ロダン(ろだん)


『現世への執着』

世界中の強い奴と戦い、パリに凱旋する。

キャラクター設定

年齢:22歳
身長:189cm
体重:78kg
趣味:ワイン収集、自転車
好きなもの:ワイン、カフェ
嫌いなもの:紅茶、英語
職業:ファッションデザイナー

ボクシング界出身のストリートファイター。ファイトには薔薇を咥えて登場する。
跳躍により一瞬で距離を詰めるステッピングと、
格上相手にも後退せず勇敢に立ち向かっていくファイトスタイルから
「カンガルー人」の異名を持つ。

ファッションと食事にうるさいパリジャンで、相手の戦い方をワインに喩える。
普段はファッションデザイナーの仕事をしている。
休日はカフェで読書をすることが多い。

イギリス人ファイターとは仲が悪い(「趣味が合わない」とのこと)。

AD2015年に開催された世界格闘大会に参加しトップランカーとして戦い続けていたが、大会終了直前、覚醒した古代ローマカラテの前に命を落とした。
なお、AD3000年代よりも前に出現した数少ない魔人英雄(ヒーロー)の一人でもある。

【ボクシングLv5】
世界格闘大会が終わる直前まで戦い抜いたロダンの格闘スタイル。ボクシンググローブは使用しない。
自身の高い攻撃力と体力に任せた攻撃重視の格闘スタイルではあるが、防御を織り交ぜるテクニックも併せ持っている。
必殺ブローは一瞬で相手の懐に潜り込み、精神エネルギーを込めた強烈なコークスクリューブローを叩きこむ『地獄の門』(使用した分の精神エネルギーは相手に注入される)。
以下は技表。


弱攻撃:右ストレート
強攻撃:ワンツーパンチ
投げ(防御不可攻撃):右アッパーカット
神速攻撃:左ジャブ
防御:クロスアームブロック
回避:スウェーバック
挑発:相手の闘い方をワインに喩える
気合(精神力回復):クリンチ
ボディプレス(HP依存ダメージ):右オーバーハンドブロー
気弾(回避不可攻撃):左フック
発勁(防御不可固定ダメージ攻撃):右ボディブロー
必殺技:必殺ブロー『地獄の門』


【オシャレな服Lv.2】
ロダン自身がデザインしたプレタポルテ。
薔薇の様に紅いネクタイが特徴。

【食通Lv.2】
フランス料理をはじめとして、様々なグルメ知識に精通している。
中でもワインに関する造詣が深い。


攻撃:18、防御:6、体力:13、精神:3、反応:4、FS(熟成):10

成功要素
「身体スキル」:【長身Lv.1】【猪突猛進Lv-2】
「知的スキル」:【食通Lv.2】【ファッションセンスLv.3】
「固有スキル」:【[魔]アペリティフ】【ボクシングLv.5】
「オプション」:【薔薇の花Lv.1】【オシャレな服Lv.2】

特殊能力『アペリティフ』

食前酒(アペリティフ)と称して戦闘開始前に相手のアバラを叩き折る能力。
ラテン語のaperire(開く)を語源とする能力名からも分かるように
相手の才能を開花させる効果があり、アバラを折られた相手はリミッターが外れ格闘家として熟成する。
魔人英雄としての優れた観察眼により、相手のファイトスタイルと最もマリアージュする(24本あるアバラの中から)骨折部位を選ぶことが可能となっている。

相手にダメージを与える類の能力ではないものの、
「相手を格闘家として開花させる代わりにアバラを確実に叩き折る」という論理能力としての側面を持つためか、
特殊能力発動率は32%と魔人能力の中では低い部類に入る。

基本的には元ネタリスペクトの意味でもアバラを折って欲しいが、最終的にはSS執筆者の判断次第で他の骨折部位も可能。

プロローグSS

「ふっ、主催者とやらも粋なことをしてくれるじゃあないか」
深い闇の中、周りに何もない空間。地面に立つ感覚すらない状況でロダンは別段慌てた様子もなくつぶやいた。
彼が「粋なこと」と言った理由は身に着けている服にある。
世界格闘大会の間に何着もボロボロにした服……その中でも特に気に入っているデザインのプレタポルテの新品をいつの間にか、目覚めた時にはロダンは着ていた。
戦闘が始まれば「カンガルー人」の異名通り、服どころか自分の怪我すらも省みずに魔獣のごとくひたすら攻め続けることで知られるロダンではあるが、それでも普段はオシャレと食事にはうるさいパリジャンなのだ。

「足も陰茎もある……どうやら、試合とやらには万全の状態で臨めそうだ」
死んだ時には無かったはずの右足や陰茎は何事もなかったかのように復活しており、
網膜剥離の影も消えている。先ほどの『進行役』とやらの声は耳で聞いていたのか定かでは無かったが、恐らく聴覚も戻っているのだろう。
……世界格闘大会の最終日、古代ローマカラテに敗れ、命を落とした。
古代ローマカラテがいかなる格闘技であったのか、どのように自分が敗れたのか……そのことは何故か頭にモヤがかかったかのように思い出せないが、少なくとも「古代ローマカラテに負け命を落とした」という事実は覚えている。
死んだはずの自分が他のファイターの様に転校生にならず、死後の世界に辿り着いたのはその古代ローマカラテのせいなのか?それとも転校生化した他のファイター達も魂だけは私の様に『ここ』に来ていたのか?
「……いや、考える必要などないな。」
ここまで思考を巡らせたところで、ロダンは再び独り呟いた。
そう、何にせよ、自分が死に、これから生き返りを賭けた殺し合いの幕が開くのだ。
考えたところで、自分には闘う以外の選択肢はないし、そうでない選択肢を選ぶつもりも毛頭ない。
「なぜなら私は『考える人』などではなく、前に進むしか能のない『カンガルー人』だからな……!」
闇の中で薔薇の様に紅いネクタイを振り乱しながらシャドーボクシングを続け、どの位の時間が経っただろうか。
気付けば周囲に他の参加者達の闘気を感じる。どうやらいつの間にか控え室らしき空間に到着していたらしい。
弱々しい魂も混じってはいるが、中には世界格闘大会のファイターに匹敵する闘気を放つ者もいるようだ。
「さあ、まだ名も知らぬ魔人たちよ!私と美しい戦いを繰り広げようではないか!」

MPおよびGKスタンス

キャラ 能力 SS ボーナス 増減 仕様
2 1 2 5 ドM


最終更新:2012年05月29日 22:20