WebLogic+MySQLのXA環境構築手順
以下のプロダクト/バージョンに基づいてXAのテストを行う際の環境構築手順について記します。
- MySQL5.0.7
- Connector/J5.0系最新nightlybuild
- WebLogic8.1
MySQLのセットアップ
特に設定をおこなわなくともXAが使えますので、通常通りにダウンロードおよびインストールを行います。
ユーザ権限についてはlocalhostからパスワード無しのrootユーザ、および匿名ユーザのアクセスが行えれば(デフォルトでこの状態)この後のテストでも問題ありません。
MySQLのバージョンは基本的には5.0以上であればXAが実装されていますのでどのバージョンでも構わないと思います。
Connector/Jのセットアップ
Connector/JのJARファイルをクラスパスに通します。クラスパスに通すことでWebLogic8.1からロード可能になります。
WebLogicのセットアップ
WebLogic側では通常のインストールの他に、ドメインの作成、データソースの設定を行う必要があります。
まずインストールを通常通りに行います。
ドメインの作成
Configration Wizardを使ってドメインを作成します。データソースの設定はこの後に行いますのでここでは特にデフォルト以外の設定はおこなわずに進めます。
WebLogic8.1であればmydomainという名前のドメインが作成されると思います。
データソースの設定
ドメインmydomainでサーバを起動し、その後WebLogic Server Consoleを起動します。"mydomain>サービス>JDBC"から接続プールとデータソースの設定を行います。
※WebLogic8.1ではデータソースの設定前に接続プールを作成しておく必要があります。
「新しいJDBC接続プールのコンフィグレーション 」からデータベースタイプを「mysql」、データベースドライバを「その他」を選択します。
ドライバ クラス名: | com.mysql.jdbc.jdbc2.optional.MysqlXADataSource |
URL: | jdbc:mysql://localhost:3306/test |
データベース ユーザ名: | root |
上記の設定で作成したら、「接続」タブの詳細オプションから以下の項目にチェックを入れます。
- トランザクション完了まで XA 接続を保持
- クローズ時にトランザクション コンテキストが必要
- コミット専用に新しい XA 接続を使用
- XA を一度だけ終了
次はデータソースの作成です。今作成した接続プールを指定してデータソースを作成します。
同様の作業を2回繰り返せば、XAテストに必要なデータソースが2つ設定完了です。