島根県 仁摩町@キャリア教育

職場体験学習に一石

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匿名ユーザー

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昨日の地区懇談会で
職場体験学習でいまのような送り出し方でよいのか

親として、考えさせられた。

子どもが、職場体験学習に出るときに、あまりに安易に出て行きすぎる。
もっと職場体験学習に出るときに
「なぜはたらくのか。」という指導から始まって、何を学んでくるのかしっかりと伝えてほしい。

もっといえば、職場にしっかりと学校のねらいを伝えて
学校がそれぞれの職場にカリキュラムを示してあげるべきだ。
という声が上がった。

さらに、事業所の方からも
子供を預かっているのにこれで良いのか心配ですという声も上がった。

改めて、職場体験学習に意義を確認し、この声を謙虚にとらえようと思う。

職場体験学習のねらいは
   実際に仕事をしている人と接し体験する。
   子どもが自己の新たな可能性を見い出す。
   職業人(大人)との触れ合いや交流。
   学校での学習が社会でなぜ大切なのか知る。
   職業で実際に用いられている知識、技術・技能を学ぶ。
   教員は、産業界職場の実情、地域現状の認識を深める。
   親子の子どもとの会話を促進する。
そして
 地域が一体となって生徒を育てていこうとする気運が高まる。

これが目的です。
 小学生、中学生、高校生のそれぞれの発達に応じた体験が期待されています。
 生徒と教員、生徒と保護者、保護者と教員、教員と職場 等
 頃をうまく伝えるコミュニケーションが必要だなあと感じました。

期待される感想
 小学校職場見学
  
いっぱいおもしろいのをみて楽しかった。
いつも私たちをまもってくれてありがとう。
大きくなったら、私も看護師さんになりたいな。
お店で働いている人は、みているよりずっとたいへんだな。
いろいろな仕事を見て、夢がまた増えました。
うちのお父さん、お母さんの仕事もたいへんだなと思った。

 中学校職場体験
 
仕事の厳しさや楽しさを知り、働くことの大切さを感じた。
親やまわりの大人たちがとてもがんばって働いていることに感心しました。
コミュニケーションの大切さを知りました。
学校での勉強が大事だということがよくわかりました。

 高校インターンシップ
将来なりたいと思っていた仕事だが、自分に向いてないと実感した。
学び続けることの大切さを知り、これからの進路決定に役に立ちました。
企業努力の大切さと現実の厳しさを実感した。
部下に指示をだす場面をみて、部署の人間関係の大切さを感じた。

以下文部科学省のねらいの全文

1  勤労観、職業観の育成の場

 実際に仕事をしている人と接し、自分自身も体験することで、働くことの意義や目的の理解、進んで働こうとする意欲や態度などを育むこ とができる。職業の意義についての基本的な理解・認識、自己を価値あるものとする自覚、夢や希望を実現しようとする意欲的な態度など、望ましい勤労観、職 業観を育むまたとない機会である。

2  新たな自分を発見する場

 生徒が自己の個性や適性を把握し自己理解を深めていく上で、様々な体験・経験を積み重ねることは、極めて重要である。自分が役立つ存 在であることを知ることができたり、自己の新たな可能性を見い出したりする場合も少なくない。また、それぞれの職業の実像は、実際に仕事を経験し、働くこ との厳しさや喜びなどを身をもって体験することを通して、生徒自らが体得していくものである。

3  コミュニケーション能力、社会的スキルを身に付け、人間関係の大切さを体得する場

 職場体験は、そこで働いている多くの職業人との触れ合いや交流を通して、異世代とのコミュニケーション能力を高めるとともに、社会人 としての基本的マナーや言葉遣いなどを身に付けることができる場でもある。核家族化や都市化が進む中で、異世代との交流が減少し、あいさつができない、言 葉づかいを知らない、コミュニケーションがうまく図れないといった若者が増えているという指摘もあり、これが高い離職率の一因となっている場合も考えられ る。コミュニケーション能力や社会的スキルを身に付ける上でも、職場体験の果たす役割は大きい。

4  学校と社会をつなぐ場

 生徒は、職場体験を通して、学校での学習が社会でなぜ大切なのか、どのように役立つのか、実際に仕事をしていく上でどのように用いら れるのかを知ることができる。それは同時に、現在の学習と将来の職業生活との関係を理解し、目的を持って学習に取り組む上での重要な契機ともなる。「働く こと」から疎遠になりがちな今日の子どもたちにとって職場体験は、こうした現状を打開し、体験を通して学ぶことや働くこと、生きることの尊さを実感をもっ て理解していくという大きな役割がある。

5  職業生活や社会生活に必要な知識、技術・技能を学ぶ場

 生徒が職業で実際に用いられている知識、技術・技能を学ぶ貴重な機会である。
また、実際に働いている人たちの生活ぶりを見聞きする絶好の機会でもある。

6  教員の新たな資質・能力の形成の場

 教員にとっては、産業界の動きや職場の実情、地域の現状についての認識を深めることができる。そのことから、生徒への適切な助言や生 きた情報の提供等が行われるようになり、また、教員のコーディネート能力、カリキュラム開発能力等の向上、さらに、意識改革につながることが大いに期待で きる。さらには、これまでには見られなかった生徒の姿やその変化を見たりすることによって、教員の生徒理解が一層深まるのである。

7  親子の会話を促進する場

 保護者にとっても子どもたちの働く姿は、その新たな側面を発見することになる。
 また、働くということを通して、子どもとの会話を促進する機会にもなり、子どもは保護者との会話を通して、働くことの尊さや感謝の気持ちを持つことになろう。

8  事業所、地域の理解と活性化を図る場

 職場体験は、地域の産業やそこに働く人々の素晴らしさや大切さを発見する場合も多く、そのことが地元に対する愛着や誇りを持つことに つながる。また、自分自身に対する自信や可能性の発見と相まって、自己の拠って立つところ=アイデンティティを形成していく上での大きな契機となってい く。
さらに、地域が一体となって生徒を育てていこうとする気運が高まること、事業所も地域に貢献することができるなど、職場体験には広範な教育効果を期待することができる。

http://211.120.54.153/a_menu/shotou/career/05010502/026/001/001.htm
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