「新世界誕生編番外 ギミックの一日3頁目」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
前は[[こちら>>http://www4.atwiki.jp/magamorg/pages/9687.html]]
***新世界誕生編番外 ギミックの一日
タッタッタッと、長い廊下に、ギミックの走る音だけが響く。
「しかし、どうしてこんなことになったんだ?」
あの爆発に、これほどの破壊力。もしかすれば、誰かが前もって結界を張っていたのかもしれない。
そうすれば、城内部の破損はなし。外への影響もないと思ったのだろう。
しかし、それを上回る力を持つ「何か」がこれほどの破壊力を生み出した・・・と。
「そう考えるのが妥当か。っと、ここがアマさんの部屋か」
長い廊下を走り終わると、突き当りに金色の扉が待ち受けていた。
しかし、その扉も、ところどころ金がはがれ、もはや鉄の壁と化していた。
「しかし、どういうことだ?」
ギミックは気が付いた。
ここまで来るのに、兵士がヒトリックの抱えていた奴が一人だけとは。
「しかもここの扉の前にも兵士がいねぇ。普通は見張りがいるだろうよ」
不思議に思うギミックだが、今はそれどころではない。
「邪魔するぜアマさん!!」
バァン!と勢いよく開けた扉の先には・・・
「ん?誰だ、お前」
見知らぬ奴が立っていた。
「へ?」
さらに、その奥にはアマテラスが打倒されていた。
その状況を理解した。
こいつは、アマテラスの命を狙っている、と。
「てめぇ、アマさんに何をした?」
「あん?俺は単にここへ来ただけだが。そしたらこの鳥が倒れてたんだよ」
「『来ただけ』?それじゃあなぜアマさんが倒れてんだよ」
「だから俺h「もう我慢できねぇ!この際だ!死んで詫びれ!!」
そう言い放って背中の[[ドラガシラ>>http://www4.atwiki.jp/magamorg/pages/9122.html]]を抜き、目の前の奴に襲い掛かる。
「くそっ!だから俺は言った通りだっつーの!」
相手も負けじと大剣を持ってギミックと鍔迫り合いになる。
ガキィ!と刀と剣が擦り合わされ火花を散らす。
「てめぇ、名前は?!」
「俺は[[エンソウ春徒>>http://www4.atwiki.jp/magamorg/pages/9492.html]]・・・ッ!別の世界からやってきたらこの有様だぜ!!」
「だぁーっ!いい加減に真実を吐けぇ!!!」
バキィン!と剣を弾き、春徒の喉元に刀を向ける。
「残念だが、これが真実だ!!」
しかし、その刀に向けて、春徒は炎を放った。
それにすぐさま反応し、宙返りをうち、炎を避ける。
「ちぃっ!なら、その口をたたききらねぇとぉ」
刀に手を添え、その手を先まで伸ばす。そして、
「ダメかぁぁぁああ!!!!」
と言い放つと同時に刀を横に斬る。すると、刀から横長の衝撃波が発射された。
それになんの動揺もせず、剣を縦に向け、腕を伸ばし、
「貴様もその首を取らなきゃぁ、」
衝撃波を、
「わからねェかぁぁぁぁ!!!」
真っ二つに
斬り裂く。
「なんだ、少しはやるじゃねぇか」
ニヤリと不敵に笑うギミックに、春徒はフッと、笑みを零す。
「これでも俺を疑うか?」
その表情を見て、ギミックは刀を締まった。
「その度胸、買ったぜ」
と、春徒に近寄り、手を伸ばす。
「あぁ、俺もだ」
それに応えるかのように、春徒はキミックの手を握った。
ライバル
「これが、戦場で芽生える、『好敵手』って奴か?」
「んまぁ、だいたいあってんじゃねーの?」
と、二人で笑う春徒とギミックだった。
その頃、
「・・・春徒の居場所がわかったわ、すぐにそっちへ向かうから、あとは頼んだよ。
『ヒトリック』?」
つづく。
乾燥、五時、羊などのご指摘藍←
***感想、誤字、脱字などのご指摘覧
#comment