おてんこさま
「ここは・・・」

おてんこさま
「月ではないようだな・・・
おまえも気づいたか、
ジャンゴ?
ここは今はなき闇の女王(クイーン)の居城、暗黒城だ
だが闇の女王(クイーン)なき今
衛星軌道上に放棄されていたはずのこの城がなぜ?
サバタが・・・いや、ラタトスクが復活させたのか?」

おてんこさま
「察するに、ここは城の最下層・・・
ジャンゴ、上層部、王の間を目指すんだ
おそらくラタトスクはそこにいる
やつとの決着をつけ、サバタを取りもどすんだ!!
太陽と共にあらんことを!」


おてんこさま
「ふむ・・・
どうやらこの部屋は、そのものが昇降機(エレベーター)になっているようだ
だが上階へのスイッチには、闇の封印がほどこされている
ここは地下15階・・・
王の間に向かうには、スイッチの封印をとくしかないな」


おてんこさま
「ううむ・・・
あの通路の先に闇の気配を感じるのだが、
足場がなければ、先には進めないな」

おてんこさま
「4つのワープ魔方陣、
行くしかないか・・・
覚悟はいいな、
ジャンゴ?
太陽と共にあらんことを!」


おてんこさま
「ん?
この雰囲気は・・・
暗黒城の内部であることはまちがいないが、
どことなく死灰の街を思い出させるな・・・
覚えているか?
暗闇エリアに燭台、マミー、
そして、よみがえりし血の伯爵・・・
トリニティに出会ったのも、あの街だったな」


おてんこさま
「ん?
この雰囲気は・・・
暗黒城の内部であることはまちがいないが、
どことなく古の大樹を思い出させるな・・・
覚えているか?
移動床、太陽床に太陽風、クレイゴーレム、
そして死の翼、フレスベルグ・・・
古の大樹のあたえてくれた大いなる力によって、
われわれはトランス(合身)を得た」


おてんこさま
「ん?
この雰囲気は・・・
暗黒城の内部であることはまちがいないが、
どことなく白き森を思い出させるな・・・
覚えているか?
溶岩やすべり床、3種類のハウンド
そして、サバタとの対決・・・
嘆きの魔女、カーミラの幻影に出会ったのもあの森だったな」


おてんこさま
「フレイムとフロストの紋章ブロックか・・・
だが、今この場を支配しているのはフレイムの力
これは何かの装置なのか?」


おてんこさま
「ふむ・・・
この重量スイッチは、紋章ブロックにのみ反応するようだな
その上、乗せた紋章ブロックから力を引き出すようだ
だが、引き出されたその力は何に使われるのだ?
ジャンゴ、
ものは試しだ
この重量スイッチにフロストの紋章ブロックを乗せてみろ」


おてんこさま
「なるほど・・・
あの部屋の紋章ブロックがこのフロア全体の属性、
地形までをも変化させるというわけか
つまりは地形の変化を利用しなければ、
このフロアの攻略はかなわないというわけだ
わかるな、ジャンゴ?」


おてんこさま
「ん?
この雰囲気は・・・
暗黒城の内部であることはまちがいないが、
どことなく海賊島の船内を思い出させるな
覚えているか?
舵輪に大砲スケルトンフェンサーにアーチャー、
そして機械王、ニーズホッグ・・・
トリニティのやんちゃぶりには苦労させられたな」

亡霊
「おい・・・」

おてんこさま
「今ごろ何をしていることやら
まさかこの暗黒城にまで、追いかけてくることはないだろうが・・・」

亡霊
「おーい・・・」

おてんこさま
「やはり心配だな
スミスにでも、あずけておくべきだったか・・・」

おてんこさま
「ん?
何だ、おまえは?
いつからそこに?」

亡霊
「いつからって・・・
最初からだよっ!!
長々と無視しやがって!
オレさまの名を聞いて、おどろくなよ?
オレさまはジョニー!!
大海賊、黒ひげの三兄弟一の子分だ!」

おてんこさま
「知ってるか、ジャンゴ?」

ジョニー
「かーっ!!
これだからガキはきらいなんだよ!
まあいい・・・
へらず口をたたけるのも今の内だけだ
どうせオマエらのようなガキの頭じゃあ、
オレさまの迷宮をクリアできるはずねぇからな!
ヒヒヒヒヒッ!!」

ジョニー
「気になるか?
気になるだろ?
ならしょうがねぇ・・・
オマエらには特別に教えてやるよ
このフロアの各小部屋には、1つずつレバースイッチがあり、
すべてのスイッチを入れれば、オレさまの後ろにある、かくし部屋へのカギが手に入る
ただしっ!!
各小部屋の出入口は、それぞれ一度しか通れねぇ
入ったら最後、次の小部屋に進むしかねぇってわけだ
進むべき順番を考えないと、すべての小部屋を回ることはできねぇぜ?
まあ、オマエらなんぞには無理だろ思うが・・・
せいぜいがんばるんだな!
ヒヒッ!!」


ジョニー
「やり直すのか?」

 [はい]
ジョニー
「最後にたどり着くべき小部屋はどこなのか?
それを良く考えることだな!
ヒヒヒヒヒッ!!」

 [いいえ]


ジョニー
「ヒヒッ!!
やっちまったようだな?
進み方をまちがえて、小部屋から出られなくなっちまっても、
そこに現れるワープ魔法陣を使えば、この部屋にもどってくるこたぁできる
オレさまの慈悲深さに感謝するんだな?」


ジョニー
「ヒヒッ!!
また、やっちまったようだな?
頭の中にマップをえがけなければ、
この迷宮をクリアすることはできねぇぜ?」


ジョニー
「ヒヒッ!!
また、やっちまったようだな?
やっぱオマエの頭にゃあ、むずかしすぎたか?」


ジョニー
「うぬぬぬぬ・・・
まさかオマエのようなガキに、オレさまの迷宮がやぶられるとは
こんなことがバレたら・・・
黒ひげのアニキに殺されちまう!!」

ジョニー
「もう死んでる?
んなこたぁ、わかってんだよ!
まったくいけすかねぇガキだぜ・・・
オレさまの迷宮をクリアした、その頭だけはみとめてやるがな!
だが覚悟しておけよ?
アニキたちのおそろしさは、こんなもんじゃあねぇ・・・
ヒヒヒヒヒッ!!」


おてんこさま
「どうやら、このフロアでやるべきことは果たしたようだな
ワープ魔方陣でつながれた4つのフロア・・・
そのすべてにおいてスイッチを入れなければ、あの部屋の足場は完成しないというわけか
残るフロアはあと3つ・・・
先を急ごう、ジャンゴ!!」


おてんこさま
「よし・・・
これでようやく、あの通路の先に進むことができる
だがこの闇の気配・・・
昇降機(エレベーター)の封印を守るガーディアンか?
心してかかれよ、ジャンゴ!!」


おてんこさま
「ううむ・・・
たしかに昇降機(エレベーター)の封印は解除されたようだが、
地下12階へのスイッチ、1つだけか・・・
王の間に向かうには、昇降機でつながれた各フロアを、
1つ1つ攻略していくしかないようだ
まだまだ先は長い
必要とあらば、サン・ミゲルにもどって装備を整えるんだ
あせったところで、事態が好転するわけではないからな
無理はするなよ、ジャンゴ?」


[春]
それは始まりの季節


[夏]
それは2番目の季節


[秋]
それは3番目の季節


[冬]
それは終わりの季節


[春は命芽生える季節。
それは死の始まり]


[夏は命燃える季節。
それは死へのいざない]


[秋は命わたる季節。
それは死への旅立ち]


[冬は命こおる季節。
それは死のおとずれ]


3体の亡霊
「われらは黒ひげの三兄弟!!
われらをしりぞけ、扉を通りたくば、われらの問いに答えるが良い
ただしっ!!
答えをまちがえた場合は、地獄のせめ苦を味わってもらう
おまえにはその覚悟があるか?」


紫の亡霊
「・・・」


青の亡霊
「・・・」


赤の亡霊
「われは黒ひげの三兄弟が三男ジャック
われが出すは、算術の問い
西の小部屋の魔物(モンスター)たちと同じ重さの移動ブロックを、
東の小部屋の穴に落とせ」


ジョニー
「また会ったな・・・
こんなところにまでたどり着くたぁ、
オレさまの迷宮をクリアしただけのことはある
だがしかしっ!!
黒ひげのアニキたちに挑戦しようたぁ、無謀がすぎるぜ!
まあ、どうしてもやるってんなら止めはしねぇ
移動ブロックを落とし終わったら、オレさまに言いな
正解か不正解か、判定を下してやるぜ!!」

亡霊
「ヒントをやろう
アニキたちがいるエリアは天秤になっている
東西の小部屋の穴の中にあるモノの重さが同じになれば、それが正解ってわけだ」


亡霊
「ヒントをやろう
木箱の重さを1とすると、
岩ブロックは3、
鉄箱は5の重さだ」


亡霊
「ヒントをやろう
木箱の重さを1とすると、
スライムは1、
ゴーレムは3の重さだ」


ジョニー
「ヒヒッ!!
もういいんだな?
オマエの答えを判定するぞ?」

 [はい]

 (不正解)
ジョニー
「ヒヒッ!!
残念ながらオマエの答えは不正解・・・

 (軽かった場合)
軽すぎたようだな?
かわいそうだが、ここでお別れだ。うらむなら自分のおろかさをうらめよ?
生きてもどれたら、また会おう・・・
ヒヒヒヒヒッ!!」

 (重かった場合)
重すぎたようだな?
かわいそうだが、ここでお別れだ。うらむなら自分のおろかさをうらめよ?
生きてもどれたら、また会おう・・・
ヒヒヒヒヒッ!!」

 (正解)
ジョニー
「ゲェーッ!!
ジャックのアニキの問題に正解するとは・・・!!
オマエ・・・
なかなかやるじゃねぇか?
さっさとアニキたちのところへ行きな!」

 [いいえ]
ジョニー
「やめるのか?
まあ、それが身のためだな。
ヒヒヒヒヒッ!!」


ジョニー
「何だって?
黒ひげの三兄弟なのに、ひげがない?
わかってねぇなぁ・・・
アニキたちはスケルトンだぜ?
スケルトンにひげがあるか?
ないだろ?
まあ、そういうことだ・・・
わかるよな?」


赤の亡霊
「ほう・・・
少しはやるようだな?
だがジョージアニキの問題は、さらにむずかしいぞ?」


紫の亡霊
「・・・」


赤の亡霊
「・・・」


青の亡霊
「われは黒ひげ三兄弟が次男ジョージ
われが出すは、推理の問い
西の小部屋の魔物(モンスター)たちと同じ重さの移動ブロックを、
東の小部屋の穴に落とせ」


亡霊
「ヒントをやろう
木箱の重さを1とすると、
スライムは1、
ゴーレムは3の重さだ
グール?
スライムよりは重いだろうが、ゴーレムよりは軽いだろうな」


ジョニー
「ゲゲェーッ!!
ジョージアニキの問題に正解するとは…!!
やっぱりオマエ・・・
ただものじゃないな?
さっさとアニキたちのところへ行きな!」


ジョニー
「今でこそ、しがないゴーストのオレだが・・・
こう見えても昔は、
数々のダンジョンを攻略した、冒険家だったんだぜ?
迷いの森に砂漠の遺跡、
何度死にかけたことか・・・
まあ、実際に死んじまったんだがな!
ヒヒヒヒヒッ!!」


青の亡霊
「ほう・・・
なかなかやるな?
だがジョンアニキの問題は、さらにむずかしいぞ?」


青の亡霊
「・・・」


赤の亡霊
「・・・」


紫の亡霊
「われは黒ひげ三兄弟が長男ジョン
われが出すは、懺悔の問い
おまえが今までにたおしてきた魔物(モンスター)たちの、
魂と同じ重さの移動ブロックを、東の小部屋の穴に落とせ」


亡霊
「ヒントをやろう
魂の重さとは何なのか?
それをよく考えることだな」


ジョニー
「ドッゲェーッ!!
ジョンアニキの問題に正解するとは・・・!!
オマエはいったい・・・
何者なんだ?」
「太陽少年ジャンゴ・・・
その名前、覚えておくぜ!!
さあ、早くアニキたちのところへ行きな!」


ジョニー
「ここだけの話だが・・・
闇の一族(イモータル)にも、複雑な権力争いがあるらしい
闇の女王(クイーン・オブ・イモータル)、ヘルに仕える死の一族・・・
終末の獣、ヨルムンガンドと共に封印された影の一族・・・
そして、月の一族をほろぼしたといわれる魔の一族・・・
人形使いは魔の一族の出身らしい
まあ、オレが仕えるのは黒ひげのアニキたちだけだがな!」


紫の亡霊
「フッフッフッ・・・

 (落としたブロックの数が0)
移動ブロックを1つも落とさないとは・・・
だが魂の重さなど、何者にも量ることはできない
おまえはそれを知ってなお、戦おうというのだな?
さすがは、われらが闇の女王(クイーン)が気にかけるほどの男・・・」

 (落としたブロックの数が1~5)
あれがおまえの出した答えか?
魂の重さを量るなど思い上がりだとは思わぬか?
だがそれも良かろう
その思い上がりがなければ、人の身で闇の一族(イモータル)に立ち向かえはしまい・・・」

 (落としたブロックの数が6)
すべての移動ブロックを落としたか・・・
己の罪の重さ、自覚してはいるようだな?
いやむしろ・・・
その自覚があればこそ、今のおまえがあるのだろう
さすがは、われらが闇の女王(クイーン)が気にかけるほどの男・・・」

3体の亡霊
「われらは黒ひげの三兄弟
同じ闇の一族(イモータル)といえども、われらが仕えるべきは人形使いなどではない
太陽少年よ・・・
サバタさまをたのむぞ?
われらは、われらが魂の主の下へ帰るとしよう・・・」


トリニティ
「なんだ、ここは?
本当にここが・・・
月なのか?」

トリニティ
「どうやらちがうみてぇだな
どっちにせよ、こんなところにまでノコノコついて来ちまうなんて、
オイラも焼きが回ったもんだぜ
だが破壊の王、ラタトスク・・・
ヤツの本当のおそろしさを、アイツらは知らねぇ
それをアイツらに伝えるんだ
それに母ちゃんの言葉も・・・
それでいいんだよな、
母ちゃん!!」


[3をしめせ]


[8をしめせ]


[13をしめせ]


おてんこさま
「ここは・・・
かつてサバタとの死闘をえんじた戦士の間

王の間は・・・
ラタトスクは近い!!
ん?」

おてんこさま
「サバタ!!
無事だったのか!?」

サバタ
「フッ・・・
月は太陽を映し出す。
だがそれはただの鏡ではない
その光は万物の慈愛と狂気を宿し、
太陽と暗黒、火水風土の4大元素、そのすべてをあやつりみちびく
みちびきの力・・・
それが月の巫女(月下美人)の力
その力を持つおれが、人形使いごときに負けるはずはあるまい?」

ジャンゴ
「それじゃあラタトスクは!?」

サバタ
「すでに棺桶の中だ
あとはおまえが始末してくれればいい
それでヴァナルガンドの復活は止められる
時間がない・・・
急ぐんだ、ジャンゴ!!」

???
「待て、ジャンゴ!!
そいつはサバタじゃない!」

サバタ
「ちぃっ!!」

ラタトスク
「わたくしの人形写しを見破るとは・・・
あなたはいったい!?」

トリニティ
「へへっ・・・
テメェの手口はお見通しだぜ!!
それに・・・
におうんだよ、テメェは!
ドス黒いゲス野郎のにおいがな!!」

ラタトスク
「このわたしを侮辱するとは・・・
そんなに死にたいのですか?」

トリニティ
「なんだよ・・・そりゃあ?
そんなもんじゃあ、人間さまは死なねぇぜ!!」

ジャンゴ
「やめろ、トリニティ!!」

ラタトスク
「きさまぁ・・・!!」

ラタトスク
「人間ごときがっ!!」

ラタトスク
「よくもこのわたしにっ!!」

ラタトスク
「身のほどを知れっ!!」

ラタトスク
「はぁ、はぁ、はぁ・・・
・・・トドメです
お望みどおり、死になさい!!」

おてんこさま
「そうはさせんっ!!」

ジャンゴ
「おてんこさま!!」

ジャンゴ
「ラタトスク!!
よくも2人を!」

おてんこさま
「わたしならだいじょうぶだ!
行くぞ、ジャンゴ!!」

ラタトスク
「なにっ!?
その姿は・・・!!」

ラタトスク
「くっ!!
遊びすぎたか・・・!?
だがっ!!」

おてんこさま
「くっ・・・
先ほどのチャクラム・・・
しびれ薬か!?」

ラタトスク
「ウフフフフ・・・
うすぎたない人間の分際で、この私に刃向かった罰です
果てしなき異次元空間の中を・・・
未来永劫にさまようがいい!!」

ジャンゴ
「トリニティ!!」

トリニティ
「へへっ・・・
すっげぇこわかったけど・・・一撃入れてやったぜ
オメェらにもこれで、借りを返せたな・・・」

おてんこさま
「トリニティ・・・
どうしてここに!!
ここにはお宝などない
あるのは、闇の一族(イモータル)の罠だけだ・・・
なぜこんな無茶をしたんだ!!」

トリニティ
「思い出しちまったんだよ
母ちゃんの・・・
最後の言葉をよ
オイラと母ちゃんは、伝説の戦士をさがして旅を続けた
でも結局、伝説の戦士を見つけることなんてできなかった
オイラたちには、未来を変えることなんてできなかったんだ
長い旅の生活で身体の弱っていた母ちゃんは、
ラタトスクの罠にはめられて、死んだ・・・
それでも最後に・・・
母ちゃんは言ったんだ


[笑って、トリニティ
わたしには、あの人を助け出すことはできなかったけれど、
それでも、笑うわ
だからあなたも・・・
ねぇ、笑って?
そうすればいつかきっと・・・
あなたにも、だれかを笑わせることができる
わたしの笑顔を・・・
あの人に、とどけて・・・]


あのときは母ちゃんの言っていることの意味が・・・
オイラにはわからなかった
でも今なら・・・
少しはわかるような気がするんだ
伝説の戦士・・・
そんなヤツが本当にいたのか?
それはオイラにもわからない
それでもオイラは思ったんだ。オメェたちに伝えなきゃあって
ラタトスクの罠と、
母ちゃんの笑顔を・・・」

ジャンゴ
「トリニティーーーッ!!」

おてんこさま
「散々われわれのジャマをしておいて・・・
なれないことをするんじゃない!!
トリニティ・・・
おまえのことくらい、いくらでも笑ってやったものを!!」

おてんこさま
「行くぞ、ジャンゴ
ラタトスクをたおし、ヴァナルガンドの復活を止めるんだ!!
今はまだ笑えなくとも・・・
明日をまた笑うために!
トリニティの死を・・・
その想いをムダにするわけにはいかない!!」


おてんこさま
「人形使い、ラタトスク!!
とうとう追いつめたぞ!」

ラタトスク
「お待ちしていましたよ。
おてんこさまにジャンゴさん
おや?
もう1人の少年はどうしました?
人の身では決して帰ることのできない、
異次元空間にでも、まよいこんだのでしょうか?
ウフフフフ・・・」

おてんこさま
「きさま・・・!!」

ラタトスク
「おいかりのようですね?
ですがそれは、こちらとて同じこと
しょせんはよそ者である伯爵はともかく・・・
フレスベルグにニーズホッグ、
優秀な手駒を2つもうばわれたのですから
ですが、それももういいでしょう
月の封印をとくための2つのカギは・・・
すでに鍵穴に差しこまれたのですから!
ごらんなさい、あの月を・・・」

おてんこさま
「この赤き光は・・・
皆既月蝕!?
これが2つ目のカギか」

ラタトスク
「その通り
まもなく月は大地の影におおわれ・・・赤くそまる
血と大地によって月がそまる時破壊の獣はとき放たれる
ウフフフフ・・・」

おてんこさま
「それではサバタは!?」

ラタトスク
「すでにここにはいません
かれはわたくしのあやつり人形として、旅立ちました
1つ目のカギ、ヴァナルガンドへの生贄として、
月をその血で、そめるために」

ラタトスク
「生贄を殺してしまうわけにはいきません
かれの強情さには苦労しました
ですがそれも・・・
あなた方のおがけで無事、解決したというわけです
わたくしの力を持ってしても、
絶対存在であるヴァナルガンドをあやつることなど、できはしない
とはいえ、人形使いの名も伊達ではありません
それが自らの意思を持たぬモノであれば、
暗黒物質(ダークマター)を使うまでもなく、
あやつり人形として、支配することができるのです
つまり・・・
半死半生のサバタをあやつることなど、ぞうさもないというわけです
そのかれがヴァナルガンドと1つになれば・・・
お分かりですね?
その大いなる力の前には生者も死者もなく、
すべてがわたくしにひざまずくことででしょう!
人形使い、いえ・・・
破壊の王たるわたくしの前にね!!」

おてんこさま
「そんなことは・・・
そんなことは絶対にさせないぞ、ラタトスク!!」

ラタトスク
「本当に・・・
こまった人たちです
バカにつける薬はない、というわけですか・・・
仕方がありません。
あなた方にも加わっていただきましょう
わたくしの・・・
人形コレクションにね!!」


 (初見)
おてんこさま
「よし、ラタトスクを封印したな
パイルドライバーを召喚し、やつを浄化するぞ!
パイルドライバーの起動には太陽の光が必要だ
太陽は出ているな?」

 (2回目以降)
おてんこさま
「いいか、ジャンゴ
パイルドライバーを召喚し、ラタトスクを浄化するんだ!
パイルドライバーの起動には太陽の光が必要だ
太陽は出ているな?」

 [出ている]
おてんこさま
「では、パイルドライバーを召喚する!!」

 [出ていない]
おてんこさま
「それではパイルドライバーを起動することができない!!
太陽が出るのを待つしかないか・・・」


ラタトスク
「おろかな・・・!!
わたしだけが、ヴァナルガンドをあやつれたのだ
破壊の獣、その恐怖による世界支配・・・
それだけが・・・
傷ついたあの星を救う、唯一の手段だったのだ!!
わたしがいなければ・・・
ヴァナルガンドは本能のまま、世界を破壊する
生者も死者もなく・・・
すべてがほろび去る
生も死も与えられずただそこに存在するもの、絶対存在(エターナル)・・・
それをたおせるものなど、
この世界には存在しない
ウフフフフ・・・
いいでしょう
お行きなさい、
はるかなる月世界・・・
失われた楽園、まほろばへ
そしてほろぼされるがいい
破壊の獣と成り果てた・・・
兄、サバタの手によって!
ウッハッハッハッハッ!!」


ジャンゴ
「ありがとう、
トリニティ・・・
戦いはまだ、終わっていないけれど・・・
おまえとおまえのお母さん、
2人の仇はとったからな・・・!!」

おてんこさま
「ジャンゴ!!」

おてんこさま
「これは・・・
月へのワープ魔方陣か?」

おてんこさま
「時間がない・・・
覚悟はいいな、
ジャンゴ?」

おてんこさま
「トリニティが語った未来世紀の伝説・・・
伝説の戦士は、ヴァナルガンドと戦うことなく死んだという
だが今、おまえは生きている
それはおまえが伝説の戦士ではないからか?
それとも・・・
未来が変わったからなのか?
少なくともラタトスクをたおした今、やつが支配する未来はないはずだ・・・」

おてんこさま
「だが・・・
サバタが今、どのような状況にあるのか?
ヴァナルガンドがどうなったのか?
われわれには何もわからない
一歩先の未来でさえ、われわれは知ることができない
それでも・・・
だからこそ、われわれは前に進まなければならない
さあ行こう、ジャンゴ!!
サバタやトリニティが送りだしてくれた・・・この道を!」


by kame


S目次
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Sダンジョン外

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最終更新:2006年09月09日 18:21