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ふきだまりな話4:ラテンアメリカ文学におバカなエロがあったよ!


インカ帝国の偉大なる祖はマンコ・カパックという名前だそうです。

屑屋です。

ホイヘ・ルイス・ボルヘスやガルシア・マルケス、カルロス・フェンテスなどラテンアメリカ文学といえば、マジックリアリズムと一時期もてはやされたように、土着の異界的世界と日常が渾然一体となった不可思議な文学が繰り広げられることが有名です。

しかし、有名だろうとなんだろうと、私のようなほとんど本を読まない人間にとって、彼らの作品は読むのがはっきり言ってつらい。ボルヘスの短編も内容が濃すぎて、いい加減つらいが、マルケスの『百年の孤独』など長編を読むなど狂気の沙汰です。

しかし、読まず嫌いはいかんな、ということで、マルケスの短編『エレンディラ』(1988.筑摩書房)を読んでみると、奇妙でおかしく、しかも、異界会の品位を下げている私、屑屋にとってはここが重要なんですが、結構エロいことを発見しました。以下内容雑感。

くたびれた老人の天使の話や、奇跡を起こすブラカマン(詐欺師)、代価に見合った行動をすれば、いくらでもお金を出して悩みを解決するアメリカ人(例えば、売春と縁の切るために500ペソ欲しいという売春婦に、彼女の一回分の料金が5ペソであることから100人の男に5ペソを渡して、女に相手をさせるとか。48ペソのために得意な鳥の鳴き真似をさせられた男もいる。48種類の鳥の真似ということで後半は怪しいことになったが)、その美しさのためにさびれた村の人々を団結力あふれる誇り高い人間に変えた巨大な水死体などなど奇想のおもちゃ箱でした。

中でも、中編「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」は、祖母に馬車馬のように働かされている14歳の孫娘がうっかりして火災を起こし、屋敷を全焼させたことに対して、祖母が売春をさせて、損害賠償させるというとんでもない話でした。

哀れエレンディラは金のためにまず食料品店のオヤジに「初めて」を奪われ、その後、砂漠のテント小屋の中で何十何百の男たちにその華奢な体を陵辱されることになります。

色々な体液でぐっしょりとなった粗末なベッドの上で祖母に訴えるエレンディラの

「わたし死んじゃう」

の台詞は「翻訳者、GJ!」といった感じでした(あほ)。

しかし、先述の500人の男を一挙に相手にする売春婦にしろ、エレンディラにしろなんだか凄まじい設定で非現実的です。エレンディラのせいで砂漠の街の売春窟には閑古鳥がなくのみならずエレンディラを求める男たちの行列が入ってくる始末でどれだけの人気なんだ、とツッコミを入れたくなります。

最近の鬼畜なエロマンガも非現実的なほどの陵辱を受けてますがね。これらに比べてあまりエロさを感じさせないのは直接的な描写がないせいでしょうか。

さて、巨匠の文学作品でエロさを感じるものを挙げておくと『眼球譚』(バタイユ,ジョルジュ.2003.河出書房新社)などが思い出深いですね。
大学の図書館で見つけましたが、これは図書館に置いておいていいのだろうかと思いました。

やはりエロスは粘着性!

ともあれ全編に渡って奇妙で乾いてとぼけたエロ味で面白うございました。

あと、現地の人はラテンアメリカという呼称は嫌いみたいです。勝手にアメリカ呼ばわりするな!ということでしょうか。ボロは着てても心は(ry

(屑)
  

屑屋(管理人)

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一言:○○即仏道って便利な言葉ですよね。

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