【1】
いつかの時代。何処かの世界。
戦国武闘会復活を望むサムライ達の声に各地に聞こえ、新たなナイト・サムライが現れている…のは世界の一部。

だが、情勢は彼ら関係無く、過去の歴史と同じく、悪化の道を辿っていた。
各文明間の緊張は日に日に高まり、文明領土の外れでは小競り合いが起きているのが日常となり……。

全120種。SR10種、VR10種、R30種、UC30種、C40種。
(+1ドリーム5種)

この弾で登場する新キーワードは、サムライの名門・神祈(全文明)、幽朧(自然/水/闇)、武烈(火/自然/光)と、ナイトの新興一門・因果
新能力として、召喚Sと召喚ЯSを予定。
新種族はサイボーグ、フォートレス、ミュータント。
また、新たなソウルとして《T(タイム)・ソウル》が登場。


【火】
SR
VR
R
UC
C

【自然】
SR
VR
R
UC
C

【光】
SR
VR
R
UC
C

【水】
SR
VR
R
UC
C

【闇】
SR
VR
R
UC
C

【多色】
SR
VR
R
UC
C

【+1ドリーム】(5種類)


【2】
ある時、光文明は自らの力を誇示する為、最終兵器の一つである終劇の精霊グランド・フィナーレの封印を解き、オリジン残党殲滅にあたらせた。

その精霊は一砲撃目で樹海を焦土に変えた。二砲撃目に山脈を崩した。三砲撃目に海を二つに裂いた。四砲撃目に多くのオリジンの命が失われた。―惑星文明史第十二巻六章より抜粋

だが、とあるオリジンの反撃により、暴走を起こしてしまう。

光のシルヴァー・グローリーが崩壊し、水の遺跡が破壊され、火の要塞が壊滅した。

結局、この事件は、ナイト・サムライを中心とする各文明連合軍によって鎮められた。

各文明に対して光文明が引け目を感じているのをいい事に、魔焔の斬佐オルゼキアを筆頭とする火・闇連合軍が光文明の本拠地である天空都市に侵攻。

この戦闘には、各文明が研究していたサイボーグが初めて起用され、光器霊サンドラなど予想以上の戦果を上げる者もあった一方、原子竜アトミック・M・ドラゴンなど暴走で敵味方関係無く混乱させた者もいた。―惑星文明史第二十四巻二章「文明と技術」より

この戦いは、邪眼財閥の生き残りである邪眼の滅公ヴァツァーリーⅠ世と火文明が推薦した黄昏の少将W・マツラ、天雷財閥の天雷大王アレクサンドロスⅢ世の三者により、一時休戦を結ぶまで続いた。


【3】
その夜のパーティは、とても華々しく、賑やかだった。
闇文明の外れ、自然文明に接する邪眼皇ピョートルⅡ世の館では、邪眼財閥の他、天雷、魔光、氷牙…といった各財閥家とその当主が集まり、《戦国武闘会》再開に関する意見交換と財閥家間の交流を和やかに行っていた…が。


大きな音を立てて唐突に、館の壁に穴が開いた。

飛び交う悲鳴。混乱。罵声。怒号。また悲鳴。

舞い上がった埃の中、穴の向こうから、錦のマントを翻し、魔銃を構えた騎士を先頭に無数のナイトが現れた。
マントと甲冑に刻まれた文様、そして、引き連れたナイトを見、ピョートルは言い放った。

"貴様ら… 新興の…[[因果]]の騎士か! そしてお前は、ディオゲネスか!"

ディオゲネスと呼ばれた錦のマントの騎士は、構えた魔銃を下ろし、"そうだ"と答える。
その答えを聞き、天雷大王が口を開く。

"何をしに来た? いいか、我ら天雷は…いや、全ての現存財閥は貴様らの存在を認知せん! よって去れ!"

"これは天雷大王様。我々は認知されようと来た訳ではありません"

"何かね?"と氷牙皇帝。

"宣戦布告をしに、参ったのです"

そう言うとディオゲネスは未完成の新魔弾を放つ。
後に完成し、因果弾エンドレス・ループと呼ばれ、数多のクリーチャーに戦慄を走らせる魔弾を。

だが、そんな事をされて抵抗しない財閥家ではない。
直ちに、高名な騎士による激しい反撃が繰り出された。

だが、因果の策略カルネアデス公魔弾ルイン・ザ・ロードを放つ。
放たれた狂気の魔弾により、仲間割れを起こす騎士たち。

そこには、混乱しかなかった。だが、邪眼の滅公ヴァツァーリーⅠ世は状況を打破するべく、賭けに出た。
幾重にも掛けられた封印を解放し、禁術ブラックエンド・アヴァランチを放つ。
黒い崩壊が、見境なく襲う。

これにより、双方、犠牲者を出しながら因果一門は撤退。
後に残るは、因果の魔弾と禁術による爪痕と、犠牲者、崩れかけた屋敷、宣戦布告を受けた騎士たちだった…………。

【4】
その頃、水中都市の奥深くにて、サファイア・ウィズダムの意思を継ぐ者と自負する、サファイア・アルヴィス(未作成、または名前を間違っているよ)は新生体素材《カラーイート》を、混迷する各文明に送りこんだ……。

前夜編

最終更新:2011年02月26日 05:12