天地信吾(あまちしんご)


『現世への執着』

謎の声をぶっ殺す

キャラクター設定

魔人の領域を超えた身体能力のみを武器に闘う凄腕の賞金稼ぎ。日本人だが、主にヨーロッパなどで活動していた。
賞金首だけでなく、賞金首が所属する組織も同時に壊滅させる手口が災いし、
あまりにも目立ちすぎたため最後は住んでいる街ごと弾道ミサイル十数発を打ち込まれ死亡した。
魔人能力は単純な身体能力強化。だが、元々のスペックが高いためその域は完全に魔人の域を超えている。
具体的に言えばロケット砲の直撃にも無傷で耐え、対魔人用隔壁を片腕で吹き飛ばすほど。

自己中心的かつ短気な性格をしており、偉そうにしている奴が何より嫌い。
賞金首を組織ごと壊滅させるのも、偉そうな奴らをぶち殺したいから。
恐らくもう少し前に生まれていたら王侯貴族や武士たちを相手に戦っていただろう。
今回の戦いに参加したのも、謎の声をぶち殺したいからである。

特殊能力『アクセル』

常時発動型。自分の持つ攻撃力、防御力、速力等を強化する。

プロローグSS

「ククク・・・ハハ、ハハハ!ハァーッハッハッハッハッハッハ!!」
暗闇以外何も無い、無限に続く闇の中。一人の男の笑い声だけがその中に響く。
いや、響くというのは適切ではない。
その男の笑い声はどこにも反射することなく、その闇に吸い込まれていく。
「ハッハハハハ・・・しかし驚いたな!俺を殺すためだけにあんなもん用意するなんて
あいつ等も意外とやるんだねえ!最期にいいもの見させてもらったぜ・・・ククククク!」
そんな状況にもかかわらず、男は一人でしゃべり続ける。
自分が死んだと分かっているはずなのに、その声は実に楽しそうだ。
「いやー、しかし死後の世界ってこんなんだったのか。てっきし地獄やら天国やらがあるもんだと・・・ん?」

──────実に楽しそうだな・・・天地信吾よ。

そんな男の頭の中に、突如として声が響く。
どこかで聞いたことがある様な、無いような。
誰でもあって、誰でもないような声が。
「誰!?まさか閻魔大王?それとも天国のほうの神様?」
天地の問いに答えず、声は続ける。

――――――見たところ、強い執着を持っているようには見えないのだが・・・まあいい。
――――――選ぶがいい。
──────極楽か地獄か、己の神が用意したと盲信するこの先の世界を。
──────人か畜生か、花か虫か。来世への輪廻転生の道を。
──────全ての穢れもしがらみも、その魂の全てが浄化された静寂と安寧の地を。

「うーん、そうねえ・・・まあどうせいくなら天国でしょ!わざわざ地獄に落ちようとか思うわけ無いだろ!」
――――――それがお前の答えか、ならば・・・
「おおっと!ちょっと待ちな!」
「いや!俺もそういう風に考えてたんだけどさぁ・・・」
「正直、お前がちょっとムカつくからさあ・・・せめてお前を殺してから行きたいんだよね。どうにかなんない?」
――――――フッ・・・愚かな。大人しく選んでおけばよかったものを。
「やっぱりダメか・・・ちょっとがっかりだぜ。」

そのやり取りを終えた瞬間、謎の声の気配は消え、また闇だけが残された。
「行っちゃったか。まあ仕方ねえ。」
「だが覚えてよクソヤロー。俺はお前みたいなタイプが一番嫌いなんだ・・・何億年かかってもぶっ殺してやるからなコノヤロー!」

MPおよびGKスタンス

キャラ 能力 SS ボーナス 増減 仕様
2 1 0 3 ゆとり


最終更新:2012年06月02日 21:26