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バドミントン業界」(2006/08/07 (月) 11:47:07) の最新版変更点

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*バドミントン業界 バトミントン用具を販売しているスポーツメーカーの社長ならどのような戦略をとる か? 私が社長なら、とりうるうち手は4つです。 基本的には、この4つの戦略の優先順位をきめて、お互いの出方を見ながら 強弱を変えていく、というやり方をするでしょう。 1.用具をファッション製品にする 基本的に、バトミントン人口が、一時期のボーリング、テニスなどのように 爆発的にヒットし、かつ、絶対的な人口が増えないとするならば、既存の 客に何度も買わせる戦略が妥当です。 例えば、テニスラケットは、昔はkawasakiのオールマン、YONEXのカーボネックス WIlsonのプロスタッフ、最近ではプリンスのグラファイト、など、定番があり、 選手はそれらのラケットを1-2年使い続ける、ということがありました。 最近では、これ以上テニス人口が増えないと読んだらしく、ラケットは 「06年春モデル」とか「今年の新作」のように、シーズン毎に新作をだして 「買い換え需要」を喚起しています。私も、babolatのpuredriveという選手用の ラケットを使っていますが、玄人はこうした定番を長く使い続けるので、 いかにファッション品に転嫁するかが大事になってくるのでは、と思います。 ただし、テニスの場合は、学生時代の「選手層」と、大学生、社会人の 「おちゃらけ層」が形成されていますので、ファッション化したラケットは、 後者に対して行われますが、バトミントンは、どうも、地方のオバサン達 が公民館などを利用して、遊ぶ程度ですから、市場はないかもしれません。 2.海外に活路を見いだす 日本の市場が飽和しているなら、世界の国でバトミントンが流行りそうな、 また、流行っている地域に輸出を考えるでしょう。世界ウルルン滞在記などを 見ていると、アフリカの奥地でバトミントンが流行っていたりとか、意外な地域 でバトミントンが熱狂している可能性があります。 日本でダメなら海外で、という感じです。 3.海外の輸入品を扱う。 日本のバトミントン人口が伸びないのであれば、極力固定費を減らさなければ なりません。例えば、海外生産のOEMで固定費を安く上げたり、いっそのこと、 海外でバトミントンのラケットをつくっているメーカーから、完成品を輸入して (ダイワ精工が、プリンスのラケットを日本に輸入しているように) 自社製品のラケットを海外品のものに変更し、商社のような振る舞いをして 日本の生産からエグジットします。 4.隣接事業を狙う、周辺事業を強化する 基本的に、ルールが変わらない限り、用具そのものの強烈な進化は期待できない。 もっとも、買い換え需要が多いのは、ガットやボールではないかと思います。 例えば、ガットであればシンセティックなどの合繊繊維と鯨筋などの天然品などで 差別化し、GOSENのように、堅いタイプ、柔らかいタイプ、など買い換え需要を 強化します。ただし、YONEXのように、ラケットだけ作っているメーカーであれば ラケットと共同開発をして、たとえば、この新型ラケットとマッチするガット、みた いな 形で、セット販売するでしょう。 同時に、もうやっていると思いますが、アパレル需要、(ウエアの新作を出すなど ファッション商品を強化して、買い換え需要にミートさせます) ただし、市場は極めて小さいでしょうが... 最後は、カーボン繊維をつかったシャフト加工技術(コア技術)を展開し、例えば、 ゴルフ、テニス、釣り竿のような新規事業に展開(また、逆に、こうした事業で 得たノウハウをバトミントンラケットに展開する)シナジー戦略をとるでしょう。 いずれにせよ、バトミントン事業一本で、バトミントン競技人口の現象とともに 会社が消滅する(日本のKAWASAKI,YAMAHAなどのように)のを防ぐため、 他のスポーツへのエグジットを狙うと思います。

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