■マル激トーク・オン・ディマンド 第502回(2010年11月27日)検察改革はかくあるべし ゲスト:指宿信氏(成城大法学部教授)
http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_502_pre.asx
戦後一度も手が加えられなかった検察制度の見直しが、行われている。11月25日には2回目の「検察の在り方検討会議」が法務省で開催され、具体的な改革議論の骨格が話し合われた。ここで検察のどこを変え、どこを守るべきかをあらためて考えてみたい。
各国の検察制度に詳しい成城大学の指宿信教授は、検察に権限が集中しすぎたことが、一連の検察不祥事の底流にあるとの見方を示し、特に公訴権の独占と、捜査から公判までチェックが入りにくい特捜部機能、可視化されていない取り調べなどを、喫緊の改革課題として挙げる。
中でも捜査の透明化は待ったなしだ。日本ではそもそも取り調べの段階で23日間という先進国では異常に長期な勾留が許され、その間、取り調べには弁護士の立ち会いも認められない。しかも、取り調べの様子は録音録画されていないため、全ては密室の中だ。
その結果作成されるのが検面調書と言われるもので、裁判ではこれが決定的な効力を発揮する。公判段階でいくら自白が強要されたと主張してみても、裁判所はほとんど取り合ってくれないのが実情だ。そうした捜査のあり方が、無理な取り調べや自白の強要の温床となっているとの指摘は根強い。
また、特捜検察については、特捜が扱う事件は検察という同一組織が捜査から公判まで全てを引き受けることになるため、捜査内容にチェックが入りにくい。ホワイトカラー犯罪を取り締まる何らかの特捜検察的な組織は残すとしても、それは検察から切り離す必要があると指宿氏は言う。
検察の問題点を検証していくと、検察問題は裁判所も深く関わっていることが見えてくる。長期の勾留も裁判所が令状を出すから可能となっているものだし、検察がいかにおかしな捜査をしようが、裁判所がそれを認めずに無罪判決を下していれば、検察問題はここまで深刻化する。
【コラム】村上ファンド、ライブドア事件報道を検証 日本の新聞はなぜ「裁判官」を報じないのか 「裁く側」をチェックしないメディア http://bit.ly/bAKLtc
【ニュース】袴田事件:「捏造」の補強材料発見 証拠衣類に不自然な点(毎日) http://bit.ly/a1iqjy
最高裁は小沢氏側の特別抗告を受けて、取り扱いを検討中であるが、11月12日現在、結論は出ていない。最高裁が下級審に差し戻し、行政訴訟を行うか、東京地裁・高裁の決定を覆すことがないとすれば、わが国の司法機能も崩壊過程に入ったといえる。
★「9/28(火)「神保哲生DigTag 検察・特捜部問題」(【ニュース探求ラジオdig】)
河北新報 9/23 前田容疑者「架空の調書作成」福島県汚職元県幹部明かす※佐藤栄佐久公式サイト
asahi.com 9/23「FDに時限爆弾仕掛けた」 改ざん容疑の検事、同僚に
asahi.com 9/21検事、押収資料改ざんか 捜査見立て通りに 郵便不正
高橋伴明監督作品 『BOX 袴田事件 命とは』公式HP 熊本典道:ブログ《裁判官の良心》 「私は無罪を確信しながら死刑判決を言い渡した…」 僕のことなんかどうでもいいんです 袴田君が1日も早く自由になってくれることが大切なんです それだけです。 袴田巌死刑囚を救援する議員連盟が発足 2010年4月24日 youtube動画松山千春「窓」 ウィキペディア 袴田事件 袴田巌さんの再審を求める会 |
▓日本政治再生を巡る権力闘争の謎.pdf K・v・ウォルフレン Yahoo!みんなの政治 - 政治記事・ニュース - 政治記事読みくらべ(2010年3月19日中央公論初出 その1~その3) |
「市民が司法を文民統制するべきだ」 生田元裁判官.pdf 東京新聞《へこたれない人々》 元裁判官の≪内部告発≫-弁護士・生田暉雄2009年1月4日 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2009010402000078.html |
◆片岡晴彦さんを支援する会HP⇒高知白バイ事件再審請求署名への署名フォーム 雑草魂:片岡氏ブログ
▓KSB瀬戸内海放送《高知白バイ衝突死》2007/10/03~2010/10/21詳細な映像報道を継続
▓インターネット新聞JanJan【高知白バイ事件】を知る
▓高知白バイ事件で、弁護側が閲覧できない証拠資料をなぜか高知新聞の記者が見ていたという疑惑
▆厚労省「村木公判」で暴かれている大阪特捜の「壮大な虚構」 東西で民主党を狙った検察の思惑(伊藤 博敏 ニュースの深層 2010年2月18日)
◆暴走大阪地検 バッジ逮捕で汚名返上狙う(Gendai.net 2010年2月17日)
◆2010年2月16日 読売新聞
◆厚労省元局長の指示否定-公判で元係長証言・大阪地裁(時事ドットコム 2010年2月24日)▓週刊朝日HP⇒3/2発売3.12号立ち読み
★ 村木厚子さんを支援する会
★ 村木厚子さんの完全な名誉回復を願う-公判傍聴記-竹中 ナミ(プロップ・ステーション)
公判傍聴記速報☞ ◊ 竹中 ナミtwitter ◊ 江川紹子twitter
★3.4石井一議員証言.pdf(第11回公判傍聴記 byナミねぇ より)
検察官は石井議員の証言を崩そうと必死。一緒にゴルフに行った議員が、当日、国会の委員会に出ていたという議事録を突然出してきた。ところが石井議員、「いい所に目をつけられましたが、議事録には出席してもしなくても、メンバー全員の名前を載せるんです。なので、そこに載っているからと言って、私と一緒にゴルフをやっていなかったということにならないんです。よくお調べください」。(竹中 ナミtwitter)
石井一氏「捜査に政治的意図か」 厚労省の文書偽造事件(2010/03/04 20:07【共同通信】)(※参考?MSN産経ニュース2010.3.4 20:08)
26日日経に、障害者団体向け郵便料金割引制度悪用事件で虚偽有印公文書作成罪等の罪名で起訴されている村木被告の公判で元係長の証人尋問が行われ、弁護側が被疑者ノートを法廷で公開したという記事が載っていた。
被疑者ノートは、日弁連が捜査弁護の一環として被疑者に取調状況などを書き留める被疑者ノートの差入・活用を推奨しているものだ。元係長のノートには「どうしても私と村木被告をつなげたいらしい」「私の供述さえ得られれば検察のパズルは完成か」「あなただけ違うことを言っていると検事に言われた」等々の記載があるという。
いかに検察特捜部が事件をでっち上げるのかがよく分かる。
しかし、検察はおそらくは、これは村木被告の弁護士向けに、真実と違うことを書いたものだとか、後日書かれたものだとか言うのだろう。そのときに裁判所はどうするのか。これまでの裁判所であれば、検察のいうことを全面的に信用し、結局は、公判証言よりも、捜査段階の検察官調書の方が信用できるといって、特捜を擁護してきた。
特捜事件ではないが、私も何度も同様の経験をしてきた。弁護人から言われなくても、自発的に、日々の捜査状況や自分自身の記憶を日記に克明に綴ってきた依頼者・被告人がいたが、私から言わせればこれだけ具体的で臨場感あふれる記述が信用できないはずがないと思われる内容の日記だったのに、福井地裁も名古屋高裁金沢支部も、これを信用せず、取調警察官と取調検事の供述のみを全面的に採用した。
▆弁護士湯川二朗の日記 2010 年2 月28 日
【出演者】三井 環(元大阪高検公安部長)鈴木宗男(国会議員)上杉 隆(ジャーナリスト)青木 理(ジャーナリスト)元木昌彦(元『週刊現代』編集長)安田好弘(弁護士)他 《Infoseek 内憂外患【録画版】》放送中 |
▆《出演者インタビュー》緊急シンポ!「小沢VS検察」にみる検察と報道のあり方:三井環(THE JOURNAL 2010年2月25日) }《出演者インタビュー》緊急シンポ!「小沢VS検察」にみる検察と報道のあり方:元木昌彦
▅ 三井環(元大阪高等検察庁公安部長)(Wikipedia)
◆私は平成14年4月22日、ザスクープの鳥越俊太郎氏の取材・収録の数時間前に、何ら弁解を聞くこともなく、いきなり大阪地検特捜部に逮捕された。…(魚住 昭 ウェブマガジン「魚の目」三井環さんからの手紙)
◆検察幹部は『秋霜烈日』のバッジをはずせ【初出『月刊現代』2002年9月号】(「魚の目」)
◆私的体験から考える検察裏金問題(2010年3月15日 魚の目)
わが国の世論調査の仕組みで決して世論は分からない。世論を知る事が出来るのは選挙しかないのがわが国の現実である。
▓ 田中良紹の「国会探検」▓(THE JOURNAL) ★ 田中良紹×田中康夫(♦ TBSラジオ「アクセス」)
毎度バカバカしい日本のメディア 2010年3月23日
日本政治再生を巡る権力闘争の謎 K・v・ウォルフレン
▆「政治資金収支報告書」細野祐二.pdf
「公認会計士の目から見た陸山会政治資金事件」としてthe journalにも掲載
「単式・複式簿記の違いが解れば小沢氏政治資金問題は氷解する」(無料放送70分 2010/02/19)
◆現在の司法では、間違いなく経済事件で冤罪を作り続ける(Financial japan)
記者室を設置している各団体から独占的に情報提供を受けることで知られる。記者室の空間及び運営費用は原則として各団体が負担・提供し、記者クラブが排他的に運営を行う。同種の組織は日本、ガボン、ジンバブエ以外では一般的でないため、たとえば、英語ではkisha clubないしはkisha kurabuと表記する。日本における報道の寡占・閉鎖性の象徴として内外から批判されている。「報道の自由度のランキング」で日本が、先進国最低レベルの40位付近に低迷している背景には、記者クラブ制度があるとされている。
この文書は76年2月20日にジェームズ・ホジソン駐日米大使(当時)から国務省に届いた公電の写し。米国立公文書館の分館であるフォード大統領図書館に保管され、2008年8月に秘密指定が解除された。…ロッキード事件は76年2月4日に米議会で暴露されたが、ロ社の裏金が渡った日本政府高官の名前は伏せられた。…文書中、依然として秘密扱いの部分が2カ所あり、大使館関係者の名前は不明だ。…結果的に、事件の資料は、原則として公表しないことを条件に日本の検察に提供された。
検察が常に正しいという「幻想」は、検察という国家権力と一体化した記者クラブメディアによって作られている
ラジオ・ネットの世論調査では7割から8割は「幹事長は辞めるべきではない」という逆の結果
「女性秘書監禁事件」を新聞・テレビは一切報じていない!-「世界中のジャーナリズムが、国家権力の横暴に立ち向かってきた中、日本の新聞・テレビなどで構成される記者クラブだけは、一切、この種の権力報道を行ったことがない」
本日2/9発売の週刊朝日 | ▆「東京地検の『抗議』に抗議する」(上杉隆)全文が読めます⇒http://digimaga.ocn.ne.jp/publisher/100/001/20100209/main.html |
「クロスメディアの禁止、つまり、プレスと放送が密接に結びついて言論を一色にしてしまえば、そこには多様性も民主主義の基である批判も生まれないわけであります。これを、法文化したいと考えています。」原口氏はこのように語り、マスメディア集中排除原則を法案として提出する意向を明らかにした
▼推定無罪の原則。最初から有罪であるような印象づける報道はしないこと。▼公正な報道。検察の発表だけを垂れ流すのではなく、巻き込まれた人や弁護人の考えを平等に報道すること。▼人権を配慮した報道。他の先進国並みに捜査権の濫用を防ぐため、検察・警察の逮捕権、家宅捜査権の行使には正当な理由があるか取材・報道すること。▼真実の報道。自主取材は自主取材として、検察・警察の情報はあくまで、検察・警察の情報である旨を明記すること。▼客観報道の原則。問題の歴史的経緯、背景、問題の全体構図、相関関係、別の視点などをきちんと報道すること。
▆国民はどこにいるのか。国民は誰が護るのか。【1】(佐藤栄佐久公式サイト 2010年2月4日)
▆国民はどこにいるのか。国民は誰が護るのか。【2】(佐藤栄佐久公式サイト 2010年2月5日)
▆【video】佐藤栄佐久前福島県知事 控訴審判決後記者会見(videonews.com 2009年10月14日)
どうした!東京地検特捜部“手柄を焦る”組織の疲弊~福島県知事汚職事件(JB PRESS 郷原信郎 2009年10月14日)
1/292/52/12 |
東京地検特捜部・谷川恒太次席検事送付の「抗議書」の内容は、全くの虚偽であり、このような事実に反する「抗議」は、一般国民に大きな誤解を与え、報道の信用を著しく失墜させるとともに、取材に従事するジャーナリストの名誉を害するものであって、極めて遺憾であり、ここに厳重に抗議する
東京脱力SPORTS & RESORTS(試作版) ~ゴルフとスパと、時々、永田町
今回の検察の暴走に乗った大マスコミの振舞いは今後しっかりと検証すべきだが、それが行き着いたところがもはや狂気の世界であることを昨日の『夕刊フジ』が示してくれた。民主党政権憎しの産経新聞のいわば突撃隊長が『夕刊フジ』だが、その1面の大見出しを見て私は目を疑ったのである。
<検察大敗北/小沢人民裁判へ>
司法が立件できなかったからリンチをしろと言うのである。それもかつて産経新聞としては支局を追い出された天敵の支那人のやり方で!この『夕刊フジ』も私は永久保存するであろう。大マスコミが自殺をして行き着いた先の腐臭を放つ屍として。
検察も最後は頭がおかしくなったとしか思えない。これも今後しっかり検証されるべきで「説明責任」を果たしてもらいたいし、メディアは放置してはいけない。
<小沢事件で、東京地検が「週刊朝日」に異例の抗議文>
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100203/plt1002031625005-n2.htm><民主党の小沢一郎幹事長の土地購入をめぐる事件にからみ、東京地検が「週刊朝日」あてに記事の内容に対する抗議文を送り、編集部に対して事実上の出頭要請をしたことが3日、分かった。司法関係者によると、「マスコミにこうした抗議文が送られることは極めて異例」という。>
追い込まれた検察のやつあたりとはいえ、これを看過すると表現の自由は死ぬ。
<週刊朝日関係者によると、抗議文は3日の午前中に届き、直後に地検側から「抗議文の件でお話をうかがいたい」と事実上の出頭要請があった。
「勝谷誠彦の××な日々」
◆【オンディマンド放送】郷原氏記者会見(videonews.com 2010年2月4日)無料放送中>>>PART1(37分)PART2(20分)インタビュー(28分) ◆ 【テキスト】郷原信郎氏記者会見(Infoseek 内憂外患 2010年2月4日) ◆【緊急告知】4日、小沢問題についての検察会見を“リーク”する~特捜OB郷原信郎(Infoseek 内憂外患 2010年2月3日) |
…水谷建設が国発注のダムの工事受注の謝礼として5000万円を小沢氏側に渡したと社長が供述していると報道されており、それが今後の捜査の最大のポイントになっているようだが、その社長の贈賄供述で立件された佐藤前福島県知事の汚職事件の控訴審判決で「賄賂額はゼロ」とする実質的に無罪に近い判断が示されている。…
国権の最高機関である立法府の一員を逮捕したというのに、検察は何一つ説明を果たそうとしていない。また、記者クラブメディアも説明を求めていない。
2政治団体「ダミーと思わず」西松元幹部が証言
準大手ゼネコン「西松建設」から小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」などへの違法献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入など)に問われた小沢氏の公設第1秘書で同会の元会計責任者・大久保隆規被告(48)の第2回公判は13日午後も、岡崎彰文・元同社取締役総務部長(68)の証人尋問が行われた。
岡崎元部長は、同社OBを代表とした二つの政治団体について、「西松建設のダミーだとは思っていなかった」と証言した。
公判では、大久保被告が両団体を同社のダミーと認識していたかどうかが争点で、審理に影響が出そうだ。
岡崎元部長は、裁判官の尋問に対し、「二つの団体については、対外的に『西松建設の友好団体』と言っていた。事務所も会社とは別で、家賃や職員への給料も団体側が支払っていた」と説明。前任者に引き継ぎを受けた際にも、「ちゃんとした団体で、問題はないと言われていた」と答えた。
昨年12月の初公判で、検察側は、同社が信用できる社員を政治団体の会員に選び、会員から集めた会費を献金の原資にしていたと指摘したが、岡崎元部長は「入会は自分の意志だと思う。私自身は、社員に入会を強要したことはない」と述べた。
2010年1月13日21時23分 読売新聞
読売新聞:特集・西松献金事件「ダミー性『認識』焦点」(2009年3月25日 読売新聞)