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 いじめにあった生徒が自殺する事件が相次ぎ、文部科学省にも
「自殺予告」がたくさん送られている。ただ、「いじめ自殺」に
ついての報道は、学校や教育委員会の責任を追及するものだけだ。
そうした中で、タレントの武田鉄矢や石原慎太郎都知事から、自殺
する方や保護者にも責任を求める発言も飛び出し、議論も白熱してきた。

  タレントの武田鉄矢さんは2006年11月9日の記者会見でいじめ問題
についてコメントし、

   「いじめる奴を説教しても変わらない。問題はいじめられる奴で、
大事なのはいじめられる奴を鍛えること」(スポーツニッポン、産経スポーツ)

  と述べたという。
「金八先生の発言、その通りだと思いました」

  2ちゃんねるでは、いじめについての議論が盛り上がっていて、
この発言に多くのカキコミが寄せられた。

   「環境が変わることを祈ってるようじゃ駄目ってことよこれは
いじめに限った話ではない」「『いじめ』は無くならないのじゃなく、
事勿れ主義の教師・子供に向き合わない親・いじめを軽視する行政等
が無くす努力をしないだけ」「自殺とかする前に命かけてやり合って
みればいいよ手を挙げない正義にこだわって死ぬなんてもったいない」「一理あるにしても、自分の子供が死んでも『弱いのが問題だった』
で済ませられるのかね?武田鉄也は。少しもいじめっ子を憎まない?
遺族の気持ちになってない発言だよ」

  Q&AサイトのOKWaveでも、いじめについての議論は盛り上がって
いる。同サイトに06年11月10日に掲載された質問対して、こんな回答
もなされている。

   「金八先生のいじめについての発言、私も見ていました。(中略)
全くその通りだと思いました。人を集団でいじめるしか脳のない
“無個性な人間”なんかに負けないでほしいと思います。学生の頃は
学校が全てだけど、大人になった今痛感するのは、学校なんてほんと
に小さな世界で、やめてしまったっていいんです。生きる道なんてい
くらでもあります」

「ファイティングスピリットがほしい」と知事

  石原東京都知事も、11月10日の記者会見で「自殺予告」について触れ、

   「自殺なんか、予告して死ぬなって、そんなものは。大体甘ったれと
いうかね、(中略)弱いものだから、いじめる。もって弱いから死んじま
うということでしょうけどね。まず、やっぱり親がとにかく関与すべき
じゃないでしょうかね。それで、親にも告白できない家庭というのはとて
も気の毒だと思うけど、私なんかはいじめられてるというから、子供にけ
んかの仕方を教えましたよ。」「こらえ性がないだけなしに、そういう
ファイティングスピリットがなければ一生どこへ行ってもいじめられるん
じゃないの」

  などと述べた。

  ネット上でいじめ問題が議論されるなかで、この2人の発言に対する
批判も当然のことながら散見される。しかし、東京都は、都知事の発言
に対しては、「何件か意見をいただいた」という程度。武田さんの事務
所では批判や抗議は「何もない」という。


うん。武田鉄也さんの会見私もテレビで見た。
遺族からしたら本当反感は買うと思うけど、でも、
一理ある発言だとも思った・・・
最終更新:2006年11月14日 21:51