夜雲
http://w.atwiki.jp/imperialjapan/
夜雲
ja
2024-03-19T22:53:56+09:00
1710856436
-
RADEN
https://w.atwiki.jp/imperialjapan/pages/74.html
&bold(){国家防衛支援生体}(こっかぼうえいしえんせいたい、[[英]]:Reinforcement A-Life for Defending Nation,&bold(){RADEN})は、
[[夜雲]]の封立[[夜雲バイオ産業技術総合研究所]](夜雲バイオ産技研)が中心となって研究開発された人工生体ロボット。
開発時のコードネームはプロジェクト名(&bold(){R}einforcement &bold(){A}-Life for &bold(){DE}fending &bold(){N}ation)の頭文字を取って「&bold(){RADEN}」(ラデン)と呼称された。
攻殻 䰹ソク 魷ユウ 鰇ジュウ
*概要
RADENの本格的な開発は、飛鳥の封立開発法人飛鳥バイオ産業技術総合研究所(飛鳥バイオ技研)によって2000年(平成12年)に開始された。
飛鳥バイオ技研は、海部の打ち立てた生体兵器構想を発展させた「国家防衛支援生体開発計画」(RADENプロジェクトプロジェクト)を発足。
これは生物の細胞が持つ自己増殖機能を再現・利用することで生産コストを抑えつつ、現代兵器に対抗可能な能力として「&bold(){音響トラクター能力}」を持たせるという極めて野心的なプロジェクトであった。
開発初期の実証では、培養したダイオウイカの幹細胞にコンピュータシミュレーションを用いた命令を与えることで
幹細胞を任意の形状に自己組織化させて成長を促すボトムアップ形式での作成に成功した。
浮揚能力に必要な体組織の構造が割り出されると、浮揚器官を反映した実証体が十数タイプ作成された。
2004年(平成16年)の屋外実証実験では高度130mまで浮揚し、距離200mの飛行に成功した。
その後、揚力増加のために浮揚器官を含む体構造の肥大化や、大気中での活動時間の延長のための改良がなされ、2012年(平成24年)に初となる試作体1号「螺鈿」が誕生した。
螺鈿は後に作成される制空支援生体のプロトタイプとなり、2014年(平成26年)には現在運用中の[[S-01>>S-01 毘蘭樹 (制空支援生体)]]の検証体であるX-01が作成され、初飛行テストが行われている。
なお、X-01は2020年(令和1年)に正式採用が決定され、S-01 毘蘭樹として2021年より正式に配備されている。
*特徴
本種は、ダイオウイカの幹細胞から作成された開発後期型の細胞をそのまま受け継いでいる。
そのため、形態的にも遺伝子構造的にも頭足類に類似した特徴を持つ。
最大の特徴として、通常は水中で浮遊生活をするが、大気中を浮揚して移動する能力が付加されている。
頭部に比べて腕部が非常に大きく発達しており、頭部下の左右側面と下部に計10本の腕を持つ。
頭部に近い4本の腕は触腕と呼ばれる細長く伸びた構造になっており、しなやかに伸縮する。
一方、下部に伸びる残りの6本の腕は短く、付随する外套膜を動かす際に用いられるのみである。
全身がクチクラ質の発達した巨大な殻(外套膜)で覆われている。
これらの殻はその複雑な空洞構造によって地磁気や電磁気を超高密度で収束させる効果を持つ。
また、体を覆う外套膜は強誘電体となっており、触手や体表に備わる発電器官によって強力な静電誘導を起こし、体外に電子線を放出する。
この電子線を自身の外套膜の空洞構造に通すことで周囲に高周波数電磁場を発生させ、収束させた地磁気や電磁気による磁場と反発させることにより、空中を浮揚する。
地上や海底に留まる際には、細胞を収縮させて外套膜を偏向することで磁気の収束作用を相殺し、触腕で周囲の構造物に絡みつくことで体を固定する。
活動には数十%の湿度とある程度の深度がある海などの水辺を必要とするが、陸海空全てにおいて一定時間の運用が可能であり、
龍然の公安二部陵群、水群、天群に加え、公安一部(警察に相当)でも正式採用されている。
一体当たりの量産コストは日本円で約1億7000万円と比較的安価で、成熟期間も短いため、現在1年間に1000体まで繁殖可能な体制が整えられている。
なお、深度1,000mを超える深海での能力は限定的であり、潜航用途に特化された次なる生体の開発が待たれる。
非常に巨大で、ダイオウイカ、ダイオウホオズキイカと並ぶ世界最大級の無脊椎動物である。
体の下部には3対6本の「足腕」と呼ばれる発達した腕を持ち、発達した筋肉と硬い外套膜を支えとして、陸上や海底に直立する。
根本から大きく可動するが、体重を支えるための硬い外套膜に覆われているため、ほとんど伸縮はせず、歩行することはできない。
体の上部(胴体)両側面には、触手状に発達した2対の「上腕」と呼ばれる腕を持ち、しなやかに伸縮し、自在に可動する。
体は軟体部と呼ばれ、殻軸筋と呼ばれる筋肉が体表の殻部を固定している。体表が厚い鱗と複雑に発達した外套膜に覆われているため、
他の頭足類や腹足類と異なり乾燥に強く、長時間陸上で活動することができる。
「大背殻」、「大胸甲」と呼ばれる楯状構造の殻が、背と胸を挟むようにして発達しており、外敵に対する防御や直立時の姿勢バランスを取る上で重要な役割を担っている。
触覚は持たないが、頭部によく発達した眼が1対ある。この眼は脊椎動物と同様の構造を持つ、いわゆるカメラ眼で、視神経が網膜の外側を通っており、
視力にすぐれ盲点も存在しない。目は体の前方と後方にそれぞれ1つずつ向いている。また、眼球間に「眼間窩」と呼ばれる様々な感覚器官が集まった箇所があり、
ヘビのピット器官やサメのローレンツ器官のように赤外線や微弱な電流、電波までもを感知することができる。
こうした複雑な器官を外界から保護するため、頭部全体が複雑な形状の鱗や外套膜に覆われている。
眼球など器官は普段はこうした構造の内部に収納されており、外部から見ることはできなくなっている。
下肢部の中心には口があるが、皮膚や全身の外套膜の組織に渦鞭毛藻類の褐虫藻を共生させ、生活に必要な栄養素の多くを褐虫藻の光合成に依存しているため、
摂食の必要がほとんどなく、口は外見からその位置が確認できないほどに退化している。口は食道から胃へとつながり、下肢部の中央にある肛門へとつながっているが
消化器官も退化しているため、固形物を摂食することはできない。
胸部にはふさ状に発達した2対の鰓ふさがあり、水中での呼吸に用いる。陸上では有肺類と同じく、外套腔が肺の役割を果たすため、
鰓ふさは胸部の皮膚と大胸甲との隙間にある「ポケット」に収納される。
血中に銅タンパク質であるヘモシアニンを含むため、血液が青色に発色する(ほとんどの脊椎動物血液中に含まれる鉄タンパク質のヘモグロビンは赤色)。
・頭部外套膜
・目
・口
・後頭外套膜
・肩甲外套膜
・上腕
・大胸甲
・鰓房
・大背殻
・触腕
・腹部外套膜
・背面外套膜
・下肢外套膜
・足腕
・肛門
*生態
皮膚や全身の外套膜の組織に渦鞭毛藻類の褐虫藻が共生しており、生活に必要な栄養素の多くを褐虫藻の光合成に依存しているため、
摂食の必要がほとんどない。消化器官も萎縮してしまっており、固形物を摂取することはできなくなっている。
また、外部刺激が無い限り、日中・夜間問わず殆ど活動せず、大型ながら極めて少食で飢餓に強い性質を持つ。
カイコなどと同じく、野生回帰能力を失っているため、人間による管理なしでは繁殖はおろか、移動することもほとんどない。
軍用生物としての運用は、遠隔で操作可能な電極端子を体内に埋め込み、脳神経節に直接電気信号を送ることで行う。
数百にも及ぶ電気信号パターンにより、些細な移動から繁殖まで全て人の手で管理を行っている。
*生育過程
同一個体が卵子と精子を持つ雌雄同体であり、他の個体と相互に交尾することで受精し産卵する。
自発的に繁殖行動を行うことがないため、現在は電極装置を用いて脳神経系を刺激し、人為的に繁殖を行わせている。
受精すると海底に着底し、下肢の下にマメの鞘のような寒天質の卵鞘を産卵して死亡する。卵は直径約1cmほどで、卵鞘には5000個以上もの卵が入っている。
卵鞘の中にはバクテリアがおり、魚が嫌がる物質を出しているため、産み付けられた卵が魚に食べられる事は無い。
幼生は卵の中で生まれると親の死体の養分を根こそぎ吸い尽くし、そのまま幼生期を卵の中で過ごす。多くは約1ヶ月ほどで孵化する。
約1年程で親と同じ形態となり、3年ほどで成体となる。寿命は4年前後。
RADENは世界初の人工生体兵器で、生物の自己繁殖能力を利用することにより、費用対効果で現存主力戦闘機を上回る新しい防衛能力を持たせようとしていた。
RADENの目標は、コスト面や技術面の問題で困難とされる日本の国産戦闘機を代替するという、軍事的側面の大きい、野心的なプロジェクトであった。
完成した試作型は1迎撃辺りのコストが低く、陸海空からの脅威に対して、費用対効果に優れた低コストな防御策となった。
RADENはエディタブルゲノムコードによって3種の試作型が製作され、2003年に運用試験を行い、初期作戦能力の獲得は2004年と計画されていた。
結果、一部計画の見直しによって1年の遅れが発生したものの、2005年に初期作戦能力の獲得に成功した。
最初の遺伝子デザインにはかなりの重量、サイズ、航続距離および陸上活動時間の制限があり、現代の流動的な戦闘には適していなかった。
これに対し、新型は現在の主力戦闘機である第五世代型戦闘機を迎撃可能な防衛能力を有しており、外皮の露出面積の削減により、体内水分の蒸発が少ない。
世界初の軍用人工生物として、「&bold(){国家防衛用人工生体計画}」に基づき、島津バイオ技研によって極秘に開発された。
全長約45m、全高約7m、質量は13t程度。固有振動制御による超音速飛行能力や、ミサイルや砲弾などの封じ込めによる高い防衛能力を特徴とする。
固有振動制御は、体内に備わる制御器官によるもので、任意の粒子に対して電磁波を送ることで行われる。
飛行や浮遊の他、静止した物体を持ち上げたり、飛来した物体を任意の方向へ逸らすことも出来る。
この器官によって、浮遊・飛行する様子が幾つかの動画共有サイトに掲載され、まるで地球外生命体の様な異質な容姿が話題を呼んだ。
*開発の経緯
世界初の人工多細胞生物の開発者である日向時雨(旧名:海部時雨)は、ノーベル医学生理学賞受賞した時点で、国産生体兵器の開発を開始していたという。
国家防衛支援生体(RADEN)の構想は、日向がアメリカのマサチューセッツ工科大学生の学生であった際に、たまたま見たSF映画の生体兵器から着想を得たという。
この計画の目的は、世界初の人工生体兵器の開発のみならず、コスト面や技術面の問題で困難とされる日本の国産戦闘機を代替し、
生物元来の繁殖力を利用することにより、費用対効果で現存主力戦闘機を上回るといった、軍事的側面の大きい、野心的なプロジェクトであった。
とはいえ、日向や島津バイオ技研においても、人工脊椎動物の短期開発は非常に困難であり、計画時点で生物の最終形態は「水陸両生の軟体動物」とされていた。
上層部で計画が承認されると、同社とスカウトメンバーで構成された特別開発チームが発足し、極秘に開発が開始された。
*国家防衛特化生体の一覧
セ...&bold(){セ}イタイ、生体
シ...&bold(){シ}ケン、試験
ハ...&bold(){ハ}ンヨウ、汎用
キ...&bold(){キ}ュウシュウ、急襲
ト...&bold(){ト}クベツ、特別
**技術実証体
セハ-
**XGS-1
&bold(){XGS-1}は、龍然の海部技術研究本部が開発した人工生体運用実証用の技術試験体。
2体の試作体が存在し、試作1号は「螺鈿」、試作2号は「鼈甲」の愛称で呼ばれる。
XGS-1以前の生物実験から体組織を見直し、高い耐乾性能を備え、陸上活動時間の大幅な延長に成功した。
運用及び味方の識別は、外殻内部に取り付けた信号受信端末からの電気刺激によって行われる。
***性能諸元
&bold(){全長}:32.13 m(触腕含む)
&bold(){全高}:8.75m
&bold(){胴体幅}:6.77m(肩甲外套膜含む)
&bold(){体重}:14,600 kg
&bold(){超過禁止速度}
(空中):M 2.47
(水中):17 ノット
&bold(){実用上昇高度}:2,0140 m
&bold(){航続距離}:471km
&bold(){上昇率}: 機密 (非公表)
&bold(){偏向有効範囲}: 1592 m
**GS-1(巡視生体)
&ref(140909-0002.png)
&bold(){GS-1 弁天}は、龍然の海部技術研究本部が「国家防衛用人工生体計画」に基づいて開発した、世界初の多目的巡視生体。
外殻と外套膜は鈍い光沢を持った乳白色を帯びる。試験体XGS-1をベースに、高効率量産・低コスト運用・多用途性を目的として調整された量産型。
一体当たりの繁殖コストは1億2000万円。現在計画されている繁殖予定個体数は780。
重力偏向器官及び全体の小型化によって生育期間を大幅に短縮している他、繁殖力が高く、量産コストが抑えられている。
***性能諸元
&bold(){分類}:多用途支援生体
&bold(){全長}:約32.13 m(触腕含む)
&bold(){全高}:約9.09 m
&bold(){胴体幅}:約6.77m(突起部含む)
&bold(){体重}: 約17,370 kg
&bold(){超過禁止速度}
(空中):M 1 .12
(水中):17 ノット
&bold(){実用上昇高度}:1,1170 m
&bold(){航続距離}:481 km
&bold(){上昇率}: 機密 (非公表)
**GS-1S
&ref(140909-0001.png)
&bold(){GS-1S 弁天改}は、龍然の海部技術研究本部が開発した高高度領空巡視生体。
これまでの海中・海上での運用とは異なり、高高度での運用を前提としている。
そのため、陸上の活動時間、航続距離、航行速度などが大幅に改良されている。
***性能諸元
&bold(){全長}:約28.57 m(触腕含む)
&bold(){全高}:約8.97 m
&bold(){胴体幅}:約6.05m(突起部含む)
&bold(){体重}: 約17,100 kg
&bold(){超過禁止速度}
(空中):M 23.08
(水中):56 ノット
&bold(){実用上昇高度}:2,0120 m
&bold(){航続距離}:571 km
&bold(){上昇率}: 機密 (非公表)
2024-03-19T22:53:56+09:00
1710856436
-
夜雲十三流
https://w.atwiki.jp/imperialjapan/pages/181.html
2024-02-08T13:25:58+09:00
1707366358
-
封杜
https://w.atwiki.jp/imperialjapan/pages/111.html
&bold(){封杜}(ほうと、[[英語]]: &bold(){Hōto})は、[[夜香]]の[[首都]]。[[夜香]]の中西部に位置する[[封管区>>夜香の行政区分]](特別首都封管区)。
13園からなり、行政機関、金融機関や大企業などが集中し、新聞・放送・出版などの文化面、大学・研究機関などの教育・学術面においても[[夜香]]の中枢をなす。
交通面でも道路網の中心であり、[[夜香]]の人口の90%以上が集中する[[夜香]]最大の市街地である。
|>|CENTER:&sizex(3){ほうと}&br()&bold(){&sizex(5){封杜}}&br()&sizex(4){&bold(){Hoto}}&br()&ref(ryuzenflagre222.png)|
|>|CENTER:&ref(hotoshiki.png)&br()上から時計回りに:文殊殿議事堂、&br()灯小路のちりめん灯篭、花ノ丸の紅小路、&br()奉宮[[金剛閣]]、ヤスカダケの産油竹林|
|>|CENTER:&color(black,#E0E0F8){&space(26)&sizex(4){&bold(){歴史}}&space(26)}|
|&bold(){定住開始}|[[717年]]頃(諸説あり)|
|>|CENTER:&color(black,#E0E0F8){&space(26)&sizex(4){&bold(){行政}}&space(26)}|
|&bold(){国}|&ref(ryuzenflagre222.png)[[夜香]]|
|&bold(){ 地域}|夜須賀郡|
|&bold(){ 封管区}|[[封杜]](特別首都封管区)|
|>|CENTER:&color(black,#E0E0F8){&space(26)&sizex(4){&bold(){地理}}&space(26)}|
|&bold(){面積}|211.58 km²|
|&bold(){標高}|582~750 m|
|>|CENTER:&color(black,#E0E0F8){&space(26)&sizex(4){&bold(){人口}}&space(26)}|
|&bold(){総人口}|1,113,188 人|
|&bold(){人口密度}|5,261.31 人/km²|
#contents
*概要
市域は神毘羅盆地平野部のほぼ全域に広がる。夜香封最大の都市であり、人口は封全体の94.9%を占める(2023年6月1日)。
平均標高900mに位置し、険しい海食崖と1500mを超える山々に囲まれた険しい地形から、「&bold(){絶海(南海)の秘境}」「&bold(){山の都}」などの異称・雅称で呼ばれる。
[[神郡時代>>夜香諸島の歴史]]初頭より段階的な開拓と入植が行われ、
戦前までの約1200年間に渡って島を統治した[[夜香氏]]社家が集住し、[[夜香]]の政治が執り行われた中心地である。
続神郡時代初期([[南北朝時代]])から朱印領時代([[江戸時代]])にかけて、街道の敷設、土地区画や上水道の整備等といったインフラの拡充が行われ、発展した。
[[昭和時代]]になると[[日本軍]]の基地のあった前嶋郡が[[アメリカ軍]]の攻撃対象となり、同地域の住民らが疎開してきたことで人口が一極集中が進んだ。
震災などが少なく、[[第二次世界大戦]]の戦災被害も免れたため、神社仏閣、古い史跡、町並みが数多く残存しており、宗教・武家・庶民などの様々な歴史的文化や祭りも継承されている。
海外の観光客が訪れる観光都市として国際観光文化都市にも指定されており、旧市街地を中心に建物の高さ規制や広告表示の制限がなされ、古い街並みの保全に力を入れている。
一方で、市街地は古くからの鳥居前町であるのと、戦争や災害の被害が少なかったこともあり、道路事情は悪い。
封杜内の交通政策としては[[バス高速輸送システム]](バスラビットトランジット、BRT)が鉄道網の代替として機能している。
*地理
**地形
封杜は[[夜香大島]]中西部に位置する[[神毘羅盆地>>海界群島]]のおよそ南半分を市域とする。
地形は「すり鉢」状となっていて、[[神毘羅盆地>>夜香群島]]は四方を兩嵩山地、神那毘山脈、案山崗・朝山崗に囲まれており、市域の平均標高は680mほどである。
昭和時代以前は盆地の底部に広がる平坦な土地のほとんどを農地に用いていたため、現在も住宅地の32%が山の斜面を利用している。
そのため杜域外縁部は「階段の街」「坂の街」と呼ばれることもある。また、杜内には[[兩嵩河]]、[[神那河]]、[[鹿鷺河]]の2つの河川が流れている。
***神毘羅盆地
[[神毘羅盆地>>夜香群島]]は、兩嵩山地と神那毘山脈に挟まれた、面積およそ300平方キロメートル、標高約680メートルの盆地である。
[[神毘羅盆地>>夜香群島]]の中には[[兩嵩河]]、[[神那河]]、[[鹿鷺河]]が流れ込み、[[兩嵩河]]、[[神那河]]が[[鹿鷺河]]下流に合流している。
[[神毘羅河]]が[[瀬織津河]]に挟まれた地域には、洪水の際に川が氾濫して土砂が堆積した沖積地が広がっている。
洪水の被害を受けやすい沖積地は昔から主に耕作地として利用されてきたが、治水が進んだ現代では市街地化が進んでいる。
***兩嵩山地
兩嵩山地は標高1600メートル以上の兩嵩山上ヶ嶽と兩嵩山下ヶ嶽から構成されている。
兩嵩山地の西側には山至山脈が伸び、東側の裾野には兩嵩台、麓には[[神毘羅盆地>>夜香群島]]が広がっている。
***神那毘山脈
神那毘山脈は、標高2008メートルの神那毘嶽から[[神毘羅盆地>>夜香群島]]の東端を南東方向に走る高い山地である。
神那毘嶽から南方にかけてはなだらかな地形をしており、「神那毘平」と呼ばれ、古くから神社の境内(鎮守の森)として立ち入りが制限されてきた。
現在は[[夜香太社]]および[[神毘羅宮]]の境内となっている。一方で、南東の神那毘山脈沿いは急峻な地形で平地が乏しいために耕作地は少なく、その大半が森林となっている。
***主な山
-兩嵩山上ヶ嶽
-兩嵩山下ヶ嶽
-神那毘嶽
-鹿鷺嶽
***主な峠
-神那毘峠
-兩嵩山峠
***主な高原
-神毘羅高原(神毘羅盆地)
***主な川
-[[兩嵩河]]
-[[神那河]]
-[[鹿鷺河]]
***主な谷
兩嵩山渓谷
鹿鷺渓谷
***主な池・湖
-甕池(甕湖)
-奥坂湖(奥坂貯水池)
-大座法師池
-鼬池
**気候
北緯25°以下という低緯度地域でありながら、平均標高が750m以上あることから、他の同緯度地域と比較すると平均気温はやや低めで過ごしやすい。
ただし、市の中心部の気温は、盆地に位置することから気温の日較差や年較差がやや大きくなっている。
冬季~春季の寒さは日照時間の短さに由来するが、一方で平均的な雲量は7前後と決して多くないことから放射冷却が発生しやすく、日没後には気温が大きく低下する。
他の南西諸島地域の最低気温が14~18℃ほどであるのに対し、封杜では10℃を下回る月もあり、気温の日較差、年較差が大きい大陸性気候と言える。
中央高地式気候とされることもあるが、周囲を海に囲まれているため、[[海洋性気候]]の特徴も見られ、年間降水量はやや多めとなっている。
とはいえ、他の[[南西諸島]]と比較すると少なく、南西諸島内で最小の降水量である。
南西諸島の降水量が比較的少ない都市として[[波照間島]]が挙げられるが、平年降水量1700 mmを超えるのに対し、封杜の平年降水量は1359 mmと、さらに350 mmほど低い。
最低気温は比較的低く熱帯夜になることは稀に観測する程度で記録がない年も多く、朝晩は過ごしやすいと言える。
|&bold(){封杜(標高約890m)の気温}&br()&ref(封杜の気温最終.PNG)|
*歴史
**神毘羅盆地への入植
海界では[[平安時代]]中期まで谷中や長島平といった諸島西部地域に人口が集中していたが、可住面積や耕地面積の狭さから人口増加に食料生産が追い付かない傾向にあった。
この問題を解決するため、[[夜祝氏]]社家は新見山地向こうに広がる神毘羅盆地の開拓を決定した。
籠湾から籠谷盆地へのアクセスが確保されると、籠瀬河に沿って急ピッチで農耕地の開墾が行われ、ある程度の食料生産基盤が整うと[[夜祝氏]]社家は拠点を籠峠の西端へと移した。
**市域の拡大
続神郡時代(南北朝時代)に入ると、海門地域から籠谷盆地への入植者が増加し、籠瀬河沿いの農耕地はさらに拡張されていった。
農民達の集落は農耕地から東方の籠峠の南麓に集中して形成され、同地と中心に南へと市街地が拡大した。
夜祝氏は市街地を整備するため、都市計画を策定し、籠瀬河以東、籠山峠以南、籠山脈以西、瀬織津川以北の地域を市域と定め、
道を整備して街区を区分し、籠瀬河から旧籠上水、瀬織津河から瀬織津上水を整備して市域内に水を引いた。
インフラが拡充され都市基盤が整備されたことで、水と食糧が充分確保できるようになり、この時期の籠谷の人口は急速に増加した。
**都市基盤の拡充
朱印領時代([[江戸時代]])になると[[薩摩藩]]をはじめとする日本との交流が本格的になり、
日本本土から技術者などが招かれるのなどして、都市インフラのさらなる整備が行われた。
*人口
2023年1月末日現在、総人口は、1,113,188 人となっており、日本の[[宮城県]][[仙台市]]とほぼ同規模である。
封杜の人口だけで夜祝の人口の約94%を占めており、人口密度は国内で群を抜いて高く、5,261.31 人/km²となっている。
これは、日本の[[東京都]][[稲城市]]の人口密度に近い。
『平成22年 人口動態統計』によれば、2010年の夜祝の自然増加率は人口千人あたり5.0人の増加となっており、出生率が高い。
出生率が高い理由として、
-親族や近隣住民とのコミュニティの結び付きが強く、相互扶助の精神が残っている。
-男系子孫を重んじるため、男児を産むまで出産を制限せず、結果的に多産する。
という2つの説がよく挙げられる。
*行政
**行政区域の変遷
・[[1945年]]([[昭和]]20年)
村制の施行により、籠谷北垣内および籠谷南垣内が発足。
・[[1988年]]([[昭和]]63年)
封管区制および夜祝の首都に関する法律の施行により、籠谷北垣内の一部区域と籠谷南垣内の全域をもって封杜が発足する。
・[[2008年]]([[平成]]20年)
封管区制および夜祝の首都に関する法律の改正により、谷下杜、奥谷口杜が封杜に編入される。
**封の機関
-籠谷坂管区担当局
--籠谷坂管区首都担当部局
*施設
**警察
-籠谷坂管区警
--封杜警察署
**消防
-封杜消防局
--鳥居前町消防署
--下町消防署
--港上消防署
**医療
***封立
-封立封杜第一病院
-封立封杜第二病院
**図書館
***封立
-封立六法会文殊院図書館
-封立第一封民図書館
-封立第二封民図書館
-杜立図書館(各社区に1つ)
**文化施設
***封立博物館・記念館
-封杜封立博物館
-封立夜雲封成立記念館
***封立美術館
-封杜封立美術館
-封杜封立近現代美術館
***封立科学館
-封杜封立科学館
***動物園・植物園
-封杜封立動植物園
-封杜封立自然植物園
***劇場
-海界文芸座
**公園・自然公園
-嶋奥封立自然公園
*対外関係
***姉妹友好都市
・[[東京都]](日本)
・[[京都市]](日本/[[京都府]])
・[[鹿児島市]](日本/[[鹿児島県]])
・[[那覇市]](日本/[[沖縄県]])
・[[台北市]](中華民国/[[沖縄県]])
・[[パリ]]([[フランス]])
・[[ロンドン]]([[イギリス]])
・[[ローマ]]([[イタリア]])
*杜
封杜は以下の12杜から構成される。
|CENTER:&bold(){コード}|CENTER:&bold(){杜}|CENTER:&bold(){面積}|CENTER:&bold(){推計人口}|CENTER:&bold(){人口密度}|
|CENTER: 10001 |CENTER:[[左狛杜]](かみこまのもり)|RIGHT:km²|RIGHT: 人|RIGHT:人/km²|
|CENTER:10002|CENTER:[[丙杜]](ひのえのもり)|RIGHT:km²|RIGHT: 人|RIGHT:人/km²|
|CENTER:10003|CENTER:[[右狛杜]](しもこまのもり)|RIGHT:km²|RIGHT: 人|RIGHT:人/km²|
|CENTER:10004|CENTER:[[丁杜]](ひのとのもり)|RIGHT:km²|RIGHT: 人|RIGHT:人/km²|
|CENTER:10005|CENTER:[[羽黒杜]](はぐろのもり)|RIGHT:km²|RIGHT: 人|RIGHT:人/km²|
|CENTER:10006|CENTER:[[庚杜]](かのえのもり)|RIGHT:km²|RIGHT: 人|RIGHT:人/km²|
|CENTER:10007|CENTER:[[上瀬杜]](かみせのもり)|RIGHT:km²|RIGHT: 人|RIGHT:人/km²|
|CENTER:10008|CENTER:[[中瀬杜]](なかせのもり)|RIGHT:km²|RIGHT: 人|RIGHT:人/km²|
|CENTER:10009|CENTER:[[下瀬杜]](しもせのもり)|RIGHT:km²|RIGHT: 人|RIGHT:人/km²|
|CENTER:10010|CENTER:[[乙杜]](きのとのもり)|RIGHT:km²|RIGHT: 人|RIGHT:人/km²|
|CENTER:10011|CENTER:[[辰巳杜]](たつみのもり)|RIGHT:km²|RIGHT: 人|RIGHT:人/km²|
|CENTER:10012|CENTER:[[寅杜]](とらのもり)|RIGHT:km²|RIGHT: 人|RIGHT:人/km²|
*教育
**大学
***封立大学
・[[封杜大学]]
***私立大学
・[[海界大学]]
・[[夜祝芸術大学]]
**興学
***封立興学
・封杜西大路興学
・封杜東大路興学
・封杜南大路第一興学
・封杜南大路第二興学
***私立興学
**少学
***封立少学
・封立上瀬少学
・封立中瀬少学
・封立下瀬少学
・封立奥五條少学
・封立宮下少学
・封立西五條少学
・封立西四坊南少学
・封立東七條少学
・封立〇〇少学
・封立宇迦少学
・封立奥坂少学
・封立甕少学
*交通
詳細は「[[封杜の交通]]」を参照
**鉄道
[[1938年]]([[昭和]]13年)、鹿児島市電気局(後の鹿児島市交通局)が籠谷で路面電車事業を開始。
[[1971年]]([[昭和]]46年)、海界諸島政府が鹿児島市交通局から海界大島における路面電車事業を買収し、海界公営電鉄として事業を継続した。
その後、1980年代~1990年代の人口増加に伴う路線変更への対応が難しいとして、1992年に全線が[[バス・ラピッド・トランジット]](BRT)に置き換えられ、廃止された。
**路線バス
[[1940年]]([[昭和]]15年)、鹿児島市電気局(後の鹿児島市交通局)が籠谷でバス事業を開始。
[[1971年]]([[昭和]]46年)、海界諸島政府がが鹿児島市交通局から海界大島におけるバス事業を買収し、海界公営街道交通として事業を継続した。
[[1992年]]([[平成]]4年)に海界公営電鉄が海界公営街道交通に吸収合併され、路面電車敷地を引き継ぐ形で[[バス・ラピッド・トランジット]](BRT)事業を開始。
夜祝では鉄道がないため、都市内および都市間を結ぶ交通機関として、バス路線網が展開されている。
ほかに、港、空港、観光地を結ぶ交通手段として、バスの直行便の運行も行われている。
[[封営街道交通]]の中心駅(バス停留所)は[[封杜駅]]である。
***主要駅・乗換駅・ターミナル駅
・長崎駅 〔西九州新幹線、長崎本線、大村線、長崎電気軌道〕
車両は3両連結の大型クリーンディーゼルバスで、専用レーンを走行し、チューブ型のバス停に停車する形で運行される。ピーク時の運行頻度は毎分1本程度も可能。
特殊なチューブ型のバス停を使い入口の改札で運賃を支払う。このチューブ型のバス停には車椅子用のリフトがあり、車椅子でもバスを気軽に利用できるよう設計されている。
仮に乗降客がいなくても全てのバス停に必ず停車するため、乗客は車内の降車ボタンをわざわざ押す必要は無い(車内にボタンが設置されていない)。1編成の定員は300名。
扉は3両合わせて5つあり、各扉が開く際にチャイムが鳴り、それに反応してバス停に設置されている自動扉が開閉される。
観光用のため、レトロな外観デザインが採用されており、車体に御籠のマークが入れられていることから、「籠バス」を公式の愛称としている。
&bold(){西大路線}
[[籠港]]から[[夜祝国際空港]]を経由して[[封杜駅]]を結ぶ路線。
&bold(){輪廻道線}
封杜を環状周回する路線。
&bold(){東西道線}
海門軍事基地群-嶋奥封立自然公園間を結ぶ路線。全路線中最長の路線で1日6便のみの運行。
**空港
封内には、唯一の空港である[[夜祝国際空港]]の他に米軍の美須賀基地および海上自衛隊の海門航空基地がある。
***就航路線(国際線のみ)
2023年4月現在、パリ/シャルル・ド・ゴール、サンフランシスコ、台北/桃園便のみ運航している。
|CENTER:&bold(){航空会社}|CENTER:&bold(){目的地}|
|MIDDLE:&ref(ryuzenflagre222.png)夜祝国際航空(YA)|東京/羽田、東京/成田、大阪/関西、名古屋/中部、札幌/新千歳、 &br()福岡、鹿児島、那覇、台北/桃園、ロサンゼルス、サンフランシスコ |
|MIDDLE:&ref(ryuzenflagre222.png)ホウト・エアウェイズ(HA)|鹿児島、那覇、台北/桃園|
|MIDDLE:&ref( -24.png)日本航空(JL)|東京/羽田、東京/成田、大阪/関西|
|MIDDLE:&ref( -24.png)全日本空輸(NH)|東京/羽田、東京/成田、大阪/関西|
|MIDDLE:&ref( -24.png)エアージャパン|東京/成田|
|MIDDLE:&ref( -24.png)ジェットスター・ジャパン|東京/成田|
|&ref(Flag_of_the_United_Kingdom.png)ヴァージン・アトランティック航空 (VS) |ロンドン/ヒースロー|
|&ref(Flag_of_France.png) エールフランス(AF)|パリ/シャルル・ド・ゴール|
|&ref(Flag_of_the_United_States.svg.png)アメリカン航空(AA)|ロサンゼルス|
|&ref(Flag_of_the_United_States.svg.png)ユナイテッド航空(UA)|サンフランシスコ|
|&ref(Flag_of_the_Republic_of_China.svg.png)チャイナエアライン (CI) (ST) |台北/桃園、高雄 |
|&ref(Flag_of_the_Republic_of_China.svg.png)エバー航空 (BR) (SA)|台北/桃園|
|&ref(Flag_of_the_Republic_of_China.svg.png)マンダリン航空(AE)(ST)|台中|
*経済
主要な産業は鉱業と、龍然湾岸部のバイオマス燃料工業である。
専門的職業やホワイトカラーのサービス業の割合は増加傾向にあるものの、日本本土よりも圧倒的に少ない。
現在は、法律事務所、独立契約就業者、非営利団体、ロビー団体、全国労働組合、職業団体といった多くの組織が、封政府に近接した場所を求めて、政府関連施設の近郊に本部を置いている。
*観光・文化
「[[夜祝封]]の観光地」を参照
「Category:封杜にある封指定の史跡」を参照
「封指定文化財一覧」を参照
***名産物・郷土食
-夜祝鹿(籠谷鹿)
-里芋 - 籠谷坂を代表する特産品。
-果物
封杜をはじめとする籠谷坂は標高が高く、雨量が少ないので果樹の栽培に適している。
6月のアンズから2月のりんごまで、年間を通して旬の果物を楽しめる。
ももは川中島の名前を冠した「川中島白桃」「川中島白鳳」が全国で栽培されて人気を博している。ほかに、「なつっこ」「黄金桃」なども川中島で生まれた。
その他にも、ぶどう、なしなどが収穫される。
-海界そば(夜祝そば)
-地酒 - 「海界」「香久夜」など。
-黒竹細工 - 海界竹を使用する。
***祭事・催事
-[[封天宮]][[例大祭]](三社祭)
-封杜灯明祭
-封杜七夕祭
-盂蘭盆会縁日
2024-02-08T11:58:48+09:00
1707361128
-
六法会
https://w.atwiki.jp/imperialjapan/pages/116.html
&bold(){六法会}(りくほうえ、[[元字体>>夜香の常用漢字]]:&bold(){六法會}、[[英語]]: &bold(){Yakumo Council})は、[[夜雲]]の[[立法府]]で、[[一院制]][[議会]]である。
座所は[[文殊院議事堂]]。六法會の構成員である議員は&bold(){六法会議士}(りくほうえぎし)、または単に&bold(){議士}(ぎし)と称される。
|>|BOTTOM:CENTER:&ref(ryuzenflagre2223333.png)&size(15){&bold(){ [[夜雲]]の議会}}|
|>|BOTTOM:CENTER:&bold(){&size(21){六法会}}&br()&bold(){&size(20){六法會}}&br()&size(15){&bold(){Yakumo Council}}|
|>|CENTER:&ref(marunimitsukasamatsu-b.png)&br()六法会紋|
|>|CENTER:&bold(){種類}|
|&bold(){種類}|[[一院制]]|
|>|CENTER:&bold(){役職}|
|&bold(){[[議士総代]]}|[[大島成明]]|
|>|CENTER:&bold(){構成}|
|&bold(){定数}|&bold(){59}(議士)+&bold(){8}(※元老)&br()※元老の議席は1年に1議席ずつ減少。|
|&bold(){任期}&br()|6年(六法会議士、解散あり)&br()1~6年(元老)|
|>|CENTER:&bold(){選挙}|
|&bold(){選挙制度}|大選挙区非拘束名簿式&br()比例代表並立制|
|&bold(){前回六法會&br()議士選}|2020年5月4日|
|>|CENTER:&bold(){議事堂}|
|>|CENTER:&ref(c0198669_1832631.jpg)&br()[[文殊院議事堂]]|
*概要
・設置年:[[1986年]]
・任期:6年(解散あり)
・定数:59(議士)+3~8(元老)
・選挙制度:[[大選挙区]][[非拘束名簿式]][[比例代表]]並立制
*構成
**六法会議士
***定数
定数は法律で定められる。具体的には公職選挙法に定められており、現在59議席である。
議士一人当たりの人口が3万人を超えた場合には、人口比に応じて、議士一人当たりの人口が3万人以内になるよう議席数を増やさなければならない。
初めて召集された第1回六法会は、第1回の六法会議士選(1988年12月14日執行)で選出された議士により構成された。
***選挙
詳細は「[[六法会議士選]]」を参照
六法会議士は &bold(){大選挙区非拘束名簿式比例代表並立制} により選出される。
有権者は各党の名簿全体、各党の名簿に記載されている候補者から1名、あるいは無所属の候補者1名のいずれかに投票する。
投票用紙に記入された候補者個人が所属する政党の得票とされ、さらに当選順位は個人名での得票数の多い候補者の順となる。
また、個人名を書かない場合は、政党名を記入して投票することも可能であり、その場合その政党の得票となる。
阻止条項として、各政党は得票数が全国での合計投票数の5%を上回らなければ議席を得ることができず、
また調整議席の配分を受けるには選挙区での投票で1議席以上を得なければならない。
ただし単一の選挙区での得票率が10%以上である場合には、その選挙区で議席の配分を受けることができる。
&bold(){所属政党の移籍の制限}
当選した議士は、所属政党が存在している場合において、当選時に存在した他の名簿届出政党に移籍する場合は、辞職しなければならない。
ただし無所属になることや、当選時に存在しなかった政党への移籍は辞職の必要はない。
また、当該比例選出政党が合併した場合や解散した場合は、比例当選議士は政党移籍において辞職せずに移籍可能である。
&bold(){選挙資格と被選挙資格}
選挙資格及び被選挙資格は法律で定められる。
立候補者は比例区で5万円の供託金を納めなければならない。
・選挙資格:18歳以上の日本国籍者かつに[[夜雲]]において住民登録を行った後、5年以上経過する住民(封民)。
・被選挙資格:20歳以上の日本国籍者かつ封民。ただし、閣僚、官僚、司法院職員、地方議員、公務員などは、当選時にその職を辞さなければならない。
***任期
任期は6年だが、解散の場合には期間満了前に終了する。
**元老
***定数
元老の定数は、具体的には元老法に定められており、[[太守房主典行事]]の残り任期によって変動する。
現在の定数は[[太守房主典行事]]の就任年に8議席であり、そこから1年を経過するごとに1議席ずつ減少し、[[太守房主典行事]]の任期満了年には3議席となる。
六法会の議席数(議士の議席数)が変動した場合には、総議席数の12.5%以上(小数点切り捨て)となるように議席数を増やさなければならない。
この際、議士と元老の合計議席数が偶数となる場合は1議席を上限として元老の議席数を増やしても良い。
***指名と資格
元老は公選ではなく、六法会議士選の後、[[太守房主典行事]]によって指名される。
指名の際、元老は文民でなくてはならず、他の公職に就いている場合にはその職を辞する必要がある。
現在の[[夜雲]]では慣例として、[[太守房主典行事]]の所属政党の議士経験者を指名する場合がほとんどである。
***任期
元老は1年を経るごとに1議席ずつ減少する。そのため、元老ごとに任期が異なり、最小で1年、最大で6年となる。
加えて解散の場合には期間満了前に終了する。
元老の任期は[[太主房主典行事]]が1年単位、最大6年を上限として任意に定めることができる。
*権限
六法会は、立法権を行使し、封財政を決定すると規定されている。
これらの権限をはじめ、人事権や行政統制においても、六法会は広範な権限を認められている。
ただし、元老は六法会における[[太守房主典行事]]の代理人であり、[[太守房主典行事]]と異なる票を投じることはできない。
さらに、六法会による建設的不信任決議には加わることができない。加えて議案提出権も持たない。
また、六法会の議論は全議士の3分の2の賛成をもって非公開とすることができる。
なお、議士は現行犯逮捕の場合を除いて、六法会がその剥奪を決定しない限りは訴追免除の特権を受ける。
**法律の発案権
法律の発案権は、封政府と六法会議士にある。また、議士は次の3種の動議の提案権を有する。
・立法動議:法律制定の提案を含む
・財政動議:予算、補正予算等に関する提案を含む
・請願動議:法律起草等の提案を含む
**立法権
具体的な手順は次の通り。
(1) 六法会の担当議士による関連報告書の提出
↓
(2) 第一読会:担当議士による関連報告書の提出を受けて議論し、法律案の内容を決定する。
↓
(3) 第二読会:第一読会終了から最短で3日後に実施。法律案の採択の可否をはかる。
↓
(4) 採択された場合、法律案は明奉に提出され、3か月以内に承認する。ただし[[太主房主典行事]]は、承認前に[[司法院]]から法律案に関して意見を聴取することができる。
↓
(5) [[太守房主典行事]]が承認を拒否する場合、または3か月以内に承認しない場合、六法会で再審議され、2/3以上の賛成で再採択された場合は、法律案は成立する。
**財政権限
・税・公共料金等の法定権
・封の債務の引受け、封債の発行の承認権
・予算の決定権
・封の公務員の賃金の承認権
・公有財産の売買・譲渡等の決定権
**行閣に対する統制
六法会が[[太守房主典行事]]に対し要求できるものは、次のものがある。
・行閣に対する、権限の範囲内の事項に関する質問書の提出権
・事案の審議のために必要な場合に、行閣の権限下にある情報を収集する権利
**人事権
・社会保険制度管轄機関理事の任命
・監査官(オンブズマン)の任免
・会計検査委員の選出
・[[太守房主典行事]]、行閣閣僚に対する弾劾案提起及び承認
**国際事務に関する権限
・日本国が締結した条約・国際的義務に関する法律案の承認・批准
**常設議連の権限
***自治憲法議士連
・法律案等の合憲性、国際的な人権条約との関係に関する声明の発布
・[[太守房主典行事]]及び閣僚の公的行為の合法性に関する調査権
***外務議連
・政府に対する外交・安全保障政策に関する事案についての報告書の提出要求
**夜雲封憲に関する権限
[[夜雲封憲]]の改正・制定・適用制限・廃止に関する法律案(以下、憲法関連法律案とする)の採択には、2通りの手続がある。
***通常手続
まず、第二読会で賛成多数が得られた場合には、議士選挙後の最初の会期まで留保する。
次いで、選挙後最初の会期において、担当議士が関連報告書を提出した後、本会議における第一読会において内容が修正されず、かつ、3分の2の賛成で採択された場合は、夜雲封憲関連法律案が成立する。
***緊急手続
六法会議士の6分の5の決議があった場合には、緊急の必要を宣言して、第二読会で直ちに表決を行い、3分の2の賛成で採択された場合は、夜雲封憲関連法律案が成立する。
*議士報酬と諸手当
|CENTER:MIDDLE:役職|CENTER:MIDDLE:報酬|CENTER:MIDDLE:政務活動費|
|MIDDLE:総代|月額 1,271,000円|MIDDLE:※別途請求|
|MIDDLE:副総代|月額 1,147,000円|~|
|MIDDLE:議連連主|月額 1,059,000円|~|
|MIDDLE:議士|月額 1,000,000円|~|
|MIDDLE:元老|月額 500,000円|~|
&bold(){その他諸手当}
その他にも六法会に一日出席するごとに、議事堂への最短経路での交通費が全額支給される。
出張に際しては、出張申請後にかかった諸経費を全額請求できる
ただし、議士の経費清算に関わる申請情報は、全て[[弾正台]]に共有され、チェックを受けており、
監査役に不適切であると判断された場合には、申請を却下、または支給金額の返金を求められる。
2024-01-31T14:54:50+09:00
1706680490
-
夜雲大神
https://w.atwiki.jp/imperialjapan/pages/171.html
2024-01-31T14:48:15+09:00
1706680095
-
夜雲の政党
https://w.atwiki.jp/imperialjapan/pages/98.html
&bold(){[[夜雲]]の政党}では、[[夜雲封>>夜雲]]の政党について説明する。
*夜雲における政党
***法律上の要件
現在の[[夜雲]]では、政治団体法により政治団体の届出が定められている。同法によれば、政治団体は届出前に寄付や支出をすることができないとされている。
したがって、秘密結社を設立すること自体は違法にはならないが、秘密のまま団体として支出することは違法となる。
このようにして届け出られた政治団体のなかから一定の要件を満たすものを「政党」と呼び各種の保護の対象としている。
公職選挙法・政治団体法・政党助成法・政党法人格付与法の各法で、それぞれ似ているが微妙に異なる要件を定めている。
すなわち、「政治団体のうち、所属する[[六法会議士>>六法会]]を全議席数の5%(端数切り上げ)以上の人数を有するもの」を政党と定めている。
日本本土と異なり、[[夜雲]]では選挙カー(街宣車)の使用禁止、献金の禁止(候補者名または政党名を指定して[[弾正台]]の選挙管理委員会に寄付することは可能)、街頭演説の禁止、
ポスターの枚数などは全候補者均一、政見放送には希望候補者全員が出演できるなど、政党所属者と非所属者の条件差が小さくすることを目的とした規則が設けられている。
***インターネット政党
インターネット政党とは、[[インターネット]]や[[ソーシャルメディア]]を主な媒体として自らの政策を発信し、その政策の実現のために活動している政治団体及び任意団体の総称。
夜祝ではネットでの選挙活動に制限が無いため、ネット利用の度合いによって得票数に大きく差が出ることが、[[夜雲]]における選挙の特徴といえる。
[[源流党]]などは[[夜雲]]の選挙におけるネット利用度が高く、ネットを活用した選挙で議席数を伸ばしている。
*政党一覧
-[[源流党]]
-[[自由民主党>>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)]]
-[[維新の会]]
-[[夜雲島民の会]]
-[[日本共産党>>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A]]
2024-01-23T19:06:42+09:00
1706004402
-
夜雲群島
https://w.atwiki.jp/imperialjapan/pages/139.html
2024-01-23T19:01:58+09:00
1706004118
-
地形
https://w.atwiki.jp/imperialjapan/pages/169.html
2024-01-23T18:56:18+09:00
1706003778
-
夜雲
https://w.atwiki.jp/imperialjapan/pages/136.html
2024-01-22T23:30:45+09:00
1705933845
-
夜雲の人名
https://w.atwiki.jp/imperialjapan/pages/183.html
2024-01-22T23:18:01+09:00
1705933081