左   術後                     右  術前
このMRIは、ある女の子3才後半の手術前後の
MRI比較写真である。

術後2ヶ月のMRI検査のため、病院に行ってきました。
これは、その時のお話です。

先生いわく、『前頭葉付近の変化が、術前と術後では、良く分かるだろ』とおっしゃいました。                                

たしかに、MRIのいくつかのスライス写真は、素人が見ても変化の判別がつく状態でした。また、スライスの位置によっては、?も有りました。

その判別のつく写真は見た目に、術前より術後の前頭葉が、大きく見えるものでした。                                     

それまで、術後に前頭葉の大きさの変化が起こること自体の認識は持っていたのですが、前頭葉の成長(大きさ)は年単位のことだろうと思っていましたから、2ヶ月でこの状態は、ビックリでした。                          

   

私の考えでは、これは脳の成長と考えるよりも、圧力によって圧縮されていた脳が、術後解放されたことによって起こった、急激な現象と考える方が自然かなと、個人的には思いました。                   

そのほか、大きさの変化の時期として考えられることは、術前の頃です。、

術前の写真は、手術5ヶ月前の写真ですから、この間に成長が有ったかもしれません。ただし、あのおでこの状態に、あの頭の形では、中身が大きくなることは逆に、不自然な感じがします。やはり少なくとも、術後起こったことだと私は思います。                           

そのとき、先生はいつもの調子でしたから、このことは特別な事では無く、普通に起こる出来事なのかな?と、納得しつつ診察を受けました。

冒頭に掲載した写真は、術前術後を分かりやすく対比させる為に、切り貼り加工をしてあります。  

『右側が術前』  『左側が術後』 です。


この時の私は、これを信じた。
釈然としないものはあったが、具体的にそれを考えることは出来なかった。    それは、目の前で余りにも判りやすい説明を受けたからだ。



それって本当なのか? 素人が調べると。     

               


その後、 独自に画像を検証した結果、脳の拡大の事実はなく縦の長さが短くなったことによる目の錯覚であることが判明した。

この写真は、1番目の写真と同じものです。黄色と赤色のトレース線が入っていますが、これは右側の術前を基準にして、
左側の術後がどのくらい変化があるのか比較するための基準線です。トレースの位置は右側を以下の基準で行いました。

黄色・・・・頭蓋骨の外側のライン (外表面)
赤色・・・・大脳の表面のライン        

左側の写真に、このトレース線を重ね合わせると、術前と術後の変化が客観的に確認できるわけです。

そこで、左側を確認すると、頭蓋骨の形の変化のほか、前頭葉付近にラインのミスマッチがあることが確認できます。明らかに術後の方が縦の長さか短くなっています。
拡大ではなく、縦の長さが短くなったことによる、目の錯覚が起こってしまったのです。ですからここで、この検証を根拠に過去の表現を訂正します。

*拡大は、起こらなかった。これが真実です。


そして、新しい事実を別に見つけました。
術後はおでこの出っ張りがなくなりましたが、頭の中では外見と同じように、出っ張りの形(脳の形)が変わっていたのです。
そこで疑問が出ました?

『 手術で大脳には何も手を加えないのに、自然に形が変化するのはなぜか、そして縦の変化が短くなることで、この部分(どこかへ逃げた?)は大脳の働きに影響を与えたのかどうか?』


この答えが知りたいのです。

どなたか、意見を下さい。
素人の考えでも構いません。



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最終更新:2006年01月20日 14:46