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おてんこさま
「とうとう来たな・・・
ここはかつて月の一族がくらした月面都市、
まほろばとよばれた天上の楽園だ
月の一族によって封印された破壊の獣、ヴァナルガンド
その封印をとくための2つのカギ、
月の巫女(月下美人)の赤き血と皆既月蝕による赤き光・・・
すべての条件はそろってしまったが、
サバタへの呪縛は取りのぞかれたはず
ジャンゴ、
とにかくサバタをさがすんだ!!
太陽と共にあらんことを!」


ジャンゴ
「サバタ!?」

サバタの幻影
「死の都イストラカン・・・
父の仇である伯爵と、とらわれの母を求め、
おまえはあの、呪われた大地にいどんだ
闇の一族(イモータル)の敵、
太陽の血と、太陽銃(ガン・デル・ソル)の継承者、太陽少年ジャンゴ
そしてこのおれは、おまえに対するカウンター・・・
光の戦士をたおすために用意された闇の戦士、暗黒少年
おれたちの出会い、そして戦い・・・
すべては銀河宇宙の意思によって仕組まれたものだった
年老いた太陽系からの生命種の拡散により、
銀河系そのものの死が早まることをおそれた銀河意志(ダーク)は、
反生命種である闇の一族(イモータル)と、その下僕、アンデッドの介入により
生命種の進化と、その拡散を止めようとしたのだ・・・」

おてんこさま
「今のは・・・
サバタの魂が幻影となってさまよっているのか?
あいつの身に、いったい何が起こっているんだ?」


サバタの幻影
「おれは・・・
いつわりの母である闇の女王(クイーン・オブ・イモータル)ヘルの下で、
暗黒銃(ガン・デル・ヘル)の使い手として・・・
暗黒少年として育てられた
おれの身体に宿った暗黒物質(ダークマター)・・・
それはおれに暗黒の力をあたえはしたが・・・
同時におれの身体と・・・
・・・心を蝕んだ
月の血のおかげで・・・
吸血変異(アンデッド化)こそしなかったがな・・・」


サバタの幻影
「暗黒物質(ダークマター)を使うたび、
おれの身体と心は闇に飲みこまれていった・・・
闇の女王(クイーン)にとらわれたその妹、月下美人マーニ
真実の母からおのれの正体を知らされてなお、おれはおまえとの戦いを止めはしなかった
だが・・・
古の精霊、ムスペルとガルム、そして嘆きの魔女、カーミラ・・・
すべてを犠牲にして得た力をもってしても、
おまえには勝てなかった・・・」


サバタの幻影
「結果的に・・・
あの戦いで2人の母をも犠牲にしたおれは、
おれたちを利用した銀河意思(ダーク)と、
その地上代行者たる闇の一族(イモータル)への復讐を誓った
だがおれが真に戦いたかったのは、やつらなどではなかった
太陽の街、サン・ミゲル・・・
あの街でおまえと共に戦ったとき、
おれはようやく、そのことに気づいた・・・」


サバタの幻影
「あの新月の夜・・・
破壊の獣のまどろみの中に引きずりこまれたおれは、
暗黒物質(ダークマター)による人形使いの支配を受けた
ラタトスクは、おれをヴァナルガンド復活のための生贄としてささげ、
その後継者とすることで、
破壊の獣の持つ大いなる力を手に入れようとしたのだ
ラタトスクによって、ヴァナルガンドに魂をささげられたおれは、
その破壊の衝動に共鳴し、おのれの狂気を増大させた
やつの命ずるまま、おまえをほうむるまでに・・・」


サバタの幻影
「あの満月の夜・・・
月光に横たわるおまえの姿に、おれはようやく自らを取りもどした
だがラタトスクによる支配と、
ヴァナルガンドとの魂の共鳴・・・
それらをたち切るには、おまえの力を借り、
おれの身体に宿る暗黒物質(ダークマター)を浄化する他はない
自らの手でほうむったおまえを待つなど・・・
まさにおれは、狂気のただ中にいた
それでも・・・
そこには確信もまた、あったのだ
おまえは必ずや復活を果たし、このおれの前に現れると・・・」


サバタの幻影
「あの時、白き森で・・・
おれは自らを浄化させるため、おまえにいどんだ
おまえとの戦い、それこそが、おれが待ち望んでいた戦いだった
そう、おれは・・・
おまえと戦うために用意された闇・の・・戦士・・・
戦え、ジャンゴ・・・
戦って戦って戦いぬいて・・・
すべてを・・・
そう、すべテヲ・・・
ハカイスルンダ・・・!!
ハカイ!
ハカイハカイハカイハカイ
ハカイダァ、ジャンゴ!!
フッハッハッハッハッ!!」


おてんこさま
「これはいったい・・・」

おてんこさま
「まさか・・・
サバタの魂が、ヴァナルガンドのそれと交わり始めている!?
このままでは取り返しのつかないことになってしまう!」

おてんこさま
「通路を迂回して、都市中央を目指すんだ!
行くぞ、太陽少年ジャンゴ!!」


サバタの幻影
「ハカイ・・・
ハカイ・・・
ハカイ!!」


サバタの幻影
「ツブセ・・・
コワセ・・・
ハカイセヨ!!」


サバタの幻影
「ハカイセヨ!
イキトシイケルモノ・・・
ソノスベテヲハカイセヨ!!」


カーミラ
「やはり来てくれたのね・・・
暗黒物質(ダークマター)とラタトスクの支配というささえを失ったことで、
命を失いつつあったサバタさまは、
サバタさまが死ぬことで、月の巫女(月下美人)の力が失われることをおそれた、
ヴァナルガンドによって、
生と死をこえたその存在の根源である
原種の欠片をあたえられ、
ヴァナルガンドそのものに成り変ろうとしている・・・
過去の呪縛にとらわれたあの人の心は、
ヴァナルガンドのあたえる狂気にそまろうとしている・・・
急いで、ジャンゴ!!
もう、あの人を止められるのはあなたしかいない!
あなたと戦うことでしか、あの人の心はいやされない!
もうわたしでは・・・
あの人を救うことはできない
あの人に・・・
安らぎをあたえてあげて」


サバタ
「来たか、ジャンゴ・・・」

おてんこさま
「サバタ・・・
無事なのか!?」

サバタ
「フッ・・・
愚問だな?」

おてんこさま
「その身体・・・
やはりおまえはもう・・・」

サバタ
「そう・・・
おれは破壊の王!!
今やおれのすべては・・・
ヴァナルガンドと共にある!」

サバタ
「おれの中の獣が言う
破壊せよと・・・
生きとし生けるもの、そのすべてを破壊せよと!
そして何よりもジャンゴ、
おまえをたおせとな!!」

おてんこさま
「何を言っている!!
あの星に生きるすべての命、
それをほろぼそうとする銀河宇宙の意思
おまえが戦うべき相手は・・・
その銀河意思(ダーク)ではなかったのか!
正気を取りもどすんだ、
サバタ!!」

サバタ
「正気になれ?
フッハッハッハッハッ!!
おれは正気だ!
大崩壊(ラグナロク)・・・
それこそがわが意思だ!!」

おてんこさま
「前にも言ったはずだ!
世界を破壊して、その後に何が残る?
人も動物も植物もいない・・・そんな世界に何の意味があるというのだ?」

サバタ
「破壊の後に何が残るのか?
何も残りはしない・・・だが、
新たなる世界の始まりは、世界の終わり、大崩壊(ラグナロク)の果てにこそある
失われた者はもどりはしない
新たなる世界での新生・・・
ただそれだけが、最後の希望なのだ!
原種の欠片をもってすれば、それが実現する!!」

おてんこさま
「バカな!!
おまえのやろうとしていることは、闇の一族(イモータル)と同じだ!
命あるものにとって重要なこと・・・
それは、死があるがゆえの生をどう生きるかだ!
何を成そうとするかだ!
その意思こそが・・・
未来を切り開く!!
失われた命をよみがえらせることを新生というのなら・・・
それは、われわれに未来をたくして死んでいった者たちへの、うらぎりに他ならない!!
そんなことをリンゴやマーニが・・・
カーミラが望むとでも思うのか!?
答えろ、サバタ!!」

サバタ
「ジャンゴ、
おまえはどうする?
おまえにできるか?
このオレを止めることが・・・
破壊の獣と化したこのオレをたおすことが!!
できはしないっ!!!!
すべてはもう、手後れなのだ!!
行くぞ、
太陽少年ジャンゴ!!!!!!」


サバタ
「あまいぞ、ジャンゴ!!
なぜおれを攻撃しない?
このおれをたおさなければ、破壊の獣を止めることはできないぞ!
おまえの仲間たちを、
あの星に生きるすべての命を、
その未来を守ることはできない!!
それとも・・・
すべてをあきらめ、このおれを受け入れるのか?
このおれがもたらす、破壊と新生を!
フッハッハッハッハッ!!」


サバタ
「どうした、ジャンゴ?
おれをたおすのがこわいのか?
おれたちは今、多くの犠牲の果てに、ここにいる
血塗られた道の、その果てに立っている
今さら何をおそれる?
その深紅のマフラーはいったいだれの血でそまっている?
フッハッハッハッハッ!!」


サバタ
「なぜだ、ジャンゴ?
おまえはなぜ、そこまで・・・
まさかおまえは、
このおれを・・・
おれは・・・
おれは、いったい・・・
う・・・
ウウ・・・
ウワアアアアアアッ!!」


おてんこさま
「・・・
やったのか?
生と死をこえた絶対存在(エターナル)であるヴァナルガンドを・・・」

おてんこさま
「石化している?
これは・・・
かつてわたしをも打ちくだいた嘆きの魔女の石化能力・・・」

おてんこさま
「カーミラ!!」

カーミラ
「おてんこさま、
ジャンゴ・・・
サバタさまの魂は、今やヴァナルガンドのそれと同化しつつある
このまま同化が進めば、いずれは破壊の獣そのものになってしまう
それを止めるには、
ヴァナルガンドを墓石とし、共に永遠をねむるしかない・・・」

ジャンゴ
「そんな・・・」

カーミラ
「世界の崩壊を止めるには・・・
もはやこうするしかない
あの方の、最後の願いをかなえるには・・・」


サバタ
「カーミラ・・・
この声がとどいているのなら、どうか聞いてほしい
ヴァナルガンドの力は強大だ
いつまでも、その意思にあらがいつづけることはできない
もしおれがふたたび、ヴァナルガンドにくっするようなことがあれば・・・
そのときは、おまえの手ですべてを終わらせてくれ
おまえにならそれができる
あいつなら必ず・・・
そのチャンスくれる
そうだろう、カーミラ?」


おてんこさま
「サバタ・・・
われわれには結局、おまえを助けることはできないのか?
犠牲をはらわずして、未来をつかむことはできないのか?
教えてくれ!
リンゴ、マーニ・・・
トリニティ!!」

???
「グ・・・ガ・・・ガ・・・」

おてんこさま
「こ、これは!?」

カーミラ
「サバタさま・・・
いえ、ヴァナルガンド!!
わたしをも取りこみ、石化をのがれようというの?
きゃあっ!!」

カーミラ
「だめっ!!
このままでは・・・」

おてんこさま
「カーミラ!!
太陽の光を・・・
わたしの力を使え!」

カーミラ
「おてんこさま!?
いけません、そんなことをすればあなたまで・・・」

おてんこさま
「かまわん!!
ここでヴァナルガンドをたおさねば、どの道われわれに未来はない!
ジャンゴ・・・
おまえは行くんだ!!
おまえにはまだやるべきことがある!
それは生きること・・・
そして未来をきずくことだ
おまえがリンゴとマーニからその命を受けついだように・・・
おまえの子が、子孫が・・・
その命を受けつぎ、未来をきずき上げていく
生きること・・・
それが今、おまえのすべき戦いだ!!」

ジャンゴ
「ボクは・・・いやだ!!
もうこれ以上、だれかを犠牲になんてできないよ!」

おてんこさま
「心配するな
たとえわたしがいなくとも、
おまえは決して1人ではない
太陽はいつまでもおまえを、あの星のすべての命を、照らし続ける
みんながおまえの帰りを待っている・・・
さあ、走れ!!
太陽と共にあらんことを!」

ジャンゴ
「おてんこさまーーーっ!!」

おてんこさま
「ありがとう、ジャンゴ
さらば、太陽少年!!」


by kame


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