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about_us - (2013/09/21 (土) 22:38:57) のソース

*コロッケ会とは?

 1998年に沖縄県立中部病院でそれぞれ5年間・6年間の研修を終えて,沖縄県立中部病院では徳田安春先生とともに総合内科設立時のメンバーの久松・西垂水先生が鹿児島大学旧第三内科に帰局し,大学に総合内科グループを立ち上げました.
 そして,病棟での研修医・学生教育を通じ,総合内科・総合診療の重要性が周囲にも次第に浸透していったのです.

 1999年,沖縄県立中部病院でのティーチング・スタッフのあと鹿児島市医師会病院におられた吉嶺先生が中心となって,大学内外を問わず研修中であったり指導医として活躍している医師や学生の研鑽の場として,また臨床の面白さを深めるため,症例検討会を開催するようになり,同時にメーリング・リストを立ち上げました. 
 第一回症例検討会は鹿児島市医師会病院で行われ、毎回参加者に ”おみやげ” を持たせようという事で、最初にFUO check listが配られました。

 会の名称は単に”症例検討会”でもよかったのでしょうが,当時妙に気合いの入った名称の候補があったようです.赤ひげ会とかYoung Active Doctors Meeting for Internal Medicneなど...結局,適当なものがないままでしたが,症例検討会の際に毎回コロッケが出てくるようになったことが何となく会の名称として固定してきたというような経緯です.(コロッケは,上間てんぷらの代替りという説もあります).特別すごいことをやっている訳でもないし変に肩肘張った名前にしなくてもいいのかもしれないというのが久松先生の意見でした.

 2001年,鹿児島市内の病院(慈愛会今村病院分院)に救急・総合内科が新設され,西垂水先生を中心とした総合内科を志向する若手医師に活躍の場がもたらされました.大学には久松先生が残り学生教育・初期研修医教育に奔走し,他の大学では類を見ないほど非常に早い時期にクリニカル・クラークシップも軌道に乗せましたし,さらに市中病院との連携で研修のみならず教育活動も徐々に実績を積み重ねていきました.

 2002年,久松先生は手稲渓仁会病院へ教育スタッフとして転出.さらに翌年,ピッツバーグ大学へ留学. 
 2004年,西垂水先生は手稲渓仁会病院へ進出. 
 吉嶺先生は沖縄県立八重山病院で昼夜なく活躍中という状況です.(当時) 
 また,彼らのシゴキを受けた若者達も今では多くの施設で中核を担っているところであり,ある者は海外臨床研修を目指し,ある者はさらに専門性を深めるべく研鑽を積む日々です.

 2002年に症例検討会は一時休止となりましたが,2004年に復活.(これにあわせてHPもリニューアルされましたが,サーバーの不調から2004年以降のデータが今のところありません.)現在も,ときに寂しい参加者数になるものの,症例検討会は脈々と続いています.

 2004年10月久松先生はピッツバーグで研修中に病に倒れてしまいました。

 翌2005年から10月の症例検討会は症例検討会の総会と位置づけ,第一土曜日に行っています.普段は参加が難しい県外や遠方の方にも来てもらえています.特別講演会も併催しておりますが,2005年第1回総会では徳田安春先生にお越しいただき,『ER Risk Management』をお話しいただきました.  2006年の第2回総会では亀田総合病院(当時)の岩田健太郎先生にお越しいただき『下気道感染を考える』でご講演いただきました.第2回総会では手稲渓仁会病院総合内科から不明熱診療の問題点を深く抉るテーマが提示されました.さすがです.
 
 2007年4月,創設者の一人,西垂水先生が鹿児島に帰ってこられ,活動再開の機運が高まっています.10月6日の症例検討会第3回総会では症例検討に加え特別講演では武蔵野赤十字病院内科の本郷偉元先生をお招きし『臨床感染症トーク 感染症診療の原則』をお話いただきました.鹿児島内外から多数ご参加いただき盛り返しを見せた感もあります.

 2008年4月には大御所,創設者の吉嶺厚生先生が今村病院分院に帰ってこられ、ますます昔の雰囲気が出てきて、病歴と身体所見がより重視されるようになっています。

 毎月の症例検討会は,第2金曜日(学会等の日程で適宜変更)19時30分から,最近では主に今村病院分院で行われています.(最近休会中ですが,復活予定です) 開催日は当ウェブサイトでも告示されますので,興味のある方は是非ご参加ください.自由闊達で何か学んで帰れる場にしたいと思っています. 
 (一説によると,一般的な鹿児島の「症例検討会」とは随分雰囲気が異なるとか. また,I○ATENの米国式ケースカンファレンスよりも米国風っぽいという噂もあります.よく驚かれることですが,本当にコロッケを食べながら会が進むということも和やかでかつ(空腹で殺気立ちがちな空気を回避し)参加者も声を出しやすいということの理由かもしれません.もともとのコンセプトが,みんなで学ぶ,というものであるからというのが大きいとは思います.)
(ここまで文責 松木薗)


その後総会は 
第4回 沖縄県立中部病院総合内科 尾原晴雄先生 
第5回 沖縄県立中部病院感染症科 椎木創一先生 
第6回 宮崎大学第三内科  清山知憲先生 現在宮崎県議を目指して活躍中 http://www.kiyoyama.jp/ 
と年一回の総会を行っていましたが、清山先生に刺激され、2010年12月からは毎月症例検討会を行うこととし、さらにファイザーと共催という形で年4回講師をお呼びしての症例検討会プラス講演会という形式になり、もっと鹿児島中に広めて行こうということになりました。 
12月には初の出張コロッケ会ということで宮崎大学第3内科におじゃましまして宮城征四郎先生の講演会と症例検討会に参加させてもらいました。

第7回 講演会はDepartment of Internal Medicine University of Kentucky College of Medicine 後藤道彦先生 
 「Antibiotic Stewardshipとは?(抗菌薬適正使用チームのはじめの一歩から最新の潮流まで)」でした。40名近くの方に集まって頂き盛り上がりました。


 
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