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Comics Magazine Association of America Comics Code 1971

 本コードは1954年に採択され、1971年に現代の基準、道徳観にあわせて改訂された。本コードの施行はコミックス出版社各社の自主規制によるものとする。

序文

 コミックスマガジン、より一般的にはコミックブックとして知られるメディアはアメリカ文化を構成する成熟した一員として応分の責任を担っている。
 われわれは常に技術を強化し、より高い基準に向けて手を取り合って責任を果たしていく所存である。
 日々の生活に前向きな寄与をしていくことが、この業界、ひいては健全なエンターテインメントとしての新しい領域への発展のためには不可欠である。コミックブックの世界で脚本を書き、アートを担当し、印刷し、出版し、本を売ってきたひとびとはこれまで賞賛されるべき仕事をしてきた。そしてゴールへ向けて努力し続けている。
 彼らの前進の記録は他のメディアと比較しても遜色のないものだ。その際立った例としてはコミックブックが遂げた教育分野での独特で有用な道具としての面である。コミックブックはまた現代の生活に対する社会的な論評や批評の分野でも公衆の福祉に寄与している。
 この産業に従事するものはこのメディアの獲得したこうした進歩が見失われず、公序良俗に反しないように監督すべきである。コミックブックは教育上悪い影響を与えるものになりがちであり、健全なエンターテインメントからは逸脱しやすい、しかしこれは許容されるべきではない。
 このため全米コミックマガジン協会(The Comics Magazine Association of America, Inc.)は本コードを受け継ぎ、独立したコミックコード委員会(Comics Code Authority)の手によってこれを施行する。
 なお、協会メンバー各位は産業の発展のため本コードの文書の核となる目的と精神に賛同するものとする。
 最後に、協会メンバー各位は誠実にここに書かれた原則を守り、コードをもとにした委員会の決定すべてを遵守することを誓う。

編集上の問題に関するコード

一般的基準A
1.犯罪に対して法と正義の執行者に対する不信を表わした作品、また読者が犯罪を模倣したくなるような表現はおこなってはならない。
2.広範に読まれるコミックスはありそうもない方法や疑似科学的で犯罪者予備軍が再現不能なものを除いて犯罪固有の方法やそのディティールを表現してはならない。
3.警察、裁判所、政府機関、および尊重すべき法制度に対し、確立された権威に対する不信をつくりだすような表現をしてはならない。もしこれらが違法行為にコミットする様を描く場合、それが例外的なケースであることが言明され、犯人は法的に報いを受けなければならない。
4.仮に犯罪が描写される場合はそれが卑劣で、好ましからざる行為であることが描かれるべきである。
5.犯罪者は魅力的な生活を送るべきではない、彼らが得た不正利得は最後には不幸な結果に終わり、読者がそうなってみたいと思うような存在であってはならない。
6.どんな場合でも善が悪に勝ち、犯罪者はその悪行の報いを受けなければならない。
7.過剰な暴力シーンはこれを禁止する。残酷な拷問、苦痛や不必要なナイフと銃の描写、痛々しく、血まみれで恐ろしい犯罪はこれを削除する。
8.ユニークで通常考えられない方法による武器の秘匿法はそれが完全に実行不可能である場合を除き描写してはならない。
9.彼らが犯罪や悪徳を犯している場合、特定の犯罪への報いとしての場合を除き、法執行官が犯罪行為の結果命を落すのは認められない。
10.誘拐事件は詳細に描かれるべきではない、拉致、誘拐者がその行為によって利益を得、それを増やすような描写はなされるべきではない。どんな場合でも、犯罪者、誘拐犯はその報いを受けねばならない。
11.「犯罪(Crime)」という言葉はコミックスマガジンのカバーにおいて他の言葉より目立つ形で書かれてはならない。「犯罪(Crime)」という言葉は単独でカバーに書かれてはならない。
12.「犯罪(Crime)」という言葉のタイトル、もしくはタイトルへの使用は自制されるべきである。
一般的基準B
1.コミックマガジンはタイトルに「ホラー(Horror)」、「恐怖(Terror)」を使うべきではない。これらの言葉がコミックブック内で使われる場合にも適正な使い方を求める。(委員会では「ホラー(Horror)」、「恐怖(Terror)」の語をサブタイトルとして使用することは適正とは認めない)
2.すべての恐怖シーン、過剰な流血、残酷で恐ろしい犯罪、腐敗、性描写、サディズム、マゾヒズムは認可されない。
3.すべての毒々しく、嫌らしい、恐ろしい絵はこれを削除する。
4.悪を扱う物語が収録されたものが消費されたり、出版されたりする場合、その趣旨は道徳的な問題を扱ったものでなければならず、悪を魅力的に描いたり、読者の感受性を傷つけるものであってはならない。
5.ゾンビ、拷問に関連する描写は含まれるべきではない。吸血鬼、グール、人狼は、フランケンシュタインやドラキュラ、その他エドガー・アラン・ポー、サキ(H・H・マンロー)、コナン・ドイルら尊敬すべき作家たちによって書かれた名高い文学作品が世界的に受け入れられ、読まれているような伝統的な方法に従って書かれている場合には、これを認める。
6.麻薬などの薬物中毒は危険な習慣として以外は描写されるべきではない。
 麻薬などの薬物中毒またはその不法な取引は以下のようなかたちでは描写、表現されるべきではない、
 a,どのような形であれその種の薬物の使用を認めたり、勧めたり、正統化したりするような扱い
 b.画像、テキスト、台詞によってその常習による効果を強調するような描写
 c.麻薬などの薬物中毒が簡単に克服できると示唆するような描写
 d.薬物売買、接種用器具、および麻薬の扱い全般に関する具体的な描写
 e.麻薬などの薬物売買による利益の強調
 f.子供が麻薬販売や使用にかかわっているかのような描写
 g.直接、間接に麻薬摂取の方法を示唆する描写
 h.薬物摂取が物語の大部分を占めていたり、結末の最後のコマで描かれて終わっていたりといったかたちで強調された描写
一般的基準C
特に以上の中に含まれていない要素、技法であってもコード設立の趣旨に反し、読者の健全さ(good taste)や品格を損なうと考えられるものは禁止されるべきである。
台詞
1.冒涜的な言葉、卑猥な語句、猥談、下品な言葉、単語、シンボルにかかわらず好ましくない意味を持つものはこれを禁じる。
2.特に予防されるべきものとして、肉体的な疾病や奇形を示唆するようなものは言及を避ける。
3.スラングや口語表現の使用は認められるが、過度の使用は戒められるべきであり、出来る限りあらゆる箇所で正しい文法に基づいた言葉が使われるべきである。
宗教
1.いかなる宗教的、人種的グループに対してもこれを嘲笑し、攻撃する表現は認められない。
コスチューム
1.ヌードはどんな形であれ禁止する、淫らだったり、過剰に肌の露出したものも同様である。
2.女性はどのような身体的特徴も誇張せず現実的に描かれるべきである。
結婚とセックス
1.離婚はユーモラスに扱われてはならない、また好ましいものと描かれてもならない。
2.正しくない性的関係はこれをほのめかしたり、描いてはならない。暴力的なラブシーンや性的アブノーマリズムはこれを禁止する。
3.家族を扱う場合はすべて子供と家族の生活の保護を最終的な目的にすべきである。モラルコードを破壊するのではなく、報われるように描くべきだ。
4.レイプは直接的にも間接的にも描いてはならない。性的誘惑は描かれないほうがいい。
5.性的倒錯やそれを類推させる表現は同様に固く禁じる。

広告の問題に関するコード

(1954年度版から変更されていない)




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