肉皮リーディング(にくかわ りーでぃんぐ)


『現世への執着』

現世への執着は人並みだったが、魂を自在に支配する謎の声の力に魅了され、
声を再び聞くために長きを耐え、その存在に近づく為に戦いに参加した。

キャラクター設定

黒髪ボブカット、痩身のニューハーフ。
胸はCカップでチンチンは2cm~12cm。
服は着ておらず下着の上から黒のマントを羽織っている。

マントの裏に仕事の為の数人分の筆記用具を仕込んであり、
ペンを使っての戦闘も多少は心得ている。
読心術で目の前の相手の最愛の存在に変身出来る能力を使って
イタコ風愛人として働いているが、この変身能力でターゲットに
近づき殺害する暗殺者としての裏の顔も持つ。
白兵戦能力は達人レベルには程遠いが事を荒立てず任務を行う
暗殺者としての実力は高く評価されていた。

物腰柔らかく、丁寧な言葉遣いをして弱い女性を装っているが
心の中では他人を見下しており自分の前では誰もが無防備になる
チョロイ存在だと思っている。
その一方で自分の知識の範囲外の事になると弱気になり、
本気で怯えたりもする。
死因は暗殺のターゲットがヤンデレだった為、キスされながら舌を食いちぎられた。

特殊能力『あっついぜリーディング』

10m以内にいる対象一人の心の中にある最愛の女性のイメージを
読み取り自分の体をその女性の形に変え誘惑する。
この能力で読み取れるのは対象と女性の関係及び女性の外見だけであり、
それ以外一切を知ることは出来ない。
継続時間は10分。それをすぎると肉体が元に戻ってしまう。
変身には10秒必要で、変身準備中に対象に見られると発動がキャンセル
されるので壁やマント等で一旦体を隠して使用する必要がある。

(この能力は他人に知られていないという設定でお願いします)

プロローグSS

「あああああああああ!しくじった!しくじった!
くそっ、こんな所で終わりか私の人生は!」
魂のみとなり冥界に来た事を自覚した暗殺者肉皮リーディングは
己の死因を思い返しのたうち回りたい気分に陥った。
もし、肉体があるのならシャーペンを持った拳を延々と地面に叩き込んだだろう。

ターゲットの最愛の女性に化ける力、これによっていくつもの暗殺を
容易に成功させてきた彼の人生を終わらせたのはヤンデレな要人だった。
何時も通りにうまく近づき抱きしめられながら相手の心臓をペンで
突き刺そうとしたその時、相手もまた肉皮の舌を食いちぎっていた。

「私はまだまだアホな金持ちから一杯金を搾り取り財産も命も思うがまま
にしていきたかったのによぉぉぉ!!!!」

──────不様だな、死に切れぬ魂というものは。

その声は、突然聞こえた。
或いは、頭に響いてきた。
老若男女、そのいずれでもなく──────いずれでもあるような声。

「ひいっ!」

突然の声、自分の力の及ばぬ何かに肉皮は怯え、
荒れ狂っていた感情は恐怖に支配される。

──────諦めて、早く選ぶがいい。

「…」

示された三つの道、だが肉皮はそのどれも選ばず黙ったままでいた。
やがて、彼は生前弱気な女性を演じていたときと同じトーンで言葉を絞り出す。

「え、えっとどれも嫌です」

──────愚かな。

それきり声が聞こえなくなった。

「え、えええー!そんなぁ助けて下さい助けてぇ!」

肉皮は泣き叫ぶ、何も知らぬ無力な女の様に。
だが、その振る舞いをしながら肉皮はきっとあの声は再び
質問を投げかけてくると確信していた。
全ての死人がこの様なやり取りをしているとはとても思えない。
ならばあの声は自分を試し、何かをさせたいのだ。

その後、肉皮の予想通りあの声は再び同じ質問をしてきた。
そして、肉皮は三つの答えのどれもを拒絶した。
この声との問答を繰り返す為に。
魂となった自分を手玉に取り何かを成すであろう存在、
生前あらゆる人間を下に見てきていた肉皮にとって謎の声は初めての
恋焦がれる存在となったのだった。
最早、彼にとって現世の贅や他人を操る事の優越感は目的では無くなった。

──────それとも、闘争か。

「…あ、はいはいっ!それがいいです!私復活を勝ち取りたいです!」


自分を魅了するあの声がゲームオーバー以外の道を示したのならば、
そこで踊り続ける事でその声に近づけるかもしれない。
きっとこんな思いもその声に見透かされているのだろう。
そう思うと高鳴りが止まらない。

「ああ、これが全てを支配される喜びというものなのね。
うふ、うふふふふふふ」

MPおよびGKスタンス

キャラ 能力 SS ボーナス 増減 仕様
2 3 2 7 ゆとり


最終更新:2012年05月29日 21:45