ALA-02D 灰簾(国家防衛支援生体)

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&bold(){ALA-02D 灰簾}(かいれん)は[[伊能重工業]]が開発した、対艦攻撃生体(国家防衛支援生体)。 生物学上の和名はテイオウヨロイトビガイ。 &space(12)&sizex(4){&color(black){&bold(){ALS-01D 螺鈿}}} |&bold(){用途}:国家防衛用支援生体| |&bold(){分類}:多用途戦術支援生体| |&bold(){製造者}:伊能重工業| |&bold(){運用者}:龍然封([[空戦群]])| |&bold(){初飛行}:&br()検証体:2010年7月3日| |&bold(){生産数}:2,013体| |運用開始:2012年4月30日| |&bold(){運用状況}:現役(一部試験飛行中)| |&bold(){ユニットコスト}:1億7000万日本円| *概要 国家防衛用人工生体計画(RADEN)に基づいて開発された第一世代型に分類される国家防衛支援生体で、世界初の実用的な軍用人工多細胞生物である。 海に囲まれた日本周辺の環境に適応し、高速潜行能力と超音速飛行能力を備え、戦闘能力及びコスト面で現代主力兵器を凌ぐ人工生命体の開発という、 極めて野心的なプロジェクトであったが、本生体は量産コスト、運用コスト、多用途性、機動力、戦闘力の全てにおいて想定目標値を上回る傑作となった。 粒子制御器官と呼ばれる特殊な器官による耐射撃能力、耐爆能力、音速巡航能力、高速潜行能力を特徴とする。 また、空対地、地対空、空対空、水中といったあらゆる場面や環境での戦闘が可能であり、龍然封軍事作戦群では多用途戦術支援生体として分類されている。 量産効率を優先したため体が小さく、その原子制御能力は限定的であり、より広範囲の制御や深度の深い海域での活動においては、それぞれの用途に特化された次なる生体の開発が待たれる。 一体当たりの量産コストが日本円で約1億7000万円と、兵器としては極めて安価で、成熟期間も短いため、現在1年間に1000体まで繁殖可能な体制が整えられている。 龍然封軍事作戦群の多くの部隊で、必要用途の支援生体配備までの間、ALS-01Dが仮配備されている状態である。 *特徴 ***体 軟体部の表面には厚い鱗が並び、その上を硬質化した外套膜である外套殻が全身鎧のように覆っている。 これらの鱗や外套殻により、他の軟体動物と比べて極めて乾燥に強く、長時間の陸上活動が可能になっている。 ただし、砂漠などの高温乾燥地帯のような環境には適応できず、生命活動を維持することはできない。 体を覆う外套殻は非常に硬く、大抵の銃弾であれば跳ね返してしまうほどである。 この硬さが低圧な高高度で急加速や、高い重力負荷環境下での旋回、深海での高速潜行といった過酷な環境での活動を可能にしている。 軟体動物であるため、形成するのに時間がかかるカルシウムと石灰質が主成分の骨を持たず、巨大化により殻も退化している。 代わりに、体重を支える外皮として発達した外套殻はタンパク質を主成分とするため、体の構成が速く、急速に成長する。 ***感覚器官 ALS-01Dの頭部は外套殻と変形した鱗に覆われており、その下に眼と、眼側窩と呼ばれる様々な感覚器官が密集した箇所を持つ。 眼側窩では赤外線、電磁波、振動などを精密かつ広範囲に渡って感知することができ、戦闘機や軍艦の発する熱、電波、音を瞬時に察知することが出来る。 ***戦闘能力 量産効率を優先した体躯の小ささから、効果範囲が小さくなってはいるものの、粒子制御器官による防御能力及び攻撃能力はすさまじく、 単独の兵器としては世界最高水準の戦闘能力を有するとされる。 ALS-01Cをはじめとするダイオウヨロイトビガイが持つ粒子制御器官は、周辺の粒子に電磁的な負荷をかけることで、その動きを制御したり、 内部崩壊を促すことのできる極めて特殊な器官であり、筋肉の細胞が粒子加電板とよばれる細胞に変化したものである。数千個の粒子加電板が一斉に発電し、 電気負荷を発生させることで粒子制御が可能となる。祓-零式の場合、4本の上腕の根元から先端までのほとんどが粒子制御器官である。 ダイオウヨロイトビガイは、上腕の動きを調節し、自身の周囲に電気的な力場を形成する。この力場により周辺大気中の粒子や水中の水分子の動きを制御して 気圧や水圧を急速に高め、外的への防御とする。一方、これを攻撃に転じると限定空間的な強い衝撃波となる。 2012年に龍然で行われた「南海実弾演習」においては、戦艦の発射するMk 45 5インチ砲5発と90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)2発、 ファランクスの20mmガトリング砲M61A1の攻撃全弾を着弾前に空中で防御、用意された標的の貨物船を遠隔衝撃波2発で撃沈した。 この演習により、粒子制御による防御力が、現代の火器による攻撃のほとんどを無力化可能であることを証明し、祓-零式の戦闘力を知らしめることとなった。 一方で、軟体動物であるために無制限に陸上で活動することはできず、非戦闘時には全身が隠れる水中空間が必要となる。 そのため、島国などの周辺が海に囲まれた地域であれば問題は少ないが、砂漠などの高温乾燥地帯では生命活動の維持も困難となるため、 運用可能な地域や空中航続距離はある程度限定されてしまう。逆に言えば、専守防衛を基本とする島国である龍然封や日本においては 極めて優れた防衛兵器であると言える。 *仕様 &bold(){諸元} 全長: 約38.92m (上腕触手含む) 全高: 平均約5.28m 全幅: 平均約3.41m 重量: 約1,900kg &bold(){能力} 最大速度:(航空)M2.57, 3145km/h (高々度)      (潜航)最大196 ノット, 362 km/h 航続距離:(航空) 最大1,680km      (潜航) 6,872km 実用上昇限度:機密 (非公開) 実用潜航深度:機密 (非公開) 熱感知範囲: 40.03km 粒子制御範囲:43.6m 連続陸上活動時間:54.9時間
&bold(){ALA-02D 灰簾}(かいれん)は[[伊能重工業]]が開発した、対艦攻撃生体(国家防衛支援生体)。 生物学上の和名はテイオウヨロイトビガイ。 &space(12)&sizex(4){&color(black){&bold(){ALA-02D 灰簾}}} |&bold(){用途}:国家防衛用支援生体| |&bold(){分類}:多用途戦術支援生体| |&bold(){製造者}:伊能重工業| |&bold(){運用者}:龍然封([[空戦群]])| |&bold(){初飛行}:&br()検証体:2010年7月3日| |&bold(){生産数}:2,013体| |運用開始:2012年4月30日| |&bold(){運用状況}:現役(一部試験飛行中)| |&bold(){ユニットコスト}:1億7000万日本円| *概要 国家防衛用人工生体計画(RADEN)に基づいて開発された第一世代型に分類される国家防衛支援生体で、世界初の実用的な軍用人工多細胞生物である。 海に囲まれた日本周辺の環境に適応し、高速潜行能力と超音速飛行能力を備え、戦闘能力及びコスト面で現代主力兵器を凌ぐ人工生命体の開発という、 極めて野心的なプロジェクトであったが、本生体は量産コスト、運用コスト、多用途性、機動力、戦闘力の全てにおいて想定目標値を上回る傑作となった。 粒子制御器官と呼ばれる特殊な器官による耐射撃能力、耐爆能力、音速巡航能力、高速潜行能力を特徴とする。 また、空対地、地対空、空対空、水中といったあらゆる場面や環境での戦闘が可能であり、龍然封軍事作戦群では多用途戦術支援生体として分類されている。 量産効率を優先したため体が小さく、その原子制御能力は限定的であり、より広範囲の制御や深度の深い海域での活動においては、それぞれの用途に特化された次なる生体の開発が待たれる。 一体当たりの量産コストが日本円で約1億7000万円と、兵器としては極めて安価で、成熟期間も短いため、現在1年間に1000体まで繁殖可能な体制が整えられている。 龍然封軍事作戦群の多くの部隊で、必要用途の支援生体配備までの間、ALS-01Dが仮配備されている状態である。 *特徴 ***体 軟体部の表面には厚い鱗が並び、その上を硬質化した外套膜である外套殻が全身鎧のように覆っている。 これらの鱗や外套殻により、他の軟体動物と比べて極めて乾燥に強く、長時間の陸上活動が可能になっている。 ただし、砂漠などの高温乾燥地帯のような環境には適応できず、生命活動を維持することはできない。 体を覆う外套殻は非常に硬く、大抵の銃弾であれば跳ね返してしまうほどである。 この硬さが低圧な高高度で急加速や、高い重力負荷環境下での旋回、深海での高速潜行といった過酷な環境での活動を可能にしている。 軟体動物であるため、形成するのに時間がかかるカルシウムと石灰質が主成分の骨を持たず、巨大化により殻も退化している。 代わりに、体重を支える外皮として発達した外套殻はタンパク質を主成分とするため、体の構成が速く、急速に成長する。 ***感覚器官 ALS-01Dの頭部は外套殻と変形した鱗に覆われており、その下に眼と、眼側窩と呼ばれる様々な感覚器官が密集した箇所を持つ。 眼側窩では赤外線、電磁波、振動などを精密かつ広範囲に渡って感知することができ、戦闘機や軍艦の発する熱、電波、音を瞬時に察知することが出来る。 ***戦闘能力 量産効率を優先した体躯の小ささから、効果範囲が小さくなってはいるものの、粒子制御器官による防御能力及び攻撃能力はすさまじく、 単独の兵器としては世界最高水準の戦闘能力を有するとされる。 ALS-01Cをはじめとするダイオウヨロイトビガイが持つ粒子制御器官は、周辺の粒子に電磁的な負荷をかけることで、その動きを制御したり、 内部崩壊を促すことのできる極めて特殊な器官であり、筋肉の細胞が粒子加電板とよばれる細胞に変化したものである。数千個の粒子加電板が一斉に発電し、 電気負荷を発生させることで粒子制御が可能となる。祓-零式の場合、4本の上腕の根元から先端までのほとんどが粒子制御器官である。 ダイオウヨロイトビガイは、上腕の動きを調節し、自身の周囲に電気的な力場を形成する。この力場により周辺大気中の粒子や水中の水分子の動きを制御して 気圧や水圧を急速に高め、外的への防御とする。一方、これを攻撃に転じると限定空間的な強い衝撃波となる。 2012年に龍然で行われた「南海実弾演習」においては、戦艦の発射するMk 45 5インチ砲5発と90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)2発、 ファランクスの20mmガトリング砲M61A1の攻撃全弾を着弾前に空中で防御、用意された標的の貨物船を遠隔衝撃波2発で撃沈した。 この演習により、粒子制御による防御力が、現代の火器による攻撃のほとんどを無力化可能であることを証明し、祓-零式の戦闘力を知らしめることとなった。 一方で、軟体動物であるために無制限に陸上で活動することはできず、非戦闘時には全身が隠れる水中空間が必要となる。 そのため、島国などの周辺が海に囲まれた地域であれば問題は少ないが、砂漠などの高温乾燥地帯では生命活動の維持も困難となるため、 運用可能な地域や空中航続距離はある程度限定されてしまう。逆に言えば、専守防衛を基本とする島国である龍然封や日本においては 極めて優れた防衛兵器であると言える。 *仕様 &bold(){諸元} 全長: 約38.92m (上腕触手含む) 全高: 平均約5.28m 全幅: 平均約3.41m 重量: 約1,900kg &bold(){能力} 最大速度:(航空)M2.57, 3145km/h (高々度)      (潜航)最大196 ノット, 362 km/h 航続距離:(航空) 最大1,680km      (潜航) 6,872km 実用上昇限度:機密 (非公開) 実用潜航深度:機密 (非公開) 熱感知範囲: 40.03km 粒子制御範囲:43.6m 連続陸上活動時間:54.9時間

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