※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

映画≪ルナシー≫


チェコのアニメーション作家ヤン・シュヴァンクマイエルの新作映画≪ルナシー≫を観てきました。屑屋先生はもう観ましたか?
この「哲学的ホラー」を観に行くのはかなりの覚悟が必要だった。だいたいタイトルからしてただでは済まされない感じだ。

舞台は精神病院。これは精神病院の対立する二つの在り方をめぐる物語である。
つまり一方には完全なる自由,放蕩(libertin)がある。これは侯爵(もちろんサド侯爵に着想を得ている)の立場に代表される。そしてもう一方には管理・処罰,抑圧,操作がある。この二つの在り方が対立している。

恐ろしいことに,ふつう狂気とは「正常」との対比で語られるのだが,ここには正常/狂気の区別がない。何が正常か分からなくなるし,そもそも正常なんてあるのかも分からなくなる。
そして正常/狂気の区別のないところでは,「健全な人たち」と狂者を隔てる精神病院の壁もなくなり,この世界全体が精神病院となる。シュヴァンクマイエル曰く,この精神病院は現代文明の象徴に他ならない。
それゆえ冒頭に流れたフランスの革命歌=国歌≪ラ・マルセイエーズ≫と,エンディングに流れたロシアの革命歌≪同志は倒れぬ≫(君は英雄的に倒れた)は意味深である。

うーん,しばらく肉は食べたくないな…。
新宿K'sシネマ,渋谷シアターイメージフォーラムで上映中。
毎週土日に先着30名,「13の体罰カード」をプレゼントだそうです!

  

屑屋(管理人)

得意分野:エログロナンセンス
一言:トカトントンがきこえてくるよ。

狗蔵(居候)

得意分野:擬似社会学
一言:○○即仏道って便利な言葉ですよね。

menocchio

得意分野:カーニヴァル
一言:いまは一刻も早い燈籠大臣のお出ましを願うのみ。

カメ(首伸ばし)

得意分野:有職故実
一言:ラッキーと混沌が好きです

お問い合わせは
管理人・屑屋まで
shintenoh@excite.co.jp
(@を半角で)