十三代目リプレイ4


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【4日目開始】



瞼を開ければ見えるのは広い天井
さすがに、4日目ならこの天井も見慣れてくる
今なら、天井のシミさえ覚えられる

時間は、朝も遅い

別に今起きたわけでない
2時間ほど前から目は覚ましているのだが、俺は起き上がる事が出来ない

全身が気だるい、なのに意識ははっきりとしている
まるで、体と精神が別々で稼働している状態
理由は簡単だ

連日の戦闘による魔力不足だろう
三日間で四体のサーヴァントを撃破したのだ
戦績は上々だが、体が付いてきてくれない


俺の魔術回路の本数は平均以下
魔力生成量もそれに依存している
魔力貯蔵量に至っても平均以下でしかない。
代を重ねて来た家系ではありえないほどに低い

自身の魔力の行使は、身体強化、形質操作、刻印銃、錬金弾に使っている
『セイバー』の戦闘中は貯蔵した魔力量の2割方持っていかれる
彼女自身に魔術炉心とも言うべき『竜炉』が存在しえなければ、
『魔力放出』を一回使われただけで俺は干からびてしまうだろう

非戦闘時では、実体化しか出来ない影響で魔力を吸われ続けていため、中々溜まらない
そして今現在、俺は生成した魔力をそのまま『セイバー』へと送り続けている
少しでも、彼女を十全の状態で戦わせる為の応急処置
魔力を送り続ければ、彼女の『竜炉』で膨大な魔力を生成出来る
その見返りとして、体を動かせないという状態なのだが


『セイバー』の消費する魔力が大きすぎるのか
はたまた、俺が未熟なのか
答えは一目瞭然だ、俺は嘆息してしまう
これでは、戦闘もままならない

あれで、昨日のダンとの戦いは、それだけ厳しかった
シャワーを浴びようとして驚いた、服を脱げば全身に広がった打撃痕と打ち身
時間を置けば腫れあがった傷から高熱に魘された
セラが夜通し治癒魔術を施してくれなければ、今も高熱で魘されていたかもしれない
マスター戦なら遅れを取らないという自負も粉々にされた気分だ

嘆いていても仕方がない、今日は体を休ませるには良いかもしれない
俺はベッドに体を預けて、この時間をゆっくり過ごす事を決めた
このまま、眼を瞑ってしまえば、開ける頃にはちょうど良い昼の時間帯になっているはずだ
そう思って瞼を閉じたが、一度覚醒した意識は中々断つことを許さない
また、ただでさえ広い室内で、必要最低限の家具しか置かないので物音一つしない


寂しいな…


ずっと寝ているというのも手持無沙汰になる
かと言って、ベッドの上で出来る事も限られている


音楽を聴くのもいいが…

しかし、思い出す
レコードはクラシックなどしかない、もう少し刺激がほしいところである
俺は視線をベッド横の机に動かし、ラジオを見つけるとそれを手に取った

モデム内蔵型のネットラジオだ
俺は適当にチャンネルを回す
流れているのはどうやら緊急のニュースのようだ



――昨夜未明、冬木市新都ハイアットホテルにて原因不明の…


――爆破事故が起きました



ッ…!

俺は一度置いたラジオを再び掴み上げると、音量を最大にする
一言も聞き逃してはならない
俺の何かが警鐘を鳴らす


――奇跡的に死傷者はおらず…



そんなわけあるか…!

いる…

絶対にいる…!



――事故か、爆破テロなのかはわかっておらず



事故なものか…!テロなものか…!



――警察庁は事件の究明に乗り出すとともに


――付近の住民に対して聞き込み調査を行っている模様です

………

…………

……………


いつの間にか、俺の手の平は汗でべとついている
握り締めたラジオは、ミシッ…と不吉な音を立てていた

今、俺の脳裏をかすめるのはあの男の横顔

無精髭を生やして、深い、深い泥に沈みきったあの目をした男

悪名高い魔術師
フリーランスの魔術師
誇りを持たない魔術師

あの男だ、あの男しかいない、あの男だけにしか出来ない
魔術師一人殺す為なら、アイツはビルの1つ涼しい顔して爆破する

気付くさ…気付かないわけがない

あからさま過ぎる手段、こんなの気付いてくれと言っているようなものだ

…今、俺はどんな顔をしているのだろうか

怒り?
違う

怯え?
違う

それとも…

自分の顔に手を当てる
口の端が吊りあがっていることがわかる
笑いを堪えられない

あぁ…俺は嬉しいのか

ようやく、奴を…

イリヤを裏切り

イリヤを悲しませたあの男を――

何年も待ち焦がれた、『誓いを胸に』して何年も待ったんだ…!

『魔術使い』、魔術師殺し

衛宮切嗣

俺が、討ち取った四体のサーヴァント
ビルと共に散ったであろう一体

そして、俺と、切嗣で七体

運命の女神なんているんなら
随分と皮肉なもんだよ

最後の敵をアイツにしてくれたッ!

やっとお前を…この手で、この手で殺せるんだッ!


興奮しているのだろうか
全身からの気だるさは消えた

魔力は回復しきっていない
だが、そんなものは感じない

精神が肉体を凌駕するなんて聞いたことはあるが
まさかこの身に起きるとは、だ

俺の笑い声は奥まで響いたのだろうか
慌ててやって来たセラに、俺はイリヤ以外を居間に集めるように言いつけた



居間に行く前に、イリヤの部屋へと寄った
軽くニ、三回ドアを叩くと、イリヤがにこやかに出迎えてくれる

「お兄様!どうしたの?」

イリヤは、俺の腰にしがみ付いて上を見上げてくる
俺は、そんなイリヤの頭を優しく撫でてから、彼女の肩に手を置いた
自分の膝を曲げて、彼女と同じ目線に立つ
イリヤは不思議そうにしながらも、こちらに目線を合わせてくれる

「イリヤ、これからセラ達と難しいお話をしてくるから、部屋で待っててくれないか?」

イツモノ トオリノ ヤサシイ コワイロ

きっと、イリヤはどうして?とか私も入れてと可愛らしく尋ねてくるだろう
だが、イリヤは素直にそれに頷いた。

珍しい、と思ってしまった
だが、直ぐに理解した
イリヤの目に映った自分の顔を見える

眉ひとつ動かさない、
人形のように固定された
無表情

イリヤは、きっと怯えてしまったのだろう
無表情な人間が優しい声色を出す
そんな、矛盾した意識と行動に

俺は、もう一度イリヤの頭を優しく撫でると、立ち上がりその場を後にした

居間に行く途中、ふと頭に何かが過ぎった


俺は    ―――何もできない

何故    ―――自分の事を棚に上げて

いつから ―――思いだせないくらいに

こんなにも ―――想いは変質を遂げて

切嗣を怨んでいる? ―――誰に何を誓ったのか


一瞬のノイズ
何だ今のは

頭の中に流れたもの
映像、言葉、文字
深く考えてはいけない気がする
否、考えてはだめだ
きっと、それを認めてしまえば俺は…
やめよう、俺が切嗣を憎んでいる気持ちに偽りはないのだ
それでいいのだ
俺は頭を振るって過ぎったものを遠ざけると居間へと続く廊下を歩いて行った



居間にいるのは俺と、セラ、リズ、『セイバー』の四人だ
どうも、セラは俺の様子がおかしいと感じているのか息を飲んでいる
リズは、いつもどおりに、こちらを見据え指示を待っている
『セイバー』は変わらず、椅子に腰を掛け佇んでいる

三者三様な態度を確認して、俺は話始めた

会議の内容は、イリヤの護衛と城の防衛についてだ
俺単体の能力では、これ以上の装備は逆に能力を落とす危険がある
今あるもので対策を立てなければならない
城の防備については、侵入者を探知する結界だけしかないが
昨日は十全にしているか、漏れがないかを詳しくチェックした
それが終わると、俺はセラとリズにイリヤの護衛を命じる

「イリヤは守る、大丈夫」
「…お嬢様はこの命に変えても」

戦闘力の高いリズ、
高度な魔術を扱えるセラ
2人がいれば多少は持つだろう

例え、奇襲に遭い、どちらかが死んでも
イリヤを守れれば、俺がそれまでに駆けつければ良い

それに最悪、相討ちになれば…
そんな思考を遮るように『セイバー』が声を出す

「どんな敵だろうと、打ち砕く」
「我が剣は、そなたと共にある」
「だから、無駄死にすることは許さん」

どこか『セイバー』の声色に怒りがはらんでいる
しかし、何故だろうか、俺に気を配っているような感じもする
『セイバー』は俺を信頼に似た感情を持ってくれているのだろうか

「『セイバー』は俺と一緒に行動する、いいな?」

いつもと変わらない俺の指示、それに『セイバー』は大きく頷く

「それで良い」
「共に来い、忠義を尽くすならば慈悲を与えよう」

俺は苦笑する、これではどっちが主従かわからない
だが、それでいいのかもしれない

俺と『セイバー』の間には、きっと、それで
なら、やる事はいつもと変わらない
これまで通り、俺と『セイバー』で敵を討ち、セラ、リズにイリヤの護衛をしてもらう
これでは、誰かが死んで良い、というのも無し…だろうな

つくづく自分の甘さには辟易する
どうしても、自分に付いてくれる者を道具としては考えられない
自分が好意を抱く人間の期待には応えたいと感じてしまう

そんな、俺の気配に察してか、セラの表情が少しだけ和らぐ
どうやら、いらぬ心配を掛けていたみたいだ
居間の空気も、最初とは違いだいぶ和らいできただろう

しかし、この空気も長くは続かない
俺は、もう一つ伝えなければいけないことがある
それは、皆には知ってもらわなければない

俺達が倒すべき最後の敵について
衛宮切嗣という『魔術使い』について…

俺は、ラジオで聞いたホテル爆破事件の事を皆に伝えた
口調は淡々としている、ただ情報を伝えているだけ
しかし、その中に秘める思いは、怨嗟に満ちている

皆の顔が少しだけ強張っている、きっと俺の態度からそれを察しているのだろう
俺の想いを理解してくれているのだろうか、セラだけが顔を顰めていた

セラ「……そうですか」
セラ「だから、急に『城の防衛』と『お嬢様の護衛』なのですね」

俺は、頷いた

あの男の目的は決まっている
あの男は来る


「きっと、切嗣はイリヤを奪いに来る」


きっと、他の奴からしたら単なる被害妄想
それでも、俺はそう思えて仕方なかった

場が鎮まりかえるのを感じた

「話は以上だ」

俺は、皆に解散を命じた



沈黙を守ったまま夕食を終えた後、俺はイリヤをサロンに呼んだ

今日の話、切嗣が此処に来るだろうことを話すつもりだ
何故なら、イリヤにもそれを知る権利があると思ったからだ

ソファに身を置いていると、しばらくしてイリヤがやって来る
いつもなら、俺の膝の上に座るのだが、今日は隣に座ってもらう

俺はイリヤと視線を合わせずにぽつりぽつりと、独白するように話した

きっと、切嗣が来る

正直怖い、怖くて仕方がない
相手は、生粋の魔術師殺しで、俺の師匠
俺は、あの男の劣化、所詮は二番煎じ
差は歴然としている

だがそんな衆知の事実よりも、もっと怖いものがある
それは、イリヤの想いだ、イリヤの胸の内にある感情だ

本当は、イリヤは両親に会いたがっているかもしれない
俺が今までしてきたことは、イリヤを苦しめていたのではないか
俺がこれからすることは、イリヤを苦しめることになるのではないかと

もし、イリヤがそれを望むなら俺はどうすれば良いのだろうか…
まだ、結論は出ない、出せる気がしない
なのに、俺の口は止まる事を許してはくれない


そしていつしか俺は尋ねていた、尋ねてしまった


切嗣の事を

母親の事を

両親についての事を


淡々と話しているつもりなのに、声の先が震えてしまう

一瞬の沈黙


「…キリツグにお母様?」


イリヤは、こちらを見上げている、だが俺は目を合わせられない


怖い
怖い
怖い

両親と一緒にいたい、と言われたら
俺はもういらない、と言われたら
俺は、どうすればいい?

死ねばいいのか?
ナンノタメニ?

それとも、奴らを殺すのか?
イリヤヲカナシマセテ?

それとも、イリヤを殺すのか
タイセツナモノヲ?

それともイリヤの想いを肯定するのか?
ソンザイカチヲケサレルノニ?

だが、続いて紡がれたイリヤの一言は、ただ、ただわからなかった


「別にいらないわ」


意外だった、意外だったのだ
イリヤの反応は実に冷めたものだったのだ

何故だろう
俺は、動揺を隠せなかった、

解らない
わからない
ワカラナイ

だって、そうだろう
子供は本来、親の元にいなければならないのに
まがいものの兄ではダメなのに―――


「どうして?」


そう、どうしてもわからないんだ、怖くて、理解するのがこわくてわからないんだ


「どうしてだい、イリヤ?」


まるで、縋るように、乞うように俺は理由を尋ねた
それは、教会で告解した罪人のように
それは、懺悔を待つ哀れな子羊のように
きっと、今の俺の顔は酷いだろう
もう優しい兄貴分の顔ではない
それは、兄貴分というメッキの禿げた弱い人間
それが無ければ、落ちこぼれのまま途方もない人生しかない
生きる価値すらない落伍者の顔

そんな俺の想いとは裏腹に、イリヤの顔には自信が現れている
それは、信じて疑わない、ただ、ただ疑う事のない強い瞳に宿した願い


イリヤ「だって」


イリヤは俺の眼を真っ直ぐ見ている
何時かの使い魔の時だったか
イリヤの眼には俺が、俺の眼にはイリヤが映っている
自分で、自分を観ている感覚


イリヤ「お兄様がいるもの」


イリヤの声が、耳を通り抜け、脳髄に響いていく


イリヤ「お兄様は、私の事を捨てたりなんかしないから」


俺の視界がぐにゃり、と凶がる
景色がわからない

イリヤの顔がよく見えない
見えない、けど想像は出来る
いつも、見ているイリヤの笑顔

太陽を浴びて綺麗に咲き誇る花のような笑顔
俺は、その言葉を、その言葉を一言も聞き逃さない


イリヤ「そうでしょ?」


イリヤが確認するように、祈るようにこちらを見据えてくる
俺の眼からは今も大粒の涙が流れていたのだろう
大の大人が子供のように泣きじゃくる


うん…うん…ッ!


嗚咽を漏らしながら、何度も、何度も俺は頷く
イリヤの目をしっかりと見据える
その眼に映る自分を見据える
これから、誓う事を忘れないように、もう二度と変わらないように


「約束する、絶対に…ッ!」


誓いの言葉、イリヤだけに、イリヤの為だけに伝える誓いの言葉


「誰であろうと―――」 ―――切嗣だろうが、ア八ト翁だろうが

「何であろうと―――」 ―――イリヤに降り注ぐ災厄は

「世界だって―――!」 ―――イリヤを否定しようとするものなら

「神様だって―――!」 ―――それが例え逃れようもない運命だとしても


俺は、震える声を隠さずにただ、イリヤの前で誓っている


「全てを敵にまわしても、俺は…俺は…!」

「イリヤを捨てたりなんかしない」


あの時頭に過ぎったもの
ようやくわかった、わかってしまった

忘れていた記憶が蘇っていく
欠けたピースが揃っていくように

俺は、どんな『誓いを胸に』秘めていたのか
どうして俺は切嗣を怨み、殺すことを誓ったのか


切嗣がアインツベルンを去ったあの日
イリヤの笑顔が初めて消えた日


――お兄様!お兄様!キリツグが…お母様がいなくなっちゃった!


大きな声で泣くイリヤを俺は強く、強く抱きしめていた


――大丈夫、大丈夫だから、きっと戻ってくる、戻ってきてくれる


俺は、まだ弱かった、イリヤを外に連れていくことは出来なかった

イリヤを連れて行ってあげたかった
日の当たる道に
イリヤが笑っていられる、そんな道に


――もし、何かがあって、戻って来れなくても
――俺が連れていく!俺が連れていくから!


だがら、どうか泣きやんでおくれ


――皆、いなくなっちゃう!キリツグもお母様も!

――セラもリズも!

――きっとお兄様だって!


苦しかっただろう、辛かっただろう
まだ幼いイリヤが初めて経験した別れの辛さ


――大丈夫


それは、誓いの言葉
この幼いお姫様へ向けた出来そこないの騎士の言葉


――俺はいなくならない、決してイリヤの前から消えたりしない


だから、どうか
笑顔を見せておくれ


――本当に?お兄様はいなくならない?


――本当だよ、約束だイリヤ


イリヤの頬を伝わる涙を親指で拭っていく
徐々に花のように咲いた笑顔がイリヤを彩っていく

そうだ
そうして忘れてしまったのか

この時、誓ったのだ
イリヤを日の当たる道に送る為に



イリヤを―――と この子の笑顔の為に

イリヤを守――と この子から襲いかかる困難から―る為に

イリヤを守ろうと――― いつか、この子に多くの幸せが訪れるまで



それがいつしか、自分の無力さを呪って
自分の弱さを憎んで
それを勝手に衛宮切嗣に押し付けたのだ
憎悪という形を持って―――


イリヤ「……ありがとう」


ポンと軽い衝撃が俺に伝わった
俺の腰にしがみつくイリヤ
小さくはにかむイリヤ


イリヤ「絶対に、約束破っちゃ嫌だから」


花が咲いたような笑顔、俺が守ると誓った笑顔
小さな体で、精一杯抱きついてくるイリヤ

俺は、いつものように、そんなイリヤの頭を優しく撫でた
でも今日はそれだけでは終わらなかった
壊れないように、優しく、優しくイリヤの腰に手を回して

その小さくて、でもとても強い
たった一人のお姫様の体を抱きしめた



【4日目終了】



Side Leysritt & Sela

サロンからドアを一枚隔たった通路
私とリーゼリットは待機していた

聞こえてくるのは嗚咽している旦那様の声と、それをあやすお嬢様の声
聞き耳をしていたわけではない

ただ、入る機会を失ったのだ
リズリットも不思議だが、中に入らず様子を見ている
この子の事だからてっきり空気を読まずに入っていくものだと思っていたが…


リズ「ねぇ、セラ」

リーゼロットは感情のない瞳でずっと二人の姿を見持っている

セラ「どうしましたか?リーゼリット」

どうしてだろうか、リーゼリットからは何か複雑な感情が見える気がする

リズ「イリヤが嬉しいと私も嬉しいのに」
リズ「ここがチクチクする」

リーゼリットはそう言って自分の胸に手を当てていた

私は、とても驚いてしまった
きっとこの子は…

本当に、本当に素直な子だ
私は羨ましく思う
私が、胸に秘めた想いはこのままにしなければならない

私は、あの方々の従者
それが、私の誇りであり責務

私は、リーゼリットの頭を撫でてあげながらこの場を後にした

今は、兄妹の絆を、愛を邪魔してはいけない
ただ、私は小さく呟いた


――アインツベルンではなく、貴方に仕えます



END Side Leysritt & Sela
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