15話

「どうしてお前が!?」
そう、何故か真枝が俺の家に来ているのだ!!
「何故って、お前は素行が悪いから家庭訪問しに来たのだろう。」
ここで一旦言葉を切り、意地の悪そうな顔でこういった。
「それとも、私がここにいたら困るのか?」
こいつ、わかって言っていやがる。しかし、このまま蒼樹と石居が来たら本当に困った状況になる。
そこで、俺は蒼樹と石居にケータイで連絡をとることにした。先に蒼樹に電話した。
「俺の家に真枝が来てるんだけど!?」
「とりあえず、石居もここにいるからこっちに来て。」
「何故石居がお前のところにいるんだ?」
「……どうでもいいでしょ!!」
なんか今不自然な間があった気がする…。まあ、どうでもいいが。
「わかった。今すぐ行く。」
玄関にいくと、まだアリスと真枝が話していた。
「じゃあ俺は行くから。アリス、適当に切り上げて良いから。」
それだけいうと思いっきりダッシュした。
「お前、ちょっと待て!!」
真枝が後ろで何か言っていたが気にしない。

その後、真枝は追いかけて来なかった?奴ならすぐにでも追いかけて来ると思ったんだが。
とりあえずもうすぐ蒼樹の家に着く!!
そのとき、
「お前、忘れてないか?」
目の前に、真枝が現れた。「私も宇宙人なんだぞ?」
「お前ら何なんだよ!?」
俺は逃げようとした。
「だから、無駄だって。」
どれだけ逃げても目の前に現れる。
俺は恵に忠告されたことを思い出していた。


最終更新:2012年04月22日 12:20