「現在の三角頭蓋手術の問題点」の編集履歴（バックアップ）一覧はこちら

「現在の三角頭蓋手術の問題点」(2006/01/05 (木) 18:15:08) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<h2><font color=
"#006600">現在の三角頭蓋手術の問題点について、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　沖縄県立那覇病院・下地医師は　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以下のように考えている。</font></h2>
<p>《問題点１》　<font color=
"#FF0000">手術適応となる児</font><font color=
"#FF0000">の顔貌や頭蓋骨の変形があまりにも軽度のため、三角頭蓋の診断でいいのか。</font></p>
<p><font color=
"#993399">⇒　</font>頭蓋縫合早期癒合症（狭頭症）の基本的な診断は<font color="#993399">縫合部の骨の盛り上がり（ridge）</font>を触れることである。ここで取り上げている三角頭蓋も触診（理学的所見）でridgeを触れることから始める。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<font color="#993399">ridgeが無いと三角頭蓋と診断（※）してはいない</font>。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その中<font color="#663300">でもごく軽度</font>という症例は、診断にためらってしまう場合もあるが、<font color="#993399">ridgeや前頭葉の多少の狭小化</font>などがあることは否めず、結果として軽度三角頭蓋の診断に至っている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※診断には、理学的所見・３D-CT・神経放射線学的な検査などを用いる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</p>
<p>《問題点２》　<font color=
"#FF0000">これまでの基準で臨床症状を引き起こすとは考え難いというのがコンセンサスであるから、このような軽度の症例には手術適応になるかどうかという点。</font></p>
<p><font color=
"#993399">⇒　経験的に軽度三角頭蓋が発達障害と関係があるとした</font>ことから始まった。未だ何処の施設でもやっているという手術ではない為、コンセンサスを得るには時期尚早。</p>
<p>《問題点３》　<font color=
"#FF0000">手術後の改善は、自然発達によるものに過ぎないのではないかという点。</font></p>
<p>⇒　我々（下地医師ら）は、<font color=
"#993399">手術による効果だと確信</font>しているが、学問的に言うと<font color="#993399">「EBM（evidenced　based　medicine）※」の領域にない</font>。今後、十分な数の非手術群との比較や、発達障害における症状の改善の度合いを明確な基準をもって評価をしていく必要がある。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※EBMとは、証拠に基づいた医療</p>

<h2><font color=
"#006600">現在の三角頭蓋手術の問題点について、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　沖縄県立那覇病院・下地医師は　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以下のように考えている。</font></h2>
<p>《問題点１》　<font color=
"#FF0000">手術適応となる児</font><font color=
"#FF0000">の顔貌や頭蓋骨の変形があまりにも軽度のため、三角頭蓋の診断でいいのか。</font></p>
<p><font color=
"#993399">⇒　</font>頭蓋縫合早期癒合症（狭頭症）の基本的な診断は<font color="#993399">縫合部の骨の盛り上がり（ridge）</font>を触れることである。ここで取り上げている三角頭蓋も触診（理学的所見）でridgeを触れることから始める。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<font color="#993399">ridgeが無いと三角頭蓋と診断（※）してはいない</font>。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その中<font color="#663300">でもごく軽度</font>という症例は、診断にためらってしまう場合もあるが、<font color="#993399">ridgeや前頭葉の多少の狭小化</font>などがあることは否めず、結果として軽度三角頭蓋の診断に至っている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※診断には、理学的所見・３D-CT・神経放射線学的な検査などを用いる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</p>
<p>《問題点２》　<font color=
"#FF0000">これまでの基準で臨床症状を引き起こすとは考え難いというのがコンセンサスであるから、このような軽度の症例には手術適応になるかどうかという点。</font></p>
<p><font color=
"#993399">⇒　経験的に軽度三角頭蓋が発達障害と関係があるとした</font>ことから始まった。未だ何処の施設でもやっているという手術ではない為、コンセンサスを得るには時期尚早。</p>
<p>《問題点３》　<font color=
"#FF0000">手術後の改善は、自然発達によるものに過ぎないのではないかという点。</font></p>
<p>⇒　我々（下地医師ら）は、<font color=
"#993399">手術による効果だと確信</font>しているが、学問的に言うと<font color="#993399">「EBM（evidenced　based　medicine）※」の領域にない</font>。今後、十分な数の非手術群との比較や、発達障害における症状の改善の度合いを明確な基準をもって評価をしていく必要がある。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※EBMとは、証拠に基づいた医療</p>