採用理由について

PTを組む時にテキトーにポケモンを寄せ集めても勝率は低いでしょう。
PTを組むにあたってポケモンを選択しますが選択したポケモンには必ず「採用理由」というものがあります。
(採用理由が無いというならそれはテキトーに寄せ集めているのと同じです)
ポケモンの採用理由は大きく分けて2つあります。
1つはエース採用
もう1つは守備範囲からの採用です。

エース採用というのはそのポケモンの持っている決定力(相手を崩す力)を理由に採用する事を指します。
また守備範囲からの採用は、そのポケモンの持っている守備範囲を理由に採用する事を指します。
これだけだと分かりにくそうなので具体例を挙げて説明すると
「味方のポケモンがドサイドンを誘う→こちら側は味方が誘うドサイに繰り出せるスイクンを採用」
これは味方が誘うドサイドンに対抗する為にスイクンを採用しました。(=採用理由はドサイドン流し)
この時スイクンの採用は味方が誘うドサイドンに繰り出すための守備範囲的な意味での採用という形になります。

そしてこの「採用理由」というものを考えればポケモンの型はある程度決まりますね。
これはどういう事かというと
例えば守備範囲から採用されるポケはPTがそのポケの持っている守備範囲を必要としている時に採用されるんであって
当然ですがその守備範囲は確実に保たないといけないわけです。
なので必然的に技等の選択肢はある程度は限られてくるという事ですね。
例えばゲンガーならカビゴン等ノーマルを守備範囲に持ちそれを理由に採用されるのでそれらの遂行技となる気合い玉を外すのはあり得ないみたいな。

エースとしての採用でも同じことが言えます。
エースの場合決定力を買われているので
場に出てからの相手側の負担を最重視する必要があります。
なのでエースは決定力を求めていく構成でなくてはならないのです。

このように普通は採用理由が分かっていれば基本型から遠くかけ離れた奇形な型が出来ることはありません。
逆に採用理由というものを分かっていなければそのポケモン選択する明確な理由が分かっていないという事ですので
無意味な想定をしてそれに対応しようとしたり、あり得ない技選択や努力値配分をしたりするハメになります。

もう分かって頂けたとおもいますが「採用理由を理解する」ということはポケモンというゲームにおいて非常に重要な考え方になります。
この部分をしっかり理解すればだいぶパーティー構築も変わってくるのではないでしょうか。



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最終更新:2011年12月17日 11:42