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戦国武闘会の招待状は光文明にも届いた。
世界中がこんな大会に熱狂してる。もちろんこの光文明も。
出場が一般的な様ではあるが、無駄に傷つくのはゴメンだ。
「だってこんな可愛い顔に傷がついたら、あなただって悲しいでしょ?」
鏡に向かってホワイトは呟く。たしかに綺麗な顔立ちではあるが、その言動のせいか光文明では、変人扱いだ。
でも、彼女は1人なんかじゃ無かった。
彼がいたから――

そういえば最近、彼の姿を見ていない……
ちょっと心配になって、忙しそうに情報処理の仕事をする予言者に彼の所在を聞きに行ってみた。
「あ~……戦国武闘会とやらに出場してますよ」
面倒そうに答える予言者。
「本戦には出ていません。予選で倒れたんですかね」
その言葉に耳を疑った。
予選で倒れた…?
確かに彼はそんなに強く無い……でも…

彼と突然すぎる別れだった。
最後に彼と会ったのは…いつだっけ?
部屋に戻ると、我慢していた涙が流れてきた。
何で?私に何も言わずにいっちゃったの…?
私が行けば、彼を守れたのかもしれないのに……!
悲しみはやがて、怒りへと変わる。
そして怒りは自分の生きる目標を定めた。
こんな、こんなくだらない戦いなど無ければ、彼と別れることは無かった。
もう誰も失わない。もう誰も争わない。
もう誰も悲しまない未来を作ってやる―!

そんな決意をした彼女が、こんな噂に惹かれるのは必然だった。
世界を変えようとしている奴らがいるらしい。
争いの無い平和な世界にしたいらしい。
大衆は馬鹿なことを言うものだと嘲笑った。
でも彼女にとって、それは希望だった。
それが、事実なら……

彼女はそんな噂を信じて、地上へ降りた。
彼女を止める者などいなかった。

ん?でも、どこに行けばいいのかな?
そんな行き当たりばったりの旅は意外と早く終わった。
水文明の都市でのんびりしている1人の男に道を尋ねた。
「あの…革命とかしようとしてる人達知りませんか?」
「そりゃあ、私だよ~」
意外すぎる返答だった。
「革命するんですか?」
「そだよ~」
この人、なんか信用できそうにないな……
「ブリュメール?」
突如現れる男、後に聞けば名はデスらしい。
「やぁ、元気にしてたか?」
2人は知り合い?
てかこんな美少女ほっとかないでよ!
「ん?早速仲間を見つけたのか?」
「うん」
なんか勝手に話が進んできている。どうやら私も既に仲間な様だ。

「よーし!革命するぞー!」
ブリュメールが立ち上がって言う。
「おー!」
そう言うのはホワイト。この辺のノリは良い。

デスはやれやれと言った感じで、腕組みして立っている。
でも内心、ちょっと希望を持っていた。
どうせ戦国武闘会後、世界は疲労困憊だろう。
この調子で仲間を集めれば、あるいは世界をひっくり返せるかもしれない。

少し早いが、革命はもう遠く無い気がしてきた。