〔G〕本
分野別→著者50音順
古今東西の書物を渉猟し,異界学の枠組づくりを目指します。みんなでリストを増やしましょう。
[Ⅰ]異界一般について
- ゲオルグ・ジンメル「橋と扉」(川村二郎編訳『ジンメル・エッセイ集』,平凡社ライブラリー,1999)
- 野家啓一「「理性の外部」としての異界」(『文学』,2001年11-12月号,岩波書店)
- 若森栄樹「ありえないものの痕跡―異界と物語」(『文学』,2001年11-12月号,岩波書店)
- 赤坂憲雄『異人論序説』(ちくま学芸文庫,1992)
- カルロ・ギンズブルグ『ピノッキオの眼―距離についての九つの省察』(せりか書房,2001)
- 国立歴史民俗博物館編『異界万華鏡―あの世・妖怪・占い―』(図録,2001)
[Ⅱ]異界探訪譚
- 風来山人(平賀源内)「風流志道軒伝」(日本古典文学大系55『風来山人集』,1961,岩波書店)
- ルキアノス『本当の話―ルキアノス短編集』(呉茂一他訳,ちくま文庫,1989)
- ルキアノス『ルキアノス選集』(内田次信訳,国文社・叢書アレクサンドリア図書館,1999)
- スウィフト『ガリヴァー旅行記』(平井正穂訳,岩波文庫,1980)
- 井原西鶴『好色一代男』(岩波文庫,1955)
[Ⅲ]過去という異界
- 今村仁司『ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」精読』(岩波現代文庫,2000)
- カルロ・ギンズブルグ『チーズとうじ虫』(みすず書房,1984)
- カルロ・ギンズブルグ『闇の歴史―サバトの解読』(せりか書房,1992)
[Ⅳ]異界マンガ
- 今市子『百鬼夜行抄』(朝日ソノラマ)
- 漆原友紀『蟲師』(講談社)
- 漆原友紀『フィラメント』(講談社)
- 岡野玲子『陰陽師』(夢枕獏原作,白泉社)…最新13巻発売,完結!
- 岡野玲子『妖魅変成夜話』(平凡社)
- 近藤ようこ『水鏡綺譚』(青林工藝社)
- さくらももこ『コジコジ』(ソニー・マガジンズ)
- しりあがり寿『真夜中の弥次さん喜多さん』(マガジンハウス)
- しりあがり寿『“徘徊老人”ドン・キホーテ』(朝日新聞社)
- たむらしげる『ファンタスマゴリア デイズ』(メディア・ファクトリー)
- 花輪和一『天水』(講談社コミックス)
- 諸星大二郎『諸怪志異』(双葉社)
- 諸星大二郎『栞と紙魚子』(朝日ソノラマ)
[Ⅴ]写真
- 『チルドレンズ』(リトルモア,2003)
[Ⅵ]その他
- 立岩真也『自由の平等―簡単で別な姿の世界』(岩波書店,2004)
- ミシェル・フーコー「外の思考」(蓮實 重彦他編『ミシェル・フーコー思考集成Ⅱ』,筑摩書房,1999)
- ソール・A・クリプキ『名指しと必然性―様相の形而上学と心身問題』( 八木沢敬・野家啓一訳,産業図書,1985)
- バーバラ・A・バブコック編『さかさまの世界―芸術と社会における象徴的逆転』(岩崎宗治・井上兼行訳,岩波書店,2000)
- たむらしげる『水晶山脈』(アノニマ・スタジオ,2005)