山陰幽世紀行2
さて、島根で「異界」と関係がある人と言えば、この人をはずす訳にはいきますまい。
ラフカディオ・ハーン、日本名・小泉八雲。
日本における怪異の口承文芸を集めた、再話文学の最高峰とも言われる『怪談KWAIDAN』の著者です。
余談ですが、この本の面白い点として、洋書にも関わらず、日本語のオノマトペ(擬音語)を活用している点が挙げられます。英語ではどうにも翻訳できないので、hitahita等そのまま英文中に記しているのです。日本語はオノマトペの非常に多い言語ですが、それだけに日本の怪談にはオトマトペは必須のものであり、それによって、独特な世界を作り出しているんでしょうね。
日本における怪異の口承文芸を集めた、再話文学の最高峰とも言われる『怪談KWAIDAN』の著者です。
余談ですが、この本の面白い点として、洋書にも関わらず、日本語のオノマトペ(擬音語)を活用している点が挙げられます。英語ではどうにも翻訳できないので、hitahita等そのまま英文中に記しているのです。日本語はオノマトペの非常に多い言語ですが、それだけに日本の怪談にはオトマトペは必須のものであり、それによって、独特な世界を作り出しているんでしょうね。
ということで小泉八雲記念館に行ってきました。
ここには松江駅から「まつえウォーカー」という市内循環バスが通っており、運賃も100円と安く、オススメです。
ここには松江駅から「まつえウォーカー」という市内循環バスが通っており、運賃も100円と安く、オススメです。
記念館にはハーンの愛用の机や顕微鏡のようなルーペ(ハーンは非常に目が悪かった)などがハーンにまつわる品々が展示され、そして彼の生涯・功績が説明されています。
その中で印象的だった情報を。
ハーンは松江にゆかりがあるイメージがあると思うのですが、実際には10数年に及ぶ日本滞在の中で最初の1年余りしか松江にはいませんでした。
松江を離れた原因としては、お金の問題もあったのですが、もう一つありました。
松江を離れた原因としては、お金の問題もあったのですが、もう一つありました。
「寒さ」だそうです。
……orz
記念館の隣にはハーンたっての希望で彼が仮住まいした武家屋敷が保存されており、公開されております。
古きよき日本の住まいという感じで良いのですが四方が開け放たれているので非常に寒いです。
中央に受付がもうけられており、中年の女性が待機されておりましたが、これはこれでつらい仕事なんだろうとしのばれました。
古きよき日本の住まいという感じで良いのですが四方が開け放たれているので非常に寒いです。
中央に受付がもうけられており、中年の女性が待機されておりましたが、これはこれでつらい仕事なんだろうとしのばれました。
そして今回の旅のメインである境港へ。
言うまでもなく水木しげるロードを観光するのが目的です。
言うまでもなく水木しげるロードを観光するのが目的です。
まず松江駅から鳥取は米子駅に着いてびっくり。
境港へは境線で行くのですがそれが0(霊)番ホームから出ているのです。よっ、小粋だね!
境港へは境線で行くのですがそれが0(霊)番ホームから出ているのです。よっ、小粋だね!
また、出発する電車は鬼太郎ペイントがほどこされた特製妖怪列車(一輌)!
さらに、米子駅から境港駅までの境線はなんとそれぞれ正規の駅名のほかに妖怪の名前がついているのです。ちなみに米子駅は「ねずみ男」駅。駅構内には、それにちなんだお店やブロンズ像が所狭しと鎮座しています。
魅惑の妖怪汁や購買意欲をいやがおうにもかきたてないねずみ男汁が購入可能。素人にはおすすめできない(?)
これはノーマルな飲み物のみ。
まずは顔はめと……
準備が整ったところで、いざ境港へ!
A Journy to the IKAI~♪