小説:ガーディアンⅡ ♯3

    
~あらすじ~
瑩はゲーセンで真悟と戦うことに!

  「それで真悟、対戦内容は?」
  「エアホッケーはどうだ?」
  「うーん、まぁ悪くはない」
  「よっしゃぁ! いくぞ!」
  「だが断る」

そして数秒の沈黙が続いた。
  「真悟、今のはノリで言ったんだ。気にしないでくれ」
  「そうか。地味に傷付いたぞ」
  「ははは」
  「あはーは」
何このシュールな会話。

  オレと真悟は互いにエアホッケーのゴール位置につく。
  ゲーム代はストーカーに渡されていたらしく、オレは無償でホッケーできるのでちょっと嬉しい。つーかサイフ持って来てないから無償じゃないと困っていた。
  「ハンデだ、瑩」
そう言って真悟はオレにタマを渡してくる。タマとはホッケーで飛ばしあうアレのことだ。正式名称なんか知らん。
  「後悔するなよ、真悟」
  「へっ、せいぜい今のうちにほざいてな!」
  真悟が台に100円を投入する。いよいよゲームスタートだ。
  「悪いが真悟、先手を打たせてもらうぜ!」
オレはタマを思い切り撃つため、魂を込める。
  「タイガーキャノン!」
風を斬りタマを弾く。加速するタマが、真悟のゴールへ迫る。虎は関係ない。
  「甘いわ瑩! ブラスターカノン!」
  カァン! と軽快な音が鳴り、弾き返されるタマ。さらにスピードを増し、オレのゴールへ迫ってくる。
  「ならば! セイントファイヤーボレイ!」
タマはさらに速度を上げ、そして
  「なにぃ!?」
  タマは真悟の振り切られた腕をえぐるようにゴールへと吸い込まれていった。
  「まずは1点先取、かな」
  「フフ、瑩よ、いいところを突いてきたな」
  真悟の弱点は、その大きなモーションにあるようだ。この調子で行くぜ!
――――カン! ガシャン!
  え?
  「何ボーっとしてやがる瑩!」
ハッと気付くと、オレのゴールにタマが入っていた。いつのまに。
  「フン! やってくれるねぇ、真悟!」
オレが真悟を分析している隙を狙って撃ったのか。こいつ、恐るべし!
  「これで1-1だ、瑩。手加減はしねーぜ?」
  「上等だぜ」
得意気に言う真悟。たしかに今のは見事だった。

――――再び風が舞う。
  闘志という名の風が。
  オレたちを取り巻くように。
  「勝負はこれからだ!」


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