこさま
「今はともかく・・・
サバタに会って、ことの真相をたしかめるしかない
行けるな、ジャンゴ?」

おてんこさま
「よし、
それでこそ太陽少年だ
太陽と共にあらんことを!」


おてんこさま
「待て、ジャンゴ!!
あれはビースト(獣)タイプのモンスター、ハウンドだ
ハウンドは視覚と聴覚以外にも、
嗅覚、すなわちにおいで侵入者を発見する
においばかりはふせぎようがないからな
戦いをさけたければ、近づかないように注意しろ」


おてんこさま
「太陽銃(ガン・デル・ソル)パーツを手に入れたようだな
それは太陽銃(ガン・デル・ソル)フレーム、ボマーだ
太陽銃(ガン・デル・ソル)はフレームをつけかえることで、
攻撃方法を切りかえることができる
ボマーを使えば、太陽銃グレネードの爆発によって、
複数の敵に同時にダメージをあたえることができるぞ
またダンジョン内の一部の壁は、
爆発によって破壊することが可能だ
その壁がこわせるかどうかは、
壁をたたいたときの音でチェックすることができるぞ
爆発による大音響は、周りの敵すべてを引きつける
取りあつかいには十分注意してくれ」


トリニティ
「よう、ジャンゴ!!」

「いいところに来たな
この壁がこわせそうなんだが、オイラの鉄パイプじゃラチが明かねぇ
オメェなんか持ってねぇか?
ドカンと一発、この壁をふっ飛ばせるようなやつをよぉ」


トリニティ
「なんかねぇのか?」


トリニティ
「まちがいねぇ・・・
お宝はこの先だ
うたがってんのか?
こう見えてもオイラの嗅覚は、ハウンドよりするどいんだぜ?」


トリニティ
「や、やるじゃねぇか!
さすがはオイラの弟子だぜ」

トリニティ
(ビックリさせやがって・・・
思わずちびっちまったじゃねぇか!!)

トリニティ
「ヘクションッ!!」

トリニティ
「そんじゃまぁ、
お先に行かせてもらうぜ?
じゃあな!!」


[溶岩]
溶岩に足をふみ入れれば、当然ダメージを受ける
冒険者たる者、自らを傷つけることなかれ


おてんこさま
「気をつけろ、ジャンゴ!!
あれはフレイム属性のハウンドホットドッグだ
やつが残す炎は、引火を引き起こす
うかつに近づくんじゃあないぞ?」


おてんこさま
「太陽銃(ガン・デル・ソル)パーツを手に入れたようだな
それは太陽銃(ガン・デル・ソル)レンズ、フロストだ
太陽銃(ガン・デル・ソル)はレンズをつけかえることで、
攻撃属性を切りかえることができる
敵モンスターには、相手の苦手とする属性で攻撃することで、
より多くのダメージをあたえることが可能だ
また、氷の力を宿したフロスト属性の攻撃には、
燭台の炎や火炎弾を消す効果もあるぞ」


[氷ブロック]
移動ブロックの一種である氷ブロックは、
一度動き始めると、壁などにつき当たるまで止まらない
氷ブロックの移動は、結果を予想して慎重に行え
冒険者たる者、知を持って道を切り開け


[火炎弾]
火炎弾は、フロストの属性攻撃によってのみ、
破壊が可能だ
冒険者たる者、知を持って道を切り開け


[立ち入り禁止]


ジャンゴ
「今のは・・・」


おてんこさま
「パイルパーツを手に入れたようだな
それはパイルドライバーのジェネレーターにも使われている魔法機械だ
わたしにそれ以上の知識はないが、
棺桶バイクを完成させたあの男なら、何かを作り出せるかもしれん・・・」


ジャンゴ
「待って!!
きみはもしかして・・・」

幻影の少女
「あなたは?
あなたは・・・
わたしのことを知っているの?
わたしはいったい・・・
だれなの?
思い出せない・・・
何も・・・思い出せない
わたしにはとても大切な何かがあったはずなのに・・・
こんなにもむねが苦しいのに
・・・
わたしはいったい・・・
だれなの?」

おてんこさま
「今のはまさか・・・!?
嘆きの魔女、カーミラ
・・・」


サバタ
「このおれが月下美人になろうとはな・・・
われながら悪い冗談だ
おれの中に慈愛の心などあるはずもなかろう?
もしそんなものがあるとしたらそれはカーミラの心・・・
暗黒物質(ダークマター)と共におれの内にある彼女の魂だ
彼女の魂こそが、このおれを月下美人へと押し上げた・・・
おれが殺した嘆きの魔女カーミラ・・・
できることなら・・・
彼女に人としての生と死を取りもどしてやりたかった
それはゆるされぬ夢
それでも、おれは・・・」


おてんこさま
「・・・
サバタの内にねむるはずのカーミラの魂・・・
・・・それがなぜ、われわれの目の前に?
嫌な予感がする・・・
先を急ごう、ジャンゴ」


おてんこさま
「気をつけろ、ジャンゴ!!
あれはフロスト属性のハウンドアイスドッグだ
やつが残す氷は、氷結を引き起こす
うかつに近づくんじゃあないぞ?」


[すべり床]
こおった床の上では足をふみ入れたら最後、壁などにつき当たるまで止まれない
方向転換もできないので注意せよ
冒険者たる者、知を持って道を切り開け


トリニティ
「ゲッ、ジャンゴ!!
ここをさがし当てるとは、なかなかやるじゃねぇか?
しょうがねぇ・・・
せっかくのお宝だが、オメェにも1つゆずってやるよ
好きな方を選びな!」


トリニティ
「何が出ようと、うらみっこなしだぜ?」


トリニティ
「早く選べよ?」


トリニティ
「そっちでいいんだな?
そんじゃあオイラは・・・」

トリニティ
「いってぇーっ!!
クソッ、
頭が2つにわれちまうぜっ!」

トリニティ
「なあに、心配いらねぇよ
オイラにはこのヘルメットがあるからな!
何しろこいつは、
スーパーエンボス加工とやらがほどこされた、究極のアクセサリーなんだぜ?」

トリニティ
「そんじゃあ、オイラは行くぜ?
じゃあな!!」

ジャンゴ
「あのヘルメット、
どう見ても、ただの鉄鍋なんだけど・・・」


トリニティ
「ゲッ、ジャンゴ!!
まさかオメェ、オイラの後をつけてんじゃねぇだろうなぁ?
しょうがねぇ・・・
せっかくのお宝だが、オメェにも1つゆずってやるよ
好きな方を選びな!」


トリニティ
「何が出ようと、うらみっこなしだぜ?」


トリニティ
「早く選べよ?」


トリニティ
「そっちでいいんだな?
本当に、そっちでいいんだな?
・・・
まぁいい
2度も同じトラップに引っかかるようじゃあ、トレジャーハンター失格だからな!
見てろよ・・・」

トリニティ
「あっちぃーっ!!
クソッ、
今度は下からかよ!」

トリニティ
「まさかオメェ・・・
分かっててやってんじゃあねぇよな?」

トリニティ
「まったく、
めったやたらに寒かったり暑かったり・・・
なんなんだよこのダンジョンは?
オイラを、こんなトコに連れて来んじゃねぇよ!!」

ジャンゴ
「連れて来た覚えはないんだけど・・・」


ジャンゴ
「カーミラ!!」

幻影の少女
「カーミラ?
なつかしいひびき・・・
そう、
かつてその名でわたしをよんでくれた、大切な人がいた・・・
でもそれがだれだったのか、
今のわたしには思い出せない
今はもう聞こえない、大切な声・・・
・・・
いいえ、聞こえる!
かすかだけれど・・・
わたしには聞こえる
わたしをよぶ、その声が!!」


サバタ
「すまない、カーミラ
月下美人を救うには・・・
闇の女王(クイーン)に対抗するには、こうするしかない
おまえの命・・・
おれにあずけてくれ」

カーミラ
「私は闇の一族(イモータル)・・・
命などはじめから・・・」

サバタ
「おれが知らないとでも?
今のおれには、おまえを人にもどすことはかなわない・・・
だがすべてが終わったら、
そのときおれのいつわりの命がまだ残っていたら・・・
おれのすべてを、おまえにささげよう・・・」

カーミラ
「サバタさま・・・」


おてんこさま
「カギ扉か・・・
ジャンゴ、カギをさがすんだ!」


[氷ブロック]
移動ブロックの一種である氷ブロックは、
フレイムの属性攻撃で溶かすことができる
冒険者たる者、知を持って道を切り開け


カーミラ
「やはり来たのね、
ジャンゴ・・・
わたしは今ようやく思い出した
わたしはあの人の魂その欠片・・・
切りはなされたわたしの魂は、記憶を失いさまよった・・・
帰るべきところを求めて・・・
あの人の魂は、すでに破壊の獣と共にある
今のわたしには何もできない。
あの人に近づくことさえ・・・
太陽少年ジャンゴ。
あなたは何をしに来たの?
この世界を救うために・・・
あの人と戦うの?」

 [たおす]
カーミラ
「やはり変えられないの?
それがあなたたちの運命(さだめ)だというの?
銀河意思(ダーク)によって仕組まれた、世界崩壊へのシナリオ
それを書きかえることなど、できないのかもしれない・・・
でも、それでも・・・
わたしはあの人を・・・
サバタさまを、信じる!」

 [助ける]
カーミラ
「ありがとう、ジャンゴ
でもあなたの選んだ道は、いばらの道・・・
あなたとの戦いを望むあの人の心は、
ヴァナルガンドの破壊の衝動と共鳴している
あの人の心、そのすべてが狂気にそまったとき、
あの人は破壊の獣そのものと成る・・・
そうなる前に、
あの人を・・・
サバタさまを、止めて!」


おてんこさま
「ついに見つけたぞ、
暗黒少年サバタ!!」

サバタ
「太陽の使者、おてんこ。
そして太陽少年ジャンゴ
伯爵とフレスベルグをたおしたのは、やはりおまえたちか
あの闇の封印をやぶるとはな
だがそれでいい・・・
おれはこの時をこそ、待ち望んでいた」

おてんこさま
「なぜだ、サバタ?
なぜふたたび闇の一族(イモータル)に加担する?」

サバタ
「なぜ?
フッハッハッハッハッ!!
知らないわけではあるまい?
おれはヴァナルガンドを受けつぐ者
ヴァナルガンドが復活すれば、破壊の獣そのものと成る」

おてんこさま
「バカな!?
自分をすて、そんな力を手に入れてどうする?
世界を破壊して、その先に何が残る?
人も動物も植物もいない・・・そんな世界になんの意味があるというのだ?
たとえそれが銀河宇宙の意思だとしても、
戦い続けることにこそ意味がある!
それこそが生きるということだと、そう言ったのはおまえのはずだ!!」

サバタ
「そう・・・
戦うことにこそ意味がある
ジャンゴ、おれと戦え!!
このおれを・・・世界の崩壊を止めたければな!」

おてんこさま
「やはりダメか・・・
ジャンゴ、今のサバタには
何を言ってもムダだ
やつをたおし、その上で真実をたしかめるしかない!
行くぞっ!!」


サバタ
「フッ・・・
やるな、ジャンゴ!!
だがこれはどうかな?」


サバタ
「フッハッハッハッハッ!!
さすがだな、ジャンゴ!!
そうでなければおもしろくない
ではそろそろ本気で行かせてもらおう
うなれっ、暗黒銃(ガン・デル・ヘル)!!
人をほろぼす闇の力よ!!」

サバタ
「来たぁ!
来た来た来た来た来たぁ!!
行くぞぉ!
行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ行くぞぉ、ジャンゴ!!
太陽と暗黒、今ふたたび雌雄を決す!!
太陽よ、恐怖しろ!!」


サバタ
「ゲハッ、もはや限界か・・・
結局最後まで・・・
おまえには勝てなかったな」

ジャンゴ
「サバタ・・・」

サバタ
「ジャンゴ、
その棺桶におれを封印しろ!
太陽の光でこのおれを浄化するんだ!!」

おてんこさま
「なにっ!?
どういうことなんだ、サバタ!!」

サバタ
「闇の女王(クイーン・オブ・イモータル)、ヘル・・・
終末の獣、ヨルムンガンド・・・
人々が太陽をわすれたこの時代たび重なる闇の復活はさらなる闇を、
破壊の獣、ヴァナルガンドをも目覚めさせた
しかし、ヴァナルガンドは未だ封印にしばられている
[血と大地によって月がそまる時、破壊の獣はとき放たれる]
月の一族による封印をとくカギは2つ
1つ目のカギは血、すなわちこのおれが母から受けついだ月の巫女(月下美人)の力だ
その力を手に入れるため・・・
やつはこのおれをヴァナルガンドのまどろみの中に引きずりこみ、支配した
おれの身体を蝕む暗黒物質(ダークマター)を使って
そして2つ目のカギは・・・
この、大地にある」

おてんこさま
「大地が・・・カギ?」

サバタ
「ヌグッ!
・・・これ以上やつの力をおさえることはできん
急げ・・・ジャンゴ!!
ヴァナルガンドの復活をふせぐにはこのおれを、
おれの中の暗黒物質を消し去るしかない!」

ジャンゴ
「でもそんなことをしたら!?」

サバタ
「フッ、気にするな・・・
暗黒物質(ダークマター)におかされたこの身体・・・
どのみち明日はない」

おてんこさま
「たとえそれが、自身の身体を蝕むものであっても、
暗黒少年として育てられたサバタにとって、
暗黒物質(ダークマター)はなくてはならないもの
それを浄化してしまえば、恐らくサバタは・・・」

おてんこさま
「だが今は・・・
サバタに流れる太陽と月の血を
おまえたちの両親、リンゴとマーニが残してくれたものを信じるしかない
行くぞ、ジャンゴ!!
この棺桶を闇の領域(ダンジョン)の外に運び出し、
太陽の光で浄化するんだ!
命をかけたサバタの願い・・・ムダにすることはできないぞ!!
そうだろう、ジャンゴ?」


おてんこさま
「よし、闇の領域(ダンジョン)をぬけたな!
パイルドライバーを召喚するぞ!!」


サバタ
「暗黒物質(ダークマター)はにくしみの力・・・
それは負の感情を育て、増幅する
だがおまえとの戦いを望んだこのおれの想いは・・・
まぎれもなくおれ自身のものだ
おまえとの戦い・・・
楽しかったぞ!!
戦え、ジャンゴ・・・
戦って戦って戦いぬいて・・・
その先に何が待っていようとも・・・決してあきらめるな!
あきらめないその心こそが、
最大の武器になるのだからな!!」

サバタ
「すまない、カーミラ・・・
おまえとの約束、どうやら果たせそうも・な・・い・・・」

おてんこさま
「サバタ・・・」

トリニティ
「やったのか・・・サバタを?
そうだよな・・・
家族だ兄弟だなんて言っても、結局は闇の一族(イモータル)の仲間・・・
そんなやつを助けるなんてことできるわきゃあねぇよな」

おてんこさま
「トリニティ!!
ジャンゴたちがどんな思いで
戦ってきたのか
兄弟を・・・
家族を失う悲しみがどんなものなのか、
おまえにはそれが分からないのか!!」

トリニティ
「ヘッ、
口じゃあ何とでも言えるさ
テメェはヤツをたおした・・・それが現実だろ?
だれだってそうさ
伝説の戦士をさがして旅する母ちゃんとオイラを・・・
だれも助けちゃあくれなかった
だれだって闇の一族(イモータル)はこえぇからな
自分を守るためには、他のだれかを犠牲にしなきゃあならない
それが・・・生きるってことだろ?」

???
「その通り・・・」

???
「人は犠牲なしには生きられない
食べる物も住む場所も、他の動植物を犠牲にしなければ得られない
それどころか・・・
同じ人間同士でさえいがみ合い殺し合う
哀しき生命種・・・
ゆるされざる者たち
・・・それが人間です」

トリニティ
(まさか・・・こいつは!?)

白装束の少年
「とうとう実の兄に手をかけてしまいましたね・・・
ですがそれが人の運命(さだめ)
あなた方が気に病むことはありません」

おてんこさま
「おまえは闇の一族(イモータル)!?」

白装束の少年
「ごきげんよう、
おてんこさまにジャンゴさん
わたしはイモータル四人衆の1人・・・
人形使い、ラタトスク」

おてんこさま
「イモータル四人衆が今さら何の用だ!」

ラタトスク
「ウフフフフ・・・
ヴァナルガンドの後継者、われらが主をむかえに来たのですよ」

おてんこさま
「サバタはもう・・・」

ラタトスク
「そのようですね・・・
おかげで手間がはぶけました
やはり人形には人形らしくしていただくのが一番です」

ラタトスク
「それではごきげんよう、おてんこさま・・・
これ以上わたくしたちのジャマをしないでくださいよ、ジャンゴさん?
ウフフフフ・・・」

おてんこさま
「待て、ラタトスク!!」

おてんこさま
「サバタ!!
くっ!
わたしとしたことがみすみすサバタをうばわれるとは・・・
ん、これは・・・」

トリニティ
「人形使い、ラタトスク・・・とうとう現れちまったか」

おてんこさま
「やつを知っているのか?」

トリニティ
「ああ・・・
ヤツこそは未来世紀を支配する闇の一族(イモータル)、
ヴァナルガンドをあやつり、世界をメチャクチャにした破壊の王
そして・・・
オイラの母ちゃんを殺した、張本人だ」

トリニティ
「・・・もう終わりさ
今さら何をしようと・・・
未来はもう、変わらない」

おてんこさま
「ジャンゴ、
サバタの言葉を覚えているか?
[血と大地によって月がそまる時、破壊の獣はとき放たれる]
・・・すべての答えは月にある
われわれも目指すしかあるまい
かつて闇の女王(クイーン)が目指した、あの月を・・・」

トリニティ
「オメェ・・・
なに言ってんだよ?
月だって?
人間があんな所に行けるわけねぇだろ!?」

おてんこさま
「方法はある
[海賊島の魔砲を使え]
棺桶に残されたサバタからのメッセージだ
マップにはその場所もしめされている」

トリニティ
「マジかよ・・・
正気じゃねぇぜ
それに相手はあの破壊の王だぞ?
オメェはわかってねぇ・・・
アイツの本当のおそろしさを!
どうやったって勝てる戦いじゃねぇよ!!」

おてんこさま
「そうかも知れん・・・だが、
サバタがこのメッセージを残したということは・・・」

ジャンゴ
「・・・まだ望みはある!」

おてんこさま
「たとえわずかでも望みがあるのなら・・・
われわれは戦いをやめるわけにはいかない」

ジャンゴ
「そう・・・
それがボクらの・・・
生きるということなんだ!!」

トリニティ
「分からねぇ
どうして・・・
どうしてそこまで信じられる?
どうして自分を犠牲にできるんだ?」

おてんこさま
「トリニティ・・・」

トリニティ
「だがよ・・・
海賊島か・・・・・・そそられるひびきだよな
海賊といえば・・・
お宝だもんな!」

おてんこさま
「まだついて来るつもりなのか・・・トリニティ?
くれぐれも言っておくが・・・
われわれの足だけは引っぱるなよ?」

トリニティ
「オメェらは魔砲とやらを、
オイラはお宝をさがす
それで十分だろ?」

おてんこさま
「ふっ・・・
・・・やれやれだな」


by kame


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Sダンジョン外

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最終更新:2005年08月31日 00:19