大東祭

龍然大東祭(りゅうぜんだいとうまつり)は、龍然封龍然路で10月18〜23日に開催される大東神宮の例大祭であり、秋祭りである。

由来

龍然封成立以前、北大東島で行われていた大東宮例祭と南大東島で行われていた豊年祭が、龍然成立後の神社合祀により一つになった祭である。
元々、両島の神社とも天照大御神を主神とし、9月22日から9月23日の同日程にかけて例祭が行われていたこともあり、
大東祭は、龍然政府によって島民の団結心向上のために最も早く企画された政策の一つである。

両島の例祭は、沖縄県では珍しく島内の集落がそれぞれ御輿や山車で練り歩き、八丈島や沖縄県の他の地域からの移住者の文化が融合した独特の祭事であった。
境内では八丈太鼓と三線の演奏に合わせて沖縄角力と江戸相撲の奉納演舞が行われた。

龍然成立以降は、封民の祝祭日となり、祭の執行部に封政府による補助金が支給されるようになったことで、徐々に規模が大きくなり、年々観光的な側面が強くなっている。
第1回の大東祭では、北川啓三という振り付け師が大東太鼓のリズムに合わせて踊る、やや早いテンポの創作エイサー「念仏廻し」を考案し、
以降、巨大な山車に乗った大東太鼓と三味線の囃子に合わせて、踊り手がこの「念仏廻し」を踊りながら、神輿と街を練り歩くのが恒例となっている。

開催状況

10月22日〜23日にかけて開催されるが、年々開始日が前倒しされ、日数が増える傾向にある。
昼間は境内にて八丈太鼓と三線の演奏に合わせて沖縄角力と江戸相撲の奉納演舞が行われ、夜には山車の運行再開に合わせて、念仏廻りの踊り手と神輿衆が街を練り歩く。
最終日には花火大会が催される。開催にかかる費用は、約2億2000万円。基本的に雨天決行だが、強風時には日程延期となる。

運行ルート

山車と神輿は祭1日目の夕方頃に金刀比羅大社、秋葉大社からそれぞれ1基ずつ出発し、大東神宮表参道の中央で掛け合いを行う。
祭2日目の夕方頃、大東神宮から山車と神輿が表参道から合流し、三基の掛け合いと太鼓の合奏が行われた後、それぞれ元の境内に戻り、祭りが終了する。

大東祭への参加

運行に関して基本的な運営(山車の運行、囃子方)は各出陣団体によって賄われる。
それ以外の重要なファクターとして山車の上で太鼓をたたく子供と踊り手(廻り手)がある。
廻り手に関しては正式な装束をまとってさえいればどの団体に参加しても自由であり、観光客でも参加することができる。
県内のスーパーやデパートなどでは、一式5000円程度で販売されている他、山車の運行ルート上には衣装のレンタルを行っている所もある。
こういった所では衣装の着付けもしてくれるので気軽に廻り手として参加することができる。
最終更新:2016年10月22日 22:54