684 : ◆8NYroe5tmA [saga]:2012/02/24(金) 17:50:38.92 ID:/+NBb9ico
ノイズ
ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ
ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ
ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、イズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ
ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、イズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ
ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、イズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ
ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、イズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ
ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、イズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ、ノイズ
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警告 介入によるシステム異常を発見 侵入者を強制削除します
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【介入者編、開始】
685 : ◆8NYroe5tmA [saga]:2012/02/24(金) 17:53:38.11 ID:/+NBb9ico
貴方は今日も、頼りない鎧と頼りない剣を身に纏い
門の前で、空を眺める
この空の下、同じ空の下で激しい戦いが行われているなんて信じられない
此処はこんなにも、平和なのに
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また一人、また一人
勝利の度に、また一人
次は誰なのだろう?
彼女だろうか、それとも私だろうか?
また一人、また一人
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686 : ◆8NYroe5tmA [saga]:2012/02/24(金) 17:57:18.08 ID:/+NBb9ico
遠目に視える人影に、貴方は慌てて頭を下げる
司祭、と呼ばれる
ここの管理者らしい、魔術師だ
少女達を集めたのも彼
自分を雇ったのも彼
彼は、少年のような笑みを浮かべ、貴方に軽く頭を下げた
――また勝利することが出来たよ、君達のお陰だ
そうか、また勝ったのか
あの英雄は
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司祭様が私の頭を撫でる
よくやってくれた、神も貴方達に感謝している、と
そうして連れの男たちは、彼女を布に包み抱き上げる
彼女は外に出れるのか
少しだけ、嫉妬してしまう
そんな自分が嫌いだ
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687 : ◆8NYroe5tmA [saga]:2012/02/24(金) 18:00:48.65 ID:/+NBb9ico
勝利の度に、司祭は何かを此処から持ち出していく
生活で出るゴミの類は、自分が処理をしているし
物が溢れているような場所でもない
一体何を持ち出しているのだろう
――理解していない振りは何時までで出来るのか?
そういえば三人寄らば姦しい、と言うものだが
最近、少女達の声を聞いていないような気がする
こういう状況だ、それも仕方が無いのだろうか?
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今夜、今夜きっと
私はきっと、皆を裏切ります
一人逃げ出します
彼が、ソレを許してくれるなら
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688 : ◆8NYroe5tmA [saga]:2012/02/24(金) 18:01:51.65 ID:/+NBb9ico
貴方は、その手を握れなかった
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少女は、少しだけ安堵した
そしてその分、泣きたくなった
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689 : ◆8NYroe5tmA [saga]:2012/02/24(金) 18:04:07.29 ID:/+NBb9ico
「笑えるだろう?」
『 』は何もない白い空間で呟いた
「…あの男、後悔だけで人を超越したんだよ」
「概念になった、少女を守る概念」
「ソレに動かされる『 』が言えた義理じゃないが」
「大馬鹿だよ、だけど」
――そんな人間が、一人ぐらい居たって良い
だから力を貸してやるよ、お前たちにも
【介入者編、終了】
最終更新:2012年02月24日 20:20