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東京大仏


日本三大仏というのをご存知だろうか。奈良と鎌倉は言うまでもないとして,あと一つは…?
実は「三つ目の大仏はどこか」という点では諸説入り乱れ,見解が定まっていないというのが実情らしい。そこまでしてなんで「三」にこだわるのかという疑問が湧いてくるがそれは措いておいて,三つ目の大仏の候補に「東京大仏」がある。
東京に大仏なんてあったのか―と思う方もあろうが,この東京大仏,高さ13m・座高8.2m・重さ22tと,大きさで言えばまさに「三大仏」の一つに入る立派なものである。その大仏を見に行ってきた。
大仏のおはしますは,板橋区赤塚(田遊びの開かれる赤塚諏訪神社にも近い)。東上線の下赤塚から徒歩20分の乗蓮寺。開基は応永年間にまで遡り,天正19(1591)年には徳川家康から10石の朱印地を与えられた寺である。吉宗のときには鷹狩の休憩所ともなった。何回かの移転を経て昭和48年に現在の地へ。移転の際に震災・戦災の無縁仏の供養や,恒久平和を祈願して建てられたのがこの阿弥陀如来の大仏(青銅製)である。
…そう,大仏ができたのは昭和50年代なのである。まだお肌もすべすべである。
「なんだ。たった4コちがいかよ」と思うと何だか有難みも薄れてしまう。

だが「古くなきゃ有難くない」というのは僕も含め異界会の面々がしばしば陥ってしまう考えだが,これはいつぞやの考古学者のゴッド・ハンド事件にもつながりかねない罠なのである。
考えてみれば,仏とは過去に生きた死者のためだけではなく,今を生きる人々,そして未来の世界のためにもあるものなのだ。日々新たな仏像が作られて何が悪い。これからこの大仏も永い時を経て,人々の祈りを受け止めながら貫禄を具えていくにちがいない。大仏も我々とともに今を生きているのだ。そう思えば,俄然親しみが湧いてきた。
共に生きて行こうではないか,大仏くん。ありがとう大仏くん。
境内にはなぜか,津藩藤堂家の持っていた石像が並ぶ。
あ,奪衣婆だ。

  

屑屋(管理人)

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