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豆ダイエットで25キロやせ!? 健康雑誌の驚くべき実態 (J-CAST)」(2007/02/07 (水) 07:37:55) の最新版変更点

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#weblog() 「健康雑誌」として多くの雑誌が書店で販売されているが、 なかには科学的に考えれば首を捻りたくなる情報が満載と いうのが実情だ。「豆ダイエット」、「たまねぎダイエッ ト」、「アワビ粉末で緑内障改善」「ゴマで股関節痛解消」 などなど、どこかのテレビ番組であったような、なかったよ うな情報で満載のこれらの「健康雑誌」。ほんとに大丈夫 なんだろうか? タレントが豆を食べると「痩せた」とする体験談 1号あたりの発行部数15万9,000以上(03~04年の平均) を誇る健康雑誌『壮快』(マイヘルス社・マキノ出版)。 例えば、同誌07年3月号の場合、「豆ダイエット」の特集 がある。それには、有名タレントが豆を食べることで「痩 せた」とする体験談が紹介されている。 まずは料理研究家・タレントの園山真希絵さん。 「豆ダイエットで25キロやせLLサイズからモデル体型に 変身しアトピーも完治」と題し、一日9,000キロカロリー も摂取しながら、身長160センチ・体重40キロの体型を維 持しているといい、それは豆を食べるようになってからだ という。 タレント・ナレーターの魚住りえさんの場合、納豆、 豆腐、おからなどの豆製品を食べるようになってから 「いつの間にか」4キロ痩せた、などなど、いくつもの 「豆ダイエット」の「奇跡体験」が綴られている。 「健康扱うテレビ番組 すべて疑惑あり」で報じたと おり、研究者からは、「食事で長期的にダイエット効果 があるなんてことはありえないです」(共立女子大学・ 井上修二教授)「食べ物で痩せるというのは、むしろ毒 があると思った方がいいです」(群馬大学・高橋久仁子 教授)との指摘がされていたが、「豆ダイエット」の場 合はどうなのか。 J-CASTニュースが、『壮快』編集部に問い合わせたとこ ろ、室橋一彦編集長の署名で次のような回答が書面で寄せ られた。 「この特集のねらいは『豆を食べるだけでやせる』と いうことではございません。『体にいい豆類を日常の食生 活に上手に利用してダイエットに役立てよう』というのが 主旨の特集でございます。実際、記事の中では、豆類以外 の食生活について触れておりますし、運動についても紹介 しております。栄養学者の解説も紹介しております」 ちなみに、特集記事のタイトルを挙げると「豆ダイエ ットでスーッと4キロやせお尻や太ももが細くなりジーン ズがブカブカ」「冷凍枝豆を食膳に食べたら10キロ近く やせブヨブヨお腹が引き締まり腹筋が出現」「酢ピーナ ッツとゆでアズキで16キロやせ~」「黒豆ご飯で知らぬ 間に9キロやせ~」という具合だが、驚いたことに、どう やら「豆だけでやせる」特集ではないらしい。 「科学的な証拠があるのかいうと難しいところがある」 『壮快』07年3月号はほかに、「〈タマネギ〉で白内 障 糖尿病が大改善!ひざ痛耳鳴りも消えたと超人気」 「〈アワビの粉末〉で緑内障白内障、飛蚊症 網膜症が 大改善視力も視界も視野も大復活」など様々な特集が掲 載されている。株も売上も「吉方位」に置いたら急上昇 するとかいう「財運ボックス」の特集はまあ別としても、 そもそも医療的立場や科学的見地にもとづいた「健康雑誌」 なのだろうか。室橋一彦編集長は、 「弊誌『壮快』に掲載している多くの記事は、医療 の専門家、研究者、著名人、読者等の署名記事でござい ます。医療的見地・科学的見地を基本としておりますが、 専門情報等を日常生活に役立てるかけはしとして、読者ら 一般生活人の体験記も掲載しております。その場合も体験 記に対する専門家のコメントを掲載しております」 としている。 一方、『はつらつ元気』(芸文社)07 年3月号では、 「ゲルマニウム温浴で肌ツルツル」「『ゴマのツボ貼り』 療法」などが特集されている。ちなみに、ゲルマニウムは 大阪大学の菊池誠教授に「健康にいいという科学的な根拠 は無い」とされていたものだ。では、同誌では科学的な見 地から編集されているのか。『はつらつ元気』の鈴木秀雄 編集長からは意外な答えが返ってきた。 「載っている記事がすべて科学的なエビデンス (証拠)があるのかどうか、というと難しいところが ありますよね。うちの場合、体験談にもとづいてそれ を拾い上げて、実践術を紹介するというかたちになっ ています。健康や生命の営みを科学ですべて実証でき るのかと言うと難しいですよね。例えば『気』とか。 科学的にどうかというのは、あまりに『西洋医学的』 な考え方で、(『はつらつ元気』では)民間療法とか 体験データを統合して紹介しています」 つまり、「健康」には科学だけでは解き明かせない 「深~い」領域があり、ほかの人の体験を信じてみよう ――こういうことのようだ。 まぁ、要するに体験談の発表の場、って思えば いいわけでしょ? そうすれば、振り回される必要もないし。 ふ~ん。良かったね。こういう人もいるのね、ぐらいにね。 信じすぎだよね・・・

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