明奉

明奉 (みょうほう、 Emperor's Representative of Ryuzen )は、龍然封政府(天皇の政府)の長である。称号は「閣下(かっか)」。
龍然封の行政府の首長であり、龍然における天皇の名代の称号。龍然封における実質的な行政権を掌握している。
明奉の地位は「奉座部」、あるいは「奉位」と呼ばれる。現在の明奉は日向時雨(初代)。

龍然封
明奉
Emperor's Representative of
Ryuzen Territories of Japan

明奉紋章



現職者:
日向時雨 (初代)
就任日:2013年(平成24)6月25日
称号 閣下
官邸 金剛閣
任命者 今上天皇
任期 4年間(最長2期)
創設 2012年9月25日
副官 橘 英門
ウェブサイト 金剛閣

概要

新大東暫定自治区移行政府代表の役割を引き継ぐ、龍然の新たな事実上の首長職として設置された。
龍然の行政府の長としてだけではなく、日本本土から離れた龍然における天皇の代理人として、国家元首名代の地位をも担っている。
その選出方法や権限は内閣総理大臣のような議院内閣制の首相職にやや似るが、元首の代理人を兼ねる点や権能が異なり、大統領的な性格も併せ持つ。

元首名代、行政府の首長としての権能だけでなく、一定数の議席(議決票)という形で立法府にも影響力を持つため、非常に強大な権限を有する。
任期は4年。不信任決議案が可決された場合には明奉の代理である 奉代 が置かれ、封閣首長代理を務めるとされる。
よって、不信任を受けた明奉は、任期満了まで行政府の長としての立場と権能を失う。

公式表記は 明奉 で読み方は みょうほう 。英語での公式表記は Emperor's Representative of Ryuzen

2012年の龍然成立から2013年5月までは、那覇協定に基づいて新大東暫定自治区移行政府代表が置かれていたが、
2013年6月に初の明奉推挙が行われ、暫定政府及び移行政府の代表を1年務めた日向時雨が初代明奉に就任し、天皇によって任命された。

継承

 詳細は「明奉推挙」を参照

選出

明奉は、龍然封大典(自治憲法)の規定に基づき、3ヶ月超に渡って行われる「 明奉推挙 」と呼ばれる選挙戦によって4年に1度、新しく選出、または再任される。
選出法としては「各政党による新党首候補者の立候補」、「封民の選挙による各党新党首の選出」、「封民の選挙による与党(新明奉)の選出」の三段階があり、事実上の首相公選制である。

明奉推挙が開始が満頭会総代によって宣言されると、各政党は次期党首となる候補者を党員から募る。
この時、新党首立候補資格は、25歳以上の参議であることと、元来の日本国籍保有者又はその子孫であることとされる。
各党の党首候補者が出揃うと、大東神宮にて必勝祈願の儀を受け、各党の党首を決める選挙戦が開始される。
封民は投票の際、支持政党と投票先の党首が所属する政党の相違を認められており、候補者から1名の名前を記載する。これにより、より得票数の多い候補が各党の党首となり、
各党は新党首を筆頭に参議選を戦う。参議選が明奉推挙の最後の選挙戦であり、この選挙戦にて最多票を獲得し、与党となった党の党首が新明奉となる。
そのため、封民は各党の政策などに加え、その党の党首が新明奉にふさわしいかどうかを判断して、支持政党に票を投じる必要がある。

与党となった党の党首は、大東神宮の神前にて前明奉と明奉継承の儀を行い、御神刀を受ける。その後天皇より龍然における天皇名代の任命を受け、正式に明奉となる。

なお、2度を超えて選出されることは認められていない(三選禁止)ため、連続就任できる期間は8年。

資格

満頭会の3分(3%)以上の議席を有する政党の党首かつ、日本国内における在留期間が14年以上で、出生による日本国籍保持者。
すなわち、生まれた時点において日本国籍でなければ明奉候補の資格がない。(龍然の封民は那覇協定の取り決めにより、日本人入植者とその子孫は全員日本国籍を持つ)

権限

執行権(行政権)

  • 行政各部を指揮監督すること
  • 法律及び政令への署名をすること
  • 閣議を主宰すること
  • 閣議において、封閣の重要政策に関する基本的な方針その他の案件を発議すること。
  • 行政各部の処分又は命令を中止せしめること。
  • 裁判所による行政処分等の停止に対して異議を申し述べること。
  • 一般封務及び外交関係について、満頭会に報告すること。
  • 各部長官の指名権及び任免権。
  • 各部長官から報告を受け、意見を求める権利。
  • 刑の執行延期及び恩赦をおこなう権限(弾劾の場合を除く)。
  • 日本政府が締結した条約の批准権及び拒否権。ただし満頭会の3分の2以上の賛成による承認が必要。
  • 裁判官、大使、各部長官をはじめとする憲法が定めた公務員の指名権。ただし、元老院の承認が必要。
  • 満頭会休会中に生じた欠員に対して次回の会期満了日を任期として休会任命をする権利。
  • 満頭会が不信任の議決をした場合、その通知を受けて10日以内に議会を解散する権利。
  • 独立命令である明奉令の発令権。ただし満頭会の立法権に干渉してはならない。

立法に関する権限

  • 満頭会の停会権および非常時における臨時招集権。
  • 法案作成勧告書を満頭会に提出する権利。
  • 満頭会を通過した法案を拒否する権利。
  • 満頭会における議決票投票権。明奉一人に対し、就任時に満党会で明奉議席として保留される議席数分の議決票を得る。ただし、自治憲法の改正、明奉の信任・不信任決議に際しては投票権を持たない。

軍指揮権

明奉は日本国龍然封軍の最高司令官としての指揮権をもつ。
龍然封内において、大規模な災害又は武力攻撃事態、騒乱等の緊急事態に際して緊急事態の布告を発し、一時的に警察を統制し、封軍に出動を命ずることができる。

任期

自治憲法上、明奉の任期は4年、三選禁止とされる。自治憲法では名代院議員総選挙の後に初めて議会の召集があったときは、明奉及び封閣は辞職及び解散しなければならないとされているので、
このことからも明奉の一回の任期は次の名代院議員総選挙の後に初めて議会の召集が行われる時までとなり最長でも4年を超えないことになる。

退任と代理

退任
「満頭会の総議員の3分の2以上の者が出席し、その4分の3以上の者で封閣不信任決議が可決、又は封閣信任決議を否決した場合」、
また、「明奉が欠けたとき」あるいは「満頭会参議選挙の後に初めて満頭会の召集があった時」、明奉は辞職し、封閣を解散しなければならない。以上は義務である。

ただし、封閣不信任は、満頭会成員の過半数の賛成によって 奉代 (行政府首長代行、首相に相当)が指名された場合のみ成立する。(建設的不信任制度)
なお、与党が自ら信任決議案を出し、これに否決票を投じることは禁じられている。

代理
「明奉に事故のあるとき」「明奉が欠けたとき」「封閣不信任が可決されたとき」は、定められた手続きに従い、 奉代 を置く。
奉代の任期は、本来の明奉の任期満了までとされ、明奉が心身が健全である場合には、封閣の首長職のみを代行する。
明奉が天皇名代としての公務を遂行することが難しい場合、天皇名代としての公務も奉代が摂行する。


日常


明奉が居住し、執務を行う和同園の島見櫓(金剛閣)。


明奉が記者会見等を行う部屋の一つ、 龍の間

明奉は、封都 龍然路の満頭会議事堂文殊院にほど近い、和同園に住まい、執務を行う。

勤務時間は特に規定されていない。明奉の1日の最初の仕事は「日例報告」を聞くことから始まる。この報告では首席補佐官、国務長官、国家情報長官らによって、世界中から収集した情報の報告が行われる。
日常的な執務は「六畳の間」と呼ばれる(占有面積が6畳である事にちなむ)明奉の執務室で行われる。

ボディーガード兼明奉から封軍への命令伝達係として、儀礼服を纏った封軍の隊員が万が一に備えていかなる場所へも2名随行する。(奉武同行)
定例の記者会見は定められていないが、通常は月に1度以上実施。また必要に応じて明奉が動画で直接封民に語りかけることもある。

休日は和同園内にある奉邸と明奉専用の庭園である北庭寂静園で過ごす。

呼称

明奉は元首天皇の代理人であるため、呼びかけの呼称には称号である「明奉閣下」、略呼称は「閣下」を用いる。
また明奉選で当選した明奉候補は、正式に就任するまでの間「新明奉」)と呼ばれる。新明奉は、儀礼上はまだ明奉としては接遇されないものの、
就任までの職務引き継ぎ期間として明奉に対するそれとほぼ同じ内容の「日例報告」を受けたり、封軍による完全体制の身辺警護を受けるため、事実上明奉と同格の扱いとなる。