定例会
 平成19年 12月 定例会  目次  1   
 平成19年 12月 定例会  12月06日-01号  1   
 平成19年 12月 定例会  12月14日-04号  4   
 平成19年  9月 定例会  目次  1   
 平成19年  9月 定例会  09月20日-02号  1   
 平成19年  9月 定例会  09月26日-03号  9   
 平成19年  9月 定例会  09月27日-04号  3   
 平成19年  9月 定例会  09月28日-05号  6   
 平成19年  9月 定例会  10月10日-06号  6   
 平成19年  6月 定例会  目次  1   
 平成19年  6月 定例会  06月15日-02号  1   
 平成19年  6月 定例会  06月20日-03号  5   
 平成19年  6月 定例会  06月21日-04号  8   
 平成19年  6月 定例会  06月22日-05号  3   
 平成19年  6月 定例会  07月03日-06号  1   
 平成19年  3月 定例会  03月29日-07号  3   
委員会
 平成19年 10月 決算特別委員会(第8回)  11月06日-08号  9   
 平成19年 10月 決算特別委員会(第4回)  10月24日-04号  11   
 平成19年  9月 建設水道常任委員会(第7回)  09月13日-07号  26   
 平成19年  6月 市民環境常任委員会(第3回)  06月27日-03号  1   
 平成19年  6月 建設水道常任委員会(第5回)  06月27日-05号  14   
 平成19年  6月 議会運営委員会(第13回)  06月12日-13号  5   
 平成19年  6月 建設水道常任委員会(第4回)  06月11日-04号  20   
 平成19年  3月 議会運営委員会(第7回)  03月28日-07号  1   
 平成19年  3月 予算特別委員会(第9回)  03月26日-09号  4   
 平成19年  3月 予算特別委員会(第4回)  03月09日-04号  1 

平成19年  6月 定例会-06月21日-04号
P.169 
浅見健二議員
開浄水場の閉鎖について、お伺いをいたします。
 この問題は、昨年12月の建設水道常任委員会で報告され、当初予算で可決されたものであります。私は発がん性物質があり、人体に影響があるということで地元関係者に十分説明、納得の上でとの意見をつけて賛成したものであります。 しかし、さきの地元説明会で、保健所が人体に影響なしとの公表で、私たちもだまされたとの一語に尽きます。私自身勉強不足の残念にも尽きます。
 そもそも、この休止の発端が、使用住民から水が臭い、変な味がするとの申し出があって、市が調査し、判断したものではありません。もちろん水道部はそんな申し出がなくても安全な水を供給するのは当然であります。しかし、今考えてみると、閉鎖ありきが先行し、市民が喜んでいるのに、それを継続させようとする努力が見られない。あらゆる角度から検討して、到達した結果とは思われません。
 当局の休止の理由の1、水質については、さきの保健所は、人体に影響なしとの見解で問題がありません。ところが市は、----環境基準に定められている項目の物質が、基準値を超える水は水道原水として使用しないと急に言い出したのは、不思議でなりません。
その理由は、10年間問題なしと公表されているからであります。市がより安全・安心の立場で、発がん性の疑いのある物質も簡単に除去されてきて、水質の問題はなくなったのではありませんか。
 次に、施設の老朽化ですが、宇治市水道事業の中長期整備計画に、「施設面は比較的良好であるが、機械、電気設備において法定耐用年数を超過している可能性もあるため、機能的診断調査を実施する」とあります。浄水場の施設は、それぞれ老朽化しており、特別開だけの問題ではなく、他の浄水場と比べて、特別悪いものでもありません。施設整備の増設更新の概略手順でも、「現時点では予想または予測し得なかった条件変化や施設を取り巻く環境変化、技術革新による相対的な陳腐化、他施設とのバランスの不つり合いが発生するなど、施設本来の機能が維持できなくなる場合や、社会ニーズに対応するための寿命も存在する。したがって現有施設を対象として、合理的な方法により、施設の機能的診断調査を実施して、現有機能を強化し、必要に応じて適正な機能改善を図り、各単位施設として、また全体水道システムとしての安全性、信頼性を継続的に確保していくことが必要である。本節では、宇治市において、シビルミニマムの達成に向け、特に重要となる施設(基幹施設)の概略的整備の手順を明確にする」とあります。
 中長期計画が発表されて、まだ5年しかたっていません。どの施設も廃止を検討しているとの文言もありません。また、自己水をふやしていくことも明記されています。したがって、このことは休止の理由になりません。
 休止の3つ目の理由ですが、揚水量の低下を理由にしています。当局が示しているとおり、ポンプの磨耗か損傷だと考えられます。中長期計画でも、一般的に建設して長年経ていくと、次第に機能が低下し、何らかの保全措置を講じなければ、究極的には機能が不足していくことになるとあるのは、当然です。400万円は休止を決めているところに投資できないとあります。休止を決めるから投資できないのではありませんか。 府営水道は平成9年から13年まで、日量6万1,100トン、14年から6万2,800トンとなっていますが、18年度の実使用量は日量最高4万8,474トンであり、単純計算だが毎日61万6,018円の損失であり、契約水量に大きな問題があります。特に、平成14年度から6万2,800トンの契約です。ポンプの400万円が高価だとは言えないし、実際はそんなにかからないのではないかと思われます。 
 休止の4ですが、効率の問題は、これも中長期計画の浄水施設整備計画では、いずれの自己水施設は「昭和18年からのものであり、老朽化する機能劣化が表面化しつつある。定期的な更新計画が必要とされる。更新の見通しとしては、必要性、緊急性はもとより、その関連する影響要因を考慮して、更新時期を明らかにしていく」とあります。休止などの文言はどこにもありません
 休止の理由、5でありますが、府営水に余裕があるのは当然であります。さきにも申し上げましたが、計算上だが6万2,800トンも必要以上の契約のし過ぎで、むだ契約だと思います。早急に適正な水量に改めるべきと考えます。
 休止の6の単価の比較ですが、当局が2回目住民集会に出しました資料によりますと、平成17年の実績で府営水トン当たり70円に対し、開浄水場はトン当たり24円40銭となっており、休止の理由は間違っています。開浄水場を休止すれば、自己水の比率は31%ぐらいではないのですか。中長期計画では自己水を35%以上にしたいとあります。6月9日の京都新聞朝刊に、京都市の水道水から発がん性が指摘される有機フッ素化合物が検出された問題で、市上下水道局は、8日市議会交通水道委員会で、水道水の濃度検査を実施する方針を明らかにした。京都大の小泉昭夫教授らの調査では、京都市や大阪市などの水道水や、血中濃度から、全国と比べて高い濃度が検出されたとあります。いよいよ自己水の重要性が求められています
 最後に、昭和53年、宇治市と日産車体株式会社及び開自治会は、水道の移管に関し、次のとおり覚書を交換するとあります。この8条「この覚書に定めがない事項及び疑義が生じた場合には、甲、乙、丙、すなわち宇治市、日産車体株式会社、開自治会は相互に協議するもの」とあります。開浄水場の休止は、この覚書に定めのない事項であり、三者の協議がまず必要と理解いたします宇治市はスタートから間違っていると思いますが、いかがお考えでしょうか、お答えください。






最終更新:2009年03月11日 10:19