ミクトラン・ゲート アンコモン 闇
 1マナ 呪文
■自分の墓地にある能力を持たないクリーチャーを1体、バトルゾーンに出す。
 (条件を満たすことで能力を得るクリーチャーは
  このカードの効果では、バトルゾーンに出せない)
■O・ドライブ:光×1・水×1・闇×1・火×1・自然×1
 (この呪文を唱えるとき、自分のマナゾーンでさらに1つの文明につき
 1枚までカードをタップしてもよい。そうした場合、次の●能力を得る)
●光:自分の手札から、能力を持たないクリーチャーを1体バトルゾーンに出す。
●水:自分の山札から、カードを1枚引く。
●闇:自分の墓地から、能力を持たないクリーチャーを1体バトルゾーンに出す。
●火:自分のマナゾーンから、能力を持たないクリーチャーを1体バトルゾーンに出す。
●自然:自分の山札の上から、カードを1枚マナゾーンに置く。
作者 mpedm

評価


O・ドライブ無しで発動できる基本的な効果であるバニラ限定《インフェルノ・ゲート》が実は一番実用性があったりする。
《ダンディ・ナスオ》の効果で黒マナを補充、バニラクリーチャーを墓地に送れば最速で2ターン目にナスオ1体とパワー5000級1体が用意できる。赤単もびっくりの速度である。

バニラクリーチャーの踏み倒しを行う効果をメインにするとなると、扱いが難しい。
例えば白青黒赤の四色でデッキを組み、早い段階で《エマージェンシー・タイフーン》等で墓地を肥やしておけば、4ターン目辺りには普段なかなか見ることのできない《粛清の伝道師ラー》《メテオレイジ・リザード》軍団の勇姿を拝めるだろう。
ただしこの用途でデッキを組む場合デッキの構成は異色を極めることになり、事故率も高まる。ビルダーの腕が試されるカードであると言える。

踏み倒し効果が特異な反面、残りの水、自然のO・ドライブは1枚ずつのドローブースト、マナブーストと非常に堅実な出来上がりとなっている。元々のコストが闇1のみであるため、《ラブ・エルフィン》の恩恵を受けることができずかつてのボルバルブルーのような動きはできないが、チューター色+黒のビートダウンでは安定剤として挿してみてもいいだろう。非常に色拘束が強いように思われるが、闇マナさえ賄えれば擬似的に手出し《フェアリー・ライフ》または《エマージェンシー・タイフーン》としても活用できるので、汎用性は高い。 

以上のぞれぞれの用途にシナジーは皆無に等しいので、5色デッキを組んで5色O・ドライブを発動することはほとんど無いだろう。
共存しうるとすれば、軽い除去コントロールにバニラ展開の機構を組み込むような形になるだろうか。 tenryu

バニラデッキを組めば必然的に能力は使えるものの、果たしてそれが強いのかw
純粋な能力についてはtenryuさんに付け加える事はないのでO・ドライブのほうについて考えて見ます。
自然はブースト、火はマナからの召喚。
水はドロー、光は手札からの召喚。
と、このように闇以外は友好色同士である程度のシナジーを構成している。
さすがに5色でバニラデッキを組む勇気はないのでそれぞれの友好色で検討。
■自然、火、闇
この色のデッキといえばキリュービート、ベンチビートなど・・・おっ!
この二つのデッキはどちらも能力付加クリーチャーをメインにするため、ある程度バニラでも動けると思いませんか?そしてどちらも大量展開型・・・。シナジーしてます。
墓地肥やしの切り札「ダンディ・ナスオ」が使えるあたりも嬉しいですね。最近では「カラフル・ダンス」もかな・・・?
■水、光、闇
この色で大量展開が大事なデッキとしては、「ハイドロ・ハリケーン」辺りが挙げられるでしょう。
普通あのデッキの呪文は最小限に抑えられてるものの、このカードならば入れられるでしょう。1枚で2、3体出せるこのカードなら!
しかし、墓地肥やしのほとんどは水に頼らなければいけないのが残念なところ。ハイドロデッキはできるかぎり水を減らしたいためだ。

以上の観点から既存のデッキにもある程度組み込めるデッキはあるであろう。1マナというところ、闇さえ入れば色々なデッキに組み込める柔軟性から見ても評価は高いだろう。しかし、このカードを入れると普段使いづらいバニラをデッキに入れないといけないため、デッキ構築力が問われる1枚になりそうだ。 MorG
最終更新:2008年07月12日 00:54