夜雲の旗

夜雲の旗(やくものはた、:Flag of the Yakumo)である現在の夜雲封国旗封旗、ほうき)は、三盛亀甲三紋旗(みつもりきっこうさんもんき)と呼ばれる。
夜雲では古くから夜雲太社の社紋の一つとして知られ、三盛亀甲紋の内側に夜雲三女神それぞれの三つの神紋が描かれる。
本項では封旗と密接な関連がある封の紋章(封章、ほうしょう)についても併せて扱う。

夜雲の旗


用途及び属性 ?                                        
縦横比 27:11
制定日 1986年2月12日
使用色 褐色(濃紺)
天色(シアン)
□白

夜雲封封旗

夜雲において、国旗に相当する旗は封旗(ほうき)と呼ばれる。
1986年2月12日の独立と同時に制定された「夜雲封の旗および紋章とその他の象徴物についての法律」で、封旗を「三盛亀甲三紋旗」とし、デザインの詳細な規格を定めている。

1984年の夜雲基本法起草委員会第9回全体会議において、夜雲太社の社紋の一つである三盛亀甲三紋がほどこされた幟をそのまま封旗のデザインとして採用し、
1985年夜雲諸島自由連合区準備委員会第2回全体会議で暫定使用方法が可決され、1986年2月12日の独立をもって関連法規が発効された。

意匠

縦横比は27:10で、世界的に見ても非常に縦長の旗となっている。

褐色(かちいろ)と呼ばれる濃紺地に、天色(あまいろ、シアン)に縁取られた白色の「三盛り亀甲三紋」が旗の最下部に配置されている。
褐色は、夜雲諸島周辺の深海の色を藍染めで表現したもので、三盛り亀甲三紋を縁取る天色は藍染めの滲みを表現している。

三盛り亀甲三紋は夜雲封一宮夜雲太社で用いられる社紋の一つであり、三盛り亀甲紋の内側に、
夜雲太社の三柱の祭神、夜雲大神のそれぞれの神紋である「三つ巴(雷)」「水瓢箪(水)」「月に星(星月)」が描かれたものである。

縦掲揚と横掲揚

国旗等を縦に掲揚する際はそのまま「時計回りに90度まわして」掲げるというのが国際的なルールだが、
三盛り亀甲三紋旗は例外的に縦長の旗であるため、縦横に関係なく向きを変えずにそのままの形で掲揚する。

なお、もし仮に横向きに掲揚する場合、法律には「やむを得ず横に掲揚する場合は時計回りに90度回転し掲げる」との記載がある。

横掲揚する場合の三盛亀甲三紋旗

夜雲封封章

夜雲の封章(やくものほうしょう、Great Seal of Yakumo)は、夜雲の国章として用いられる図柄である。
代々夜雲太神社の社殿や御輿、祭器などで頻繁に用いられてきた意匠の一つであり、法律によって国章(封章)に定められた。



夜雲の封章。黒烏白麟

この他、封章は夜雲の行政府である太守房のシンボルとしても使用される。
正式な意匠名は「黒烏白麟」と呼ばれ、日輪上部に重なるよう八咫烏が配置され、下部に白麟(雌の白麒麟)が配置される。
最終更新:2024年01月16日 18:32