ネットライムとは

インターネット上の掲示板やSNSで行われる、韻の要素を取り入れた作詞活動のこと。通称ネトラ。
基本的に1対1で互いの詞のクオリティや内容の優劣をつけるBATTLEがメインである。
その原型はRAPのMC BATTLEである。
韻だけでなく時にはアナグラム、回文、縦読みなどを取り入れるライマーもいる。
また、必ずしも韻を踏んでいなければならないという決まりはない。
音楽と文学の融合と言ってもいいかもしれない。

その起源はHIPHOPイベントとして有名なB-BOY PARKのHPにリリックを投稿する掲示板があり、携帯電話(ガラケー)や一般家庭へのPCの普及もあり、そこからネットライムが生まれたとされている。

マナー

ネチケットを守る。
小節間でスペースや改行をすることで、読み手が読みやすいようにする。
大会などでは積極的に判定に回る。
判定の際は判断理由と感想を添える。
バトルの外(判定や雑談)ではDISしない。
よほどの事態でない限り、大会等で、猶予切れは避ける
猶予切れの時は相手に謝罪を入れる
よほどの事態がない限り、BATTLE中にバトル以外の発言は避ける
他人のバトル中に乱入しない(乱闘版は除く)

バトル

主に1対1のバトル形式で行われる。プレイヤー同士が互いに作詞したリリックを投稿し、その優劣を競い合う種目である。勝敗の判定は複数名の他のプレイヤーの主観により決められる。
判定基準としては韻のクオリティ、相手への批判(dis)、比喩、戦略性、おもしろさ、自己のアピール、表現力、独創性、論破能力、ボキャブラリー、パンチラインなど多岐にわたる。
バトル前には先攻後攻どちらでいくか、相手が投稿してから、自分が投稿するまでの猶予、バース数、判定期間などを決めておく。
一般的な猶予は48時間か72時間 バース数は2か3、判定期間は48時間か72時間。
小節数を自由とするか、8小節、または16小節と制限するルールもある。
小節の定義については、RAPと異なり、トラックもフローもないため、1行=1小節と捉えるのが2018年現在、一般的である。

中にはあらかじめ設定されたテーマにのっとりプレイヤー同士が作詞し、その優劣を競うテーマバトルや、パンチラインの優劣を競うパンチラインバトル、子音の優劣を競う子音バトルなどもある。

各サイトやサークル、コミュニティで大会が行われる場もある。
1ON1トーナメントが主流だが、タッグバトルや3ON3、リーグ戦の大会などもある。
大会参加者が大人数に渡る場合では予選を行う場合もある。

最終更新:2018年06月01日 00:35