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318 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/08(水) 19:49:05.22 ID:NUd6wEYqo
聖杯戦争解体事件
十にも満たない
そんな小規模の組織の集合体に、魔術協会が敗北した
そんな事件を貴方は知っているだろうか?
きっと、その事件が永遠に続く聖杯戦争の原因なのだろう
319 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/08(水) 19:50:15.44 ID:NUd6wEYqo
いつだって、貴方の前を歩く偉大な背中
それを追い続け、貴方は歩いてきた
ソレを追い越す日は―――
&font(15pt){【ウェイバー編、開始】}
320 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/08(水) 19:52:54.03 ID:NUd6wEYqo
始まりは、何だったのだろうか?
師とも呼べる存在から、触媒を盗み出した時?
あの戦いに、身を置こうと思った時か
それとも、あの夜
彼に出会ったあの運命の夜が、始まりだったのだろうか?
長い年月が過ぎ、また同じだけの月日が流れた
それでも、瞼を閉じればあの日の近いが貴方を照らす
大聖杯の解体
永遠の決別は、貴方に何をもたらすのか……
321 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/08(水) 19:54:09.94 ID:NUd6wEYqo
冬木、円蔵山
そこに広がる大空洞が最後の戦場であった
■ン「…やっと、たどり着いたわね」
貴方が後見人をしている少女…とも呼べないだろう
女性がそう呟いた
それもそうだろう、此処に辿り着くまでの障害は大きかった
1つの対象のため封印指定の執行者が同時に数人も動くなど、異常
こちらに『彼女』が居なければどうなっていたか
セ■バー「皆が時間を稼いでくれています、急ぎましょう」
そこに居る4人は、大きく頷いた
大聖杯さえ、解体してしまえばこちらの勝利だった
322 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/08(水) 19:58:28.58 ID:NUd6wEYqo
貴方を囲むように、陣形が組まれる
先陣を切るのはセイ■ーと呼ばれた■ーヴァ■ト
それに続くリ■に、貴方の背後を固める彼女の弟子
真っ直ぐ大空洞を進んでいく
警戒を怠らない
聖杯は既に、聖杯戦争を開始できる程の魔力を蓄えているのだから
ロー■「………ッ!」
貴方は、中心に立っていたにもかかわらず
周囲に人間を見失った
ロ■ド「なるほど、罠か」
ふと、懐かしい笑い声と叫び声が聞こえた気がした
ライ■ー「行くぞ、坊主」
■イダー「人を待たせておるのでな!」
■ード「……なんで、お前が」
そこに居たのは、昔の■■とそのサ■ヴァン■
―――最後の敵が、自分とは
323 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/08(水) 20:04:08.59 ID:NUd6wEYqo
貴方は、身を強張らせた
貴方自身には戦うすべはない
彼に、勝てるはずもない
ラ■ダー「そう身構えるな、何も聖杯戦争をやろうと言ってるわけではない」
ライ■■「なに、お前も知っているだろう」
■イダー「『聖杯問答』、聖杯を欲するならば余を退けてみせよ」
ドン、と大げさに男は座り込んだ
少年「おい、お前!何やってんだよ!」
少年「何が、『聖杯問答』―――ァダッ!」
少年はラ■ダーの裏拳によって、後方へと吹き飛ばされた
325 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/08(水) 20:05:11.89 ID:NUd6wEYqo
貴方は、彼を退けなければならない
『聖杯』を欲する理由、だと
貴方は
1.そんなモノはない
2.聖杯など求めていない
3.自由発言
↓5
330 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/08(水) 20:05:58.55 ID:ssMJNIvZo
&font(13pt){時計塔の奴らを見返す為、とでも言えば満足か?}
337 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/08(水) 20:09:32.65 ID:NUd6wEYqo
ロー■「時計塔の奴らを見返す為、とでも言えば満足か?」
貴方は、赤いコートを翻し、地面に同じく座り込む
そして、葉巻を咥え、それに火をつける
ラ■ダー「小さい、小さいわ!」
■イダー「変わったのはその見てくれだけ、とそういう訳でもあるまい?」
ライ■ー「語ってみせよ、余に」
貴方は
1.そんなモノはない
2.聖杯など求めていない
3.自由発言
↓5
342 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)} [sage]:2012/02/08(水) 20:10:20.24 ID:5SUOA2fro
&font(13pt){貴方においつくためにここまできた}
349 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/08(水) 20:14:59.21 ID:NUd6wEYqo
■ード「貴方に追いつく為に此処まで来た」
そうだ、あの日、あの別れの時から
ライ■ー「それで、貴様はどうする」
■イダー「我が覇道に続き、我が覇道を求め」
ラ■■ー「我が覇道となる、ならば貴様に聖杯は必要ないだろう?」
確かに、その通りだ
ソレは聖杯を求める理由でも、彼を退けるために言葉でもない
彼の求めている言葉ではない
貴方は、此処に何をしに来たのだ?
1.そんなモノはない
2.聖杯など求めていない
3.自由発言
↓5
354 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)} [sage]:2012/02/08(水) 20:15:59.67 ID:b9tDcKRto
&font(13pt){だが追い求めるだけではいつまでたっても進めない}
&font(13pt){貴方を追い越すために私は聖杯を解体する}
362 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/08(水) 20:24:49.13 ID:NUd6wEYqo
ロード「だが追い求めるだけではいつまでたっても進めない」
ロード「貴方を追い越すために私は聖杯を解体する」
貴方は、ライダーを睨みつけた
イスカンダル「……それは、つまり」
ロード「あまり、人間を舐めるなよ、英雄」
ロード「私は、願いぐらい自分で叶えてみせる」
ロード「征服王、お前を超えて、先に行く」
直後の書き込みにてコンマ判定
一の位にて感情判定 +9
363 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)} :2012/02/08(水) 20:25:09.8&font(13pt){4} ID:WMVOOkku0
補正wwwwww
370 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/08(水) 20:28:05.62 ID:NUd6wEYqo
イスカンダル「……行け、小僧……いや、ウェイバー」
その呟きがこぼれた瞬間
貴方は、征服王の横を通り過ぎ大聖杯へと向かう
少年「良かったのか、お前」
イスカンダル「ああ、満足だ」
イスカンダル「最後の最後で、いい思いをさせてもらった」
371 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/08(水) 20:31:13.53 ID:NUd6wEYqo
貴方は大空洞の奥まで、たどり着いた
そこにはもう、何もない
術式の欠片もなければ、魔力すらも
血塗れで、壁に倒れているのは彼女の弟子だろうか?
貴方は駆け寄ると、治癒魔術を彼にかける
大聖杯は消えている
我々の勝利、のはずだが
リンは何処だろうか?
&font(15pt){【ウェイバー編、終了】}