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&bold(){Honoca}(ホノカ)は、[[封営街道交通]]、[[封営地下鉄]]が発行し、発売している共通乗車カード・電子マネーである。
[[日本鉄道サイバネティクス協議会]]が策定したサイバネ規格に準拠しており非接触型ICカードシステムには[[FeliCa]]の技術が用いられている。
*概要
Honocaは[[封営街道交通]]が開発し、導入した非接触型ICカードシステムによる乗車カードで、2015年から封営街道バス管内のエリアで順次サービスを実施している。
Honocaは多くの情報を通信できるICカードの機能を活用し、カードを自動改札機にタッチして運賃精算に使用できる。
また、自動券売機での乗車券などの購入、自動精算機での精算機能に加え、残額が不足した際にチャージ(入金)することで繰り返し使用できる機能、定期券機能、グリーン券機能、
駅構内(キオスクなど)や街中の一部の商店での商品代金の支払いにも利用できる電子マネー機能など、数多くの機能が盛り込まれている。
また、繰り返し利用することが可能なので、従来の切符や磁気式プリペイドカードのように使用後の廃棄物が発生しない。
|&ref(e4996ec6-d2ac-425b-ad88-8c7539e1a98c.jpg)&br()IC乗車カード「Honoca」。2010年発行モデル。|
**FeliCa
技術的には、ソニーが開発した非接触型ICカード技術である「FeliCa」を採用している。
非接触型のため、パスケースや鞄などから取り出す必要はなく、パスケースごとタッチしても利用できる。
なお、読み取り可能範囲が半径10cm程度あるので空中を通しても利用可能な場合があるが、Suicaと改札機との通信時間を確保するため、
Suicaやパスケースなどを読み取り機に(かざすのではなく)タッチさせて改札機を通過する使い方、すなわち「タッチ&ゴー」をJR東日本では推奨している。
FeliCaはすべて13.56MHz帯の周波数の無線を使用して通信・発電するため、通信可能圏内にある複数のFeliCaが通信可能となる。
アンチコリジョンに対応していれば複数枚のカードを重ねても干渉しないとされており、本カードは対応しているが、電子マネーカードの「Edy」(現:楽天Edy)は非対応で、
本カードとEdyを重ねて使用しようとすると相互に干渉することがある。さらに、複数枚のFeliCaが読み取り機からの電波を奪い合い、通信に必要なエネルギーを供給できずにエラーを起こしてしまうことがある。
また、IC運転免許証とも相互干渉を起こし、エラーとなる場合もある。
**名前の由来
Honocaの名称は「&bold(){HON}eycomb pattern &bold(){O}perating &bold(){CA}rd」(蜂の巣模様のオペレーティングカード)の略で、夜祝の[[封旗>夜祝の旗]]のデザインである三盛り亀甲紋があしらわれていることに由来する。
この蜂の巣模様(六角形のマーク)は、封営街道バスの各路線ごとの記号にも用いられており、封営街道交通のシンボルマークにもなっている。
なお、Honocaカードの裏面の右下に記載の番号は「YT」で始まる17桁の英数字であるが、この「YT」は封営街道交通の英語表記「Yasuka Traffic」から採ったものである。
モバイルHonoca(詳細は後述)にも、この「RT」で始まる個別の番号が振り分けられている。
**交通系ICカードの相互利用
発売開始当初から、全国10種類の交通系ICカードの相互利用サービスが開始され、[[SUICA]]、[[PASMO]]、[[Kitaca]]、[[TOICA]]、[[manaca]]、[[ICOCA]]、[[PiTaPa]]、[[SUGOCA]]、[[nimoca]]、[[はやかけん]]との間で相互利用が可能である。
相互利用エリアは北海道から九州地方まで日本の広範囲に広がり、前掲のICカードをどれか1種類所有していれば、相互利用サービスを実施している各社局の鉄道・バスに乗車することができる(ただし相互利用カードのエリア内であってもシステムの都合上、一部利用できない鉄道・バス事業者がある)。
このうちPiTaPaを除く9種類については、電子マネー機能の相互利用サービスも行われている。
なおPiTaPaは法律上クレジットカードに準ずる扱いで、加えて相互利用開始時までにシステムの改修が間に合わないため、電子マネー機能の相互利用は当分の間実施されない。
*取扱事業者一覧
発行を行っていない事業者も、エリア内でチャージ(窓口、券売機、簡易チャージ機、バス車内チャージなど)を取り扱っている。
***バス
封営街道バス
*種類
**Honocaカード
Honocaのカードには以下の種類がある。
&bold(){Honocaカード}(無記名式)
氏名などの個人情報は登録しないで、鉄道乗車時の運賃精算やHonocaショッピングサービス加盟店舗での商品代金の支払いに利用できる。
大人用のみ発売している。小児も利用することができるが、運賃がすべて大人用として扱われるため、下記の小児用My Honocaが別に設けられている。
なお、デザイン面が通常と異なる記念カードについては、リライト機能のない無記名専用カードで発行している。
&bold(){My Honoca}(記名式)
購入時に氏名(カタカナ)、生年月日、電話番号などの個人情報を登録するHonocaで、Honocaカードの表面に氏名がカタカナで印字されており、その本人以外は使用できない。
個人情報を登録することにより、万一の紛失時に使用停止措置と残高を保証した再発行が有償で受けられる。
大人用のほか、小児運賃を差し引くこども用My Honocaがある。既に小児用の他社発行のHonocaを所持している場合は購入できない。
&bold(){Honoca定期券}
My Honocaに加えて、定期券情報を持つもの。
大人用と小児用があり、大人用には通勤定期券のほか、中・高・大学生別の通学定期券もある。
発行時点ではSFがない。定期券としての有効期間を過ぎても自動精算機能は利用できる(ただし、自動精算機での精算取扱いに制限がある)。
逆に、定期券の有効期間終了と同時に自動精算機能を停止させる機能を付けることもできる。また、複数の定期券情報を付加することも可能である。
ICカードによる新幹線定期券であるSuica FREX定期券およびSuica FREXパル定期券も発行されている。
&bold(){Honoca連絡定期券}
Honoca定期券に加えて、封営交通と連絡他社線にまたがる区間を一枚の定期券とするもの。
発駅・着駅がともに連絡他社線の駅となる連絡定期券は、当該他社側のICカード連絡定期券となり、Honoca連絡定期券としては発売できない。
取り扱い事業者は2016年現在31社局で、以下の事業者との連絡定期券を発行している。
上記の各Honoca乗車券にはリライト機能がついており、Honocaカード(無記名式)に後から個人情報を登録すればMy Honoca(記名式)に、さらにMy Honocaに定期券を追加購入してHonoca定期券に変更することもできる。
また、Honoca定期券から定期券部分を払い戻してMy Honocaに変更することも可能だが、Honoca定期券やMy HonocaからHonocaカード(無記名式)に変更することはできない。
また、「こども用Honoca」には有効期限があり(小学校卒業年の3月31日⇒満12歳に達する日(誕生日前日)以後の最初の3月31日まで有効)、期限が過ぎると使用できなくなる。引き続き、大人用として利用する場合は、取り扱い窓口で大人用に変更する手続を行う必要がある。
**その他のHonoca
一般向けに発売されているHonocaカードのほか、以下の物も同様に利用可能である。
&bold(){モバイルHonoca}
携帯電話(おサイフケータイ)にHonocaカードのICカード機能を持たせたもの。
物理的に新規のカードを発行しないため、デポジットが発生しないが基本的に年会費が必要。
携帯電話の機能を利用したオンラインチャージ(入金)や利用履歴および残額の確認、定期券の購入・利用などの機能が提供されており、カード型よりサービス面における利便性が向上している。
一方、カード型と形状が異なることなどから一部機能について制限のある場合もある。
&bold(){Honoca機能付きクレジットカード・キャッシュカード}
VIEWカード(東日本旅客鉄道)をはじめ、クレジットカード会社や銀行各社よりHonoca機能を付加したクレジットカード・キャッシュカードが発行されている。
これらもHonocaカードと同様に利用できるが、カード表面の印字の都合でHonoca定期券機能などに制限がある場合がある。
&bold(){Honoca機能付き社員証・学生証等}
詳細は「#機能の拡充」を参照
&bold(){Honoca}(ホノカ)は、[[封営街道交通]]が発行し、発売している共通乗車カード・電子マネーである。
[[日本鉄道サイバネティクス協議会]]が策定したサイバネ規格に準拠しており非接触型ICカードシステムには[[FeliCa]]の技術が用いられている。
*概要
Honocaは[[封営街道交通]]が開発し、導入した非接触型ICカードシステムによる乗車カードで、2015年から封営街道バス管内のエリアで順次サービスを実施している。
Honocaは多くの情報を通信できるICカードの機能を活用し、カードを自動改札機にタッチして運賃精算に使用できる。
また、自動券売機での乗車券などの購入、自動精算機での精算機能に加え、残額が不足した際にチャージ(入金)することで繰り返し使用できる機能、定期券機能、グリーン券機能、
駅構内(キオスクなど)や街中の一部の商店での商品代金の支払いにも利用できる電子マネー機能など、数多くの機能が盛り込まれている。
また、繰り返し利用することが可能なので、従来の切符や磁気式プリペイドカードのように使用後の廃棄物が発生しない。
|&ref(e4996ec6-d2ac-425b-ad88-8c7539e1a98c.jpg)&br()IC乗車カード「Honoca」。2010年発行モデル。|
**FeliCa
技術的には、ソニーが開発した非接触型ICカード技術である「FeliCa」を採用している。
非接触型のため、パスケースや鞄などから取り出す必要はなく、パスケースごとタッチしても利用できる。
なお、読み取り可能範囲が半径10cm程度あるので空中を通しても利用可能な場合があるが、Suicaと改札機との通信時間を確保するため、
Suicaやパスケースなどを読み取り機に(かざすのではなく)タッチさせて改札機を通過する使い方、すなわち「タッチ&ゴー」をJR東日本では推奨している。
FeliCaはすべて13.56MHz帯の周波数の無線を使用して通信・発電するため、通信可能圏内にある複数のFeliCaが通信可能となる。
アンチコリジョンに対応していれば複数枚のカードを重ねても干渉しないとされており、本カードは対応しているが、電子マネーカードの「Edy」(現:楽天Edy)は非対応で、
本カードとEdyを重ねて使用しようとすると相互に干渉することがある。さらに、複数枚のFeliCaが読み取り機からの電波を奪い合い、通信に必要なエネルギーを供給できずにエラーを起こしてしまうことがある。
また、IC運転免許証とも相互干渉を起こし、エラーとなる場合もある。
**名前の由来
Honocaの名称は「&bold(){HON}eycomb pattern &bold(){O}perating &bold(){CA}rd」(蜂の巣模様のオペレーティングカード)の略で、夜祝の[[封旗>夜祝の旗]]のデザインである三盛り亀甲紋があしらわれていることに由来する。
この蜂の巣模様(六角形のマーク)は、封営街道バスの各路線ごとの記号にも用いられており、封営街道交通のシンボルマークにもなっている。
なお、Honocaカードの裏面の右下に記載の番号は「YT」で始まる17桁の英数字であるが、この「YT」は封営街道交通の英語表記「Yasuka Traffic」から採ったものである。
モバイルHonoca(詳細は後述)にも、この「RT」で始まる個別の番号が振り分けられている。
**交通系ICカードの相互利用
発売開始当初から、全国10種類の交通系ICカードの相互利用サービスが開始され、[[SUICA]]、[[PASMO]]、[[Kitaca]]、[[TOICA]]、[[manaca]]、[[ICOCA]]、[[PiTaPa]]、[[SUGOCA]]、[[nimoca]]、[[はやかけん]]との間で相互利用が可能である。
相互利用エリアは北海道から九州地方まで日本の広範囲に広がり、前掲のICカードをどれか1種類所有していれば、相互利用サービスを実施している各社局の鉄道・バスに乗車することができる(ただし相互利用カードのエリア内であってもシステムの都合上、一部利用できない鉄道・バス事業者がある)。
このうちPiTaPaを除く9種類については、電子マネー機能の相互利用サービスも行われている。
なおPiTaPaは法律上クレジットカードに準ずる扱いで、加えて相互利用開始時までにシステムの改修が間に合わないため、電子マネー機能の相互利用は当分の間実施されない。
*取扱事業者一覧
発行を行っていない事業者も、エリア内でチャージ(窓口、券売機、簡易チャージ機、バス車内チャージなど)を取り扱っている。
***バス
封営街道バス
*種類
**Honocaカード
Honocaのカードには以下の種類がある。
&bold(){Honocaカード}(無記名式)
氏名などの個人情報は登録しないで、鉄道乗車時の運賃精算やHonocaショッピングサービス加盟店舗での商品代金の支払いに利用できる。
大人用のみ発売している。小児も利用することができるが、運賃がすべて大人用として扱われるため、下記の小児用My Honocaが別に設けられている。
なお、デザイン面が通常と異なる記念カードについては、リライト機能のない無記名専用カードで発行している。
&bold(){My Honoca}(記名式)
購入時に氏名(カタカナ)、生年月日、電話番号などの個人情報を登録するHonocaで、Honocaカードの表面に氏名がカタカナで印字されており、その本人以外は使用できない。
個人情報を登録することにより、万一の紛失時に使用停止措置と残高を保証した再発行が有償で受けられる。
大人用のほか、小児運賃を差し引くこども用My Honocaがある。既に小児用の他社発行のHonocaを所持している場合は購入できない。
&bold(){Honoca定期券}
My Honocaに加えて、定期券情報を持つもの。
大人用と小児用があり、大人用には通勤定期券のほか、中・高・大学生別の通学定期券もある。
発行時点ではSFがない。定期券としての有効期間を過ぎても自動精算機能は利用できる(ただし、自動精算機での精算取扱いに制限がある)。
逆に、定期券の有効期間終了と同時に自動精算機能を停止させる機能を付けることもできる。また、複数の定期券情報を付加することも可能である。
ICカードによる新幹線定期券であるSuica FREX定期券およびSuica FREXパル定期券も発行されている。
&bold(){Honoca連絡定期券}
Honoca定期券に加えて、封営交通と連絡他社線にまたがる区間を一枚の定期券とするもの。
発駅・着駅がともに連絡他社線の駅となる連絡定期券は、当該他社側のICカード連絡定期券となり、Honoca連絡定期券としては発売できない。
取り扱い事業者は2016年現在31社局で、以下の事業者との連絡定期券を発行している。
上記の各Honoca乗車券にはリライト機能がついており、Honocaカード(無記名式)に後から個人情報を登録すればMy Honoca(記名式)に、さらにMy Honocaに定期券を追加購入してHonoca定期券に変更することもできる。
また、Honoca定期券から定期券部分を払い戻してMy Honocaに変更することも可能だが、Honoca定期券やMy HonocaからHonocaカード(無記名式)に変更することはできない。
また、「こども用Honoca」には有効期限があり(小学校卒業年の3月31日⇒満12歳に達する日(誕生日前日)以後の最初の3月31日まで有効)、期限が過ぎると使用できなくなる。引き続き、大人用として利用する場合は、取り扱い窓口で大人用に変更する手続を行う必要がある。
**その他のHonoca
一般向けに発売されているHonocaカードのほか、以下の物も同様に利用可能である。
&bold(){モバイルHonoca}
携帯電話(おサイフケータイ)にHonocaカードのICカード機能を持たせたもの。
物理的に新規のカードを発行しないため、デポジットが発生しないが基本的に年会費が必要。
携帯電話の機能を利用したオンラインチャージ(入金)や利用履歴および残額の確認、定期券の購入・利用などの機能が提供されており、カード型よりサービス面における利便性が向上している。
一方、カード型と形状が異なることなどから一部機能について制限のある場合もある。
&bold(){Honoca機能付きクレジットカード・キャッシュカード}
VIEWカード(東日本旅客鉄道)をはじめ、クレジットカード会社や銀行各社よりHonoca機能を付加したクレジットカード・キャッシュカードが発行されている。
これらもHonocaカードと同様に利用できるが、カード表面の印字の都合でHonoca定期券機能などに制限がある場合がある。
&bold(){Honoca機能付き社員証・学生証等}
詳細は「#機能の拡充」を参照