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「乙女たちの恋愛戦争」(2012/02/21 (火) 13:39:35) の最新版変更点
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255 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:02:07.30 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
1,&link_anchor(初代){初代の場合}
2,&link_anchor(四代目){四代の場合}
3,&link_anchor(五代目){五代の場合}
4,&link_anchor(六代目目){六代の場合}
5.&link_anchor(七代目){七代の場合}
6.&link_anchor(九代目){九代の場合}
7.&link_anchor(十代目){十代の場合}
8.&link_anchor(十二代目){十二代の場合}
9.&link_anchor(十三代目){十三代の場合}
↓6
261 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:03:20.47 ID:3CGO1T/7o
時間間違えた。
&font(13pt){8}
----
&anchor(十二代目)
267 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:08:35.34 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
12代目の場合
二月十三日
聖バレンタインを明日に控えたその日
貴女は頭を抱えていた
あの衛宮士郎を納得させるチョコレートなど、作れるだろうか?
彼の事だ、どんなモノを渡したとしても、喜んでくれるに違いはない
何度目になるのかわからない溜息が口から溢れる
彼女に、相談してみよう
自分一人で抱え込める問題ではない
貴女は、そう決意すると家を飛び出した
向かうのは、この地の管理者の家
270 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:16:45.83 ID:0XQ3r1Ixo
凛「……はぁ、御馳走様」
凛「知らないわよ、2人で勝手にやってなさい」
凛の呆れたような顔に貴女は少しだけ苛立ちを覚えた
何故、自分はこれほど悩んでいるのに
凛「私が手伝ってアイツが喜ぶわけないでしょうが」
早々に貴女は家から追い出されてしまう
はぁ、また溜息が口から溢れる
士郎「……どうしたんだ、こんな所で」
途方に暮れ、街を歩き回っていた貴女の前に現れたのは士郎
士郎「用もないのにこんな寒い中を歩きまわってたのか?」
士郎「ほら帰ろう、家で温かいお茶でも出すから」
差し伸べられる手
そして彼の『帰ろう』という言葉
貴女は、少しだけ顔を赤くするとその手を躊躇いがちに掴んだ
きっと、この時間より甘い菓子なんて存在しない
だったら、彼となら
どんなモノだって良い、そんなふうに思える冬だった
&font(15pt){【躊躇いがちな彼女の場合、終了】}
----
275 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)} [sage saga]:2012/02/17(金) 20:18:12.11 ID:0g6ibtzK0
爆発しろ、士郎
277 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:18:37.49 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
1,初代の場合
2,四代の場合
3,五代の場合
4,六代の場合
5.七代の場合
6.九代の場合
7.十代の場合
8.&font(#888888){十二代の場合} 終了
9.十三代の場合
↓6
283 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:19:31.43 ID:TCnFDzUDo
&font(13pt){3}
----
&anchor(五代目)
288 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:24:21.16 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
5代目の場合
お父さん、お母さん
貴方達を恨みます
何故、私に料理の才能を与えてくれなかったのか
衛宮家のキッチンは、今地獄と化していた
ライダー「……どうしましょうか」
イリヤ「どうしようか、これ」
貴女は、この惨劇を直視することは出来なかった
今日、士郎はバイトへ向かっているが
いつも通りならばもう1時間もすれば帰ってくる
……ああ、何故事前に用意をして置かなかったのか
どうすれば、どうすれば
291 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:31:30.02 ID:0XQ3r1Ixo
爆破処理…?
いや、駄目だ
被害が大きすぎる
魔術で掃除…?
いや、駄目だ
同じく被害が……
ライダー「桜や凛に頼る、というのはどうでしょう?」
駄目だ、彼女も【敵―ライバル―】なのだから
イリヤ「家に入れなきゃいいのよ、シロウを連れてお城へ行きましょう?」
却下、問題を後回しにしたって解決はしない
士郎「ただいま、って焦げ臭いぞ!」
タイムアップ、よりにもよって今日は帰りが早い
苦笑する士郎に貴女は呟く
料理が出来ない女の子は嫌いですか?
士郎は優しく微笑むと、貴女の頭を撫でた
目を細め、今だけはその感覚に身をゆだねるとこにした
&font(15pt){【迷いがちな彼女の場合、終了】}
----
292 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:31:52.17 ID:2ud3w/GUo
士郎爆発しろ
293 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:32:32.52 ID:3CGO1T/7o
はいはい爆発爆発
295 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:32:49.29 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
1,初代の場合
2,四代の場合
3,&font(#888888){五代の場合} 終了
4,六代の場合
5.七代の場合
6.九代の場合
7.十代の場合
8.&font(#888888){十二代の場合} 終了
9.十三代の場合
↓6
302 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)} [sage saga]:2012/02/17(金) 20:33:08.96 ID:0g6ibtzK0
&font(13pt){6}
----
&anchor(九代目)
307 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:38:52.50 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
9代目の場合
使われなくなって久しい間桐のキッチン
だが最低限のものは揃っていた
日頃の感謝を彼に
その為に、貴女は必要な材料を机に上に揃えてみた
材料は、充分
作り方だが……
貴女は、料理本のページをめくる
お菓子の特集のページをじっくり、眺めていた
集中しすぎていたのだろう、彼が接近しているのに、全く気づく事は出来なかった
アーチャー「……マスターの偏食には困ったものだな」
315 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:46:25.29 ID:0XQ3r1Ixo
いつの間にか、甘い匂いが貴女の鼻に届いてきた
アーチャー「…気付いたか」
アーチャー「甘いモノ好きは結構だが、少し健康にも気を使うべきだろう」
いつの間にか、用意していた材料はアーチャーの手によって美味しそうな菓子へと姿を変えていた
外を見れば日が傾いている
日がな一日、料理本と睨めっこをして過ごしてしまったのか?
アーチャー「チョコブラウニーだ、食べてみると良い」
色々と言いたいことはあったが、諦めてソレを自分の口へと運んだ
控えめな甘さ、中のこれは…?
アーチャー「普通ならばドライフルーツを使用するのだが、ドライベジタブルを代用してみた」
アーチャー「栄養の問題は多少改善されただろう」
悪戯が成功した少年の様に笑う『アーチャー』
悔しくなった貴女は、皿の上の一切れをフォークで突き刺すと『アーチャー』へと向けた
………あーん
さあ、彼との根競べだ
&font(15pt){【諦めがちな彼女の場合、終了】}
----
317 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:47:41.66 ID:3CGO1T/7o
末長く爆発
318 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)} [sage saga]:2012/02/17(金) 20:48:07.41 ID:0g6ibtzK0
とにかく爆発
319 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)} [sage]:2012/02/17(金) 20:48:55.47 ID:Ev3UAQOAO
アーチャー爆発しろ
321 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:49:11.40 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
1,初代の場合
2,四代の場合
3,&font(#888888){五代の場合} 終了
4,六代の場合
5.七代の場合
6.&font(#888888){九代の場合} 終了
7.十代の場合
8.&font(#888888){十二代の場合} 終了
9.十三代の場合
↓6
327 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)} [sage]:2012/02/17(金) 20:49:39.81 ID:hEVQ9K9Eo
&font(13pt){2}
----
&anchor(四代目)
334 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:54:04.35 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
4代目の場合
部屋で寛ぐ貴方の元に『キャスター』はゆっくと擦り寄ってきた
キャスター「旦那様、今日は何の日かご存知ですか?」
貴女は頷いてみせる
二月十四日、バレンタイン
キャスター「だからこんなモノを用意してみました」
『キャスター』が手にしているのは市販のチョコレート
小さなボール状のモノが沢山詰まった箱だ
貴方は少しだけ肩を落とした
贅沢かもしれないが、手作りというやつを期待していたのだが……
337 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:57:50.54 ID:0XQ3r1Ixo
そんな貴方とは対照的に
照れた様子の『キャスター』は躊躇いがちに箱を開封した
キャスター「旦那様、お一ついかがですか?」
貴方は、頷く
どんなモノだろうと、彼女が用意してくれたものだ
喜んで貰うことにした
キャスター「では、失礼して」
……?
何故だろう、『キャスター』は箱の中のチョコを自分の口に放り込む
キャスター「…………ん」
甘い
これはチョコの甘さなのか、それとも
キャスター「……その、旦那様、もう一つ、如何ですか?」
&font(15pt){【良妻狐な彼女の場合、終了】}
----
339 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)} [sage]:2012/02/17(金) 20:58:40.59 ID:hEVQ9K9Eo
なんというバカップル
340 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:58:42.10 ID:3TWT21oDO
ガハァッ!(吐血)
342 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:58:51.29 ID:Ec7Ic3Xb0
安定の4代目である
344 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 21:00:23.16 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
1,初代の場合
2,&font(#888888){四代の場合} 終了
3,&font(#888888){五代の場合} 終了
4,六代の場合
5.七代の場合
6.&font(#888888){九代の場合} 終了
7.十代の場合
8.&font(#888888){十二代の場合} 終了
9.十三代の場合
↓6
ちょっと心壊れそう
一回休憩
350 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県)} [sage]:2012/02/17(金) 21:01:07.43 ID:YIFpZbXA0
&font(13pt){4 }
502 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 18:09:05.16 ID:DEAMM3lMo
時間が押しておるので、もうバレンタインは安価取らずに淡々と貼っていきますね
----
&anchor(六代目)
516 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 19:31:37.85 ID:DEAMM3lMo
乙女たちの恋愛戦争
六代目の場合
正月番組に見飽きた、そんな頃
衛宮家のキッチンでは貴女と士郎が料理を作るのが日常となっていた
士郎「…今日はお菓子作り、か」
士郎「洋菓子だったら桜のほうが詳しいんだけど」
貴女は首を振る
何故、この男は此処まで鈍いのだろうか
『一ヶ月後に控えたイベント』の為でもあるが
二人で料理をする、と言うのが今では貴女の楽しみの一つになっているというのに
士郎「じゃ、今日は簡単な物で……」
士郎は冷蔵庫の中身と睨めっこをしながら貴女に呟く
そう来ると思っていた
事前にチョコレートを潜ませておいたのだ
士郎「……あれ?チョコレートがこんなに」
士郎「藤ねぇがまた衝動買いでもしたか?」
519 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 19:36:43.63 ID:DEAMM3lMo
湯煎したチョコレートをゆっくりと混ぜる
一ヶ月後を想像すると自然と頬が緩むのを感じた
士郎「…次は、っと、どうしたメディア?」
彼が貴女の名前を呼ぶ
びくり、と体を強張らせながらも貴女は余裕を持って返答を返す
士郎「そんなに甘いモノを食べたかったのか?」
意地悪な笑顔を浮かべる彼
やはり、鈍い
メディア「違うわよ!来月は二月なのよ、チョコと言ったら――」
ソコまで口にして、貴女は固まった
士郎「……言ったら?」
それでも、この男は……
貴女は、小さな溜息を漏らし、心に闘志の炎を灯すのだった
&font(15pt){【疑いがちな彼女の場合、終了】}
----
520 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県)} [sage]:2012/02/19(日) 19:36:48.04 ID:+5xAr1QE0
士郎はそろそろ本気で爆発すべき
523 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 19:42:04.47 ID:WpFmhuyF0
壁殴り代行きてくれー
525 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)} [sage]:2012/02/19(日) 19:43:15.91 ID:7YLLyFk8o
七代目「呼びましたか?」
----
&anchor(初代)
528 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 19:47:01.90 ID:DEAMM3lMo
乙女たちの恋愛戦争
初代の場合
慌ただしい日常が更に慌ただしくなったここ数日
圧倒的女子率を誇る貴方の住居は、バレンタインに合わせ
彼女たちがかき混ぜるのも、薬剤からチョコへと変化していた
凛「ほら、これアンタに」
凛がそっぽを向きながら、貴女に小さな包みを差し出す
バレンタインのチョコ、といった所だろう
凛「まあ、アンタには借りがあるし、その」
照れた様子で、モゴモゴと何かを呟いていると
反対側からも凛のソレよりも二回りほど大きな包みが差し出された
ルヴィア「あら、トオサカのチョコはその程度なのかしら?」
あえて挑発するような口調、凛の赤面の意味が変わる
凛「……アンタ、ねぇ!」
桜「……あの、先輩私もチョコを」
ありす「ありすもね、チョコを作ってみたの」
騒がしい、リビングから貴方は何とか脱出することに成功した
そろそろ、士郎との鍛錬の時間なのだ
535 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:06:13.55 ID:DEAMM3lMo
鍛錬が終わると
士郎は肩で息をしながら、汗を拭う
士郎「……お疲れ、様」
基礎体力の為に身体を酷使させ
休憩替わりに魔術の鍛錬、そして基礎体力の繰り返し
彼の為そうとしている事を考えれば、楽だろう
だが、まあ、今日ぐらいは
貴方は小さな包みを士郎に差し出す
甘いモノは、疲労回復に効果があるらしいから
&font(15pt){【忘れられがちな彼女たちの場合、終了】}
----
536 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 20:06:49.19 ID:CukI3p/go
これは…
532 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 19:48:46.33 ID:rP9wYaHDo
なにこのハーレム…初代爆発しろ
533 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県)} [sage]:2012/02/19(日) 19:52:58.41 ID:+5xAr1QE0
初代にとって
士郎>凛ルヴィア桜ありす
つまり士郎爆発
534 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)} [sage]:2012/02/19(日) 19:54:32.56 ID:7YLLyFk8o
533
どうしてこうなった!
538 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)} [sage]:2012/02/19(日) 20:09:03.45 ID:O/sJyzN/o
やはり士郎は爆発する運命にあるようだな
546 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:15:11.01 ID:DEAMM3lMo
正直に言うと残った三名は問題児
ネタに頭を悩ます感じですね
549 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:18:18.75 ID:DEAMM3lMo
あーもう、何ぜ全員分書くなんて言ったんだろう
全員ごちゃ混ぜで一本書いて
最後に士郎爆発させればよかっただけなのに
----
&anchor(七代目)
560 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:26:37.52 ID:DEAMM3lMo
乙女たちの恋愛戦争
七代目の場合
華やかな雰囲気であふれた街中
久々に帰った日本は、そんな印象だった
バレンタインデー
貴女はそれ程重要視していなかったが、それなりのイベントらしい
小次郎「では、拙者は街へ出かける」
『アサシン』はそれだけ言うと街へと向かった
彼曰く、麗しい花が待っている、らしい
日本でも何処でも、最近の彼はブレないな、と少しだけ関心
貴女はそんな中、人を待つ
彼女と、そしてもう一人
563 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:31:17.33 ID:DEAMM3lMo
小さな墓の前、貴女は手を合わせる
貴女の横の凛と桜も同じ
墓の前には、小さな包みが三つ
桜「…おじさん」
凛「こんなモノじゃ、表しきれないぐらい感謝してるわ」
間桐 雁夜
約束を結んだ男
間桐 桜を、いや遠坂 桜を救いたかった男
彼のお陰で、彼女の鎖は解け、この地を去る
この春から、彼女もまた貴方達と共に時計塔へ向かうのだ
約束は、守り続けよう
何故、そこまで執着しているのかはわからないが
もしかすれば、それは
&font(15pt){【拒みがちな彼女の場合、終了】}
----
564 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)} [sage]:2012/02/19(日) 20:31:44.33 ID:JJhOn3ll0
おじさん…
565 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)} [sage]:2012/02/19(日) 20:32:44.49 ID:L7DQWsCAO
予想外のいい話だった
566 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:33:29.93 ID:DEAMM3lMo
あれ?おじさん爆発しろの流れじゃ?
568 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)} [sage]:2012/02/19(日) 20:34:06.04 ID:5XlYGNWEo
おじさんもう爆発してるし
572 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)} [sage]:2012/02/19(日) 20:34:53.33 ID:Nzhm3gkTo
死んじまったら爆発もできないからな……
575 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)} [sage]:2012/02/19(日) 20:36:18.79 ID:JJhOn3ll0
おじさんは普段から身体はってるから爆発しなくていいよ
577 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:37:18.97 ID:DEAMM3lMo
おじさん人気過ぎてワロタ
皆おじさん好きなの?
578 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 20:37:35.43 ID:WpFmhuyF0
愛してると言ってもいい
581 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)} [sage]:2012/02/19(日) 20:38:50.45 ID:JJhOn3ll0
一回でいいから生存ENDさせてやりたいと思うくらいには
583 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 20:39:07.17 ID:07/VXcrb0
叔父さんはキレイキレイにも認められた愉悦
584 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 20:39:19.95 ID:yRE8L/fIO
爆発しろと言ってるが士郎も好きよ
ただしエミヤ、てめーは爆発しろ
587 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:39:51.73 ID:DEAMM3lMo
好きな相手を海魔に喰わせるとは……
恐ろしい子ッ!
----
&anchor(十代目)
590 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:45:45.70 ID:DEAMM3lMo
乙女たちの恋愛戦争
十代目の場合
愛情、と言うものがわからない
貴方はそれを受けた覚えがないからだ
生まれてこの方、眼の前に広がるのは死―オワリ―ばかり
愛―ハジマリ―なんて親ですら貴方には向けなかった
もしも、それを向けてくれる誰かに出会えていたら
もしも、それへと向かわせてくれる出会いがあれば
もしも、なんてない
それは根拠のない妄想で
それを信じるなんて、空想と現実の区別が付かない奴だけだ
それでも、もしも、愛を知れたなら
死すら、その愛の為に――
596 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:49:29.06 ID:DEAMM3lMo
ネロ「そなたは何を悩んでおるのだ?」
彼女は、そう貴方に向かって言い放つ
ネロ「愛を知らねば、学べばいい」
ネロ「自慢ではないが余も愛を向けられた記憶がない」
ネロ「それでも、愛することは知っているつもりだ」
全く以て自慢ではない
それに、愛なんてどうでも良い
ネロ「どうでもいいなどと言うな、少し寂しい」
ネロ「そなたは共に学んでいけば良い、私と共にな」
差し出されるその手
貴方は、ゆっくりと、その手を取った
&font(15pt){【勘違いされがちな彼女の場合、終了】}
----
592 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 20:48:01.25 ID:WpFmhuyF0
でたなスタイリッシュ厨二病!
593 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)} [sage]:2012/02/19(日) 20:48:14.55 ID:5XlYGNWEo
思いの他シリアスな雰囲気
597 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)} [sage]:2012/02/19(日) 20:50:20.43 ID:r+6VG6Wfo
チョコ無え!
599 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:53:27.83 ID:DEAMM3lMo
残っちゃったな、問題児
----
&anchor(十三代目)
631 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 22:30:36.96 ID:DEAMM3lMo
乙女たちの恋愛戦争
十三代目の場合
朝目覚め、今へと向かうと何やら騒がしい声が聞こえてくる
何事かと歩みを早めていくと、目の前にはリズが仁王立ち
リズ「…駄目、部屋にいて欲しい」
真剣な様子で頭を下げるリズ
珍しいこともあるものだ、こんなに彼女が必死になるのは……イリヤ関係か?
ならば、それに従おう
彼女がイリヤの害になる行動を取るはずがない
リズ「ありがとう」
こちらこそだ、と小さく呟くと貴方はゆっくりと自分の部屋へと戻っていった
633 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 22:38:01.05 ID:DEAMM3lMo
甘い匂いと、何やら焦げたような匂いが混じり合って流れてくる
色々と察しがついた、そう言えばそんな日だったか
だが気付かないふりを続けよう
オルタ「……騒がしいですね」
貴方の横でそう、彼女が呟いた
なに、たまにはこういうのも悪くはないだろう
イリヤがどうやってセラを口説き落としたのか
そんな所が気にはなるが、お茶の席で聞けばいいだけの話
楽しい時間はすぐやってくるさ
オルタ「なるほど、そういう訳ですか」
オルタ「では私も、あちらへ向かうことにします」
貴方は首を傾げる、何故?
オルタ「私も貴方に愛を捧げるものですから」
その瞬間、戸が勢い良く開き、彼女の笑顔が輝いた
イリヤ「お兄様、これ―――」
彼女を追いかけるメイドたちの手にはティーポット
そして我が愛すべき妹の手には大きな大きなチョコレートケーキ
甘い一時は始まった
&font(15pt){【十人十色な彼女たちの場合、終了】}
----
635 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)} [sage]:2012/02/19(日) 22:39:37.27 ID:cAxTwuSeo
ナイスシスコン
636 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)} [sage]:2012/02/19(日) 22:39:49.13 ID:VoLlI7kRo
13代目はほのぼのするな
637 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 22:40:21.30 ID:Ts3qVddj0
イリヤがどうなるかワクワクしてたのに
不意打ちのオルタデレに全部持ってかれた
644 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)} [sage]:2012/02/19(日) 22:46:43.63 ID:JJhOn3ll0
シスコンも爆発しなくていいや
255 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:02:07.30 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
1,&link_anchor(初代){初代の場合}
2,&link_anchor(四代目){四代の場合}
3,&link_anchor(五代目){五代の場合}
4,&link_anchor(六代目){六代の場合}
5.&link_anchor(七代目){七代の場合}
6.&link_anchor(九代目){九代の場合}
7.&link_anchor(十代目){十代の場合}
8.&link_anchor(十二代目){十二代の場合}
9.&link_anchor(十三代目){十三代の場合}
↓6
261 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:03:20.47 ID:3CGO1T/7o
時間間違えた。
&font(13pt){8}
----
&anchor(十二代目)
267 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:08:35.34 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
12代目の場合
二月十三日
聖バレンタインを明日に控えたその日
貴女は頭を抱えていた
あの衛宮士郎を納得させるチョコレートなど、作れるだろうか?
彼の事だ、どんなモノを渡したとしても、喜んでくれるに違いはない
何度目になるのかわからない溜息が口から溢れる
彼女に、相談してみよう
自分一人で抱え込める問題ではない
貴女は、そう決意すると家を飛び出した
向かうのは、この地の管理者の家
270 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:16:45.83 ID:0XQ3r1Ixo
凛「……はぁ、御馳走様」
凛「知らないわよ、2人で勝手にやってなさい」
凛の呆れたような顔に貴女は少しだけ苛立ちを覚えた
何故、自分はこれほど悩んでいるのに
凛「私が手伝ってアイツが喜ぶわけないでしょうが」
早々に貴女は家から追い出されてしまう
はぁ、また溜息が口から溢れる
士郎「……どうしたんだ、こんな所で」
途方に暮れ、街を歩き回っていた貴女の前に現れたのは士郎
士郎「用もないのにこんな寒い中を歩きまわってたのか?」
士郎「ほら帰ろう、家で温かいお茶でも出すから」
差し伸べられる手
そして彼の『帰ろう』という言葉
貴女は、少しだけ顔を赤くするとその手を躊躇いがちに掴んだ
きっと、この時間より甘い菓子なんて存在しない
だったら、彼となら
どんなモノだって良い、そんなふうに思える冬だった
&font(15pt){【躊躇いがちな彼女の場合、終了】}
----
275 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)} [sage saga]:2012/02/17(金) 20:18:12.11 ID:0g6ibtzK0
爆発しろ、士郎
277 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:18:37.49 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
1,初代の場合
2,四代の場合
3,五代の場合
4,六代の場合
5.七代の場合
6.九代の場合
7.十代の場合
8.&font(#888888){十二代の場合} 終了
9.十三代の場合
↓6
283 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:19:31.43 ID:TCnFDzUDo
&font(13pt){3}
----
&anchor(五代目)
288 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:24:21.16 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
5代目の場合
お父さん、お母さん
貴方達を恨みます
何故、私に料理の才能を与えてくれなかったのか
衛宮家のキッチンは、今地獄と化していた
ライダー「……どうしましょうか」
イリヤ「どうしようか、これ」
貴女は、この惨劇を直視することは出来なかった
今日、士郎はバイトへ向かっているが
いつも通りならばもう1時間もすれば帰ってくる
……ああ、何故事前に用意をして置かなかったのか
どうすれば、どうすれば
291 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:31:30.02 ID:0XQ3r1Ixo
爆破処理…?
いや、駄目だ
被害が大きすぎる
魔術で掃除…?
いや、駄目だ
同じく被害が……
ライダー「桜や凛に頼る、というのはどうでしょう?」
駄目だ、彼女も【敵―ライバル―】なのだから
イリヤ「家に入れなきゃいいのよ、シロウを連れてお城へ行きましょう?」
却下、問題を後回しにしたって解決はしない
士郎「ただいま、って焦げ臭いぞ!」
タイムアップ、よりにもよって今日は帰りが早い
苦笑する士郎に貴女は呟く
料理が出来ない女の子は嫌いですか?
士郎は優しく微笑むと、貴女の頭を撫でた
目を細め、今だけはその感覚に身をゆだねるとこにした
&font(15pt){【迷いがちな彼女の場合、終了】}
----
292 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:31:52.17 ID:2ud3w/GUo
士郎爆発しろ
293 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:32:32.52 ID:3CGO1T/7o
はいはい爆発爆発
295 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:32:49.29 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
1,初代の場合
2,四代の場合
3,&font(#888888){五代の場合} 終了
4,六代の場合
5.七代の場合
6.九代の場合
7.十代の場合
8.&font(#888888){十二代の場合} 終了
9.十三代の場合
↓6
302 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)} [sage saga]:2012/02/17(金) 20:33:08.96 ID:0g6ibtzK0
&font(13pt){6}
----
&anchor(九代目)
307 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:38:52.50 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
9代目の場合
使われなくなって久しい間桐のキッチン
だが最低限のものは揃っていた
日頃の感謝を彼に
その為に、貴女は必要な材料を机に上に揃えてみた
材料は、充分
作り方だが……
貴女は、料理本のページをめくる
お菓子の特集のページをじっくり、眺めていた
集中しすぎていたのだろう、彼が接近しているのに、全く気づく事は出来なかった
アーチャー「……マスターの偏食には困ったものだな」
315 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:46:25.29 ID:0XQ3r1Ixo
いつの間にか、甘い匂いが貴女の鼻に届いてきた
アーチャー「…気付いたか」
アーチャー「甘いモノ好きは結構だが、少し健康にも気を使うべきだろう」
いつの間にか、用意していた材料はアーチャーの手によって美味しそうな菓子へと姿を変えていた
外を見れば日が傾いている
日がな一日、料理本と睨めっこをして過ごしてしまったのか?
アーチャー「チョコブラウニーだ、食べてみると良い」
色々と言いたいことはあったが、諦めてソレを自分の口へと運んだ
控えめな甘さ、中のこれは…?
アーチャー「普通ならばドライフルーツを使用するのだが、ドライベジタブルを代用してみた」
アーチャー「栄養の問題は多少改善されただろう」
悪戯が成功した少年の様に笑う『アーチャー』
悔しくなった貴女は、皿の上の一切れをフォークで突き刺すと『アーチャー』へと向けた
………あーん
さあ、彼との根競べだ
&font(15pt){【諦めがちな彼女の場合、終了】}
----
317 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:47:41.66 ID:3CGO1T/7o
末長く爆発
318 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)} [sage saga]:2012/02/17(金) 20:48:07.41 ID:0g6ibtzK0
とにかく爆発
319 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)} [sage]:2012/02/17(金) 20:48:55.47 ID:Ev3UAQOAO
アーチャー爆発しろ
321 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:49:11.40 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
1,初代の場合
2,四代の場合
3,&font(#888888){五代の場合} 終了
4,六代の場合
5.七代の場合
6.&font(#888888){九代の場合} 終了
7.十代の場合
8.&font(#888888){十二代の場合} 終了
9.十三代の場合
↓6
327 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)} [sage]:2012/02/17(金) 20:49:39.81 ID:hEVQ9K9Eo
&font(13pt){2}
----
&anchor(四代目)
334 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:54:04.35 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
4代目の場合
部屋で寛ぐ貴方の元に『キャスター』はゆっくと擦り寄ってきた
キャスター「旦那様、今日は何の日かご存知ですか?」
貴女は頷いてみせる
二月十四日、バレンタイン
キャスター「だからこんなモノを用意してみました」
『キャスター』が手にしているのは市販のチョコレート
小さなボール状のモノが沢山詰まった箱だ
貴方は少しだけ肩を落とした
贅沢かもしれないが、手作りというやつを期待していたのだが……
337 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 20:57:50.54 ID:0XQ3r1Ixo
そんな貴方とは対照的に
照れた様子の『キャスター』は躊躇いがちに箱を開封した
キャスター「旦那様、お一ついかがですか?」
貴方は、頷く
どんなモノだろうと、彼女が用意してくれたものだ
喜んで貰うことにした
キャスター「では、失礼して」
……?
何故だろう、『キャスター』は箱の中のチョコを自分の口に放り込む
キャスター「…………ん」
甘い
これはチョコの甘さなのか、それとも
キャスター「……その、旦那様、もう一つ、如何ですか?」
&font(15pt){【良妻狐な彼女の場合、終了】}
----
339 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)} [sage]:2012/02/17(金) 20:58:40.59 ID:hEVQ9K9Eo
なんというバカップル
340 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:58:42.10 ID:3TWT21oDO
ガハァッ!(吐血)
342 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/17(金) 20:58:51.29 ID:Ec7Ic3Xb0
安定の4代目である
344 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/17(金) 21:00:23.16 ID:0XQ3r1Ixo
乙女たちの恋愛戦争
1,初代の場合
2,&font(#888888){四代の場合} 終了
3,&font(#888888){五代の場合} 終了
4,六代の場合
5.七代の場合
6.&font(#888888){九代の場合} 終了
7.十代の場合
8.&font(#888888){十二代の場合} 終了
9.十三代の場合
↓6
ちょっと心壊れそう
一回休憩
350 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県)} [sage]:2012/02/17(金) 21:01:07.43 ID:YIFpZbXA0
&font(13pt){4 }
502 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 18:09:05.16 ID:DEAMM3lMo
時間が押しておるので、もうバレンタインは安価取らずに淡々と貼っていきますね
----
&anchor(六代目)
516 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 19:31:37.85 ID:DEAMM3lMo
乙女たちの恋愛戦争
六代目の場合
正月番組に見飽きた、そんな頃
衛宮家のキッチンでは貴女と士郎が料理を作るのが日常となっていた
士郎「…今日はお菓子作り、か」
士郎「洋菓子だったら桜のほうが詳しいんだけど」
貴女は首を振る
何故、この男は此処まで鈍いのだろうか
『一ヶ月後に控えたイベント』の為でもあるが
二人で料理をする、と言うのが今では貴女の楽しみの一つになっているというのに
士郎「じゃ、今日は簡単な物で……」
士郎は冷蔵庫の中身と睨めっこをしながら貴女に呟く
そう来ると思っていた
事前にチョコレートを潜ませておいたのだ
士郎「……あれ?チョコレートがこんなに」
士郎「藤ねぇがまた衝動買いでもしたか?」
519 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 19:36:43.63 ID:DEAMM3lMo
湯煎したチョコレートをゆっくりと混ぜる
一ヶ月後を想像すると自然と頬が緩むのを感じた
士郎「…次は、っと、どうしたメディア?」
彼が貴女の名前を呼ぶ
びくり、と体を強張らせながらも貴女は余裕を持って返答を返す
士郎「そんなに甘いモノを食べたかったのか?」
意地悪な笑顔を浮かべる彼
やはり、鈍い
メディア「違うわよ!来月は二月なのよ、チョコと言ったら――」
ソコまで口にして、貴女は固まった
士郎「……言ったら?」
それでも、この男は……
貴女は、小さな溜息を漏らし、心に闘志の炎を灯すのだった
&font(15pt){【疑いがちな彼女の場合、終了】}
----
520 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県)} [sage]:2012/02/19(日) 19:36:48.04 ID:+5xAr1QE0
士郎はそろそろ本気で爆発すべき
523 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 19:42:04.47 ID:WpFmhuyF0
壁殴り代行きてくれー
525 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)} [sage]:2012/02/19(日) 19:43:15.91 ID:7YLLyFk8o
七代目「呼びましたか?」
----
&anchor(初代)
528 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 19:47:01.90 ID:DEAMM3lMo
乙女たちの恋愛戦争
初代の場合
慌ただしい日常が更に慌ただしくなったここ数日
圧倒的女子率を誇る貴方の住居は、バレンタインに合わせ
彼女たちがかき混ぜるのも、薬剤からチョコへと変化していた
凛「ほら、これアンタに」
凛がそっぽを向きながら、貴女に小さな包みを差し出す
バレンタインのチョコ、といった所だろう
凛「まあ、アンタには借りがあるし、その」
照れた様子で、モゴモゴと何かを呟いていると
反対側からも凛のソレよりも二回りほど大きな包みが差し出された
ルヴィア「あら、トオサカのチョコはその程度なのかしら?」
あえて挑発するような口調、凛の赤面の意味が変わる
凛「……アンタ、ねぇ!」
桜「……あの、先輩私もチョコを」
ありす「ありすもね、チョコを作ってみたの」
騒がしい、リビングから貴方は何とか脱出することに成功した
そろそろ、士郎との鍛錬の時間なのだ
535 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:06:13.55 ID:DEAMM3lMo
鍛錬が終わると
士郎は肩で息をしながら、汗を拭う
士郎「……お疲れ、様」
基礎体力の為に身体を酷使させ
休憩替わりに魔術の鍛錬、そして基礎体力の繰り返し
彼の為そうとしている事を考えれば、楽だろう
だが、まあ、今日ぐらいは
貴方は小さな包みを士郎に差し出す
甘いモノは、疲労回復に効果があるらしいから
&font(15pt){【忘れられがちな彼女たちの場合、終了】}
----
536 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 20:06:49.19 ID:CukI3p/go
これは…
532 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 19:48:46.33 ID:rP9wYaHDo
なにこのハーレム…初代爆発しろ
533 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県)} [sage]:2012/02/19(日) 19:52:58.41 ID:+5xAr1QE0
初代にとって
士郎>凛ルヴィア桜ありす
つまり士郎爆発
534 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)} [sage]:2012/02/19(日) 19:54:32.56 ID:7YLLyFk8o
533
どうしてこうなった!
538 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)} [sage]:2012/02/19(日) 20:09:03.45 ID:O/sJyzN/o
やはり士郎は爆発する運命にあるようだな
546 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:15:11.01 ID:DEAMM3lMo
正直に言うと残った三名は問題児
ネタに頭を悩ます感じですね
549 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:18:18.75 ID:DEAMM3lMo
あーもう、何ぜ全員分書くなんて言ったんだろう
全員ごちゃ混ぜで一本書いて
最後に士郎爆発させればよかっただけなのに
----
&anchor(七代目)
560 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:26:37.52 ID:DEAMM3lMo
乙女たちの恋愛戦争
七代目の場合
華やかな雰囲気であふれた街中
久々に帰った日本は、そんな印象だった
バレンタインデー
貴女はそれ程重要視していなかったが、それなりのイベントらしい
小次郎「では、拙者は街へ出かける」
『アサシン』はそれだけ言うと街へと向かった
彼曰く、麗しい花が待っている、らしい
日本でも何処でも、最近の彼はブレないな、と少しだけ関心
貴女はそんな中、人を待つ
彼女と、そしてもう一人
563 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:31:17.33 ID:DEAMM3lMo
小さな墓の前、貴女は手を合わせる
貴女の横の凛と桜も同じ
墓の前には、小さな包みが三つ
桜「…おじさん」
凛「こんなモノじゃ、表しきれないぐらい感謝してるわ」
間桐 雁夜
約束を結んだ男
間桐 桜を、いや遠坂 桜を救いたかった男
彼のお陰で、彼女の鎖は解け、この地を去る
この春から、彼女もまた貴方達と共に時計塔へ向かうのだ
約束は、守り続けよう
何故、そこまで執着しているのかはわからないが
もしかすれば、それは
&font(15pt){【拒みがちな彼女の場合、終了】}
----
564 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)} [sage]:2012/02/19(日) 20:31:44.33 ID:JJhOn3ll0
おじさん…
565 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)} [sage]:2012/02/19(日) 20:32:44.49 ID:L7DQWsCAO
予想外のいい話だった
566 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:33:29.93 ID:DEAMM3lMo
あれ?おじさん爆発しろの流れじゃ?
568 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)} [sage]:2012/02/19(日) 20:34:06.04 ID:5XlYGNWEo
おじさんもう爆発してるし
572 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)} [sage]:2012/02/19(日) 20:34:53.33 ID:Nzhm3gkTo
死んじまったら爆発もできないからな……
575 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)} [sage]:2012/02/19(日) 20:36:18.79 ID:JJhOn3ll0
おじさんは普段から身体はってるから爆発しなくていいよ
577 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:37:18.97 ID:DEAMM3lMo
おじさん人気過ぎてワロタ
皆おじさん好きなの?
578 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 20:37:35.43 ID:WpFmhuyF0
愛してると言ってもいい
581 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)} [sage]:2012/02/19(日) 20:38:50.45 ID:JJhOn3ll0
一回でいいから生存ENDさせてやりたいと思うくらいには
583 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 20:39:07.17 ID:07/VXcrb0
叔父さんはキレイキレイにも認められた愉悦
584 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 20:39:19.95 ID:yRE8L/fIO
爆発しろと言ってるが士郎も好きよ
ただしエミヤ、てめーは爆発しろ
587 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:39:51.73 ID:DEAMM3lMo
好きな相手を海魔に喰わせるとは……
恐ろしい子ッ!
----
&anchor(十代目)
590 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:45:45.70 ID:DEAMM3lMo
乙女たちの恋愛戦争
十代目の場合
愛情、と言うものがわからない
貴方はそれを受けた覚えがないからだ
生まれてこの方、眼の前に広がるのは死―オワリ―ばかり
愛―ハジマリ―なんて親ですら貴方には向けなかった
もしも、それを向けてくれる誰かに出会えていたら
もしも、それへと向かわせてくれる出会いがあれば
もしも、なんてない
それは根拠のない妄想で
それを信じるなんて、空想と現実の区別が付かない奴だけだ
それでも、もしも、愛を知れたなら
死すら、その愛の為に――
596 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:49:29.06 ID:DEAMM3lMo
ネロ「そなたは何を悩んでおるのだ?」
彼女は、そう貴方に向かって言い放つ
ネロ「愛を知らねば、学べばいい」
ネロ「自慢ではないが余も愛を向けられた記憶がない」
ネロ「それでも、愛することは知っているつもりだ」
全く以て自慢ではない
それに、愛なんてどうでも良い
ネロ「どうでもいいなどと言うな、少し寂しい」
ネロ「そなたは共に学んでいけば良い、私と共にな」
差し出されるその手
貴方は、ゆっくりと、その手を取った
&font(15pt){【勘違いされがちな彼女の場合、終了】}
----
592 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 20:48:01.25 ID:WpFmhuyF0
でたなスタイリッシュ厨二病!
593 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)} [sage]:2012/02/19(日) 20:48:14.55 ID:5XlYGNWEo
思いの他シリアスな雰囲気
597 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)} [sage]:2012/02/19(日) 20:50:20.43 ID:r+6VG6Wfo
チョコ無え!
599 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 20:53:27.83 ID:DEAMM3lMo
残っちゃったな、問題児
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&anchor(十三代目)
631 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 22:30:36.96 ID:DEAMM3lMo
乙女たちの恋愛戦争
十三代目の場合
朝目覚め、今へと向かうと何やら騒がしい声が聞こえてくる
何事かと歩みを早めていくと、目の前にはリズが仁王立ち
リズ「…駄目、部屋にいて欲しい」
真剣な様子で頭を下げるリズ
珍しいこともあるものだ、こんなに彼女が必死になるのは……イリヤ関係か?
ならば、それに従おう
彼女がイリヤの害になる行動を取るはずがない
リズ「ありがとう」
こちらこそだ、と小さく呟くと貴方はゆっくりと自分の部屋へと戻っていった
633 : &font(red){◆8NYroe5tmA} [saga]:2012/02/19(日) 22:38:01.05 ID:DEAMM3lMo
甘い匂いと、何やら焦げたような匂いが混じり合って流れてくる
色々と察しがついた、そう言えばそんな日だったか
だが気付かないふりを続けよう
オルタ「……騒がしいですね」
貴方の横でそう、彼女が呟いた
なに、たまにはこういうのも悪くはないだろう
イリヤがどうやってセラを口説き落としたのか
そんな所が気にはなるが、お茶の席で聞けばいいだけの話
楽しい時間はすぐやってくるさ
オルタ「なるほど、そういう訳ですか」
オルタ「では私も、あちらへ向かうことにします」
貴方は首を傾げる、何故?
オルタ「私も貴方に愛を捧げるものですから」
その瞬間、戸が勢い良く開き、彼女の笑顔が輝いた
イリヤ「お兄様、これ―――」
彼女を追いかけるメイドたちの手にはティーポット
そして我が愛すべき妹の手には大きな大きなチョコレートケーキ
甘い一時は始まった
&font(15pt){【十人十色な彼女たちの場合、終了】}
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635 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)} [sage]:2012/02/19(日) 22:39:37.27 ID:cAxTwuSeo
ナイスシスコン
636 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)} [sage]:2012/02/19(日) 22:39:49.13 ID:VoLlI7kRo
13代目はほのぼのするな
637 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} [sage]:2012/02/19(日) 22:40:21.30 ID:Ts3qVddj0
イリヤがどうなるかワクワクしてたのに
不意打ちのオルタデレに全部持ってかれた
644 :&font(green){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)} [sage]:2012/02/19(日) 22:46:43.63 ID:JJhOn3ll0
シスコンも爆発しなくていいや